コールドケース 迷宮事件簿 Cold Case シーズン6 第1話 勇者 Glory Days

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第1話 勇者 Glory Days

脚本/Gavin Harris 監督/Roxann Dawson
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1973年10月12日。
ペンシルベニア大学のフットボールチーム”ウォーリアーズ”。
ムーンはブリーズに対して今日もやるぞ!と気合いを入れる。
プラットは観客席から観戦し、コーチのバウアー、そしてアシ
スタントのウォルターズは試合を見ていた。
ウォーリアーズにラストのワンプレーにかかっていた。そして
最後のタッチダウンをバッドムーン・マクシェーンが決め手
試合は逆転勝ちする。
しかしムーンは頭を鈍器で殴られ競技場近くの駐車場で殺され
て発見される。
1973年11月、マイク・マクシェインは未解決事件となる。

ジェフリーズとリリーはカレッドフットボールを見るならば
アルのスポーツバーに限るとして、二人でバーにいく。
リリーのことを紹介する中、彼とは高校のチームメイトだという。
“稲妻”のアルと”墓石”のジェフリーズというあだ名がついて
いた。何故墓石なのかと尋ねると、ラインバッカーとして敵を
葬り去ったからだという。
アルから大事な話があるとしてバーにやってきた二人。
アルに話とは何なのかと尋ねると、1973年のリーグの決勝前夜
に殺害されたマイクの件を覚えて居るかと問う。試合に現れず
に大騒ぎになったこと。アルはあの時のプログラムをネットオー
クションで入手したらこれが中に入って居たのだという。
「チケット引き渡し書」で選手の家族や友人用のもの。
マクシェインからR・ボレキ宛てのもので、日付は11月3日午前
9時になっていた。試合当日のものだとし、警察は試合前夜の
22時頃殺されたと言っていたハズだと言う。つまりマイクは土曜
の朝には生きていたのだという。
アルによるとマイクの母・ジュディが年に一度この店を尋ねて
くるとし、写真を見ていくのだという。俺たちのためにも
犯人を見つけて欲しいとのことだった。

スコッティとリリーは倉庫にいくと、水漏れから当時の資料が
一部濡れていることが分かる。マイクは70年にペンシルベニア
ユニバーシティに入学、ラトローブ高校卒業だという。スコッティ
によると小さな街で、兄弟はなく国語教師の母が女手一つで育て
上げたという。遺体が発見されたのはゴミ捨て場の傍で、
選手寮の近くのスタジアムの駐車場のG68辺りとのこと。頭部を
鈍器で殴られていた。当時の検視官はインスキープで死亡推定時刻
は金曜日の22時になっているが、この検視官はミスばかりしてい
たヤツとのこと。金曜の夜に部屋のドアに伝言が挟んであり
“ペッツから電話”と欠かれていたとのこと。R・ボレキのあだ名
なのか?もしかするとチケットとドラッグを交換しようとしていた
のではないかというリリー。ジェフリーズがやってくると、
チケット引き渡し書の文字の筆跡はマイクだったという。G68エリア
は人気もなくドラッグディーラーが屯していたとのこと。
トム・バーナード(ブリーズ)はマイクの親友なのに見ていないのか。
リリーはアルバムからR・ボレキに該当する人物を捜すとし、
スコッティは大学に行ってくるという。

署にはマイクの母・ジュディにご足労してもらう。
マイクについて尋ねるとフットボールをする前には本がとても
好きな子だったという。スティルマンは彼の友達を捜している
事を告げ、R・ボレキを知っているかと問うと友達は多かったので
分からないという。
ヴェラはチケット係から話を聞いたがスタジアムでそれらしい
人は見ていないと語る。しかしバーベキューの準備をしていた人が
当時現場にいたとのこと。ラスティ・ジェンキンスという
人物で事件当日の午前9時半に急いで飛び出して行った車を見て
いるのだという。

