第12話 予期せぬ展開 Surprise
監督/Michael Grossman 脚本/Rina Mimoun
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【前回までのあらすじ】
ジョスはハリーに対してスコットと婚約したことを語る。
ハリーはグレタからピリピリしていることを指摘される中、
二人は性的な関係になる。エイプリルはポールが麻薬の売人を
していて現在司法取引から逃げて居る事を聞かされ、連絡先
については何か連絡を取る方法を考えるという。カレンの元に
は名前を変えて一夜限りの関係を持っていたベンがやってくる
と突然君に話したいことがあるという。
【ストーリー】
カレンはベンに対して何で私の住所が分かったのかと問うと、
とても苦労した事を語る。レベッカという名の小児科医を
探したが居なかったこと。全部が作り話とは思わなかったという。
迷惑をかけたくなかったというカレンは、あなたは何も悪く
ないという。ベンは別にそのことで来た訳ではないとし、
部屋に入っていいかと問う。君の事はバーテンダーに聞いた
こと。大事に話がある為に来たとし、僕は病気だという。いつ
誰に移されたか分からないが、君も検査をした方が良いという。
エイプリルの元にポールからと思われる携帯が届く。
一度は捨てようとするが、外に居るFBI捜査官に対してその携帯を
渡す。一件だけ登録されていること。彼からのものなのかと
問われると他に誰が居るというのかと憤る。
サヴィとジョスは二人でスイーツ店へ。
婚約披露パーティーは結婚式のリハーサルみたいなものなので
準備万端にすべきだというサヴィ。ケーキの試食をしようという。
出席の返事が3通来ている事を告げるとジョスはママからは来た
のかと問う。来なければスコットの母・エレノアとゆっくり過ご
せるから別に良いという。明日お祝いに欲しい物を選ぶのだと
いう。サヴィは明日はザックとデートすると語る。先ずは食事
からだとすると、友達として連むのは楽しかったけど、今更
デートなんてと臆するサヴィ。もう40歳だとし、最後にデート
した相手はハリーだという。ドミニクとはデートをすっ飛ばして
いきなり不倫の関係になったこと。それって愛人関係というん
でしょと語るジョス。ハリーの時は自然でデートって感じが
しなかったという。彼と始めてキスした時のことをサヴィは
語り始める。サーフボードの乗り方を教わっている際に、ボード
に立つ方法を教わっていたときだという。ジョスはハリーのハリー
は立っていたのかとして茶化す。ジョスはこんな人生を予想して
いなかったとすると驚きに満ちた人生だとし、互いに試食のケーキ
に乾杯する。
ジョスはハリーの元にいくと、グレタと室内でHしているのを
見てしまう。カーテンが閉まっていない為に外からでもセックス
している光景が見えたのである。
ジョスはエイプリルの元を尋ねると、ハリーが裸でそうなって
いるところを全部見たという。ハリーの枝から果実まで丸見え
だったこと。並みよりも大きかったというと、エイプリルはそれ
以上聞きたくないという。カレンが二人に合流すると元気が
ないことに気が付く。どうしたのかとして原因を聞くと、前に
寝た人がHIV陽性だったのだという。ジェイコブとは別の人だという。
ジョスは一体誰と寝ていたのよと語り、自分だけが知らない事に
対して、私らは内緒で二人が「スキャンダル」を見始めた時
みたいだという。カレンは偽名でセックスをしていた時で
知らない人と何人か寝たウチの一人が感染していたらしいことを
語る。ゴムは使ったというが感染のリスクはあるというと、
ジョスはきっと大丈夫だと語る。しかしカレンはもしかしたら天罰
かも知れないとし不道徳で恥ずべきことだという。ジョスは
それは違うとし、これ以上言ったら説教することになると語る。
カレンは大人の女性でそれで天罰ならば女性差別だと語る。
混乱するのも無理はないが検査すれば安心するとしてジョスは
経験を語る。エイプリルは明日検査に付き添いたい所だが、
生き返って麻薬組織にいる元夫を捜すために、結婚していなかった
元彼に協力しなければならないのだという。
そんな話を聞いているジョスは何でエイプリルの店には酒が
ないのよと激怒する。
トーマスは携帯のシリアル番号からオハイオで購入された携帯
だとするが、ダニエルはまだ携帯を一度も使っていないので
履歴は残っていないという。ご主人の居所は不明だとし、エイプリル
の方から電話をして通話を引き延ばして欲しいという。その間に
ゴードン捜査官が逆探知するとし、30秒で分かるという。携帯は
いざって時の為のものなので電話したら不自然に思われるという。
しかしエイプリルは電話することを約束。彼の居所を特定したら
どうするのかと問うと、オリヴォスについて証言させら新しいIDを
与えて非難させるだけだという。
