第13話 誓いのとき ‘Til Death Do Us Part
監督/John Scott 脚本/K.J. Steinberg
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【前回までのあらすじ】
エイプリルはFBIが監視して電話を盗聴している中、ポールに
対してFBIが貴方を捜していることを話してしまう。トーマス
たちに捕まるが、ドミニクはエイプリルの弁護士だとして
FBIの前に現れる。
ベンがカレンの元にやってきて、自分はHIV陽性だったことを
語る。カレンはそれを聞いてショックを受ける。
ジョスはハリーに対してグレタがプレオープニングを次の週末
に早まったことに対して、日曜日は婚約披露パーティーなのに
どういうことなのかと問う。パーティーのことを忘れていたと
いうハリー。しかしハリーは開き直ったようにたかがパーティー
でよく知りもしない男であり失敗すると分かっている結婚の
為にレストランを失う気にオレはなれないと語る。それを聞いた
ジョスは最低な男で姉さんの言ったとおりの人だと非難する。
【ストーリー】
「ブンダバー」のオープニングパーティー。
グレタは招待客たちに対して、ジョスは素晴らしいイベント
プランナーであり、シェフのハリーのことも紹介する。
スコットはジョスに対してハリーと何か有ったのかと問うが
それを否定するジョス。
グレタはイザベルに頼んでチームの集合写真を撮ろうというが、
ジョスもハリーも笑顔が不自然だった。
カレンは検査した医者に電話し結果を知りたいという。
先生から連絡は有ったかと問うと、検査の過程に問題が有った
ので再検査して欲しいと頼まれる。
トーマスとエイプリルはそれぞれに代理人を立てて今回の一件を
語り合う。FBIがオリヴォスを取り損ねた責任はエイプリルだと
するが、ドミニクは司法妨害ではないとし、あやまれという為に
呼んだのかとして、エイプリルに謝っておいてくれという。
事後共犯に問うと言ったらどうするのかというトーマスに対して
彼女はポールが何をしたのか知らなかったのだとし、それは
盗聴していた会話を聞いていれば分かるハズだと反論する。
無駄だ・・罪には問えないとするが、トーマスは腑に落ちない
事を語る。ポールは自ら死を偽装した上、余所で家庭を作ったのに
何故見て見ぬ振りをしたのかと問う。娘を守りたかったという
エイプリルだがトーマスは娘ではなく君が守ったのは犯人だと
語り、何の罪もない人がオリヴォスの犠牲になったとして被害者
の写真を見せられるのだった。
そんなトーマスからダニエルはFBIを首になったことを聞かされる。
サヴィはカレンと共に逢う中で、怒りを感じないのかと問う。
ザックとは色々と有ってバイクの後ろに乗せてもらったこと。スピ
ードを出されて、この人は死を恐れていないと感じたという。
彼は「フィアレス」のジェフ・ブリッジス、そして私は
ロージー・オドネル?というカレンに、ロージー・ペレスだと語る。
目の前が真っ白になりもうお終いだと思ったこと。ここで死ぬの
だと思ったが、事故の後のこと覚えて居るでしょとカレンに問う。
ハリーが私の病室に来て愛を誓ってくれたこと。私は信じようとは
しなかったこと。当時は感傷敵かと思ったが彼は悟っていたのだ
という。私もそうで今回頭に浮かんだのはハリーの顔だったという。
走馬燈のように人生が巡ったとし、全てはハリーとの結婚生活
の人生だったこと。それをハリーに言うべきなのかと問うと、あの
誓いを今ならば信じられるという。未練があるか探りを入れよう
というのかというカレン。そこまで踏み込むならは覚悟する必要
があるという。
ハリーはスタッフたちに夕べはよくしてくれたとしてねぎらいの言葉
をかける。ジョスが店にやってくるとアンケートの回収に来た
が、今日はハリーはグレタと打ち上げだと思ったので来たのだと
いう。グレタとはもう別れた事を告げ、自分達はプロで大人なので
仕事には支障はないというハリー。オレが乗り気では無いことに
彼女も気が付いていたのだという。ジョスに謝りたいとするが、
何を言われても無駄だという。ハリーは思っていた人じゃない。
あれは限度を超えていたとし何を言われたも・・と言ったジョス
にハリーは彼女の口を閉じるようにキスをする。あり得ないとして
ジョスは店から飛び出ていく。
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■サヴィの場合
仕事:弁護士
問題:夫・ハリーとの関係、職場のドミニクとの不倫
前回ザックのバイクに乗せてもらったけれど、サヴィはスピードに
対する恐怖が有るにもかかわらず、ザックが調子に乗ってスピード
