第10話 はがれた仮面 Charades
監督/Tara Nicole Weyr 脚本/Jenna Richman
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【前回までのあらすじ】
エイプリはダニエルから電話が鳴る。二度と電話しないでと
言ったでしょというが、ポールはトラブっていてマズイことに
なっていること。ヤバイ連中と関わっているという。
ジョスはサヴィ姉さんは誰かに必要とされたいのだと語る。
ドミニクは必要としていない人だが愛しているだけの状態で
あること。そのドミニクはサヴィがハリーから家を買い取った
という情報を聞き、トニが別の事務所に移籍するということで
最後の日に酒を飲み、二人は一夜の関係を結ぶ。
アナはアメリカに来るまでの経緯をカレンに語る中、現在の
状況を告げる。
【ストーリー】
カレンの部屋にアナを泊める。
よく眠れたのかと問うと、夕べは随分会話したので疲れたでしょ
と語る。朝食にコーヒーを一緒飲む。ジェイコブから電話がなる
がカレンは電源を切る。今日はどうするかというカレンに対して
アナは1時間後に仕事があるとし、「サミーズ」でホールスタッフ
の仕事をしているという。小汚いダイナーだとし、金が必要だし
シフトがタダでさえ減らされているので行かねばならない事。
バスルームを借りて良いかというとカレンはタオルを用意する。
オフィスでドミニクはトニを呼ぶ。
夕べのことは過ぎたことだというトニは飲み過ぎただけで意味は
ないという。何かを求めたり執着するつもりはないと語る。
ドミニクは他言しないで欲しいとすると、私だって知られたくない
とし、事務所を辞めて悪い噂が流れたら困るという。ロンや重役
には今日辞めることを話すという。サヴィはドミニクに対して
話が出来るかと問う。
ジョスとハリーはイベントの話をしている中、ジョスにスコット
からメールが届く。頼んで置いたスコットの祖母の97歳の誕生日
で明日彼の実家に行くのだという。犬を挙げたのだから良いの
ではないかというジョス。しかしハリーはそこでスコットの家族
に逢うんだろうとし、母親にも逢うというのは大事だという。
私は人に好かれるタイプの人だとするが、ハリーは僕の母は嫌って
いたがサヴィのことを好きだったのだという。世の中の母親は君の所
みたいに自由恋愛主義ではないこと。それぞれ決まり事が有るの
だという。君はちょっと気性が荒いし、緊張すると下ネタを
連発することがあるという。早口と悪態とレズビアンネタは話さ
ない限り大丈夫だとすると、ジョスはお陰で恐くなったと語る。
酒を飲むのも辞めろよと。
サヴィはドミニクに対して夕べのこと留守電で聞いたのかと問う。
父に逢いに行って来たこと。車でパソロブレスにまで行ったこと。
ドミニクからザックに会い続けた理由を聞かれたことが有り、
考えたくないことまで考えて見たのだという。主に身近な男
との付き合いについてのことで、人生初の身近な男と言えば、父
だという。しかしいざ逢うとご近所さん見たいだったこと。
ただの知り逢いで父じゃないという。父は母の元を去る時に
私を捨てたのだという。父にとって私はゴミ同然。それ以来
もう二度とそんな思いはするまいと心に誓ったのだという。だから
必要としてくれる男を選ぶようになんったという。つもり私の方が
しっかりしてて落ち着いてて、意欲があって金を持っている
ということ。でもあなたと付き合い始めたが、あなたにはちゃんと
自分の家があり仕事も有る事で将来設計までしていること。
凄くしっかりした大人だという。ウチに来た時ザックは傷ついた
子犬の様だったとし、だから助けたかったのだとし、助ける
ことで自己満足に陥っていた事を語る。私が学ばなければならない
のは純粋に私を求めてくれた人との付き合い方で、あなたの傍
でそれを学びたいのだと語る。
エイプリルは遅刻しそうなのでブリンに先に見せを開けて置いて
欲しいと頼む。
するとエイプリルの元にはアダム・トーマスという人物がやって
くる。先日から彼女を見張っている人物だった。ポールのことで
話が有るという彼。君はドミンゴ・オリヴォスという男を知って
いるか?と問うとキューバ人でマイアミ育ち。東海岸最大の麻薬
組織を仕切る男でコカイン、マリファナ、ヘロインを扱っている
という。オタクの夫もその人物に一年前から雇われていること。
電話を盗聴していたので会話は知っているという。しかしポール
は浮気して女を妊娠させてマヌケだが犯罪者ではないとし、キューバ