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■サヴィの場合
仕事:弁護士
問題:夫・ハリーとの関係、職場のドミニクとの不倫
サヴィとしてはドミニクと別れて、ザックとの関係を進めていく
べきなのかどうか。
それよりも今のサヴィはジョスの結婚の件で、ちょっぴり嬉しさ
から浮かれている部分も有るね。
40歳になったというサヴィはデートは久しくしていないことも
有り、ちょっぴり臆する姿が有る。特に友達から発展する恋人
とは上手くいくのか。しかも二人に共通するのは、事故が引き寄せ
た相手ということも有るので、なかなか関係としては難しいもの
が有りそうだ。
ザックとのドレスコード的デートはあまりに違和感が有り、
デートの翌日の彼からの電話に対してもう彼とは付き合うまいと
思ったのか、体よく仕事を理由に切り抜けようとしていたけど、
ザックからは再度チャンスが欲しいと言われ、今度のデートは
洒落じゃないけどザックバランなデートらしくないデートだという
ことで、了承することになる。そこはザックの弟が高校時代にバイト
していた馴染みの料理店で、ザックに取っては完全ホームでの
戦い。ここでのペースに巻き込めなかったら、もう後はないって
感じだろうね。女性心を掴む為に、男性がステージに立って歌う
姿のシーンってアメリカのドラマは多いね。
「Hooked On A Feeling」を歌って会場が一体感に包まれて、彼の
性格の一端を知る事が出来たところなのかな。
ただ帰り道、車が駐禁でレッカーされた際に、バイクでサヴィを
送ろうとした際に、ザックは恐怖を感じているサヴィを無視
した格好でスピードを出してしまい怖がらせてしまった。
死ぬということを意識したサヴィは、それを通じてどう感じたのか。
因みにサヴィが弁護士を目指そうとしたのは「L.Aロー」の影響
からだという。L.Aと聞いたザックはロサンゼルス専門の弁護士
なのか?と大ボケしていた。
■カレンの場合
仕事:精神科医
問題:患者との関係
冒頭からベンがカレンの前に登場。
誰だっけ?と思っていたら、カレンが娼婦まがいのことをしてバー
で一夜限りの相手を探していた時の相手だった。(S2-6話より)
ベンからは深刻そうな顔で、自ら何者かによってHIV陽性にされて
いたことを聞かされ、カレンにもそれが移っていないがどうかを
心配される。カレンは自ら恐怖を感じて検査を受けずにいるけど、
カレンだけの問題ではなくあなたが寝た相手全てにその危険性が
有るのだから、早いこと決断して、ジェイコブも含めた相手全員
にそれを伝える義務が有るハズ。
なんかそういう所が妙にイラっと感じるけど、どうも私は
ベン役のBrian Hallisayは、「クライアント・リスト」の時の
http://itawind.web.fc2.com/kaigai/c/clientlist.htm
あの無責任な役柄も有って、あの時のインパクトから好きになれず
に居る。偶然にも現在「リベンジ」でベンという名前で出ている
ところも有る。
ジョスがカレンの相談に乗り、自分も過去に一度だけHIVに関して
はかなりリスクを感じる流れが有り、検査したことが有ったとの
告白が有る。検査するまでは恐いものだけど、何にしても陽性
ならば止められないところが有るからね。
カレンはこれまで敬遠していたカトリックの教会へと足を運んで
自分よりも大きな存在を感じたいとしていた。ジョスからの
アドバイスで自分がそのような時になった際には、マリブビーチ
へ海を見に行き、如何に自分が悩んでいるのかちっぽけなことなのか、
「視野を広げれば私たちの悩みなんてたいしたことは無いと思える」
ということを実感したことを聞かされる。
■エイプリルの場合
仕事:家具店オーナー
問題:アートへの道
ポールが麻薬の大物・ドミンゴ・オリヴォスについて証言をせずに
逃亡を図ったことでエイプリルはFBI捜査官によって捜査協力を
求められる。エイプリル自身がポールの生死を知りつつも保険料を
受け取り返納していなかったのは詐欺に当たると言われた為だった。
協力することにはしたけれど、ダニエルが次々と嘘を付いている
ことを知り、徐々に協力する気を失っていく。
協力するという際には、ルーシーをタホ湖に行かせている間に
逆探知機を設置していたけど、今時アナログの携帯じゃないのだ
からあんな装置必要なんですかね。
ダニエルにポールを捕まえた際にどうするのかと問うと当初は
IDを変えて保護すると言っていたのに、実際には逮捕するという
ことを聞かされる。冷静に考えれば当然逮捕されるであろうこと
は明らかだよな。ダニエルがエイプリルと関係を持ったのは
愛がない訳では無い気がするけど、この流れはどうなるんだろうか。
エイプリルはドミニクに頼んで弁護する段取りをつけた後に、
ポールからかかってきた電話に対して、FBIが監視していることを
話してしまった。しかしポールなんて助ける義理は有るのだろうか?
