第1話 カルマの決着 Karma to Burn
脚本/Christopher Barbour
監督/Alec Smight
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フィンは顔を洗う。
クレンショーが見ていた写真を見て彼女なのかと問うと、今は
違うというトイレにいくとしてフィンは席に断つ。するとフィン
の携帯にはエクリーが撃たれたので警戒を・・とサラからメッ
セージが入る。現在バー483にいるとし、モレノの相棒のクレン
ショーと一緒だという。ケイティが誘拐されたとしマッキーンの
手下がケイティを連れ去ったのだという。恐らく息子の復讐だ
ろうと。フィンは恐らくクレンショーもグルだと語る。これから
何処にいくかついて行ってみるという。ラッセルは危険なことを
するなとしてそこを出ろというが・・・
ラッセルの妻・バーバラとケイティの母でラッセルの娘のミヤ
は誘拐されたケイティのことで胸を痛める。鑑識が終わるまで
部屋には入れないことを説明する。必ずケイティを取り戻すと
ラッセルは語る。
グレッグはエクリーの容体は危険だとするとモーガンが一緒に
病院にいくという。サラはグレッグにラッセルの孫がさらわれた
としマッキーンの差し金だという。ニックを探しているがなかなか
電話に出てくれないという。サラは主任のところに行ってて
と語る。
クレンショーはフィンに対してドライブに行こうとして車で出て
いく。
ラッセルは室内にある金庫を開ける。そこには護身用の銃が入って
いた。マヤはどうしているかとバーバラに尋ねると鎮静剤を飲まして
今は静かにしているという。それをまた手にいるとは・・とバーバラ
は影を落とす。
サラはラッセルの元にやってくるとゲソ痕は合ったが普通の作業
ブーツなので特定は無理だという。犯人の遺留品の欠片が落ちて
いたという。ホッジスに渡して分析してもらうと。ベガス署の
支給品が窓の下に有ったとするとホシは警察官だろうという。
ブラス警部に伝えて信頼出来る警察だけを捜査させてくれという。
ラッセルの息子のチャーリーも家に戻ってくる。
ブラスはマッキーンが留置されている刑務官をトレイシー巡査
からミッチェル巡査に変更させる。
マッキーンに逢うブラスに対して早くイーリーに戻してくれと
いう。シャバの連中とどう連絡をしているのか知らないがもう
終わりだというブラス。少女に危害を加えたら許さないという。
クレンショーはフィンを物騒な場所、クラブPD7に連れて行く。
そこは携帯も圏外になっていた。ここは気乗りしないという
フィンだがクレンショーは気に入るという。
サラはニックに必死に電話で連絡を取ろうとし、辞めるなとは
言わないので手を貸してくれとし、無事なのを知らせて欲しい
と連絡を入れる。
ビールで酔っているニックの元にハックなどの警察官がやって
くると、みんなニックを探している事を語る。ビールはまだ
一本あるから取ってみろとして、銃を置いたニックをケンカする
のだった。
ラッセル自らがケイティの部屋の鑑識作業をしていた。
法廷での証拠能力を失いので主任が関与するのはダメだとするが、
法廷はどうでも良いという。
デビッドは病院の待合室にいるモーガンの傍に寄り添うと、
お父さんは大丈夫だと語る。モーガンはデビッドに対してもう
仕事に戻ってと語る。グレッグもモーガンの元にくると着替えを
持ってきたと語る。モーガンはグレッグにエクリーが撃たれた
時のことを説明する。車が近寄り銃声がしてそしたら父が倒れたこと。
それなのに自分は何も見ていないのだという。
フィンはモレノにメールしたらしいとすると、サラは信頼出来る
のかと問う。サラは遺留品を集めて持ってくる中、毛髪がついて
いた。そしてカルマと書かれた切り抜きの紙が置かれていた。
ラッセルはマッキーンとエクリーの間で互いに家族には手を出すな
と言っていたが、エクリーが言うとそれをマッキーンが突きつけてきたの
だという。
そんな中サラに電話が鳴り、証拠をラボに運ぶと告げる。
サラはニックが捕まったことを知り彼に逢うと、何度連絡したこと
かとして留置場にいる彼に語る。話をしに来たのではなく職場へ
連れ戻しに来たのだという。ニックはもう仕事は辞めたとするが、