の麻薬王になんか雇われる訳がないと語る。ご主人は死を偽装し昨年
ここに現れたこと。あなたにも知らない一面が有るのではないかと
し、死の偽装がきっかけで組織に関わった様だという。
ボートを爆破して事故死に見せかけたので新しい名前と社会保障番号
が必要になり、闇取引して手に入れる引き替えに仕事をさせられて
いたのだという。ハッカーの仕事で口座にハッキングし、マネーロ
ンダリング用のオンライン会社を作っているという。ポール・ベン
ソン名義であること。目的はポールではなく4年近く折ったドミンゴ
オリヴォスであり、立場上オリヴォスの金の動きや口座へのアクセス
方法を熟知しているという。根っからの犯罪者ではないことは
知っているとし、脚を洗えるように三ヶ月前にに免責取引を持ちかけた
が詐欺容疑に捕らわれないかわりに不利な証言をしてもらう予定
だったという。一度はそれに応じてもう一つの家族を別の街に逃がした
がその後消えたとのこと。先日あなたに電話してきたのであり
貴方の協力が必要だと語る。
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■サヴィの場合
仕事:弁護士
問題:夫・ハリーとの関係、職場のドミニクとの不倫
サヴィはようやく自分の問題が何処に有るのかに気が付いた様子。
何故ザックという男性と付き合ったのか。ドミニクには距離を
置いてしまったのか。
父親の元に再会に行った前回の彼女。
ドミニクとその件で真摯になって会話する際に、彼女自身が語る。
これはジョスに言われたことが発端だけど、彼女は父親に幼い頃
に捨てられたことが未だに心の傷として残っている様で、彼女の
中には捨てられることへの恐怖心から、相手に求める条件として
自分が助けてあげられるような人物であること。男性優位の社会を
保つ為に女性に学問を禁止するような宗教とか民族が未だに
世の中にはあるけれど、サヴィの考え方はちょっぴり男性的な
ところも有るのだろうか。
またドミニカはずっとサヴィのことを一番に考えて二人のことを
考えているのに、サヴィがそうだったことは一度もなかったと
指摘された。浮気している際にもサヴィのことを考えていたなんて
言われてもただむかつくだけのような気もするけどね。
しかしその事に気が付いた時にはドミニカはトニと一夜の関係を
持って結局サヴィとの関係が破綻してしまう。
エイプリルは不倫していた関係上、妙に浮気に対して寛容的姿が
有るけれど、流石に不倫から始まった恋愛には上手く行かないと
いう法則はあるような気はするね。一度浮気をした人は二度ある
ことだと思う。その頃をサヴィはシーズン2の当初、心配していた
ことが有って言及もしていたんだけどね。
しかしトニがまた強烈なキャラクターだ。
この人ならばいつか刺されてもおかしくない。
確かに出世レースで蹴落とそうとするけど、この人のやっている
ことは完全に犯罪な感じがするんだよね。虚偽の報告をして冤罪
を作り挙げている。野心というよりも人格障害っぽい気がする。
この件でドミニクを応援する気もないけど、せめて二人で潰し
有ってくれると良いのにね。
■カレンの場合
仕事:精神科医
問題:患者との関係
アナとの件でどうなるのか。
ジェイコブのことを結果的に奪ってしまった格好だけど、アナは
この件に何の違和感もないのかどうか。
またアナとカレンの生活差を考えると、色々とアナがカレンに
嫉妬しそうな状況は整っている。
アナには不安障害(パニック症)のようなものがあるようで、元々
精神的に問題を抱えているだけにどう転ぶか分からない。
やはりアナ未成熟な状態でアメリカに渡って結婚してしまった
こととかあるんだろうけどね。
ただ同じ民族であることを考えると色々と異国の地で踏ん張っている
人を助けて上げて欲しい感じはする。
■エイプリルの場合
仕事:家具店オーナー
問題:アートへの道
ダニエルとの不倫が取りあえず終わったかと思えば、今度は新たな
問題としてポールの問題が浮上する。
その件に関連してポールのことを尾行・追跡しているというFBI捜査官
のアダム・トーマスと接触することになった。
彼から色々と聞かされ、ポールはキューバ系アメリカ人の麻薬王
のドミンゴ・オリヴォスという男性の下でハッカーとして働いていた
のだという。
ポールとは一度免責取引をして不利な証言をしてもらおうとして
いたものの、居なくなってしまったということでエイプリルに
協力を求めてくる。
しかしカレンはこの一件に関してあることに気が付いた。
ポールとエイプリルの会話を監視・盗聴しているという割りに
