第9話 告白 Coming Clean
監督/Tara Nicole Weyr 脚本/Jerica Lieberman
Molly Margraf
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【前回までのあらすじ】
サヴィはドミニクから距離を置こうと言われる。
エイプリルは生きていたポールのことを言うべきかとするが
ルーシーは死んだと思っているし言わない方が良いことを
語るジョスたち。ハリーは「ブンダバー」料理長にしようとする
中、スコットはジョスに彼の為に頑張りすぎではないかという。
カレンは退院出来るかどうかはあなたの意思にかかっていると
してアナを説得。ホントのことを言ったせいで閉じ込められるの
かと。しかしそんなアナがジェイコブの元彼女だと知ったカレン
はブレイクリー医師に相談する。ジェイコブにもカレンはその
ことを説明する中、自宅から二人で出るところにアナがやって
きて鉢合わせする。
【ストーリー】
アナはどういうことなのかとしてカレンと二人で話をする。
彼とはどういう知り合いなのかと問われ、ジェイコブは私の
同僚だった事を語る。じゃあ何で彼がここにいるのかと問うと
友達である事を語る。私たちの関係は知っていたのかと問われ
何日か前に知ったのだという。それでは私が振られた理由は
貴方なのかとし、分かったと言ってアナは出て行く。
ドミニクとサヴィは事務所で朝の軽食に出されたマフィンを
社員たちが群がって持ち去る姿を目にする。唯一残った一個の
ブルベリーマフィン。ドミニクは君に譲るとしてサヴィに告げる。
ジョスはプレオープンまで数週間なのだからハリーに対して
真剣に取り組むよう告げる。イベントプランナーとして一番の大きな
仕事なんだとし、絶対に首にはなりたくないとのこと。ハリー
に早いところ料理を決めてと語ると、彼はウズラのカレー煮か
ウサギの蒸し煮にするという。その為にワインをジョスが用意
することになる。ハリーは朝のシャワーから出てくると上半身裸
だった。ジョスはスコットに言われて以降ハリーのことを意識して
しまっていた。パーティーは立食にするか着席にするかと問う中、
三品コースものにしようという。ジョスはそれよりも早く着替えて
と語ると、プロ意識に徹するようになったのかと言われる。
ハリーは腕が鳴るとし、サヴァンナキッチンのオープニング以来
だという。君のお陰だとしてハリーに激しくハグしてくる。
それに戸惑うジョス。
一方エイプリルの元に突然ポールから電話が鳴る。
二度と連絡しないように言ったでしょというエイプリル。しかし
ルーシーのことで問題が起きたとし、現在トラブっていると
いうポール。ヤバイ練習と関わってそのせいでもしかすると
刑務所に入ることになるかもしれないのだという。そうなれば
ニュースを知りルーシーには生きていることが知られてしまう
こと。ルーシーには前もって考えて置いた方が良いかもしれない
という。取りあえず48時間待ってくれというポール。
ジョスはみんなが待つ喫茶店に向かう最中、高校時代の友人の
ステファニーと久しぶりに再会する。最近どうかと問うと髪の毛
の色を変えて不妊治療に失敗し、離婚したという。ジェイソンの
ことは聞いたが残念だという。ジョスはどうなのかと問われ
同棲まで始めた事を語る。しかしこんな街で出会いなんてあるの
かと問われると、白血病支援のイベントで出会ったのだという。
チャリティとは良い考えだというと彼には独身の男友達が居ない
かと問う。するとジョスは一人良い人がいるとし、背が高くて
金髪で最近離婚したばかりの人だという。電話番号を教える
とのこと。
トニとドミニクは裁判についての話をしていた。
トニが良い仕事をした為にドミニクが褒めると久しぶりに褒められた
気がするというトニ。そんなトニ宛てに花束が届く。彼氏からなの
か?と問うと、答えを濁す彼女。トニとはどうなっているのかと
逆に質問する。
ジョスら4人は逢って話合う。
問題の議題はエイプリルにかかってきたポールからの電話への
対応だった。ポールは一体何をしたのか。一方的に電話で言われた
だけだというエイプリルは”ヤバイ連中と関わったからニュース
になった時の為に何と説明するのか考えろ”と言われたこと。
ルーシーにはウソを突き続けるべきなのか。
サヴィはパソコンでコスタリカ行きの航空券の予約状況を調べて
いた。そこにジョスが帰宅する。ジョスはエイプリルを励ます
為にポニーでも送りたいと語る中、サヴィのパソコンを覗くと
コスタリカ行きのチケットを見ていることを知る。旅行にでも
