LAW & ORDER : 性犯罪特捜班 (SVU) シーズン5 第4話 突然の別れ Loss

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第4話 突然の別れ Loss

脚本/Michele Fazekas、Tara Butters
監督/Constantine Makris

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【ストーリー】
犬(トッツィー)の散歩をする老婦人は、犬がゴミを漁るのを
止めようとすると毛皮のコートが目につく。拾おうとすると
なんとそこには全裸の女性の遺体が身にまとっていることが
分かる。

すぐにSVUのエリオットとオリビアが現場入りする。
犠牲者はリビア・テレス(23歳)。金もカードも盗られている
形跡はなかった。身につけている服は毛皮のみ。死後12時間
以内だとメリンダは語る。遺体には刺し傷も銃創もないが、
顔の日狩り側と胴に外傷が有るとして撲殺だろうとのこと。
オリビアはレイプは有ったのかと問うと精液は検出されたという。
殺害後に運ばれたもので、死亡時には仰向けにされていたハズ
だという。しかし何故こんな場所に捨てれたのか。恋人に
殴られ逃げる途中だったのか。それとも高級娼婦だったのか。
コート一枚で来たら客が変態だと思ったのか。そんな中メリンダ
は彼女は口が滑ったのかも知れない事を告げ、舌を切り取られて
いると語る。もしかするとあの犬が食べたのではないかと。

リビアが住んでいた家のオーナーに話を聞くフィンとマンチ。
よく知らないが感じのいい美人だったという。2年以上前から
借りていたとのこと。良い借り主だという。以前の住所は書か
ない人が多く不法滞在者が多い事を語る。でも建国当時はどれ
もが不法滞在だと語る。出身は?と尋ねると、プエルトリコか
メキシコではないかという。2人は室内を見て2年間も住んでいる
割には殺風景だと語る。外出が多かったので恋人が居たのでは
ないかという。
写真も装飾品もないなんて修道士なのかとフィン。離婚して
思い出の品を捨てたのかも知れないというマンチ。死んだ日に
マイアミから戻って来ていること。フィンはクローゼットを
見て服には相当金をかけているとし、5万ドル分は有るという。
社会保障カードが有るので不法滞在ではないというマンチ。

2001年6月以前の学校や仕事の記録がなかった。クレジットカー
ドはこの時期に申請し、自動車免許証も同様だとクレイゲン
に報告する。知人も居ないし親類の情報も出てこないこと。
突然現れたことになるという。証人保護は?と問うと、それも該当者
はないという。マンチはスパイなのではないかと問うと、クレ
イゲンはそれを疑う前に検視局で結果を聞いてこいと語る。

9月22日(月)・検視室
メリンダから被害者の体内からコカインの陽性反応が出たという。
古傷もホクロもないが、髪の毛にチェーンが切れて挟まっていた
という。指紋は彼女のものだけだと。聖母子のもので、オリビアは
初めて見るという。彼女はカトリック教徒だと。メリンダによる
と顔と胴体だけでなく脚にも傷が見つかったが、ガラス繊維が
検出されたという。殺害現場でついたものだろうというエリオット。
毛皮には粉が付着していて、調べるしチオシアン酸コバルトだと
いう。つまり服全体にはコカインの粉が付いていた。

エリオットとオリビアは精製中に浴びたのかと疑うが、彼女の
部屋から薬物は検出していなかった。運び屋でマイアミから来た
人物なのかもと。そんな中エリオットはオリビアに対して、
怪しい男が二人グレーの車に乗って長時間俺たちを監視している
と語る。内務調査なのか。エリオットは尋ねようとして車に
近づくが逃走してしまう。ナンバープレートで調べようと。
それにしてもリビアは信仰深い娼婦だったのか。
エリオットはシステー・ペグに聞いて見ようと語る。