ポールの携帯から所在を確認出来ていない現状は不自然で、エイプ
リル自身のことを監視しているのではないかという。
調べて見るとルーシーの部屋、そしてエイプリルらのリビングから
盗聴器が見つかり、FBI捜査官の完全に違法捜査が明らかにされた
けど、エイプリルとしてもポールの一件で生命保険と社会保障給付
金も行っていないということで、下手には動けないことを聞かされる。
その件でアダムにクレームにいくとなんとポールがFBIのスタッフ
ジャンバーを着ていることが分かる。彼は長年潜入捜査官として
働いていた人物なのか。それにしては酷い訳だけど、少なくとも
エイプリルは男運が悪いのかどうかは分からなくなったね。
■ジョスの場合
仕事:イベントプランナー
問題:仕事の軌道
スコットの祖母の97歳の誕生日会にいくことになる。
その際スコットの母・エレノアと逢うことになる。
大して気にしていなかったジョスだけどハリーがまた要らんくらい
に不安を焚きつけてジョスのことを邪魔するような行動を取っていた。
ジョスとしては誕生日にアンティークのアールデコ様式の石けん入れ
をプレゼントしようと考えていた。
スコットからはプレゼントは連名で贈れば良いとし、そのプレゼント
にタブレットを贈るという。姪っ子は1歳の頃からipad airで
遊んでいたので、多分97歳でも十分に使えると思う。まぁ見える
ように設定して置いてあげないといけないとは思うけどね。
スコットの自宅は大家族だった。
ジョスたちが訪れた時の凄い大人数での歓迎。
こういうのってある意味羨ましいね。まぁ体調悪い時は邪魔くさそう
だけど(笑)
しかもスコットの母・エレノアとは趣味が合う。石けんをプレゼント
されて上手いこと利用価値のあるアンティークが見つかってしまった
けど、やっぱりプレゼントはしなかったのね。
スコットは実家に帰省する前にジョスがスコットが母のことを大事に
し過ぎているマザコン的発言をした際にちょっぴりムッとされて
いたけど、ジョスはその理由が判明する。これだけの大家族で大事に
育てられたら私でも大事にするという。
ジョスたちの両親があの調子だからね。
しかしあまりに幸せ過ぎてジョスとしてはちょっぴり戸惑う。
真剣な関係は私には無理だとするジョス。そんないい男・スコット
がこれまで結婚していないことへの違和感を唱えるけどハリーから
は、「君と出会うのを待っていたのかも」と言われてその気になっ
ていく。
二人っきりの際にスコットから靴をプレゼントされてその中には
婚約指輪が入って居た。
■使用されている曲
・Stay With Me by Sam Smith
・Magic by Coldplay
サバンナ・デービス (Alyssa Milano) “サヴィ”、弁護士
カレン・キム (Yunjin Kim) 精神科医
エイプリル・マロイ (Rochelle Aytes) 家具店オーナー
ジョスリン・カーバー (Jes Macallan) “ジョス”、不動産コンサルタント
ハリー・デイビス (Brett Tucker) コック、サヴィの夫
ドミニク・テイラー (Jason George) 弁護士、サヴィが好き
ルーシー・マロイ (Corinne Massiah) エイプリルの娘
ブルース・サファイア (John Heard) サヴィの父
ジェイコブ・ポラック (Matthew Del Negro) 精神科医、元カレンの同僚
アントニア・ルイス (Rebeka Montoya) “トニ”
アナ・チョイ (Catherine Haena Kim) カレンの患者
アダム・トーマス (Jason Gray-Stanford) FBI捜査官
ダニエル・ザモラ (Ricky Whittle) エイプリルの元夫
スコット・トロスマン (Justin Hartley) 整形医、ジョスの彼
エレン (Lee Garlington)
ウェンディ・ウェグウェイザー (Pam Cook) 弁護士事務所・人事部
ロン・ミッチェル (John Martin) ドミニクの上司
クロエ (Ilyse Mimoun) ドミニクの秘書
グランマ・ジューン (Teddy Vincent) スコットの祖母
— (Steven French) Relative
— (John French) Relative
— (Rick Cramer) Security Guard
— (Greg Collins) Technician
— (Bryan Casserly) Bar Patron