第20話 女の恨み A Woman Scorned
脚本/Zahir McGhee 監督/Tony Goldwyn
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【前回までのあらすじ】
サイラスはチャーリーに対してジェイクとオリヴィアの関係を
調べる様指示する。ジェームズはサイラスからディファイアンス
の件を聞かされたことで激怒。メリーはフィッツに対して
迎賓館に引っ越す事を語る。フィッツはオリヴィアに対して
愛しているか?と問うと、愛しているがもう関係は続けられない
と語る。
【ストーリー】
オリヴィアはいつものようにトレーニングの為に水泳にいく。
するとジェイクがずっと見張っていた。これは君を守る為だと
いうジェイクに対して、盗撮した上に病院送りにしたとして
危険があるとすればあなただと語る。ジェイクは顔も見たくない
だろうがこれは上官命令であり僕は海軍将校なので最高司令官は
大統領だという。命令に背けば軍法会議にかけられ投獄にも
なり反逆罪にも問われるという。
オリヴィアはフィッツに直接電話すると、あなたの子犬を帰らせ
てと語る。フィッツは君の身が心配だとすると、こんなことを
していれば色々と勘ぐられると語る。メリーはもう出て行った
事を告げ、今はホワイトハウスに一人でいるという。尾行は
辞めてとすると電話を切ってしまう。しかしすぐに今度はフィッツ
はジェイクに電話し、警護を拒否するのであれば重要参考人令状
を取って身柄を拘束して留置場に入れてでも安全を守るといって
いる事を聞かされる。
サイラスは声明の準備をしてくれと語る。
メリーが迎賓館に移動したのはテディが水疱瘡で大統領はまだ
かかったことがなく免疫無しなのだという。その為にメリーが
移ったと発表するという。
そんな中ジェームズも何故かその場に座っていた。彼は夢みたい
なことが起きたとし、BNCからオファーが来たのだという。報道
番組に出ないかと誘われたとのこと。子育てをするという約束
をしたが、最高のシッターを雇う事を告げ、仕事以外では子供
の面倒を見る事を語る。第二のアンダーソン・クーパーになれる
かもしれないとしこれはチャンスなんだという。サイラスに
出ても良いかと許可を求めると、サイラスは忙しさも有って
二つ返事で良いぞと語る。テレビに出演しろと声を掛ける。
ハリソン、デビッド、クインとアビーは防犯カメラ映像を
確認する。ハリソンは病院で見た男だとし野球帽を被っていた。
カメラの位置を知り尽くしていて避けているというクイン。
デビッドは耳しか見えないと語る。アルバトロスの部下で
ハックを襲った男だろうという。他にカメラはないのかという
アビーだが、クインは見つけたのはこれだけだという。そんな
中、立ち直ったハックがやってくると、手伝う事を語る。
ハックは映像を見てこの耳はチャーリーのものだと語る。
サイラスは大統領に対してメリーと話をしてくれと語る。
しかしフィッツは癇癪を起こした子供は変に構わず放って置くのが
一番だという。メリーのハッタリには乗らないというフィッツ。
オクール夫人や要人たちとフィッツは挨拶を交わしていた。
サイラスは地下道を通ってメリーの元に行くと、子供のように
駄々を捏ねるのは辞めてくれと語る。ファーストレディらしい
振る舞いをして欲しいと語り、こんなことをしても効果は無いと
語る。メリーはレイチェルに対して、BNCのゲイルに電話して
くれたかと問うと、朝の夜のゴールデンタイムに出演して
全てを話すという。つまりタイムリミットは36時間だという。
フィッツには過ちを認めてこういって欲しいと告げ、「心から
家族とやり直したいと願っている」と言わせるのだと語る。
そうしなければ、「大統領はアバズレに魂を抜かれた」と発表
すると語る。
オリヴィアは事務所に出社した途端にサイラスから電話が鳴る。
今フィッツとはどうなっているのかというサイラス。メリーが
迎賓館に出て行き自分の夫が浮気していると発表しようとして
居る事を語る。オリヴィアは彼とは終わったことなので関係無い
とし、人生にも結婚にも割り込む気は無いと語る。
そんな中オリヴィアはみんなに対してコソコソとして何を相談して
いるのかと問う。ハックが防犯カメラ映像からハックやオリヴィア
を襲撃したのはチャーリーであり、彼はサイラスに雇われている
のだという。つまり内通者はサイラスだと語る。
その頃チャーリーはジェイクの部屋に侵入するとサイラスに電話
し、オリヴィアとジェイクが性交渉しているVTRを見つけたと
語る。ここぞという時に使うというサイラス。
