スキャンダル 託された秘密 Scandal 第7話 悪魔のささやき Grant: For the People

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March 17, 2014
第7話 悪魔のささやき Grant: For the People

脚本/Shonda Rhimes 監督/Roxann Dawson
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ギデオンはアマンダのことを妊娠させたのがビリーだと知り
呼びだす中、ビリーはギデオンの首元にハサミを刺すと立ち去
る。クインが買い物から帰宅するとギデオンが床に倒れて
辺りが血まみれになっている事を知る。すぐに助けるとして
クインはギデオンに刺さったハサミを抜き取ると、血管から
血が噴き出して結果的にトドメを刺した格好だった。

ホワイトハウスに出勤するビリー。
出入り口の門番をしているモリスから声を掛けられ、ビリーは
今してきたことに興奮していてビクビクとしていた。
秘書のジュリーから本日の予定を言い渡されるが、ビリーの
耳には届いていなかった。ビリーはオフィスで手を奮わせながら
パソコンに向かって辞表を書く。

クインはオリヴィアを呼びだす。
クインは警察を呼んだ方が良いのではないかとするが、オリヴィア
は警察は呼ばないという。警察を呼べば貴方の正体がばれるの
だという。

サイラスとフィッツ大統領。
サイラスはパートナーのジェームズが養子を取ろうとしている
ことを告げ、自分は反対していることを語る。私はもう若くは
ないし、勤務は不規則なのに育てられるハズはないという。
それよりもサイラスは夕べ大事件が有ったとして、大統領が
ホワイトハウスから抜けだして恋人の元に行ったことを問題視
する。フィッツはそんなサイラスに説教かとして聖人サイラス
かと語る。オリヴィアに対して宣戦布告をしながらも逢いたい
なんて節操がないと語る。女性と寝たければ知事のままでも
良かったでしょうと。あなたを大統領にする為にどれ程私が
危ない橋を渡ってきたのか・・。しかしフィッツは私は国民に
よって選ばれて大統領になったのだと語る。
そんな中ソイヤーが大統領の元にやってくると、ジョージア州
でカルトの発砲事件が起きたという。現在アルコール・煙草・
火気及び爆発物取締局(ATF)が対応に辺り三名が負傷している
状況だという。

オリヴィアは職員全員はクインの部屋に連れて来る。
何故通報しないのかとして一同オリヴィアに問いかけるが、
警察に知らせたらクインが困るとし、公式な写真、調書、指紋
を取られたらマズイのだという。事件現場との繋がりを消さなけ
ればならないというオリヴィアにスティーブンは本気なのか
としてオリヴィアの言葉を疑う。キイン・パーキンズは本名では
ないとのこと。今は依頼人としか言えないことを語る。
オリヴィアはハックに対してどのようにしてここから出せば
良いかと問うとゴム手袋が必要だという。スティーブンやハリソン、
アビーは俺たちは弁護士なのに法を犯す行為だとして呆れる。
ハリソンはもう刑務所はゴメンだとするが、たったの3日間だ
ろうと。この事件は永遠に迷宮入りになるのだぞと語る。
ギデオンはアマンダのことを調べていたようだとして、PCを回収。
死んだのは2時間前ねというアビー。クインに対して服を着替える
よう求める。
いよいよ全ての証拠は消したというハック。
オリヴィアは警察に電話して出て行こうとするが、ハックは
ギデオンの携帯がないと語る。急いでギデオンの携帯に電話
し、彼のポケットの中にある携帯を取り出しては逃走していく。

ビリーはサリーの元に手紙を置いていく。
神の祝福を受けた仕事だとして、ビリーはサリーと働けたことが
幸せだったことを語る。

オリヴィアたちはギデオンのことを調べるとアマンダの記事の
真相を暴露しようとして殺されたであろう事を掴む。
誰かがアマンダを大統領に近づけていたのだろうこと。ハック
によると彼は亡くなった日に28本の電話しているが最後の電話は
ホワイトハウスに電話していること。ローガンサークルに住まい
を持つホワイトハウス勤務の男だという。ハリソンはパソコン
の動画を調べるのに2、3時間はかかると告げる。
アビーとスティーブンに対して電話の相手を洗って欲しいと
告げ、ハリソンにはその住所を調べて欲しいという。クインは
自分も手伝わせて欲しいというが、オリヴィアはイスに座って
いる様告げる。