9月22日(月)・シスター・ペグの車。
リビアの写真を見せるが知らない顔だというペグ。クイーンズ
のリビアという女性だとし、娼婦の女性たちにも見せて確認
して欲しいと頼む。オリビアは被害者が持っていたチェーンを
見せると、これは聖母子像であり、この絵はチキンキラの聖母だ
という。奇跡を描いた絵画で、聖母が三日月の上にいるのが
特徴だという。チキンチラはコロンビアの守護聖人であり、カス
トリヨン神父のクイーンズの教会にはコロンビア人の信者が多い
という。

フィンとマンチはカストリヨン神父から話を聞きに行くと、
確かに見た事が有る女性で最後に遭った時に何か悩んでいる様
だったという。最後に来たのは2、3ヶ月前のことだという。2年前
から顔を見せに来たとし、それ以前のことは知らないという。何か
言いたげだったので懺悔を薦めたが、”仕事が片付いたら”と言って
帰って行ったという。高収入だったようで、自分の家具を全て
寄付したいというので倉庫に取りに行ったとのこと。

9月22日(月)・クイーンズの倉庫。
リビアが借りていた倉庫で3年分前払いをしていたものだった。
オリビアとエリオットは無理矢理倉庫をこじ開けて中身を調べる。
99年の納税の書類、数々の写真、申請名はリビア・サンドバルと
なっているとし、別名で納税しているとのこと。2001年の箱が
あるというエリオットは、名前を変えた年だという。そんな中
彼女は市警の刑事であることが分かる。更に入り口の所に2人の
男が立っていた。エリオットはグレーの車の2人組だと告げる。
2人は自らを麻薬取締局(DEA)のハモンドとドノバンだと語る。

署に連れて行き話を聞く。クレンゲンは何故尾行などしていたの
かと問うと、組織の回し者かと思っていたという。君たちが
リビアの指紋を検索したので彼女の死が分かったという。殺された
のだから調べるのは当然だと告げると、彼女は潜入中の捜査官で
彼女からの連絡は2週間に1度だけなのだという。一週間前の電話
では元気だったこと。潜入だということがバレたのかと問うと、
他の囮捜査官によるとバレてはいないという。舌を切られたこと
に心当たりは有るのか?と問い、何故市警がDEAで働いているのか
と問う。合同捜査の案件でDEAに出向していたのだという。コロン
ビア人捜査官がコカインまみれの毛皮を着ていたのだとし、
ダレのことを調べていたのかと問うが、DEAは話そうとはしなかっ
た。DEAの管理下で市警の刑事が殺されたので見過ごせないこと
を語るエリオットだが、DEAとしても捜査に2年間かけている
こと。リビアが刑事だと露見すれば他の捜査官も殺されるのだ
という。しかしオリヴィアは捜査しなければマスコミが騒ぐと
告げ、マスコミには麻薬ディーラーに殺された娼婦として報道
するので話すよう語る。潜入の話も伏せて語るというクレイゲン。
DEAは我々の関与や女性の正体は明かすなとし、召喚にも応じない
ぞと語る。手がかりは言えないがそっちで調べろという。コロン
ビアの組織は強大で、リビアは93年(13歳)でコロンビのメデジン
から入国、18歳で市民権を得て2年後にハドソン大に入学、2000年
に優秀な成績を経て警察になったのだという。組織の人間と知り
合いだったのかも知れないとするが、クレイゲンはこれだけでは
絞り切れないと語る。市警の麻薬特捜班でも調べているが
アジトは隣接州にも散らばっているというフィン。
元同利用の刑事に聞けないかとしてフィンの情報網を頼り、
麻薬特捜班の男性と接触する。