行くのかと問うと、ドミニカとよりが戻ったのかと尋ねる。
するとマフィンをくれたのだとし、いつもならば彼は自分の好きな
マフィンは部下に買わせにいかせるのに譲ってくれたのは仲直り
のサインだという。しかしジョスはそれは都合良く考えすぎて
ないか?と。しかしサヴィはまた上手くやれるというと、ジョスは
姉さんの望みならば必ず叶うハズだと語る。
アナはカレンの元へいく。
夕べのことをカレンは弁明しようとするが、アナは別に良いという。
カレンはアナに前回セラピーに来なかったので心配して家まで
行った事を告げ、無事か確かめたかったという。しかしそこに
貴方の家はなかったと語る。どうして自分を偽るマネばかりする
のか?と問うと。ビバリーヒルズに済んでいるというウソをついた
のだという。私が言ったこれまでのことは全てウソだからという
アナ。コールガールのこともでっち上げでそんなこともしていない
という。わざわざセラピーにまできてどうしてウソを付くのかと
問うと、自分の事を話したくないのだという。それならば何の
為に通っているのかと問うと、貴方がここにこさせたのだと
いう。同意しないと退院させないと脅したことを指摘する。正直に
話した途端に今度は他の医者に押しつけようとしたこと。
あなたのことを信用出来ないと思ったとし、その勘が当たったのだ
という。そんな人に何を話せば良いのか?と問う。
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■サヴィの場合
仕事:弁護士
問題:夫・ハリーとの関係、職場のドミニクとの不倫
相変わらず迷走しているサヴィ。
ドミニクとのサインは完全に見誤り、マフィンをくれただけで
仲直りしようとしていると考えていると思い込む。
ドミニクと話合うと、彼がサヴィに要求しているのは自分自身と
向き合うことだという。今までのサヴィは逃げてばかり。
一度死にかけたのにセラピーにすら言っていないことを指摘される。
男友達を使って自分のカラに籠もったこと。そしてドミニクには
本心を言わずに相談すらしない現実。本気ならば向き合ってくれ
という。
サヴィはいつも長く続かない原因がなんなのかとしてジョスと
語り合う。しかしジョスはハリーとは15年も続いた事を語る。
ジョスはサヴィに対して思い切って自分の見解を伝える。
姉さんは誰かに必要とされたいこと。ザックと連んだり、ハリーと
の間で家を買ってレストランを開かせたりしていることは度を超えた
行為であること。逆にドミニクは落ち着いていて姉さんを頼らない
ことも有り、相談出来ないのだろうという。父親のせいだろうと
いうサヴィ。トラウマになっているのだという。8歳の時に出て行った
事で、姉さんを連れて行けたのに必要とされたいのか、捨てられる
のが恐いからだという。パパとも逢っていないことを指摘し、
結局逃げて居ることを告げられる。
サヴィはカリフォルニア州のパソロブレスに居る父親の元を尋ね
ていくと、ブルースと逢う。妻のサリーはアリゾナの旅行中。
サヴィは自分達親子関係が上手く行っているだろうとして、
確認にいくが、実際には上手く行っていなかった。
サリーの娘・ワイリーが一年前にハワイで結婚式を挙げた際に
結婚式に出席していること。自分の結婚式には出席してくれなかった
ことの差というものを改めて感じた様子。
サヴィの母は相当な楽天家で扱いづらいというのも分かるけど、
父親の方も相当クセがある人なのかな。
結局ザックにまた電話して謝罪していた。
肝心のドミニクはトニがギャラガーウィルモア法律事務所に転職
することで安心出来るかと思ったけど、サヴィが家を売らずに
買い取ったということを聞いて結局ドミニクはトニと浮気して
いくようだ。そもそも他の事務所に面接に行く為に仕事を抜け出す
というトニの神経とそれを許すドミニクが凄い。
■カレンの場合
仕事:精神科医
問題:患者との関係
カレンとジェイコブが部屋にいたのをアナによって見られてしまった
彼女。カレンとアナの関係が実は一番最初の段階から上手く
行っていなかったこと。しかしカレンは少しずつ手応えを感じている
ようで、このまま彼女を診たいことを告げていた。
正直カレンってカウンセラーとして失格じゃないかってところで
色々とドラマが動いてしまっているのでその資質みたいなものも
疑うべきものが有ったりするのだけどね。
そんな中、実はアナは社会性人格社なのではないかとする恐い意見
も出始め、実際に精神を患っていることも有るのでアナを不気味に
感じて居たけど、アナが深夜映画(ハイディ・フライスの伝記映画)
を見たという何気ない会話の中から深夜3時に母親と電話したという
