ホワイトカラー White Collar シーズン4 第7話 敵は敏腕フィクサー Compromising Positions

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第7話 敵は敏腕フィクサー Compromising Positions

脚本/Matthew Negrete 監督/Paul Holahan
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エレンはこれまでニールの面倒を見てくれていた。そんなエレン
からニールの父はサムと共に潜入捜査をしていた事実を聞く。
エレンは何者かによって殺されるが、死ぬ直前にサムのことを
信用するよう告げる。ピーターはニールに対してサムに中立の
立場で逢いたいとメッセージを送るよう告げる。

そんな中ニールの元に”CitizenSam1@airstream.org”からメール
が届く。君の条件で・・と書かれていた。
ニールはサムと遭う為に要求された場所にいくとサムは車で
やってくる。ニールはその車に乗せられ、人気の無いブリッジの
下へと連れて行かれる。
サムは今はキャフリーなのかベネットなのかと問われると、
ベネットの名は捨てたという。エレナの本名がキャスリン・ヒル
だということを初めて知る。ニールはあんたはエレンの葬儀に
来ていた人だろうと問うと、ワシントン警察で父と相棒だった
のかと問う。サムはお前の父が捕まってからダレも信用出来ない
のだという。
サムは質問はオレからするが、「答えが気に入らねば側坐に帰る」
という。”FBIでは何をしているのか”、”葬儀で一緒だった男は
ダレなのか”。エレンは一人に殺害された訳では無いとし、オヤジ
が捕まえた連中が絡んでいるのだという。そいつらは警察や政府
で出世し、FBIにも存在していること。保身のためならば何でも
するヤツラだとすると、ピーターに話して一緒に捜査しようと
語る。しかしサムはエレンの情報が漏れたのはソイツのせいかも
知れないと語り、FBIは抜きでやるという。30年以上エレンが
集めた証拠を洗うとし、その資料は何処に有るのかとニールに
尋ねるが、エレンはそれをあんたに渡すつもりだったのだという。
それを聞いたサムは、「お前の答えは何もかも気に入らない」と
して車で出て行ってしまう。オレはエレンと父の真実を知りたい
だけだと訴えるが・・立ち去るサムの車に鍵穴に鍵を入れると
壊されてしまう。

ニールは自宅に戻るとモジーにサムのことを相談する。
ニールはサムが乗っていた車は走行距離が少なかったので
レンタルカーだろうと語る。キーにプレートがついていたこと。
六角形ならストレートフレートかゼニスだろうというモジー。
鍵穴が詰まったグレーのSUVが修理に出ていないか調べるという
モジー。サムはニールのことを信用していないのだろうという
モジーはお前もサムのことをちゃんと調べた方が良いのではないか
と告げる。ピーターにFBIのシステムを使って調べてもらったら
どうかと問う。ピーターはコソコソしていればつけてくるハズ
だという。しかしニールはピーターを巻き込んだらまたクビが危
うくさせる可能性があるという。以前と同様に黙認してもらうべ
きで話は通しておくべきだという。

そんな中FBIの知能犯専門のオフィスのピーターの元には
地方検事補のジョシュ・ブライソンが来ていた。
ヴィクター・デランシーの不動産詐欺の件で、ピーターは投資家
を装い近づき、ニールはキャプリン環境調査サービスとして
潜入捜査をしていた。デランシーはその中で土壌汚染のことを
口にし、発がん性物質・白血病になるとされるベンゼンの小瓶
を見せられており、土壌サンプルに混ぜると行っていたこと。
その土地から住民を立ち退かせて家を取り壊して暫くしたら
高級マンションを建設すると言っていたが同様の手口で以前にも
詐欺を働いているのだという。その件はピーターは証人として
陪審員の前で証言することを求められていた。