9月23日(火)・カフェ・アンドレ
9月24日(水)・ペトロフキー判事の執務室
9月24日(水)・DEA NY支部
9月29日(月)・第46法廷
10月1日(水)・SVU捜査本部
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女性が毛皮のコート一枚を羽織ったままゴミ箱に捨てられて
発見される。売春婦かと思われたが、調べていくウチに彼女の
経歴を遡っても2001年6月以前の情報がなかった。
身元を調査しているウチにオリビアとエリオットを監視している
人物がいることが分かり、彼女が借りていたとされる倉庫を
調べている際に二人に接触してくる。2人は麻薬取締局の捜査官
のハモンドとドノバンだった。被害者の女性・リビア・サンドバル
は市警の刑事であり、何故DEAの潜入捜査をしているのか疑問
に思い尋ねるが、DEAとしてはなかなか口が重くて情報を
話そうとはしなかった。麻薬絡みだということも有り、フィンが
元麻薬特捜班だったことも有り、その繋がりから情報を集めよう
とすると、そこにはコロンビアの巨大な麻薬組織が関与している
ことが分かる。

いよいよ来るべき時が来てしまいました。
シーズン5話の開始時に言及しましたが、一時降板されるのは
キャボット様です。
自らの犠牲も厭わず、法の力で何としてでも悪党を起訴することを
考えて行動するところは、本家で言うところのマッコイ検事
みたいで頑張っていたんですけどね。
いつもの調子でキャボットがまた、容疑者を挑発するような
発言をしてしまったことがきっかけで火をつけてしまった様です。
流石のキャボットも取調室で弁護士が同伴している中で、
取引相手が威嚇してくることもないと思ったのか、逆上するその姿
を目にした彼女の中には恐怖感が見て取れました。
そして目の前でDEAのドノバンの乗った車が爆破された時には、
流石に心が折れるのではないかと思ったけど、顔中に傷付き
ながらもそれでも起訴する為に行動を起こすところは検事の鏡です
ね。
ジェック・ニコルソンばりに厳つい顔をしているアーサー・ブランチ
の腰の弱さ(笑)存在だけで十分恐いのに、どうも押しが弱い。

しかし今回のエピソード、冒頭から精液が検出されているので
なんでそこを調べないのかとか思う所が有ったりしたし、
傷口に付着しているガラス繊維の検出しているのだから、
麻薬の精製に関する流れからもこのディーラーが販売している
コカインなのかを調べることは出来ないものだったのですかね。

ドラマとしては捜査していくウチに徐々にDEAたちが警戒している
というコロンビアの組織の怖さというものを実感していくという
ものでした。オリビアとかエリオットら現場の捜査官であれば、
よりそれを実感出来そうだけど、デスクワークをしているキャボッ
トにとってはちょっぴりリスクに関しては不感症になっていた
のかも。

ドラマ「グレイスランド 西海岸潜入捜査ファイル」は西海岸で
FBIとDEAと入国管理局が合同調査をして麻薬組織との戦いに
挑むところが有りましたが、ニューヨークでもNYPDとDEAの
協力する姿が有りつつも、時に市警とFBIの捜査の温度さからヤボ
ったさを感じる捜査になるようにして、捜査情報の共有をしない
など、同じ敵を相手にしているのに、なんとも面倒なことが
起きていますね。ただDEAが長年自らの計画で捜査をしている
ことをNYPDに邪魔されたくないとする気持ちも分からないでも
ない案件でした。

アメリカはテロリストには屈しないという国の方針があるにも
関わらず、国内に潜伏している麻薬組織との戦いに於いては
及び腰があるところなど、ちょっぴり不思議でも有りました。
こういうのは一市警では対応出来ないところが有りそうだけどね。
昨日見た「LAW & ORDER : クリミナル・インテント」のS5-14
でもシークレットサービスの潜入捜査に於ける被害者の物語
だったので、一部似たようなシーンが有りました。

麻薬は恐いものです。
今回冒頭で殺されたリビアはハイの状態でザパタと遭い、
二週間前に「ザパタが性的不能」だと言って怒らせたことが端に
遭った様子。そのことを上述したようにキャボットも引用して
利用したことで、思わずザパタの男性としてのプライドに火をつけ
させてしまったのでしょうかね。

リビアはコロンビア人で、コロンビアと言えばメキシコと同様に
麻薬カルテルが多いですね。リビアの出身はコロンビアのメデジン。
ここにはメデジン・カルテルの強大な組織がある土地でしたが、
取りあえず現実の世界での、このメデジン・カルテル自体は解体
されている様ですね。