今夜はダメだとすると明日は好きにすれば良いと語る。
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ラスベガス警察署の内部の汚職が明らかになり、モーガンの父
エクリーは何者かに撃たれて、感謝祭のために集まっていた
ラッセルの娘・マヤの娘のケイティ(ケイトリン)が投獄されて
いる元刑事のマッキーンのの手下によって誘拐されたことが
分かる。その事実をフィンはサラからのメールで聞かされ、
ラッセルと会話する中、モレノの相棒のクレンショーと一緒に
いるが、彼もマッキーンとグルであろうことを告げる。それでも
敢えて彼とデートを装うどこにいくかを調べようとしていた。
一方ニックは毎度繰り返される悲劇の連鎖と内部のトラブルに
嫌気が差してCSIを辞めるとして出て行ってしまう。サラは
なんとかニックと連絡を取り、今夜起きている事件の捜査に
加わって欲しいことを語る。ラッセルはブラス警部に対して犯行
はラスベガス警察が関与していることを告げ、信頼出来る人物
だけを使って捜査するよう求める。ラッセルは身内が誘拐された
ことも有り、捜査には加われず、苦々しい思いをさせられること
になる。しかし家族を守る為に封印していた銃を取り出して、
マッキーンが収監されている場所へと乗り込んで行く。
いよいよ始まりましたシーズン13。
CSIから暫く離れていたのでシーズン12のラストをかなり忘れている
部分がある。普段ならば見返すところなんだけど、ちょっと時間が
ないので軽く自分で書いたレビューを読み返しての視聴・感想書き。
一番驚いたのはニックが荒晴れてて居たことと、サラの髪型が
随分と変わった印象が有ったけど、感謝祭のパーティーか何かが
有ったのだっけか。
シーズン12というと体勢が変わってラッセルが主任となったことと、
シカゴ時代に同僚だったフィンレイが加わったこと。ニックが
昆虫学者のようにして役割の変更を求められた感じでかなり
違和感の有ったシーンも有ったけど、ラッセルという人物が
どういう性格をしているのかを手探りで探っていたシーズン12に
比べて、シーズン13の冒頭では今までどんな場面でも冷静に振る舞って
いた彼が感情的になり、家族の為には暴走することも厭わない感じ
の役柄で、ちょっと驚かされたかな。
モーガンと父・エクリーの関係も仲が修復した感じだけど、
それまでの家庭でモーガンが幼い時から感じて居た父親への思い
をはき出して見たり、またちょっぴり良い感じの関係になって
良い意味で変人なホッジスが病院の待合室でキスしているシーンな
ど、驚かされる場面も多かった。
捜査ではラスベガス署のピンチということで、この流れが収拾
されるのか不安な一面も有った。
そもそも今までラッセルは捜査に於いてルールを守る人だった
けど家族の為にはそういうボーダーを破ってしまう一面も有るんだ
なということで、ケイティの誘拐現場を鑑識を通さず利害関係の
ある自分が捜査・検査に関わってしまうところなど人間らしさが
描かれた。そもそも過去の事件でラッセル&フィンはシカゴ時代
で「容疑者のDNAサンプルを採取すめ為にルールを破って持ち帰っ
た結果、容疑者を逃がした」過去が有る為に、そういうところで
自制心が働きそうなものが有るかと思ったけど、例外を示すことで
ラッセルに対する家族への思いというものを表現したんだろうね。
時々彼の中に有る不安な一面とか本音の一面が妄想なり
幻覚として現れるシーンが有り、容疑者を殺害してしまうがニックが
出てきて、隠蔽(口裏合わせ)しようとばかりに出てきたり、ケイティ
が殺害されるシーンを思い浮かべたり、バーバラが結婚生活に嫌気を
指して出て行ってしまうシーンがフェイクの流れとして出てくる
ところなど、ちょっぴり視聴者をドキっとさせる演出も見られた。
サラとニックが最後に言い争いしているシーンも印象的。
そんな言い争いをグレッグが止めて自分達は家族でありチームだ
と言ったシーンも有ったけど、
事件の詳細はよくわからなかった。
ニューヨークと同じで建物に使われている素材が場所を特定する
ヒントとされていて、牛の毛と漆喰が使われていたのは第二次世界