記者会見が行われる。
コルゲートは今朝9時半にジョージア州のヘブンズラチャーの本部
で立て籠もりの事件が発生したこと。ATFの捜査官が撃たれて
重傷だが命に別状は無いと記者達の前で発表する。
そんな中、突然ビリーが会見場にやってくると、コルゲートを
押しのけて突然会見をし始める。
自分は1年2ヶ月サリー副大統領に仕えてきたが、今その職を辞
すること。聖書は言っている・・・偽証者は常に裁かれ何時の
日か必ず滅びるであろうと。この機会に真実を明かすことで
この身が癒されることを願い話すという。自分はアシスタント
をしていたアマンダと付き合っていたこと。彼女が妊娠し、
プロポーズをしようとしていたが、なんとフィッツ大統領が
その巨大な力と特権を悪用してアマンダにセックスを強要した
のだという。私が録音されたテープを見つけたのはその時で
アマンダが持っていたのだという。大統領がその執務室で不倫
した証拠だと語る。

立て籠もり事件の作戦が話合わされている中、みんなが突然
のビリーの会見に目を向ける。
オリヴィアたちの事務所でもその会見を見て大騒動になることを
告げる。
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大統領の不倫スキャンダルに於いて、アマンダの死によって
沈静化するかと思われたが、一部その事実を知っていたギデ
オンはアマンダの死によってオリヴィアとの契約も切れた為に
再び調査する中で、実はアマンダのお腹の中の子はフィッツ
ではなくホワイトハウスに在籍する他の職員である事を知る。
そしてギデオンはその相手が副大統領の首席補佐官のビリー
だと知り呼び出すが、まさに的中であり、アマンダを使って
大統領をゆさぶっていたこと。それを突き出すと、ビリーは
突然彼を刺して逃走する。ギデオンが自宅で襲われた事を知った
アマンダはパニックのあまり取りあえずオリビィアに連絡を
入れ今後の対応に関する指示を求めていく。警察に言うべき
こととの見解だったが、意外にもオリビィアは警察に連絡すれ
ばクインの正体がバレると考えて、それを辞めて証拠の隠滅
を図るのだった。

ここに来て、まるで目立たなかった人たちが一気にスターダムに
のし上がったということで、陽の目を見ていなかった、ビリー
とクインにまばゆいばかりのスポットライトが当たるという状況が
面白く描かれた。ただ本当の意味でオリヴィアを中心とした
フィクサーとしてのドラマが面白く写っているのかと言われると
結構微妙に思っている。それはやはり、オリヴィアの性格性に
有ったり、大統領の資質の問題に有るのかも知れないし、
真実が公にならないところで整合性を図っていくフィクサーという
仕事柄、ビリーのした酷い事実が公表されないところもまた
意外とストレスを感じるところなのかも。

初回からいきなりクインがオリビィアの世界に踏み入れて以降、
なんの説明もなく、ただそこにいるという状態が続いていたので、
「何もしないことが逆に意味のあること」のように見えてしまう所が
「ナンバーズ」のチャーリーに言わせると、「不均一に意味がある
と逆に思ってしまうのが人間の錯覚」的効果(S3-5)を利用したような
ところに繋がって居るのかも知れない。

ハックの方が謎き人の様だったのに、実はクインの方が・・と
いうところはある意味サプライズ感は有って面白いところ。
彼女の証すことの出来ない本当の姿とは何なのかということが、
シーズン2の最初の議題として浮かび上がってくるようだ。

ギデオンを殺害したビリーの行動にもある意味では驚くべき
ものが有り、彼は何のためにここまで行ったのだろうか。
過去に大統領の予備選で、フィッツ陣営が女性票の獲得が難しい
と分かった時に、”架空”の妊娠説を使ったことで、ビリーの中の
クリスチャン的価値感・正義感を刺激するところに繋がったのか。