捜査令状に於いて、その情報提供元が信憑性があるのかどうかを
問われるけれど、提供することでのリスクの見返りとして、
エリオットたちが、ドノバンらに罪悪感を持ち出して来たところは
ちょっと可愛そうでしたね。
キャボットは、「コギンズの判例では情報と提供者を守るべきとの
判決が有る」として守ろうとしたけど、グレンジャー弁護士も
また法律には法律をという感じで対抗してきた。
今後もグレイジャー弁護士はSVUの方では登場してくるキャラクター
だけど、悪徳な相手を守る為に弁護していくのですかね。

盗聴していたのかDEAの捜査官たちは、
連邦刑務所に服役中のペレスの手下が6時間前に通話していた
内容を傍受。「今週中に彼女に逢う」「家はウエストサイド78丁目
35番地のC」「帰宅は毎晩8時」「朝6時に講演をジョギングしている」
「母にも遭いたい、州の北にも住んでいる」。
ということで全ての情報はキャボットのことを指していた様です。

第46法廷後、キャボットが肩口を打たれて、オリビアが声を掛ける
シーンが印象的でした。
これを機会にキャボットを死んだことにして、実際には証人保護
プログラムのようにして身を隠すとのことだけど、最後に
「何年なの?」というオリビアの切ないセリフがまた涙を誘う感じ
でした。

Dlife版をボーっと見ながら最後の一文の感想を書いているワケ
ですが、Dlife版だと、最初の「9月22日(月)・検視室」のテロップ
が入れ忘れて出ないですね(笑) ダッダーンとしか鳴らず、
不発弾みたいになってしまいました。初期の「LAW & ORDER」でも
似たようなことは有ったんですけどね。
またDlife版とFOX版では区切りが違うシーンも有って、
ダッダーンでX月X日X曜日に何処に行くみたいなテロップの入れる
場所が違ったりするので比べて見ると楽しいところが有りますね。
まぁ二度違うバージョンで見るという人はそうは居ないのでしょう
けど(+_+

■シスター・ペク登場エピソード

Season 3, Episode 23
Season 4, Episode 1

■その他

エリオット・ステイブラー (Christopher Meloni) 刑事
オリビア・ベンソン (Mariska Hargitay) 刑事
ドナルド・クレイゲン (Dann Florek) 主任警部
ジョン・マンチ (Richard Belzer) 刑事
? (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)
アレクサンドラ・キャボット (Stephanie March) A.D.A 検事補
オダフィン・チュツォーラ (Ice-T) “フィン” 刑事
メリンダ・ワーナー (Tamara Tunie) 鑑識
ジョージ・ホアン (BD Wong) FBIにも精通する精神科医

アーサー・ブランチ (Fred Dalton Thompson) 地方検事

ティム・ドノバン (Josh Hopkins) 麻薬取締局 DEA、車が爆発
ジャック・ハモンド (Mitch Pileggi) 麻薬取締局 DEA
ライオネル・グレンジャー (David Thornton) 弁護士
ラファエル・ザパタ・カビリア (Jacinto Taras Riddick) 34歳、ペレスのNO..1
ペグ (Charlayne Woodard) シスター
レナ・ペトロフスキー (Joanna Merlin) 判事
— (Felix Solis) 麻薬取締捜査官 / フィンの知人
フェリックス・サントス (Andre Royo) ワシントンハイツのドミニカ売人、協力者
ジョージ・レイリー (Tibor Feldman) 司法省・ペトロフスキーの執務室で
— (Ray Wills) Manager
カストリヨン (Mateo Gomez) 神父・クイーンズの教会、コロンビア系
— (Pat Profito) Building Super
Mrs.クレンショウ (Lola Powers)
制服警官 (Matthew Stocke)
— (David Sitler) Court Clerk
— (William H. Burns) ESU
— (Terrence Laron Burke) Federal Marshal
— (Gil Hagovsky) Federal Marshal
— (Tony Devon) Henchman

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