大戦の頃のことであり、そこから1万ヘクタールある砂漠地帯の
土地を限定していた。またグレッグは印刷のインクや紙をマイクロ
FTIRで特定して紙は2008年製造中止となりベガスで使われていた
印刷工場は一箇所で、その場所は現在クラブがテナントに入って
いることを突き止めた。このクラブにケイティとフィンが閉じ込められ
ていた格好だったけど、ケイティも通気孔の中に居れば、太った
大人達には捕まらなかった気がするんだよね。なんで外に出てしまった
んだかね。
最後はキンブルが持っていた母性ならぬ父性がケイティの殺害を
留まらせていた様子。キンブルとラッセルは同様に子供や孫に
対する気持ちの共通した気持ちがあるようで、その後はキンブルの
お陰でラスベガス署に於ける不正の全容解明に繋がったみたいだ。
ブラスが上手い事自殺する彼を止めたというところがシブイ役割。
途中で捜査課程をラッセルに話さなかったのも、自制心を失う事
が分かっていたブラスの功績が光るところが有ったかな。
さてシーズンプレミア的1話が終わったことで次からは通常の
エピソードになると思うのでどんな話が待っているのか。
それにしてもやっぱりモーガンは顔がちゃっちゃくて可愛いですね。
エクリーの娘というところが恐いところだけど(笑)
■その他
・Who Are You by The Who
D.B.ラッセル (Ted Danson) CSI主任・S12より
ジュリー・フィンレイ (Elisabeth Shue) CSI・S12 #14より
ニック・ストークス (George Eads) CSI ・ S12・昆虫学
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
グレッグ・サンダース (Eric Szmanda) CSI研究員
アル・ロビンス (Robert David Hall) CSI検死官
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
モーガン・ブロディ (Elisabeth Harnois) L.A市警、SID、エクリー 娘
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) DNA
ジム・ブラス (Paul Guilfoyle) 刑事、警部
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI上司
ジェフリー・マッキーン (Conor O’Farrell) 元副保安官、警官殺し終身刑中
マイケル・クレンショウ (Billy Magnussen) 捜査官
ルーク・キンブル (Peter Onorati) 捜査官
ジャック・ギルモア (Craig Sheffer) 元スポーツ賭博の仕切り
マヤ (Brooke Nevin) D.Bの娘
チャーリー・ラッセル (Brandon Jones) ラッセルの息子
ハンク (Bruno Gunn) 制服警官
バーバラ・ラッセル (Peri Gilpin) D.Bの妻
カルロス・モレノ (Enrique Murciano) 捜査官
— (Jonathan Camp) Uniform
— (Ron del Barrio) Uniform
— (William Morse) Uniform
— (Dennis Hill) Paramedic
ケイトリン (Mia Hays) マヤの娘、D.Bの孫
ミッチェル (Larry Mitchell) 刑事
ノーマン (Lewis T. Powell) 捜査官
デビッド・ウィノック (Jeremy Glazer) ジャックの金庫番
デニス・メルキー (Ace Antonio Hall) 捜査官
— (Thai Edwards) Kissing Club Patron
— (Kyle David Pierce) Club Guy
— (Elise Quintana) Pretty Girl
ダリア (Mindy Robinson)
アール・ウィトソン () 狙撃犯
メアリー・ウィトソン () セージウィロー通りに家がある
デイブ・ベック () キンブルの部下
デニス・メルキー () キンブルの部下