ハックはオリヴィアに対してチャーリーならばオレの弱点を
知っているとし合点がいくという。ウェンディの持っていたファイル
を持ち出せる人も僅かでサイラスはその一人だという。オズボーン
がハメられたと行った時にも逆上していたと言うと、オリヴィア
はサイラスとは親友であり彼とは長い付き合いなのだと語る。
その彼が国を裏切った内通者のアルバトロスであると断定する
には全員が100%の確信を持ってからだという。前に疑った人は
最終的には死んだのだと語る。
チャーリーについて調べることに。
しかし本名はハックも知らなかった。だいぶ前に彼の自宅に
行ったことが有るとし、ビルトモア20番通りだという。しかしいざ
管理人の元に行くと昨年の6月には出て行った事を知る。
小切手で支払ったということ。ヤツが好きなことは殺しだという。
また砂糖が好き、甘い物が好きで、ペストリーヤやドーナツパイ、
デニッシュ、シナモンロールにも目がないと語る。
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オリヴィアはフィッツがジェイクを使って今まで監視活動を
していた事を知り、退院した今になっても尚、執拗な尾行・警護
が続いていることに対する違和感を覚える。オリヴィアはフィッツ
に対して関係は終わっているとするが、フィッツはまるで聞く耳
を持たないとばかりに、「愛している」とか言わず一人の女性に
対する固執した姿が有る。そんな状況の中、事務所ではオリヴィア
とハックを襲った人物に関して、防犯カメラ映像を分析した所、
チャーリーという影の人物が関わっていることが分かる。
ハックによるとチャーリーを雇っているのはサイラスであり、
2年前から彼を雇って動かしている事を知る。そして内通者は
そんなチャーリーを雇ったであろうサイラスではないかというもの
だった。オリヴィアとしてはこれまで長い間親友だったことを
考えれば、その事実が信じられず、全員が100%確信を持つまでは
断定するのは危険だとして、取りあえずはチャーリーのことを
調べていくことになる。しかしチャーリーの行動に関しては、
なかなか謎の部分が多く、プロの殺し屋というだけ有って、痕跡は
殆ど残していなかった。
なんだか気持ち悪い人が実に多い事(笑)
ジェイクが気持ち悪いか、フィッツが気持ち悪いかという感じだけど、
ビジュアル的には、サイラスとジェームズの性的関係を臭わす部分
はかなり来ていた。ズボンが落ちた時には、流石に相当な破壊力が
有ったぞ(笑)
自分は潔癖症ではないけど、寝て起きた瞬間にキスするシーンとか
見ると無性に気になるものがあるんだよね。
オリヴィアって今でもフィッツのことを好きなのだろうか。
「私が欲しいならば行動で示して!」と語るまでは本気で嫌がっている
のかと思ったのに、ストーカーまがいのことをされても好きでいられ
るブレない心を持つオリヴィアはある意味凄い。
今回は上述したけど、結構色んなシーンでキスするシーンが
多かった。これぞ”スキャンダル”の名に恥じないところという
感じか。
オリヴィアとフィッツが最後にキスしたのはもちろんのこと、
ジェイクがオリヴィアと真摯になって話合おうとした際に、
オリヴィアにフィッツとのことに言及しようとした際には、
オリヴィアはキスしてその口をつぐんでいた。
今回はほぼ政治的要素はなくなり、ホワイトハウス周りのエピソード
と共に、内通者探しの為にチャーリーの追跡を通して、サイラス
の嫌疑を精査していく流れだった。
人間の中にはある程度無意識に習慣付いているものが有るのかな
と思うけど、チャーリーのそんな行動習性を調べていくことになる。
チャーリーは甘い物が好きだということで、近くのスイーツ店に
調査しにいくクインの中に成長する姿が見て取れた。同行するデビッ
ドがチクチクっと彼女に対して、「犯罪の証拠は隠滅しても行列には
割り込む事はしないんだな」と呟くところが笑えたけど、クイン
だって被害者の一人なので、その辺はオブラートに包んで欲しい気が
する。
チャーリーはヘルドンベーカリーで毎週木曜日の6時にカノーリを
購入する事。携帯をマルチラテレーションで調べていくことで、
アダムスモーガンの書店に通っている事が分かる。
そこでデビッドが見つけたのは、「読書クラブ」の存在で、
マージー・デピューという人物がメトロポリタンエリアで8つの読書
クラブを主催していることが判明する。
そこに参加するメンバーの写真から、Tシャツには「本好きはベッドの
友が居る」とするジュディ・マクギャヴィンのメッセージが有ったり、
タミー・ブレイクリーという女性とチャーリーが接近していた
