第12話(31) 魔法のタイプライター Freaky Friends & Fan Fiction
監督/Eric Dean Seaton 脚本/Rick Nyholm
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トリッシュはガルア氏のアンティーク店でアルバイト。
母親に電話するトリッシュはこの店にはここで売っているアク
ティークの品物よりも年代物の人たちが買い物に来ると語り
客達を怒らせてしまう。ガルアはトリッシュに対して午前中だけ
でもう6人も客を怒らせ帰したことを告げ、売らないと首だと
語る。
アリーらトリッシュの友達はバイト先へとやってくる。アリー
はアンティークを見ると美しい思い出に囲まれている気がする
というが、オースティンはお爺さんの古い靴の臭いがするという。
デズはショートストーリーコンテスト用に古いタイプライター
が必要だと語る。ヘミングウェイが使用していたみたいなヤツが
欲しいという。するとトリッシュはそこにあるよと語ると、
デズはすぐに気に入り埃をはらって試し打ちして見る。
しかしそんなデズの前には”慌てるな赤毛男”としてデズに声を
かける男が居た。チャックは僕もコンテストに参加するとし、
僕のストーリーは君以上にショートだと語る。二人はショート
について言い合う中、チャックは焦げ臭い臭いがいるとして、
君の脳みそが煮詰まったのだろうと語る。コンテストが楽しみだ
として出て行く。
デズは試しにタイプで文章を打ってみる。巨大な人が魚を食べる
と書くと、突然寿司を食べながらやってくる男の姿が有った。
オースティンはデズに対して今、デズが書いている通りの展開
になっていないかという。それって魔法のタイプライターなので
はないかとすると、もっと試しに別の文章を打ってみようと
いう。おかしな鳥が突然姿を現すと書くと、ハト時計が突然
なり出し、そこかに”鳥”が顔を出す。店の中でホットドッグの
雨が降り始めると書くと、その通りになる姿が有った。
トリッシュはみんなにもホットドッグが見えているのかと尋ねる。
アリーはソニックブームに帰ると、今までのことは全て論理的な
説明がつくことだという。寿司を食べながら歩く人はいるし、ハト
時計は1時間ごとに鳴るのだという。ホットドッグが空から降る
ことだってあるでしょ・・とするが、論理は破綻していた。やっぱ
り魔法のタイプはあるのだという。トリッシュはマヌケが50ドルで
買ったとすると、買ったのはデズだった。他にも色々と試して
みようというと、デズはこのタイプが凄い幸運をもたらしてくれる
と書く。するとアリーの父・レスターが現れると、父はモール組合
の最優秀ショップオーナーに選ばれたとして授賞式でアリーに
スピーチを頼むと語る。こんな嬉しい事は人生で2番目だとし、
1番目はアリーが生まれた時だという。アリーは喜ぶが、分娩室
を出た時に20ドル札が落ちていたという父。
オースティンはホントに魔法のタイプに思えてきたと語り、デズ
にもっと試して欲しいという。デズは巨大なお肉大好きサンド
が食べたいと書くと、突然デリバリーが運んでくる。オーティン
はチアリーダーとデートしたいとすると、チアリーダーが
サンドイッチを運んでくるのだった。
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正直結構前に見たドラマなので感想を書くほどに細かい内容を
覚えて居ないのだけど、トリッシュがアルバイトしたアンティー
ク店に置いて有る古いタイプライターは魔法のタイプライターだ
ということで、デズはショートストーリーコンテストに出品する
為にそのタイプライターを購入しようとする。試しにタイプして
見ると、そこでタイプされたものが現実のものとなるという
ことで、次々とタイプしていくが、ショートコンテストに投稿する
ライバルのチャックとの間で激しいつばぜり合いを起こし、
ついにはタイプライターの存在がバレて盗まれてしまうというもの
だった。
いきなりオチを書いてしまうと、全てはデズが書いたシナリオ
だということで、当然魔法など有るハズもない。
しかしドラマではそんなネタ晴らしが行われるまでに色々と
タイプを使って不思議なことを起こして、楽しむというもの
だった。
全部理論的に説明出来るとしてアリーが頑張って解説しようと
しているシーンとか可愛いものが有ったし、何よりもそれぞれの
キャラクターがタイプの魔法で入れ替わるという面白いシチュエー
ションを用意した。
オースティンはタイプを使って踊りが下手になったとして嘆く姿
が有ったかと思えば、アリーも試しに踊った際に変な踊りを踊って
いたのに満足そうにしているところが笑える。
またトリッシュはタイプライターの力で、金の成る木を手に入れた
けれど、そんなものをもらったのに、肝心のデズには金ではなく
葉っぱをプレゼントするところなど笑えるところ。
チャックにタイプの存在を疑われて、その金の成る木は本物なのか
と問われた際にトリッシュがアドリブで
「人魚がお礼にくれた。彼女の元から逃げ出したユニコーンを見つ
けてあげたんだ」と語る辺り、トリッシュが小説を書けば良かった
のではないかって感じ。
デズはチャックは細かい言葉遊びで対決していたけど、細かいところ
は覚えてない。自分が作成したのはどれだけショートなストーリー
なのかとか意地になって戦う辺りは面白かったね。
でもデズもバカにされると思わず魔法のタイプライターの存在を
口にしてしまう辺りまだまだですね。
あれだけのタイプを手にしたのに全てくだらないことしか書かない
ところがまたこのドラマらしいところか。
オースティンはチアリーダーを求めていたけど、先日のエピソード
でアリーと付き合うことになったんじゃなかったのか?
■使用された曲
・I Think About You by Ross Lynch
オースティン・ムーン (Ross Lynch) 歌手目指す
アリー・ドーソン (Laura Marano) 楽器店”ソニックブーム”、あがり症
トリッシュ・デラロサ (Raini Rodriguez) アリーの親友
デズ (Calum Worthy) オースティンの親友
レスター・ドーソン (Andy Milder) アリーの父
Mr.ガルア (Michael D. Cohen) アンティーク店
チャック (John Paul Green) ライターのライバル
— (Cassidy Ann Shaffer) チアリーダー
ジミー・スター (Richard Whiten) レコード社
Mr.ウー (Jamison Yang) 運転免許・教官