第3話 拭いたい過去 Wiping Away the Past
脚本/Victor Levin
監督/Rob Bailey
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エヴリンは夫と寝たら国に返すとしてカルメンに告げる。
マリソルは息子のエディはパウエル家の家政婦のフローラの死亡
当時凶器のナイフを手にしていたことから殺人容疑で捕まる。
彼はハメられたとしてマリソルは訴える。ゾイラは娘のヴァレン
ティナや雇い主のレミに恋している事を知り、彼は友達ではない
として近づけばたたき出すと言われるが、レミの母・ジュンヴィ
エーヴはヴァレンティナが息子に恋をしていることを知り、
協力してくれると約束する。
スペンスは妻のペリが男性を連れ込んでいるとして自分のもので
はない男物のパンツがあったとするが、ロージーは取りあえず
夫人りペリを助ける。しかしペリは実際にコーディという男と
浮気していた。
オリヴィアがテイラー主催のパーティーにやってきてマイケル
へのプレゼントを渡す。嫌がるテイラーたちの代わりにマリソル
はオリヴィアを追い出すことになる。
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テイラーとマリソルは仲良くなり、二人でスーパーに買い出しに
いく。コールラビって何?ドイツのカブのことだという。
テイラーはアイオワにいた頃が懐かしいとし、ポテト、コーン
ラードなど単純な食材だったことを告げる。マリソルは高級
グルメを出す必要はないとするが、社交クラブの友達を招待
する為にマイケルに良いところを見せたいのだという。
しかしそんな中オリビアもスーパーに買い出しに来ていた。
気が付かれないようにして出て行こうとする二人だが、思わず
見つかってしまう。オリビアはマリソルを見てこの前の件で
謝りたかった事を告げ、あの時の振る舞いは最悪だったという。
私は悪い人間ではないとする中、あなたとは離婚する前に逢いたか
ったと語る。しかしマリソルはテイラーが開いたパーティーなの
で彼女に謝罪すべきだとするとオリビアは娼婦には謝りたくはない
と語る。この人は男に金をもらってセックスする本物の娼婦だと
言われる。
エヴリンはエイドリアンを探すと、マックスウェルが来たことを
告げる。一体何年ぶりだとして久しぶりの再会を喜ぶ。
シーラとの離婚の件は残念だったなというと、寧ろ君たちの方も
メイドが殺されたので大変だろうとのこと。
ジュンヴィエーヴはゾイラに何をしているのかと問うと、これ
からレミの大学の学生寮に荷物を取りに行く準備をしていること
を語る。するとジュンヴィエーヴはサンフェルナンドバレーまで
行ってフェイスクリームを買って来てくれと頼む。レミには変更
を伝えておくというジュンヴィエーヴ。仕方なくゾイラは買い物
に行った後、ジュンヴィエーヴはヴァレンティナをレミの引っ越し
の手伝いをさせることで結ばせようとする。娘はレミ母に感謝
する。
カルメンとサム。サムは彼女に腹が減ることってあるか?と
問うとカルメンはその意図を察してあなたと食事に行くつもり
はないと語る。俺と君とは運命を感じて居るというサムは、
何れ好きになる事を告げる。しかしカルメンは好きになって
所帯を持ち子供を持てばあんたのことを恨むようになることを
告げ、あくまで夢の歌手になることを告げる。しかしサムは
何れ君にイエスと言わせるというが・・・
ロージーはペリに対してあの弁護士は子供・ミゲルを呼べると
言ったのに今になってまたもっと書類が必要だとして金を請求
してくる事を語る。ペリは2、3ヶ月すれば金は貯まるというが
ロージーは浮気男の件で助けたのだから、今度はあなたが私を
助けてと頼む。それを聞いたペリは私を強請るつもりなのかと
問う。私が言いなりになると思うのかと問うと、それならば
あなたの口からスペンスに話をすれば良いという。脅される位
