ホワイトカラー White Collar シーズン4 第13話 眠らぬエンパイア・シティ Empire City

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第13話 眠らぬエンパイア・シティ Empire City

脚本/Channing Powell、Daniel Shattuck 監督/Tim DeKay
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エレンが集めた証拠を格納している金庫の鍵をモジーに調べて
もらう。プラット議員が関係していることは明らかで、ピーター
は巨人を起こしてしまったようだと語る。そんな中ピーターは
走行中に突然ブレーキが利かなくなり衝突事故を起こして一時
入院することになる。上院議員を調べていたので誰かがヤメさせ
ようとしたのだろうとしてエリザベスは知ってしまうと、
ニールに関して鍵の件ではピーターを巻き込まずに一人で探して
欲しいと語る。ニールは鍵をこっちに来てから作ったハズで
鍵穴を見る限り何処かの景観であることは間違いなかった。
同時にピーターはジョーンズも鍵のことを調べていて、ニール
はオレを出し抜いたと思っているが追いついたと語る。
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モジーはタクシー運転手としての資格を取ると、乗車する客の
情報からなんとか該当する場所のヒントを探していた。
ウォーターストリートの倉庫に銅パイプが有る。
一方ニールはエレンの最初のアパートから見える眺めを調べる
が一致せず・・・。ピーターとジョーンズはニールの行動を
監視装置から把握していた。
俺たちが鍵を持っていることは知らないだろうというピーター。
しかしジョーンズはピーターに対して奥さんに鍵を調べている
のは内緒でしょという。ニール関係の仕事は危険度が高いので
心配をかけるという。
そんな中エリザベスが帰宅すると、ジョーンズはそそくさと帰宅
する。エリザベスはピーターが腕を吊っていないことに違和感を
覚える。

モジーはタクシーで情報を調べていた。ニールはモジーに対して
エレンはブルックリンブリッジパークからボートを見るのが
好きだった事を語る。

一方ピーターとエリザベスは何故ニールが目の前で嘘を付いた
のかについて話合っていた。エリザベスはニールは貴方に鍵のこと
を調べて欲しくないのだろうという。ピーターはアイツは隠す事
は有るが、嘘は付かない事を語る。特に何の理由もなく嘘を
つくことはしないと語る。エリザベスは危険なことに巻き込みたく
ないのではないかと告げる。

ニールはセントラルパークの丘、ソーホーの元彼の部屋からの
景色を調べるが一致しなかった。オレが知っている場所と何か
関係が有るハズだという。
そんな中、モジーは自分が取得した5V78というタクシーの車両ナン
バーと同じナンバーのタクシーを見つけて、一体アイツは誰だ
と憤怒する。

エリザベスは今回の件で貴方は重傷を負い、ヒューズが解雇された
こと。プラット議員は危険だとすると、それならば個人として
関わるのではなくFBIとして止めて欲しいと語る。ニールが
何かを企んでもオレは関わらなければ安全だというピーター。

そんな中ニールから電話が鳴る。
モジーがハル・フーパー名義でタクシー運転手として登録して
いたが、別人がモジーの登録証を使って営業をしていたのだと
いう。その犯人を追うためにモジーは信号を5つも無視して
タクシーを飛ばしたというのである。ピーターはモジーの為に
罰金だけで済むようにしたと語る。タクシーの営業権を得る
にはタクシーリムジン委員会から免許を買うか、タクシー会社
から借りることが通例だった。しかし免許は100万ドルでオーク
ションに出される程の人気のあるものだった。ピーターは
どうやってモジーがその権利を手にしたのか?と問うが、
ニールは聞かないでやってくれという。しかしモジーはオレの
方が白タクだと思われるとし誰かが場蔵しているのだという。
それならばハル・フーパーとして被害届けでも出すか?という
ピーター。

ジョーンズに対して色んな情報を集める為にモジーはタクシー
の免許を持っているとし、車を「黄色い恋人」だと言っている
という。ダイアナはそれを聞いて気持ちが悪いとするが、そう
いう人も多いことを知る。
モジーの購買証書をチェックしたが合法で、4ヶ月前に営業免許
を得ていた。しかし持ち主はゴッサム・タクシーの経営主の
ルーク・デュサークだという。委員会の職員が記録を捜査してい
るのかも知れないという。新米とか最近来たばかりの移民ならば
申し出を躊躇するハズで狙っているのかも知れないこと。
ルークのことを追おうという。ピーターはアイツが何かいう度に
逮捕したくなるが、今回は確かに被害者かも知れないと語る。
しかしFBIが行っても記録を渡してくれないだろうとして、
ピーターは、ピーター・ビリングス・タクシーリムジン委員会と
して接触するとニールに語る。

モジーはゴッサムタクシーのタクシー運転手たちと雑談していた。
モジーにはオレとピーターに任せて置くよう告げるが、モジーは
「三人寄ればモジーの知恵」というだろうとして言って聞かなか
った。
ニールはモジーと共に5V78の車のGPSに細工して何処に行くかを
監視しようと語る。

その頃ピーターは経営者のルークと接触するとドライバーの中に
違法営業しているものが居るとして乗務記録を確認したいこと
を語る。
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ニールはエレンが残した鍵の金庫が何処に有るのかを探ることに
なる。鍵の凹凸から何処かの景観を表しているであろうことを
掴み、自分やエレンと何か関連の有る場所だとして、場所を特定
しようとする。そんな過程でモジーも情報を集めてタクシー運転手
をしていると、モジーは偽名こそ使っていたが、合法的なタクシー
営業の許可証を手に入れて運転しているのに対して、同じナンバー
登録で営業している白タクを発見。何者かが書類を偽造して
不正に営業許可を与えているのではないかとして、雇用主である
ゴッサムタクシーの経営者・ルーク・デュサークを調べていく。