ことを知り、それが時差であることを掴んで行く流れが有る。
カレンと同様にアナは韓国出身で、家出同然で出てきたこと。
韓国に赴任していた英語教師と16歳の時に恋に落ちてアメリカに
来たのが17歳の時だという。結婚したけど、当然二人の恋が上手く
いくハズもなく、そのまま帰ることも出来ない為に、なんとか彼女
は別のアメリカ人を見つけようとしていた様だ。
この辺は時差のことに気が付いたカレンの勝利だろうけど、寧ろ
もっと民族的な繋がりから二人が打ち解け合っても良さそうな気が
するんだけどね。
■エイプリルの場合
仕事:家具店オーナー
問題:アートへの道
ダニエルとの関係を終わりにしたと同時にまたしても別れたハズの
ポールから電話が鳴る。ポールはヤバいことをしているらしく、
近々逮捕されそうだとして、死んだハズになっている自分のことが
ルーシーに知られるのではないかとして、心配して電話してきたもの
だった。
エイプリルはルーシーにポールが生きていることを話すべきなのか
どうか。今までウソを付かれていたということを考えると、
ルーシーとエイプリルの関係を揺るがすことにも繋がらないよね。
そしてそんな時怪しく登場してくるのがトーマスという男性。
ポールの件で元妻だったエイプリルも悪い奴から巻き込まれるのでは
ないかといる心配する姿が有る。
ネタばれになって申し訳ないけど、クレジットに既にトーマスが
FBIエージェントと肩書きが書かれているので、怪しい人物ではない
ことは確か。
トーマスを演じているJason Gray-Stanfordは、何処かで聞いた名前
だと思う方もいるかも知れませんが、「名探偵モンク」で
ストットルマイヤー警部の部下のランドール捜査官として一緒に
行動を取っていた彼ですね。
因みにこの俳優さん声優さんでも有り、アメリカ版の「めぞん一刻」
で、五代さんの声を充てていたみたいですよ。
■ジョスの場合
仕事:イベントプランナー
問題:仕事の軌道
スコットからハリーとの関係に言及される。
今まで意識したこともなかったのに、急にジョスはハリーに
対する異性としての気持ちが出てきてしまった感じ。
ステファニーというジョスの高校時代の友人が恋人を探して
いることを知って紹介することに。しかしいきなり電話番号を
本人の承諾無しで渡してしまうところはジョスっぽいがさつさが
有るな。
ハリーがキーラ以来デートしていないこと。仕事ばかりの42歳の
ハリーがそのまんま厨房に埋もれることを心配したという名目で
ステファニーを紹介したとのことだけどね。
ハリーからサヴィのことで罪悪感があるからそんな行動を取って
いるのではないかとされ、自分に恋人が出来ると女性は何故か
人の相手を探すことに生き甲斐になると指摘されていたけど、
この傾向って確かに女性にはあるような気がする(笑)
■使用されている曲
・Gunshot by Lykke Li
・The La La Song (It’s a Beautiful Day) by The Paper Chain Gang
・Rescue by Yuna
・Open Hands (feat. Trent Dabbs) by Ingrid Michaelson
・You Know You Like It by AlunaGeorge
サバンナ・デービス (Alyssa Milano) “サヴィ”、弁護士
カレン・キム (Yunjin Kim) 精神科医
エイプリル・マロイ (Rochelle Aytes) 家具店オーナー
ジョスリン・カーバー (Jes Macallan) “ジョス”、不動産コンサルタント
ハリー・デイビス (Brett Tucker) コック、サヴィの夫
ドミニク・テイラー (Jason George) 弁護士、サヴィが好き
ルーシー・マロイ (Corinne Massiah) エイプリルの娘
ブルース・サファイア (John Heard) サヴィの父
ジェイコブ・ポラック (Matthew Del Negro) 精神科医、元カレンの同僚
アントニア・ルイス (Rebeka Montoya) “トニ”
アナ・チョイ (Catherine Haena Kim) カレンの患者
アダム・トーマス (Jason Gray-Stanford) FBI捜査官
ポール・マロイ (Dondre Whitfield) エイプリルの元夫
ステファニー (Lauren Aboulafia) ジョスの友人
— (Jeff Marlow) Sommelier
— (Ryan Surratt) Delivery Man