ならば離婚するという。スペンスは二人が言い争いをしている
のを知りどうしたのかと問う。借金を頼まれて断っただけだと
いうペリ。スペンスに言いたいことは有るのかとロージーは
問われ言う事は出来なかった。
テイラーはマリソルに娼婦だとされたことの説明をする。
彼女は20歳の頃にロスに出てきたこと。映画俳優になるとして
来たのは良いが結局撮影所の前の食堂で働くのが精一杯で
6年間ウェイトレスをしたが喰うに困っていたこと。その時ある
男が来て身の上話をしたら孤独でリッチな男が沢山すると言って
楽に稼げるけど興味が有るかどうかを聞かれたという。
そこで愚かな返事をしてしまったとのことだった。マリソルは
マイケルに話すべきだというと、オスカー・ワイルドの言葉を
引用し「聖人君子にも過去が有り罪人にも未来がある」という。
マックスウェルはエヴリンやエイドリアンに対して夕食の際に
妻・シーラと会話していたら、あなたの話はウンザリだと言われ
20年の結婚生活の縁を切られたという。独身に戻れたのだから
楽しむべきだというエイドリアンは何か気晴らしになることを
考えるという。しかしエヴリンはダメだとして夫に告げる。
取り決めでは拒否権はないハズだとすると、頼みだと語る。
私の友人に余計なことはしないでというエヴリンに対して夫
アイツに気が有るのだろうという。彼を巻き込まないでという
彼女は「汚らわしい趣味」だとして非難する。
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●●スタッポード家
夫・マイケル (弁護士)
後妻・テイラー (女優を目指していたが・・)
元妻・オリヴィア (インテリアデザイナー)
メイド・マリソル
関係者・マリソルの息子・エディ (服役中)
マリソルとテイラーが仲良くなり、彼女に迫る危機に対して回避
する為にマリソルが動いていく。勿論その中には自分の目的がある
(息子の無罪を晴らす為)からこその行動では有るが・・・
テイラーは他の雇い主とは少し違うなと思っていたけど、
女優になる為にロスにやってきて、6年間の下積み生活(ウェイト
レス)。そしてエイドリアンによって、金持ち相手に売春婦の様な
ことを持ちかけられていた様だ。
マリソルとテイラーが二人仲良くスーパーに買い物にいく辺りが
憎めないし、彼女は金持ち故の世間知らずというよりも田舎もの
故の・・って感じだね。アイオワ出身みたいで、コーンとかポテト
が良いみたいなことを口にしていた。
娼婦をしていたということをオリヴィアが知ってしまう。
マイケルはテイラーがそんなことをしていたことを知らなかった
様だ。マイケルとテイラーの出会いも実はエイドリアンが引き合わ
せたってことになるのだろうか。
オリヴィアがマイケル周りの仲間相手にその事実を触れ回るので
はないかと感じてマイケルはニューヨークに引っ越しを提案。
一緒にマリソルも連れて行くというが、当然彼女としてはついて
いくことなど出来ない。
オリヴィアにテイラーの過去を吹聴させないようにする為には
どうすれば良いのかということで、頭を悩ますことになる。
オリヴィアがこんなにも近くに住んでいたのも驚きだけど、
マリソルがオリヴィアに取り入る為にテイラーを性悪女として
共通の敵だと認識させて取り入っていく様が上手く出来ていた。
マイケルはまだオリヴィアのことを好きでいると逆に吹聴し、
ニューヨークに引っ越す事になれば彼は何れあなたのことを
忘れるとして留まらせることになるけど、マイケルが知らない所
で動いているとなると、どういう弊害が起きるかだね。
オリヴィアからテイラーが娼婦をしているという事情を知った経緯
について尋ねると、意外にもあっさりと吐いた。エイドリアン
がそんな女性を連れて来て見合いのような事をさせている様子。
それ自体は悪くはないとは思うのだけど・・・ね。
●●パウエル家
夫・エイドリアン
妻・エヴリン
メイド・フローラ (死亡)