ことが分かる。ただタミーを調べると彼とは今夜デートすることに
なっているとのこと。残念ながらチャーリーは来なかったけど、
彼女からは彼がこれまでしてくれたことについて色々と聞くと、
パソコンが盗まれた際に新しいのをプレゼントしてくれたということ
から、法廷速記者である彼女のディファイアンスでの大陪審での
記録を盗んだことが判明する。ディファイアンスの件でチャーリー
を使っていたのであれば、内通者ではないということになる。
そもそもサイラスはフィッツが大好きであること。
サイラスがメリーとフィッツの仲を取り持つ際に、オリヴィアを
消したらどうかとする流れが有ったけど、アレはジェイクの部屋
でチャーリーが見つけてきた証拠を突きつけて引かせようとした
だけなのだろうか?サイラスが殺害を命じる人物ならば、とっくに
ホリスなんかも処分していそうな感じはする。
心はもう完全にメリーを応援しているのだけど、正直BNCの件は
サイラスがニセのインタビュー番組を作って流した振りをして
いるだけかと思った。しかし実際にBNCを動かしてジェームズを
起用させたのはメリーのアイディアだったのかな。
その辺の流れはイマイチよく分からなかった。
またしてもローワンとジェイクの会話する姿。
そこでジェイクはチャーリーによって行動がバレていることが
判明。一体誰が何の為に・・・って感じだけど、ジェイクは
ウェンディの機密文章の中には、大統領、副大統領、国防長官、
首席補佐官、サイラスしか見られない最高機密の情報が入って
いたということなので、その誰かが蹴落とそうとして繋がって居る
のか。ローワンがどういう役職なのかが気になるね。
ジェイクはサイラスを疑っているとしてオリヴィアに話していた
けど、二重スパイっぽくなっているようだ。
あとハックがオリヴィアに対して、アマンダ殺しはチャーリーの仕業だと語って
いたけど、まだ判明していない事実だったんだっけか?
俺たちにも掟があるというけど、その掟とは一体何なのか。もうやりたい
放題って感じにも見えるのだけどね。
●使用された曲
・Scandal End Theme
Composed by Chad Fischer
・Got to Give it Up by Marvin Gaye
・You’re All I Need to Get By by Marvin Gaye & Tammi Terrell
■検索用キーワード
・
オリヴィア・ポープ (Kerry Washington) フィクサー、”リヴィー”
ハリソン・ライト (Columbus Short) 弁護士
アビー・ウェラン (Darby Stanchfield) 調査担当
リンジー・ドワイヤー/クイン・パーキンス (Katie Lowes) 弁護士
ハック (Guillermo Diaz) 技術担当・元CIA
サイラス・ビーン (Jeff Perry) 大統領補佐官
フィッツジェラルド・グラント(Tony Goldwyn) 大統領
ディヴィッド・ローゼン (Joshua Malina) 連邦検事補 -> 弁護士へ
メリー・グラント (Bellamy Young) 大統領夫人、ジェリー、カレンの母
ジェイコブ”ジェイク”・バラード (Scott Foley) 統合参謀本部大佐
チャーリー (George Newbern) 暗殺者
ジェームズ・ノバク (Dan Bucatinsky) サイラスのパートナー
タミー・ブレクリー (Amy Farrington) 法廷速記官
ローレン (Sharmila Devar) 秘書、サイラスがジェイクに電話させる。
ローワン・ポープ (Joe Morton) ジェイクと精通
メアリー (Kate McGregor-Stewart) 秘書、孫のリサイタルだと
— (Amir M. Korangy) Turkish Prime Minister
レイチェル (Molly Baker) ファーストレディの秘書
— (Jeffrey Markle) Landlord
ベイカー (Kendra Danielle Smith)
— (Tiffany Giddens) Baker’s Assistant
ダニエル (Roderick McCarthy)
— (Adam Critchlow) Secret Service Agent
— (Gladys Khan) Indian Prime Minister
カーン (Mobin Khan) Pakistan Dictator President
— (Jaswant Dev Shrestha) Pakistani Minister