違法に営業免許を与えている人物を特定する為に奔走するというもの。
組織的に関与している案件ではなく、個人的な形で関与している
ものなので少なくともそれ程の恐怖感は生まれなかった。
しかも経営者の男性は服役した過去があるとはしていたけれど、
弟思いの良い人っぷりだったことも有り、発覚しても大事に至らない
だろうなとは思っていた。それを知ってピーターたちも兄を
逮捕せず弟だけを逮捕する方法を模索していく。

ドラマとしてメインの流れから脱線したかなと思うけど、一応
関連づけて捜査に関わらせていく流れは上手く出来ていたと思う。

古き良き時代に経営していた「コットンクラブ」に込められた思い。
一つの店に込められた思いがそれぞれ別の形で存在し、今尚そこに
有るということが如何に大事なものなのかを浮かび上がらせる。
店で流れる音楽が今と昔を繋ぐものとして上手いこと役割を果たして
いくところは絶妙だったし、マンハッタンという最先端の文化が
飛び交う中で、取り残された感じの店だけれど、デジタル社会に
押されて見過ごされたアナログ的役割が、実際には思い出とか過去
の違った世界を堪能するのに必要な側面が有って上手いこと、
象徴的なものとして存在を浮かび上がらせた。

「コットンクラブ」というとどうしても映画版のイメージが強い
ので、ギャング時代の物語を彷彿とさせて恐怖心を煽っている
ところも有ったのかな。
さらに今回不正を働くタクシー会社の名にゴッサムとつくと
「バットマン」を思い出してしまうという(笑)

潜入捜査の過程で音楽的知識が必要になり、タクシーリムジン委員会
の職員として潜入した後、今度はレコード会社の職員として接触
したピーターとしてはそれらしい発言を求められ、エリサベスが
モルガナ・キングのアルバムを聞きながら呟いていた言葉を投げかけ
て信用を得ていた。
「音楽はマディソンスクエアガーデンで生まれるんじゃない。
こういう所で生まれ、別の街に旅立つもの」。
そんなエリザベス自身もイベントプランナーとしての視線が上手く
店の経営に関して、矛盾点を引き出した様子。ただこの手の店の帳簿
の誤魔化し程度では流石に不正としては可愛いものだった。

またシガーガールとして潜入したダイアナ。
笑ったら殺すとしてジョーンズに言っていたけど、笑ってた(笑)
でもそんなダイアナがまた可愛らしい。
ジョーンズとしてはプリンシビートという葉巻を吸いたかったと
していたけど、ラストで店のものに手をつけたジョーンズには
捜査官としてイエローカードかと思わせつつ、律儀に金を払っている
姿が有った。

ダイアナが金庫室に潜入した際に、デルモンが居る事を知らずに
入ってしまい言い訳もつかないかに思われたけど、
上手いことアドリブで、「ジミー・ラッシングの初版を古くさい
ジャズのレコードなんて言ったら承知しない」としてイニチアチブ
をいつの間にかダイアナが握るように持っていくところは上手かった。
案外捜査を抜きにすれば、ダイアナとデルモンは良い感じの関係に
なりそうだけど、ダイアナが同性愛者だということを思うと、
流石にそれも叶わずか。

そしてなんと言っても今回の主役はジューンだった。
彼女は元々「コットンクラブ」で歌手活動をしていた人物。
夫のバイロンはドン・バイアスと組んでいたこと。
プロモ的なものを示す為に、レコードを持っていく。其の中に
上手いこと金属探知機を通り抜ける為の音声認証のデータを
すり込んでおくところなど見事だった。

さて鍵の件では、ニールとピーターのどちらが先に突き止める
のかの勝負にもなっている感じ。エレンとニールが知る特別な
場所なのでピーターが入る余地はないかと思っていたけど、
ニールと同時にピーターもまたその場所にたどり着くのだから
凄いね。摩天楼と言えばやはりエンパイヤーステートビルという
ところになるのか。

コルクを取っているというニールのクセをよくピーターはよく
覚えて居たね。

■使用された曲

・Ain’t Nobody’s Business by Diahann Carroll
・Harlem on My Mind by Diahann Carroll
・Some of These Days by Diahann Carroll

ニール・キャフリー (Matt Bomer) 天才詐欺師
ピーター・バーク (Tim DeKay) FBI知能犯専門チームの捜査官
モジー (Willie Garson) ニールの友人、犯罪者社会との深いコネ
ダイアナ・バリガン (Marsha Thomason) FBIピーターの部下
エリザベス・バーク (Tiffani Thiessen) ピーターの妻
クリントン・ジョーンズ (Sharif Atkins) FBI ホワイト・カラー・ユニット
リース・ヒューズ (James Rebhorn) FBI・ピーターの上司
ジューン・エリントン (Diahann Carroll) ニールのアパートの大家

デルモン・ウェルズ (Bill Bellamy) “コットンクラブ”経営、兄
アンジェロ・ウェルズ (Keith Robinson) タクシーリムジン委員会、弟
ルーク・デュサーク (Joe Forbrich) ゴッサムタクシー経営者
アール (Eliyas Qureshi) ゴッサムタクシー
ワンダ (Haneefah Wood) ゴッサムタクシーの車両管理
— (Danny Fischer) Guy
— (Leopold Lowe) Man

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