パウエル家の謎というのが今回明らかにされた格好だった。
エイドリアンが浮気性なのかなと思っていたのだけど、どうやら
この人、他人同士引き合わせることを名目に、他人が情事する
のを別の部屋から覗くのが趣味なのか。
今回パウエル家にマックスウェルという男性がやってくる。
エヴリンはマックスウェルのことが好きな感じで、以前には付き合って
いた感じ。ただマックスウェルはシーラという女性と結ばれてしまい
エヴリンとしてはエイドリアンと結ばれるしかなかった感じだね。
「取り決めでは拒否権はないはず」
という夫婦の間に色々と取り決めがあるようで、余生をこんな
ゲームを眺めて楽しんでいるところが有るのだろうか。
エイドリアンは金で女性を家に招いて男性客に宛がっていた。
殺されたフローラもその一人だということで、殺された時のこと
をエイドリアンは見ていたという所なのかな。
フローラらしき人物が残した手紙を前回燃やされてしまったみたい
だけど、マリソルはそれを探すみたいなことを言っていた。
処分されたことは知らないハズなので探すアクションがないと
不自然な感じもするけど、今回のマリソルは一切パウエル家には
近づかなかったね。
因みに「親密な飲み会」「汚らわしい趣味」と表現していた。
●●ウェストモア家
夫・スペンス (男優)
妻・ペリ (女優)
子・タッカー
メイド・ロージー
関係者・ロージーの息子・ミゲル (メキシコの母の元)
関係者・ロージーの夫・エルネスト
ロージーはメキシコにいる子供を呼び寄せる為に弁護士と相談
しているが、更なる書類が必要だという名目で弁護士が金を
要求してきた為にペリに相談するも、ビタ一文協力してくれず、
スペンスに話すと彼がサポートしてくれることになる。
ロージーとスペンスはとても良い感じの関係だけど、ハグした
際にスペンスの下半身が硬くなったということで、ロージーと
しては困惑する。
情報の交換は家政婦同士の楽しみなんだろうけど、雇い主のこと
を話すというのは契約違反とかに当たらないのかな。
下半身の大きさを示す際に野菜に例えるところが笑える。
ロージー本人は「セメント製のサラミだ」と語っていた。
ロージーってもう少し野心がある人かと思ったけど意外と純粋
で、スペンスのことを信頼しているところが健気で可愛いらしく
感じる。本当に善意かどうか。男性は見返り無しでは女性に
金をくれたりしないと言われて、強引に庭師を彼氏だとして
スペンスに紹介。「ラウルは嫉妬でアバレます!」とたどたどしい
英語で話すところが笑えた。
スペンスはそのウソはあっさりと見抜いて、正直に勃起した件を
語り合う。心から謝るとしてスペンスは事実を受け入れたけど、
「君への気持ちは胸にしまって置くつもりだった」と言われて、
ロージーとしては更に困惑する。
●●デラトゥア家
母・ジャンヴィエーヴ
息子・レミ (大学生)
メイド・ゾイラ
メイドの娘・ヴァレンティナ
メイドの関係者・パブロ
関係者・アンリ叔父(ジャンヴィエーヴの弟)、シンシア叔母(アンリの妻)
ヴァレンティナがレミのことを好きだと知り、ジャンヴィエーヴが
協力することを語る。ジャンヴィエーヴとしては何か裏が有るのか
と思ったけど、この人、純粋に天然さを持ったセレブって感じ。
ゾイラがレミと娘がつきあう事を快く思っていないことを知り、
ジャンヴィエーヴはゾイラに買い物に行かせる隙に二人を併せ
ようと画策。しかしその件がバレてしまい、ゾイラはジャンヴィエー
ヴの態度に激怒して自宅のあるイーストロサンゼルスに帰って
しまう。ゾイラが一緒にいたパブロは父親なのか夫なのかよく
解らない。
なぜそんなにゾイラが雇い主との付き合いに反対するのか。
過去にゾイラはジャンヴィエーヴの弟のアンリと付き合っていたが
結局アンリはシンシアと結びついてしまったこと。
ジャンヴィエーヴは色々と人を結びつけるけど、逆にお節介が
過ぎるところがあるようだ。