ビリーの猟奇的姿が有ったかと思えばサイラスの中にもそんな
非情な一面が存在する。汚れ役が首席補佐官の仕事とはいえ、
大統領、副大統領の下につくものたちは、本当にトンでもない
ことをしでかしている。サイラスが冒頭で、フィッツに対して
「私がどれだけ危ない橋を渡ったのか・・」と呟くシーンが
有るけど、本当に純粋に大統領として仕えるものの役割を
果たしているのかは謎だ。

相変わらずサイラスが大統領のことを特別視している理由が
まるで分からず。これは同時にオリビィアのフィクサーとして
の能力というものもイマイチ実感出来ずにいるのは2話辺り
からずっと感じていたこと。オリビィアはともかくフィッツは
指導者として本当にカリスマ性があったり先見の明があるの
であれば、他の人からの指示を仰ぐことなく彼らを説き伏せる
くらいの行動を見せて欲しい。寧ろオリヴィアの方が、門番・モリス
から「あなたがこのゲートを通った途端に全てがガラっと変わる」
とする言葉をもって、偉大さというものを実感出来るものが有る。

事件として同時に進行しているカルトの立てこもり事件。
何気に関係はないと思われる事件だったけど、ビリーがクリス
チャンだとしながらも猟奇的な行動に走る背景には、そう
言った宗教的信念を持つ者に対する価値観と同期するものが有り
狂信さを覚えるところ。立てこもり事件のカルトとビリーの
違いは一体何なんだ?というところに行き着く。

逆に法曹界の検事補・デビッドの信念を見ると、こういう殺伐と
した展開の中でもキラリと光るところが有ったりするね。
「私は法で、法は私だ。法を曲げることは有っても破ることは
出来ない。」

そんな信念を持つデビッドから信頼を寄せられているという
オリヴィアが間接的に正しい道を指し示しているということを
象徴している感じがするよね。

トイレで会話した内容は証拠能力としてはないみたいなことが
法廷ドラマでは言われることも有るけど、オリビィアがビリー
の元にかけより男子トイレで会話する内容をICレコーダーに
録音しておけば1発で逮捕出来たのになと思った。

ビリーの暴走・・・そして大統領のあえぎ声の入った盗聴
テープが世に出回り収拾がつかないものとなっていく中で、
結局ビリーにしても最後のピースであるアマンダを失ったこと
で大統領の相手をしている人物が誰なのかということの特定
は出来ず、ただ疑惑の目をマスコミを通して流しただけで
確証のないものなので、上手い事状況は回避されてしまった。

●使用された曲

・The Jungle by Black Heat
・It’s Your Thing by The Isley Brothers
・The Light by The Album Leaf
・Scandal End Theme
Composed by Chad Fischer

オリヴィア・ポープ (Kerry Washington) フィクサー、”リヴィー”
スティーブン・フィンチ (Henry Ian Cusick) 訴訟担当
ハリソン・ライト (Columbus Short) 弁護士
アビー・ウェラン (Darby Stanchfield) 調査担当
クイン・パーキンス (Katie Lowes) 弁護士
ハック (Guillermo Diaz) 技術担当・元CIA

サイラス・ビーン (Jeff Perry) 大統領補佐官
フィッツジェラルド・グラント(Tony Goldwyn) 大統領
ディヴィッド・ローゼン (Joshua Malina) 連邦検事補
メリー・グラント (Bellamy Young) 大統領夫人、ジェリー、カレンの母
ビリー・チャンバース (Matt Letscher) 副大統領補佐官
ギデオン・ウォラス (Brendan Hines) 三流紙”DCサン”紙記者
サリー・ラングストン (Kate Burton) 副大統領

チャーリー (George Newbern) 殺し屋
ジェームズ・ノバック (Dan Bucatinsky) メリーのスキャンダル記事を掲載
マービン・コルゲート (Mark Harelik) Press Secretary /記者会見
スーザン・ソーヤー (Shannon Cochran) Attorney General /
モリス・エルコット (Troy Winbush) ホワイトハウスの門番
トム・ラーソン (Brian Letscher) メリーのボディガード
ロサリー (Stefanie Black)
ジュリー (Kerry Carney) ビリーの秘書
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