第2話 境界線 Boundaries
監督/Ron Lagomarsino 脚本/K.J. Steinberg
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【前回までのあらすじ】
エイプリルはセクシーなアーティストのダニエルと出会う。
ハリーはジョスがパーティーの企画の仕事をしていることを
知りそんな仕事が成立するのかとするが、ここロサンゼルス
では成り立つものだという。シェフが必要ならばオレは町一番
のシェフだという。カレンは自分の過ちのせいで私が殺され
かけて若者が死んでしまったことを悔やむ。ドミニクが働く
中、サヴィは弁護士としての仕事を復帰する。ただしトニと
いう野心的でセクシーな女性とオフィスが共用になる。
【ストーリー】
ドミニクはサヴィが着込んでいることを知り、クラブにでも
行くのかと問う。復帰初日だから彼女(トニ)に負けていられな
いと語る。ドミニクは君の方がセクシーで賢いと語り愛して
いるとしてキスする。しかし職場では秘密の関係だった。
ドミニクも昇進してまだ一年も経過していないことも有り、
立場的には微妙だった。変な噂が立ったら困る以上は目立ちたく
ないという。ただでさえ事故で脳がイカれていると疑われている
とし、ロンにも事故の影響で脳がやられていると言われたと
語る。私たちは同僚であり友達だというと、厳密には上司だと
言うドミニク。
エイプリルはジョスから仕事でハリーと組むことを聞かされる。
今からエイプリルの店「メゾン・シェル・メール」でパーティー
の企画の話をするという。ドミニクの食卓では話が出来ないで
しょとし、一度死にかけた人のセックスは激しいんだと語る。
そのウチ自分のオフィスを持つからというジョス。ハリーには
私のやり方を理解して欲しいと語る。
そんな中エイプリルの携帯にダニエルから電話が鳴る。
もしかしてあのセクシーアーティストから電話なのかと問う。
彼の所に行った時にピアスを忘れてきたというエイプリル。それっ
てわざと置いてきたんでしょというジョス。わざとじゃないと
いうが、ジョスは良い事だと語る。エイプリルはやっぱり
わざと置いてきたと分かるものかと問うと、100%再度遭う為の
作戦だと思われていると語る。私らしくないというエイプリルは
セクシーな人と自由で奔放なセックスを楽しむなんてお堅いシングル
マザーがやることじゃないと言うが、ルーシーも天体観測の合宿で
2日間も居ないのだから別に良いじゃないという。
そんな中ジョスの元にハリーからの電話で仕事が入ったことを
告げ、明日の夜だという。依頼人はジャニーンで45分後に打ち合わせ
なのでウチに来てくれと語る。
記念病院では、カレンは206号室でセラピーの仕事を始めようと
するが、その部屋には別の人が入って居た。看護師のメアリーに
タイして予約用のボードに私がセラピーに使う事を書いて置いた
というが、ホワイトボードにはがん患者支援室と書かれていると
言われる。
そんな中精神分析医のアービング・ブレイクリー先生がカレンを
呼んでいるとのことだった。
カレンはブレイクリーに逢うと、セラピーの場所が必要だと語る。
ブレイクリーはこの場所を使っても良いと許可してくれる。
しかし今回呼んだのはその事では無く、今朝君の弁護士から電話
が有り、エリザベス・グレイが収容施設から退院するかも知れない
事を告げる。それを聞いても大丈夫かと問うと、反対ならば審査会
で訴える事が出来るという。恐怖を感じるようならば精神的苦痛
を感じることになるとのことだった。
エイプリルはダニエルの部屋にいく。
ピアスを取りに来ただけだが、二人は見つめ合うとキスをする。
そして部屋に入り二人は愛し合う。
トニの元にサヴィがやってくる。
トニは取りあえずランチの場で自己紹介しないかという。
しかしドミニクがサヴィのことを呼びに来る。
ドミニクによるとブライトリングホテルを知っているかと問われる。
ニューヨークのザ・ヴィンテージとかパリのル・プティ・アパルト
マンなど世界中に高級ホテルを展開している企業だという。
アンドレ・ブライトリング社長はよくテレビ番組で政治評論家の
ようなことをしているので見た事が有るという。今日オフィスに
相談に来るのでサヴィにも同席して欲しいと語る。
ジャニーンとハリーとジョスはイベントの件で話す。
ジャニーンはマダガスカルでイナゴが大発生し、米の6割を
食い尽くしてしまうことも有り、チャリティパーティーを企画
しているという。そこでハリーに食事を作って会場作りをして
欲しいとのこと。既にメニューはハリーに送ってあるとし、
アラビアンナイト風でプクなどを使いたいという。しかし75人分
も用意するのかというジョス。金の心配はしなくて良いと言われる
が問題は時間だと語る。
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■サヴィの場合
仕事:弁護士
問題:夫・ハリーとの関係、職場のドミニクとの不倫
ドミニクとの関係は順調。
そして事故後、弁護士事務所に復帰する。
同じオフィスを共有することになったトニという人物が実に
厄介でクセのある人物の様子。サヴィは彼女が胸だしアピール
して、クライアントの前でもドミニクの前でもそんなセックス
アピールすることへ不快感と不安感を唱える。
フェミニストのグロリア・スタイネムが生きていたら呆れている
とするけど、まだ生きているだろと突っ込まれていた。
ドミニクとサヴィの関係が不誠実なところから始まっていること
を考えれば、この愛情の終わり方もまた不誠実な形で終わると
いうことも考えられる訳で、サヴィは自分が犯したことの罪深さ
というものを実感している様子。
ドミニクが寧ろそう感じて居ないところに苛立ちを覚えていたけど
その辺の温度差がどうなるのか。
互いに愛しているウチには目の前の相手しか見えないけど、やがて