を出したが為にサヴィはパニクってしまうが、その結果、悟りの境地
に入ったこと。
サヴィってどれだけ自分勝手な人なんだろうかって感じで、ここに
来てハリーの件を持ち出す流れはあまりに違和感しか感じ無いの
だけど、姉妹して同じ人を好きになり、決別するような状態を
作りたい意図が有るのかな。
母親が自由奔放な人なので、長女としての堅実さというものを持ち
つつも、恋愛に於いては多少なりともそんな母の血を引き継いで
しまった感じもする。
カレンにその件で相談する際に、ピーター・ウィラー監督の
映画「フィアレス 恐怖の向こう側」を例に出していた。
サヴィはハリーの自宅に行き話合おうとすると、意外と彼は過去
の件ではさっぱりしていて怒っていることもなかった。
しかし料理人としては致命的な感じで、窓に手を挟んでしまう
ところはマヌケというか罰なのか?骨が出ているみたいなことを
言っていたけど、ただひびが入っているだけだったみたいだ。
サヴィは待合室でハリーの治療が終わるまで待っていたけど、
そんな思いが今のサヴィに目を向けているハリーには伝わらない
であろうところは切ないのかな。
■カレンの場合
仕事:精神科医
問題:患者との関係
HIVの陽性だったベンと関係を持っていたカレン。
検査したもののなかなか聞く事が出来ず、勇気を振り絞って電話
して検査結果を聞いたら、今度は病院側の検査過程に問題が有り
再検査が必要だという。これが病院側の問題ならば本当に良いの
だけど、また病院に来させる為にカレンについた嘘何じゃないのか
みたいな視線で見ていたけど、本当に検査ミスだったみたい。
カレンは再検査の結果が出るまでの間、不安と怒りがわき上がる。
ジョスがハリーから一方的にキスされた相談を受けている際に、
思わず話題は自分中心になり、ベンに対する憤り感を募らせて、
ジョスを放って飛び出して行った。
ただカレンだって合意の上でベンとHしていた訳だし、ベンがどの
段階でHIVになったことが分かったのかは知らないけど、彼に責任
を押しつけるというのもちょっと狡くはないかという感じはする。
最悪な気分で沈んでいる際に、一番の慰めとなったのは韓国に
帰国したアナからの電話だった。アナから感謝していることを聞か
され、「貴方の愛に救われた」とされたカレンの方が寧ろ救われる
ということで、充実した瞬間だろうね。
ジョスとスコットのパーティーの際に再検査の結果が電話で
知らされる。HIV検査は陰性だったが別の問題が有るとのことで、
ガンなのかな。
■エイプリルの場合
仕事:家具店オーナー
問題:アートへの道
ドミニクを弁護に立たせた為にFBIからの司法妨害、事後共犯の件
では取りあえず罪は免れた様子。ただ保険金詐欺の流れは返納される
まではエイプリルにも課せられるべき罪ではないのかな。
デコっぱちトーマスもポールの件でエイプリルの協力を取り付ける
のは諦めるとされるが、問題はポールが行方不明になり自動車だけ
がモーテルの駐車場で発見されたことをダニエルから聞かされる。
恐らくオリヴォスによって拉致されたであろうこと。
これまでは不本意ではあるがFBIが監視していたことで守られていた
ガードが解かれてしまったことでマイナスに働く。
エイプリルのダニエルへの愛情が残っていたのか、ダニエルしか
頼る人がいないとしたのか分からないけど、このタイミングで彼を
受け入れるというのはちょっと狡い感じがしないでもない。
ジョスの婚約披露パーティー前には別荘に遊びに行くと称して、
実際にはオリヴォスから身を隠しに行ったであろうけど、そんな生活
が続けられるハズもない。
暖炉の火の音に驚く二人が思わずシンクロしていたところをルーシー
から突っ込まれていた。恐怖心の中から生まれる愛情の構図は
本物の愛なのかどうかは分からないけど・・・。
最近「殺人を無罪にする方法」も見ているので、関係者と関係を
持って職を無くす黒人捜査官の話というのが思わず重複してしまっ
ているな。
ルーシーが寝付いた後に二人は関係を持っていたけど、寝室があんな
近くに有るのにHしたらルーシーが起きてこないか、見ていて
そっちの方がヒヤヒヤする(笑)。
ジョスとスコットの婚約パーティー・・・そこでサプライズの結婚式
も同時に行われると知った彼女は、髪の毛をセットしてくれば
良かったと語るがサヴィがまた「酷い顔しているものね」と語る
ところが何とも言えなかった。
最後にダニエルの元にオリヴォスとポールが射殺されたとする
知らせが入り、エイプリルにも伝わる。ルーシーにポールの件で
言わなかったことに一抹の不安を覚えていたが、カレンから考え
方次第であり、嘘が真実になっただけのこと。あなたはこれで