■ジョスの場合
仕事:イベントプランナー
問題:仕事の軌道
このドラマはやっぱりジョス様々のドラマだなぁ。
ホント彼女のキャラクターの良さにドラマは救われている感じで、
彼女のキャラクターが居るのでドラマが楽しくなっている。
スコットとの結婚が決まる中、母親が結婚式に来てくれるかどうか。
ジョスは来てくれなくても義母のエレノアと一緒に居られるとして
強がってはいたけど、やっぱり一番来て欲しいのだと思う。
スコットからハリーに対してジョスが最も欲しがっているものは
何かを聞かれる。車をプレゼントしたばかりなのに、凄い金持ち
だね。ハリーはジョスが大事そうに取っているレコードがあること
を告げ、それを再生する為のレコードプレイヤーをプレゼントして
みたらどうかということになる。
その際にジョスは6歳で父親を亡くしているので記憶がないが、レコ
ードは何枚か受け継いだ(ディランやニール・ダイアモンド)として
いたけど、サヴィの父親とは父親違いなんだっけか。
サヴィの父は前々回に登場していたよね。
今回のジョスとハリーとの絡みは面白かったな。
ジョスはハリーとグレタの関係を知りたがり、色々と詮索したり
していたけど、ハリーは語ろうとせず、逆に悪態をついて結婚に
関しても長くは続かないといったような発言をし始めた。
流石のジョスもこれまで散々ハリーを助けたことを告げ、恩知らず
とばかりに二度と助けないとして決別宣言をしていた。
勿論その背景に愛が存在していることは否定出来ない事実だよね。
レコードの件も含めてジョスの気持ちを理解しているのはハリー
だということを誇示しつつ、実利を得たスコットが最後はレコード
の音楽を流してジョスの心をゲットした。
エレノアからはジョスがスコットではなく別の男の話ばかりして
いることを指摘され、ジョス自身は気持ちに気が付いていない
みたいな流れがあるみたいだけど、気が付いていないというよりも
気が付かないようにしているだけなんだろうけどね。
■使用されている曲
・Bonjour Bonjour (From the Movie “the Fault in Our Stars”) by Maria De Angelis
・Here I am, Lord by Lincoln Minster School Chamber Choir, Aric Prentice & Charles Harrison
・She’s Always a Woman by Billy Joel
サバンナ・デービス (Alyssa Milano) “サヴィ”、弁護士
カレン・キム (Yunjin Kim) 精神科医
エイプリル・マロイ (Rochelle Aytes) 家具店オーナー
ジョスリン・カーバー (Jes Macallan) “ジョス”、不動産コンサルタント
ハリー・デイビス (Brett Tucker) コック、サヴィの夫
ドミニク・テイラー (Jason George) 弁護士、サヴィが好き
ルーシー・マロイ (Corinne Massiah) エイプリルの娘
アダム・トーマス (Jason Gray-Stanford) FBI捜査官
ダニエル・ザモラ (Ricky Whittle) エイプリルの元夫
スコット・トロスマン (Justin Hartley) 整形医、ジョスの彼
ザック・キルマー (Jason Gerhardt) サヴィと事故で衝突した人
ベン・オデル (Brian Hallisay) かつてカレンが一夜のHをした。HIV
グレタ・ジャガー (Helena Mattsson) レストランの出資者
エレノア (Lee Garlington) スコットの母
デビー (Mary Pat Gleason) “Reid’s”のウェイトレス
— (Gigi Bermingham) Intake Nurse
— (Tim Fields) Band Leader
ゴードン (Anthony Holiday) 捜査官
ハリス (Austin Brooks) 捜査官
エラ (Monique Lea Gall) 教会の関係者
ラフィ (Neto DePaula Pimenta) ダニエルの仲間
— (Al Coronel) FBI Agent
— (Bill Blair) 司祭