リリーは出かけようとしているところでサッカルドとすれ違う。
久しぶりねと声を掛けるだけで通り過ぎる。ヴェラは言葉を
忘れたのかと嫌みを告げる。

スコッティとジェフリーズは大学のフットボール部へといく。
まるで高級スポーツクラブだというと、彼らは4500万ドルを
年間稼いでいるので当然だという。当時指揮を執っていたバウア
ーコーチは1991年に亡くなっていた。当時ヘッドコーチをして
いたウォルターズから話を聞く。
マイクはウォーリアーズスピリットを体現していた人物で
「共に立たん」だという。R・ボレキについて何か知らないかと
尋ねるがここでも知らないという。マイクは土曜日の朝には生きて
いた事を告げると、ウォルターは私が知る限り朝9時の集合時間
にはこなかったということだという。
ジミーにマイクの親友だったブリーズの元に連れて行ってもらう。
彼はここでフットボールのサポートの仕事をしていた。
マイクのことを尋ねると、彼は問題を起こすような人物ではない
と語る。試合の前夜の過ごし方について選手は何をするのかと
問うと、バーで一杯リラックスの為に飲む人も多かったが、彼は
部屋で読書をしていたという。ブリーズも試合に出ていないこと
について尋ねると、前の週にヒザを壊してそのまま引退になった
のだという。ペッツとかR・ボレキについて知らないかとするが
彼も知らないという。マイクは決して恨まれるようなヤツではなか
ったとしみんなに好かれていた事を語る。
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カレッジフットボール中継を得意とするスポーツバーの経営を
しているジェフリーズの友人からの知らせで、1973年11月に
死亡したフットボール選手・マイク・マクシェイクのことで
相談が有ると言われてジェフリーズはリリーと共にアルのバー
を尋ねる。フィラデルフィア大のカレッジフッドボールの花形
選手だったマイクはリーグの決勝戦の前夜に殺害され、当時は
相手側チームの熱狂的ファンによる仕業かと思われていた。
しかし金曜日の夜に殺害されたと思って居たものが、オークション
で売られていた当時のプログラムを購入すると、チケット引き渡し
書が入って居て選手の家族や友達用の特別なものだということ
が分かる。その日付を見ると土曜日(11/3)の朝9時に書かれたもの
で筆跡もマイクのもので間違い無いとされていた。当時の検視報告書
では試合前夜の10時に殺されたとされていたが・・・
その矛盾を調べる為に再び捜査官たちは捜査に乗り出していく。

アメリカに於けるカレッジスポーツの人気ってホント大したもの
だと思う。ウチの高校はスポーツは大して強くないし、大学も
途中で辞めてしまったんだけど、母校がスボーツで活躍したみたいな
話は聞いたことがないし、応援しようにもなかなかスポーツが盛ん
ではないので母校の応援も出来ないのだけど、大人になって尚も
母校に関心を寄せて応援出来て関わり合いになれるというのは素晴ら
しいと思う。

アメリカのカレッジスポーツが如何に金になるものなのかということ
を改めて感じさせるものが有り、男性スポーツ選手が女子生徒に
もてはやされ、チアリーダーになれば男性にもてはやされで、
大学生活に於ける勝ち組負け組の構図みたいなものがそこで出来上が
ってしまうみたいな流れのドラマって相当あるような感じがする。

73年の事件/40年くらい前の事件だということを考えると、
まだ生きている証人は多いハズ。なんで当時の捜査官はここまで
切り込んで捜査をしなかったということになってしまう訳だけど、
残っている証拠保管室自体もずさんで水浸しになっている状況だし、
コールトケース班自体が大丈夫なのかという不安なスタートだった。

栄枯盛衰の例えは違うかも知れないけど、誰にでも華やいでいる
時は有るはずで、フットボールにかけている人たちにとっては
この時代が如何に大切なものとして認識されているのかを実感
させられる。汚されたくない思い出。良い時の思い出のままで居たい
とする気持ち。しがみつくだけの魅力がそこにはあるってところ
だろうか。

ただ金になるところには必ず食い物にされる部分が有り、誰もが
純粋にスポーツを楽しんでいるだけではない。
特にスポーツをしている当事者以外の人こそ、こんな金勘定に精を
出していたりするところを見ると憤りを覚えるところ。

自分が大学時代にやり残したことを後援という形で補おうとして
いる人がいて、その延長線上に金とか名誉の話がついて回っていた
感じにも思えたけれど、未来のことを考えずに、副作用を無視して
目の前の試合に勝つためだけにステロイド剤を打たれて、育てら
れている選手はまるで家畜同様の扱われ方のようだ。
(ロビーが選手につけられたあだ名はステーキみたいだと指摘して
いたので、意図したところは有ったのかも。)
如何にもその時が良ければ良いとする若者の特権みたいな感情が
そこには存在していたけれど、マットは将来のことを見据えている
し、多くのスポーツ奨学生はその後のことを考えている人も
多いのだろう。