自由になれたであろうこと。また父親の思い出は良いものが
残っていた方が良いとされたことでエイプリルも納得した格好だった
けど、当然ながら殺されたことはニュースで流れてルーシーにも不本意
な形で伝わってしまい、エイプリルとしては娘からの信用を失う
ことになった。
■ジョスの場合
仕事:イベントプランナー
問題:仕事の軌道
ハリーから酷い事を言われてジョスとしては彼と決別宣言をする。
スコットからはこれ以上にないくらいにどんどん理想的なことを
言われて結婚への道もまっしぐら。
ただその影でハリーへの思いも強くなる。
ジョスに謝りたいとして何度となく接触しようとするハリーだが
ジョスは決して許さないという。ただ誰から見ても、
「大嫌い・大嫌い・大嫌い・大好き」by モーニング娘。だよね。
ジョスはカレンにSOSメールをしてボイラーメーカー(ビールとウィス
キー)を飲みつつ話合う。
「彼のしたことは事は卑怯で衝動的で身勝手で乱暴・・自分の行動が
どんな結果をもたらすのか何も考えていない。他人の人生、
どうなっても良いって訳なのか?」というカレンの話は、みんなに
当てはまる流れだったね。
スコットはハリーに色々と相談してサプライズでジョスとパーティーの
日に結婚することを聞かされる。スコットはハリーのことを
「良い友達」「相棒」だとしていたけど、もの凄いフラッグが立てら
れましたって感じ。
ジョスがパーティーを渋っている中、スコットは祖母に晴れ姿を
見せたいんだと語る。ジュスはお婆ちゃんを理由に使うなんて
狡い~としていたけど、そんなところで悶絶しているところが
ジョスの可愛いところ。
いざパーティー&結婚式。
式の前にジョスはレコードの件をスコットに話したのは姉さんなの
かと尋ねている姿が有ったる
ハリーにはパーティーには来ない様告げる姿も有った。
いざ5分後に結婚式が始まるという際に、バルコニーにウェディング
ドレスで身を包むジョスの姿と、酒を飲んだハリーが下で眺める
構図は「ロミオとジュリエット」の禁断の恋のワンシーンを意図した
演出だったけど、その後砂浜で散歩し、今度はジョスの方から
キスしてHモードに入った様子。
「ジョスへこれが最後の婚約祝いになりますように。母より」
そんな母からのプレゼントもまたフラッグとしては十分なものが
有ったね。
■使用されている曲
・Miracle by Rachel Robinson
・Love Show by Skye
・One Wish by NONONO
・Habits (Extended Mix) by The Chainsmokers vs. Tove Lo
サバンナ・デービス (Alyssa Milano) “サヴィ”、弁護士
カレン・キム (Yunjin Kim) 精神科医
エイプリル・マロイ (Rochelle Aytes) 家具店オーナー
ジョスリン・カーバー (Jes Macallan) “ジョス”、不動産コンサルタント
ハリー・デイビス (Brett Tucker) コック、サヴィの夫
ドミニク・テイラー (Jason George) 弁護士、サヴィが好き
ルーシー・マロイ (Corinne Massiah) エイプリルの娘
アダム・トーマス (Jason Gray-Stanford) FBI捜査官
ダニエル・ザモラ (Ricky Whittle) エイプリルの元夫
スコット・トロスマン (Justin Hartley) 整形医、ジョスの彼
アナ・チョイ (Catherine Haena Kim) 韓国に帰国したカレンの元患者
ベン・オデル (Brian Hallisay) かつてカレンが一夜のHをした。HIV
グレタ・ジャガー (Helena Mattsson) レストランの出資者
エレノア (Lee Garlington) スコットの母
グランマ・ジューン (Teddy Vincent)
— (Steven French) 双子
— (John French) 双子
ステラ・シェーン (Arriane Alexander)
— (Jamie Anderson) Female Fan
— (Judith Hiller) Servant
— (Sarah Karjian) Servant
— (Ross Mackenzie) FBI Attorney
— (Chris Rubio) Valet
— (Elisha Skorman) Photographer
— (Ryan Tsang) Busboy
— (Willie James Warren Jr.) バーテンダー
— (Carolyn Adair) LA Housewife
— (Nicole Burch) Flairtender