第5話(18) 沈黙の牙 Dirty Money
監督/Lauro Chartrand 脚本/Keoni Waxman、Richard Beattie
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ワシントン州・シアトル。
道路工事の作業員たちは道路を閉鎖して工事をする。
作業員の一人はドラッグを吸いながら工事をすることに仲間は
文句をいう。
そんな中メキシカンマフィアがその道を通ると邪魔なので
さっさと道を空けろとしてクレームをつける。しかし作業員たち
は突然マフィアたちに発砲して、彼らが乗って来た車を奪取する。
一方ケインら一行はアジトにしている船に乗ってバンクーバー
から移動してきていた。
ケインはマーカムと再会すると、運んでいたのは現金で麻薬で
はないこと。現金にして2000万ドルであり、メキシカンマフィア
の車を襲っている事を語る。必ず報いを受けるだろうというが
事は複雑だという。バイキングムーンとメイソンの現場から
発見された薬莢は同じものだと判明したという。更にそのマフィア
の現金輸送車が襲われた現場からも同じ銃弾が見つかっている
こと。目撃者によると犯人は3人組で一人からメタンフエタミン
が検出されその人物は死亡しているという。
その頃現金輸送車を盗んだ2人はマットという地元の溶接業者
に頼んで金庫を開けてもらおうとしていた。鉄板の厚さは5cm程度。
二重トビラでなければ3時間程度で開けられるという。
一方マーカムはケインに対して一時間前に届いた写真を手渡す。
撮影したのは昨年のことで、写っていたのはボーシャンだった。
2005年に殺害されたハズだろうとし、マーカスもケインも死を
確認していた。両親の希望で故郷で埋葬されたこと。俺たちが
追っている大物とも繋がって居るのかも知れないとし、やり方は
任せるので最優先でこの事件を追って欲しいという。
ケインとサラはメイソンの妻・キャシーの元に合いに行く。
キャシーは夫を失い混乱していたが、ケインは私やサラ、そして
多くの友人が見守っている事を語る。キャシーはここには居ら
れないことを語るがケインは我々はあなたを決して見捨てない
と語る。サラはブレットと暫く落ち着くところへ行ったら
どうかとし、気持ちの整理がついたら戻ればいいと語る。
シムズとケインはメキシカンマフィアのディエゴが居るストリップ
バーにいく。ケインは決してマフィアの男たちからは目を離すな
としてシムズに忠告する。
ディエゴの部下たちにケインが来たと伝えてくれと語る。
すると部下たちはケインたちを奧に通す。しかしそこにいたのは
ディエゴではなかった。あんたら警察のものだろうと問うと、今
すぐ出ていかねば殺すとして周囲を取り囲む。ケインはお前らの
ボスが感謝する話を持って来た事を告げ、こんな粗相をすれば
ただでは済まないとして逆に忠告する。するとディエゴが現れ
部下たちを殴り飛ばす。誰が殺せと命じたのかと問うと、この組織
でそれを命じられるのはオレだけだと語る。ディエゴはケインたち
に対して部下が済まないマネをしたとして謝罪をする。
ケインはお宅ら組織が運んでいた輸送車のことを聞きたいとして
情報を渡してくれれば24時間以内に取り返すと語る。
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ケインたちはカナダ・バンクーバーからシアトルへと戻ってくる。
マーカスからはメキシカンマフィアから輸送車を襲った犯人が
使った銃の薬莢は、臓器売買が行われていたバイキングムーン船と
メイソンの殺害現場で使用されていたものと同じだということで
捜査を開始する。ケインはメキシカンマフィアのドン・ディエゴ
とは顔なじみだということも有り、彼に接触し、自分が24時間内
に盗まれた現金を取り戻すので情報が欲しいとして語る。
ドラマとしてはまた新たにボーシャンという特殊部隊の存在が
明らかになった。
輸送車を襲った人物たちは”クイックシルバー”ということも
口にしていたけど、同一人物なのかどうかもよく分からない。
このドラマって色々と別名(通名)のようなものを引き合いに出し
ては思わせぶりなことを口にするのに、実際には大したヤツラで
はないというところも有るので、大抵肩透かしで終わるんだよな。
ボーシャンは優秀な工作員でアルバニア系アメリカ人二世で、
母はパキスタン人でイスラム教徒だという。ワシントンD,Cで生ま
れて2005年にCIAに入局、海兵隊を経て秘密作戦に投入された
人物だという。コソボ解放軍を探る為に組織に深く潜入した
とのことだけど、その際に死亡したことが確認されている。しかし
死が偽装されていたということでその過程で敵に寝返っているのか、
それとも他の意図が有ってそんな行動を起こしたものなのか。
シムズがサラと会話しているのを嬉しそうにしているとしてジョニー
に指摘されていたけど、シムズ自身は先週彼女が出来たのだという。
先週までバンクーバーに居たのではないかと思うけど、その辺は
よく分からないな。
刑務所に収監されているサリクを釈放させて話を聞く。
サリクを釈放させなくても良いのではないかと思ったけど、泳がす
作戦のようだ。
サリクにはケインとも共通の知り合いがいて、コソボの解放軍に
いた人物だということ。高度な訓練を受けてあるシンジケートの
ボディガードをしている人物で、あるスナイパーを殺す為に
送り込まれたらしいこと。
コソボ解放軍が使っているのはマカロフで、サリクがボーシャン
たちにその武器を売っていた事を知る。
ボスはそのスナイパーの存在を知っているみたいだけど、それが
誰なのか。ジョニーもスナイパーだし、ケイン自身もその腕がある。
メキシカンマフィアの金を巡り、倉庫でドンパチが有ったけど、
相手は訓練されている割に全滅させられるというのも悲しいところ。
ディエゴに金を返す中、ディエゴにも手数料と称して、キャシーに
その一部の金を渡してやり直しの資金にするようだ。
かつてのアンナのように奥さんが敵でなければ良いけどね。
イライジャ・ケイン (Steven Seagal) 隊長
サラ・モントゴメリー (Sarah Lind) 東部から来た刑事、シアトル警察
ジョニー・ガルシア (Jesse Hutch) 捜査官
シムズ (Lochlyn Munro) 捜査官
マーカス・ミッチェル (Adrian Holmes) CIA工作員
ジェシカ・フィンチ (Tanaya Beatty) ハッカー
キャシー・メイソン (Ecstasia Sanders) メイソンの妻
ミラン・サリック (Mike Dopud) 服役中
ルカ (Bradley Stryker) 強盗の一人
ジェク (Nelson Leis) 麻薬をしていた男
マット (Primo Allon) 溶接工
シェルビー (Priscilla Faia) マットの妻
デブリン (Gardiner Millar)
プリーチャー (Aidan Pringle) 銃器を販売した武器商人
ボージャン・ポポヴィッチ (Darren Shahlavi) 2005年殺害された工作員
ディエゴ (Luis Javier) メキシカンマフィアボス
ルナ (Bleona)
ペレト (James Michalopolous)
— (Toby Levins) SADM officer
アーカディ (Martin Novotny)
リチャード・リンチ (Rick Ravanello)
エドワード”エディ”・ゴーゴル (Zak Santiago) マーカスの情報屋
クリストフ・ポランイ (Andy Thompson)
アナ・ゼメンコ (Emilie Ullerup)