くる倦怠感は有るだろうし、ドミニクが自制心を持ってトニへの
対処・対応を見せられるのか。
ドミニクがサヴィを優遇すれば途端にトニが意地悪なことをしてくる
ことも目に見えているし、今回は二人がキスしている姿を見られて
いるのでどんなことになるのか・・・。
■カレンの場合
仕事:精神科医
問題:患者との関係
取りあえず精神科医として復活しようとして準備している中、
エリザベスが出所するかもしれないことを聞き、自分は大丈夫だ
と当初は考えていたが、患者と話しているウチに、なんどもエリザ
ベスに襲われたり責められたりした時のことがフラッシュバック
されて後遺症が深く残っていることを実感する。
収容施設からの退院に対して、審査会で反対すればエリザベスを
閉じ込めて置くことも出来る。しかし閉じ込めるような行動を
取れば、自分がまだ前向きになっていないということを証明する
ことにもなってしまうというジレンマ。
審査会にいく直前にエリザベスに逢う機会があり、少し会話していた。
エリザベスは心底カレンに悪い事をしたとし、息子のサムを失い
迷走している姿も有る。そんなサムの墓参りをしたいとして、
外出申請を求めたがダメだということで、そんな話をするのは
退院の許可をカレンに後押ししてくれるのを求めているかのようにも
疑ってしまうけど、思ったよりも邪念はない感じはする。
今後も悩まされるのかと思ったけど、エリザベスの出演は今回で
終わるようだ。カレンにはまた別の問題と対処していくことになり
そうだ。
患者のアナ・チョイとの関係も気になるところ。重度の慢性的鬱病
だとしていた割にはそう見えなかったな。
■エイプリルの場合
仕事:家具店オーナー
問題:アートへの道
なんだか今回のエイプリルはこれまで生活の質でも恋愛に関して
も質素倹約し慎ましく暮らしてきたこともあり、アーティストと
言う名の肩書きを持つダニエルとの出会いによって開放感を
知ってしまった感じ。今回のエイプリルはほぼ二日間セックス
三昧。しかしこのダニエル、登場する度に不快なくらいに裸(笑)
家では開放感を求める為に裸族だったりするのか。
ジョスが何度も彼女の店に電話して、イベント企画で必要な
物品を借りようとするが、電話に出ず。
ダニエルの母の家の話が出てきた。バーモント州で34年間メイド
として働いていたこと。その主人が亡くなるとその豪邸を
相続出来るようになったのだという。しかしその母親も死んでから
6年が経過するということ。なんとなくカレンとグレイ家の関係
を想像してしまうところが有るな。ダニエルの話だと、この母の
理想郷で何れは愛を紡いでいきたいような感じだね。
彼女の店にブリンという女性がバイトで働いていた。
ブレンはジョスが勝手にズカズカっと入り込んで来て色々と
指示するのが嫌みたい。
■ジョスの場合
仕事:イベントプランナー
問題:仕事の軌道
ハリーと組んでプランナーとしての仕事をすることになった彼女。
ハリーと今後の計画を立てようとしていたところでハリーが
顧客を連れてやってくる。相手はセレブでチャリティパーティー
を企画しているちょっと変わり者の女性・ジャニーンとの仕事。
ジャニーン役のKrista Allenは、「CSI:科学捜査班」で記念すべき
一話に登場し、ニックと良い感じの関係になる娼婦役を演じていた
人だ。
ハリーは勝手にジャニーンとばかり相談し、ジョスはそんな二人の
要求をただ黙ってこなすというだけの役割。仕事を終えて
彼女からジョスの行った奇抜なアイデアを褒められて嬉しそうだ
ったが、ジョスとしてはハリーの仕事の方針に付いていけず、
一緒にはやっていけないことを口にする。ハリーはこの8ヶ月間
の間に家も家族もレストランも失い焦っていたことを告白。
ジョスもまた同様の立場だったとして、取りあえずはまた一緒に
組むことになった。姉の夫との私生活上の関係が進んでいくなんて
ことが有るのかな。
■使用されている曲
・Pumpin Blood by NONONO
・Crush by Quadron
・Girl by Raven Felix
・Cold Front by Laura Welsh
・Body Rock by Bestfriends
・Happy Call by Thrust
・Get Down by Pillowfight
サバンナ・デービス (Alyssa Milano) “サヴィ”、弁護士
カレン・キム (Yunjin Kim) 精神科医
エイプリル・マロイ (Rochelle Aytes) 家具店オーナー
ジョスリン・カーバー (Jes Macallan) “ジョス”、不動産コンサルタント
ハリー・デイビス (Brett Tucker) コック、サヴィの夫
ドミニク・テイラー (Jason George) 弁護士、サヴィが好き
ルーシー・マロイ (Corinne Massiah) エイプリルの娘
エリザベス・グレイ (Penelope Ann Miller) カレンを殺そうとした人
ダニエル・ザモラ (Ricky Whittle) アーティスト、エイプリルと出会い
アントニア・ルイス (Rebeka Montoya) “トニ”、弁護士事務所
アナ・チョイ (Catherine Haena Kim) カレンの患者、25歳、重度の慢性鬱病
ジャニーン・ウィンターバウム (Krista Allen) チャリティパーティー主催
アイリーン・ブレイクリー (William Ragsdale) カレンをカウンセリング
— (Amanda Carlin)
アンドレ・ブレイトリング (Rudolf Martin) ブライトリングホテル社長
ブリン (Lauren McKnight) メゾン・シェル・メールのパート
— (Andrew James Jones) 守衛
メアリー (Sheila Shaw) 看護師