ニールはチームの元にやってくると、ジョーンズとダイアンから
ピーターは現在デランシー裁判のリハーサル中であることを聞く。
ダイアナによるとボスは犯人を逮捕するよりも証言するのが
好きだという。デランシーは不動産詐欺以外にも98の公民権違反
で有罪になっているという。ジョシュは証拠のベンゼンが出ていない
のでピーターの証言が頼みだと語る。
ニールはオレもベンゼンのビンを見ているので証言しようかと
するが、ダイアンもジョーンズも「元詐欺師の証言でアテには
ならない」ことを語る。ピーターは証言を見たければ傍聴に来い
と語る。しかしニールはオレには鉛筆削りの仕事があるし、
証言は一種の詐欺だろうと語る。陪審員を信じ込ませることが
目的で不都合な事は言わないのだという。

裁判ではリハーサル通りに進むかと思ったが、ジョシュは法廷
にいる女性の姿を見ると突然動揺する。そしてこともあろうか
ピーターに対して、デランシーの自宅で何を押収したのか?
という質問をしてしまう。その時は何も押収はしていないが
小瓶を見たことを口にすると、デランシーの弁護人から異議を
唱えられる。
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ニールはエレンを殺害に関連し、自分の父親の件も含めて情報
を知るであろうサムと接触を図る。
一方ピーターは不動産詐欺を繰り返し行っているヴィクター・
デランシーの裁判の件で、潜入捜査の過程で被告から見せられた
土壌汚染を誘発するベンゼンの件を法廷で証言しようとする。
ニールはピーターに対して証言もある意味詐欺のようなもので
陪審員を騙しているのではないかとする疑念を持つも、少し
法廷で自らも証言台に立ってみたいと感じて居た。しかし
ニールの経歴が足枷となり、検事補のジョシュは法廷での証言と
してニールは不的確であることを告げる。
そんな中、裁判は始まるが、ジョシュは打ち合わせとは違うこと
を言い始める。後々話を聞くと、ジョシュはデランシー側の雇った
フィクサーによって脅されていたことを知る。

ドラマとしてはニールが本格的に過去に向き合うことで、禁断の扉、
パンドラの箱をまたしても開けてしまったのではないかする流れ
が出てきた。
警察官だったニールの父親に起きたことを調べようとしていた矢先に
殺害されるエレン殺しを画策した組織とは果たして何者なのか。
エレンが信用しろと言うサムと初めて接触したことで、組織が
政財界だけでなく警察組織にも及んでいるであろうことを臭わせる
ものを知ることになる。

ニールに対して愛のない敵対意識を持つ捜査官たちは、どの人物も
敵に見えるけど、とりわけ怪しいのは、シーズン3から4に渡り
ニールを捕まえようとしていたFBI捜査官とか、突然ピーターの上司
として出てきたヒューズとか、ピーターのことを常にクビに追い込もう
としている”上層部”ということになるのかな。
ニールが語る様にエレンの死のタイミングが内通者・FBI捜査官周り
でニールの動きを監視しているであろう人物の存在を感じさせるもの
が有り、30年もの間証人保護を受けていたエレンが殺された背景
にはやはり根深い組織の闇というのが関係していそうだ。

この辺は追々分かっていくことだろうけど、ピーターに迷惑を
かけたくない思いから、またしても隠し事をしながらこの流れを
こなしていかねばならないとする難儀な一面が出てきてしまった。
しかし意外と早くにピーターが感づいたことで、ピーターとニール
の間の絆が壊れることはないかなと。

ドラマではフィクサーとの対決だったけど、流れを見ると、このフィ
クサーがしていることに関連し、ピーターやニールに対する「善悪の
線引き」について示唆するものとして描かれており、ピーターが
行っている行動は善なのか否かを問いかけている。

ピーター周りの仲間を守る為に法を犯すといったご都合主義的流れ
が悪の方へと足を踏み入れているのではないかとする流れも見え隠れ
する。捜査の為と称して法に対して常に厳格だったピーターが最近
では柔軟性を持ち、ニールやモジーのすることに目をつむるという
流れがあるが描かれた。モジーのしていることに耳を塞ぐために
モジーがパリに住んでいた頃に口述式の日記をイヤホンで聞いて
いるという辺り笑えるところ(笑)。その日記によると1983年3月に
はパリにいたみたい。
そんなモジーは45年前に謎とパラドックスが愛し合って俺が生まれた
と語っていることから、45歳なのかと今更ながら知る事になった。
あのモジーが持つチェッキー人形みたいなモジー人形(バーソロミュー)
は一体何なんだって感じだけど(笑)