ウォーリアーズのスピリットの中には「共に立たん」とする精神
が有ったが、結局その精神も都合の良い時にばかり唱えられて
いる現状が有り、その言葉の偽りがまた切なく写る。

当時はみんなが集まっていた自宅の庭のプールが寂れていること。
孫はフットボールではなく別の意味のフットボール(サッカー)に
興じているという価値感の変わりようがまた切なく写る。

マイクは国語教師の息子として育ったというだけ有って、読書家
で勤勉さも持ち合わせていた。ドラッグを使ってベンチプレス
でも重い物を持ち上げられるとして、作られた肉体自体がウソの
ものであったこと。レポート自体、ロビーなどアルバイトの人物
が執筆していたということで、スポーツだけをする環境を整えて
いるとはいえ、そこには本当の自分の姿というのが有ったのだろうか
という感じがしてくる。
しかしそれを打ち破るかのようにして、友情とか精神、そして
「ベオウルフ」のレポートを実力でB+を取っていた事実だけは
真実であり、それだからこそ守りたいところも有ったのだろうね。
「死の前に栄えある勝利を与える。それが勇者の座として相応しい」
としてちゃんと本を読んでレポートを書いていることを証明していた。

スコッティの車の知識がもの凄く役に立った。
赤い車が逃走したというのを目にしていた人物に対して、
ツードアでマッスルカーみたいなもの?白いストライプのドアなのか
と問い、それがプリマスのダスター車であることを掴んで行く。

スコッティがリリーとミラーに囲まれつつバーで飲んで居て、
両手に花だなと思っていたところでサッカルドが登場。
「オレ、ドロンするよ」。アメリカでもそんな表現の言葉があるの
だろうか。

しかしサッカルドはこれからFBIとの合同の捜査があるというし
どうなってしまうのかな。

■使用された曲

・Takin’ Care Of Business by Bachman-Turner Overdrive
・Rock On by David Essex
・China Grove by The Doobie Brothers
・Do It Again by Steely Dan
・Blue Sky by The Allman Brothers Band
・Reelin’ In The Years by Steely Dan
・Starin’ Down The End by St. John

■検索用キーワード

リリー・ラッシュ (Kathryn Morris) 殺人課の刑事
スコッティ・ヴァレンズ (Danny Pino) 殺人課
ジョン・スティルマン (John Finn) リリーの上司
ニック・ヴェラ (Jeremy Ratchford) リリーの同僚刑事
ウィル・ジェフリーズ (Thom Barry) リリーの同僚刑事
キャット・ミラー (Tracie Thoms) 麻薬課刑事 s3#8から

エディ・サッカード (Bobby Cannavale) 麻薬捜査課

2008年
ウォルターズ (M.C. Gainey) コーチ
ジュディ・マクシェイン (Alice Hirson) マイクの母
スティーブ・プラット (James Karen) リッチな後援者
トム・バーナード (Clifton Powell) “ブリーズ”
ロバート・ボレキ (James Read) 教授
アル・トワート (Glynn Turman) ジェフリーズの旧友、バーの店主
エディ・サッカルド (Bobby Cannavale) リリーと良い感じの刑事
— (Stephen Full)  Addict / Narc
ガス・レイソン (Matt Riedy) 医者
ラスティ・ジェンキンス (Charley Scalies) バーベキュー
ジョージ・バーロウズ (Tim Snay) ロックスボルーにあるカーディーラー
ステイシー (Marilyn Chase) Student at the Pool

1973年
マイク・マクシェイン (Aaron Hill) “バッドムーン”
ウォルターズ (Tim Griffin) アシスタントコーチ
ロビー・ボレキ (Justice Leak) 家庭教師、”ウィーグラフ”
スティーブ・プラット (Sean O’Bryan) リッチな後援者
トム・バーナード (B.J. Britt) ‘ブリーズ’、選手
— (Gustin Smith) Wide Receiver
— (Vincent Donadio) Football Announcer (voice)

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