人を結びつけるのが好きだという辺りはエイドリアンにも精通する
ところが有るね。人を結びつけるのは金持ちらの余興みたいなもの
なのか。
一人でスラム地域にいくジャンヴィエーヴの行動も憎めない所が
有り、犬に驚いて倒れて、病院に運ばれた。
レミとしては母にはゾイラが必要なので、一緒に居るだけで母と
ゾイラがケンカするならばこの関係は辞めた方が良いとして身を
引くようだ。
ヴァレンティナとしては裁縫したりして女子度アピールしていた
し、レミがシャツを脱いだ時には結構イイ体をしていて魅力的
だったのだけどね。
●●ルビオ家
主人・アレハンドロ (ラテン系音楽家)
側近・サム
メイド長・オデッサ
メイド・カルメン
元メイド・ボニータ
カルメンに対して有名プロデューサのベラー・ソトからデモCDを
聞いて逢いたいとの知らせが来る。
ベニーとはグロリア・エステファンやエンリケ・グレシアスの
音楽プロデューサーだということで、感激してなりふり構わず
アピールする。しかしベニーとしては、カルメンの体目的なのか
本当にプロデュース気があるのかイマイチよく分からない。
ただカルメンに対して、アメリカではプエルトリコ的アプローチ
ではなく、現地化する為にももっとアメリカンっぽくならなければ
ならないことを告げる。それを聞いてレインズの天気予報で
発音などを練習するところが笑える。日本でも日本語を学ぶならば
NHKを見るのが一番なんだろうけどね。
ただカルメンを好きなサムは完全に足ッシー(死語)くん扱いされて
しまい面白く無い。しかも目の前でカルメンがベニーによって
食い物にされている姿が有り、見過ごさせないけど、夢を潰せば
一生恨まれるとしてなかなか反対できない事情も有る。
カルメンとしては体を捧げようとも売れたい気持ちが有り、
そういうところにつけ込んでくるベニーとの関係がどうなるのか
って感じだね。
サムとしてはカメルンと食事の約束をしていたけど、結局断ること
に。ただそれでも諦めきれないところがある感じで、なんとも
歯切れが悪い。
・Te Quiero by Roselyn Sanchez
マリソル・スワレス (Ana Ortiz) スタッポード家のメイド
ロージー・ファルタ (Dania Ramirez) ウェストモア家のメイド、子供が
カルメン・ルナ (Roselyn Sanchez) 歌手志望、アレハンドロのメイド
ゾイラ・ディアズ (Judy Reyes) ゾイラのメイド、ヴァレンティナの母
エヴリン・パウエル (Rebecca Wisocky) 意地の悪い妻
エイドリアン・パウエル (Tom Irwin) 浮気性の夫
ジャンヴィエーブ・デラトゥア (Susan Lucci) 母、精神不安
ヴァレンティナ・ディアズ (Edy Ganem) 娘、レミにアプローチ
レミ・デラトゥア (Drew Van Acker) 大学生、ジャンヴィエーブの息子
テイラー・スタッフォード (Brianna Brown) マイケルの後妻
マイケル・スタッフォード (Brett Cullen) 主人
ペリ・ウエストモア (Mariana Klaveno) スペンスの妻。女優
スペンス・ウエストモア (Grant Show) 夫、ソープオペラ賞の男優
サム・アレクサンダー (Wole Parks) アレハンドロの側近
アレハンドロ・ルビオ (Matt Cedeno) ラテン系歌手
オデッサ・バラコフ (Melinda Page Hamilton) 足が悪い
オリビア・ライス (Valerie Mahaffey) マイケルの元妻
ベニー・ソト (Carlos Leal) 音楽プロデューサー
パブロ・ディアズ (Alex Fernandez) ゾイラの父?
フローラ・ヘルナンデス (Paula Garces) エイドリアンと浮気
マックスウェル・ローズ (Stevie Ray Dallimore) シーラの元夫
ラウル (Michael Fraguada) 庭師