モジーが掴んだサムの流れではマンハッタンのゼニスレンタカーが
使われていたとのこと。六角形のマークが使われていたけど、
ゼニスというと最近見ている「アンダー・ザ・ドーム」を想像して
しまうな。

シェパードとの心理的駆け引きを通して、現状抱えているそれぞれ
のキャラクターたちの問題点というのも興味深く浮かび上がらせた。
ダイアナが現在彼女と倦怠期にあり、4年前に入れたタトゥーの頃
とは違い、タトゥーは一生残るが愛はどうかと指摘されていた。
(因みにダイアナのタトゥーの四角が象徴するのは安定で、四角を
繋ぐ線は交友関係を意味するのだそうな)。
ジョーンズは父さんに認めてもらえず悩んでいることを指摘されて
いたけど、ジョーンズの父はどんな人物なのかな。意外と”上層部”
の一人はジョーンズの父だったりするのか。

いつもはニール任せの所もあるけど、今回のピーターはかなり冴え
を見せていた。冒頭でのそんなシェパードとの駆け引きで、市長に
電話させて色々と通話記録を取り寄せる流れを作っていたりしていた。

また色恋沙汰でハメられた為に仕返しする方法もまた情事の場面
を使ってシェパードを追い込もうとしたこと。サラを巻き込んでしまう
という流れも有る中で、二度目の作戦ではサラとピーターを絡ませて
それをエリザベスの前で情事シーンを演じさせるというのだから
酷なものが有った。

シェパードはどの段階から嘘だと分かっていたのだろうか。
シェパードの倫理感の中にはピーターがニールを優先するように
して、サラを優先する流れがあるようで、大事なクライアントと
しての対象以上のものがあるような感じだったね。

※シェパード演じたPerrey Reeves。

昨年の秋(2014/9)に8歳年下の男性との結婚報道が取り上げられ
たPerrey Reeves。去年の夏(2014/7)には、「コバート・アフェア」
で共演している主人公のアニー役のPiper Peraboも14歳年上の
男性と結婚した報道が有ったばかりで、現場では相当盛り上がった
であろうことだけど、残念ながら「コバート・アフェア」の
シーズン更新は行われず打ち切りが決定。

「アントラージュ★オレたちのハリウッド」のMrs.アリ役、
「コバート・アフェア」ではケイトリン・クック役で出演。
(シーズン5(ファイナルシーズン)からの登場なのでどんな役なのか不明)

ニール・キャフリー (Matt Bomer) 天才詐欺師
ピーター・バーク (Tim DeKay) FBI知能犯専門チームの捜査官
モジー (Willie Garson) ニールの友人、犯罪者社会との深いコネ
ダイアナ・バリガン (Marsha Thomason) FBIピーターの部下
エリザベス・バーク (Tiffani Thiessen) ピーターの妻
クリントン・ジョーンズ (Sharif Atkins) FBI ホワイト・カラー・ユニット
リース・ヒューズ (James Rebhorn) FBI・ピーターの上司
ジューン (Diahann Carroll) ニールのアパートの大家

サラ・エリス (Hilarie Burton) スターリング・ボッシュ/保険調査員

ランドン・シェパード (Perrey Reeves) フィクサー
ジョシュ・ブライソン (Michael Torpey) 地方検事補
— (Sharon Washington) Delancey’s Lawyer
— (Catherine Mary Stewart) 判事
サミュエル・フェルペス (Treat Williams) “サム”、元刑事
— (Grace Abbott) Delancy’s Girlfriend
— (Christopher Stadulis) 救命士
ヴィクター・デランシー (Nicholas Turturro) 不動産詐欺

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