キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き Castle シーズン3 第2話 死を予知した霊能者 He’s Dead, She’s Dead

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第2話 死を予知した霊能者 He’s Dead, She’s Dead

脚本/Moira Kirland
監督/John Terlesky

【ストーリー】

「死人を歩む人生」という看板を掲げる霊能者ヴィヴィアン・
マーシャントのオフィス兼自宅。娘のペニーが帰宅すると母親
を探すが何処にも居ない。違和感を覚えて母親を捜すと床には
血痕が付着。母親の携帯に電話してみるとソファーの下から
携帯の着信音が聞こえた為に中を調べると母親のヴィヴィアン
がアイスピックで刺されて死亡していた。

マーサは朝帰り。アレクシスとリックにその事を指摘される。
マーサは実は大きなダイヤの指輪をはめているところを見せる
とチェットがくれたのだという。それを聞いてリックはアレク
シスに対して、今後はチェット叔父さんと呼ぶんだと語る。
ブロポーズはされたけどまだ婚約はしていないという彼女。
考える時間が欲しいと言うと、彼は考える間に指輪はつけて
いてと言われたという。ダイヤは説得力があるからねという
リックは、指輪からもらっとけと囁かれているんだろうと語る。
アレクシスは愛しているのか?と問うと、私にとって大事なのは
「刺激」なのだという。暫く前からチェットとの関係に刺激
が消えていること。ダイヤで10分は刺激を取り戻したが・・
それなら結婚は辞めて家に戻ってくれば私も嬉しいという
アリクシスはリックに同意を求めるが、リックは微妙。
そんな中ケイトから事件の電話の知らせが入る。

現場に到着するリックに被害者は霊能力者のヴィヴィアン・
マーシャントだとすると、リックはマンハッタンでも有名だ
とし8年前に僕も鑑定してもらった事があり度肝を抜いたとい
う。彼女が言うことは全て当たっていたのだという。「美しい
女性と一緒に住み一生を過ごす」と言われたが、お袋のことだ
ったとのこと。
ラニに死因を尋ねると、首にアイスピックで刺されソファの
中に押し込められたという。死亡推定時刻は硬直しているので
死んだのは昨日の午後だが詳しくはモルグで調べるという。
エスポジートは昨日の午後2時半頃裏口から男性が出て行くのを
目撃した人が居ると語る。背の高い白人だったとのこと。
ケイトは昨日彼女が鑑定した顧客に話を聞いてと語る。しかし
何故ソファの中に入れたのかというライアン。入れられた時には
生きていたとし顔には藻掻いたときの傷がついているという。
ライアンはスケジュールには昨日の午後3時にT.Jと約束している
事を語る。
霊を見ずに予言するのは超能力者でつまり超能力者は詐欺師で、
霊能者は詐欺師でありペテン師でもあるということねというケ
イト。ケイトに信じないのか?と問うとよくその手の人から事件
の手がかりがあるとして通報を受けるがいつもでたらめだとし
信じる方が変だと語る。

ケイトたちは娘のペニーから母親を恨んでいた人に心当たりは
ないかと尋ねる。母は精神世界を重んじていたので敵なんて
いないという。昨日男性が目撃されているが何か知らないかと
問い母親と最後に話したのはいつかと問う。昨日の1時頃に最後
に話したという。鑑定が終わったので瞑想すると言っていた
こと。最後の客は母娘だったとし、名前は予約台帳に書かれて
いる筈だという。カレンダーにはT.Jと3時に約束が入っている
が誰だか分からないかと聞くが知らないという。

オフィスの壁に「霊能者が手がかりを」とする新聞の切り抜き
が貼られていた。これは女性が失踪事件の記事だろうとし、
ご主人は悲しんだが実は愛人がいた事件だという。お母さんが
協力したのかと問うと母はビジョンを見たとし夫がバーで別の
女性といるのを見てそれを警察に伝えて夫の捜査が始まった
のだという。その夫は現在刑務所とのこと。

ヴィヴィアンが鑑定して刑務所送りになった人物で出所して
いる人を調べるライアン。昨日の顧客が署に来ているとし、男性
を見ているという。ポーラとマリーナのカシアス家だという。
複数形の所有格にすると大変だというリックはカシアススズ
になると語る。

カシアスの二人に話を聞くといつも私たちが最後の客だが
昨日は男が後にいたという。ヴィヴィアンもその男の来客に
驚いている様子で、男は怒っていたという。暗い色の服に髪の毛
は白髪交じりの黒だったこと。顔に傷があり名前はアルフレッ
ドかアルバートだったという。リックは鑑定はいつから行って
もらっているのかと問うと、4ヶ月前からだという。夫のエミリオ
が亡くなってから寂しいのだという。ヴィヴィアンは最初から
エミリオについて色々知っていたという。彼のビタミン剤の事業
やチキンライスが好物名こと。仕事人間で職場で死んだことも
知っていたという。お父様が何か伝えたがっているとしていた
ので夜に交信してみると言っていたとのことだった。
——————————————————–

■今回の事件

霊能者のヴィヴィアン・マーチャンドがアイスピックで刺さ
れて生きたままソファーの後ろに押し込まれて殺されていた
事件。

リックは8年前にこの霊能者から鑑定してもらっており、顔見
知り。そのとき「美しい女性と一緒に住み一生を過ごす」と
言われた様で、そのときのケイトがちょっぴり目を光らせていた
ところが印象的だった。結局お袋のことだったとしていたけど、
マーサのエピソードも今回はちょっぴり衝撃的だった。

■容疑者は誰?

死亡推定時刻は月曜日の午後5時から7時。
今回捜査で重要なのは目撃証言以上に時系列順に誰と被害者が
面会していたのかを探るところに有った。

「人は嘘をつく生き物」だということを考えると、今回出てきた
人物の証言が何処まで真実を語っていたのか分からず、ちゃんと
時間通りに面会していたのかどうかも分からない。

また被害者本人の霊能者という職業柄、鑑定していることが
本当なのか嘘なのかということも含めて、何処まで人が真実
を語っているのか興味深い流れだった。

■霊能者を信じるか?

リックは小説家で架空のシナリオを作る立場だけど、意外と
迷信とか能力者の存在を信じるところがあるみたいだ。
逆にケイトは現実主義者で、何か予言通りのことが起きても
“理論的に説明できる”とか”偶然”という言葉で片付けてしまう
ところがある。リックが何度となく、ケイトの反応を気にしな
がら行動を起こしているところが楽しい内容だった。

リックはケイトに・・
「運命やソウルメイトを信じない?」
「ユニコーンや要請や二重の虹は?」<-だんだんとケイトをバカにし 始める(笑) 「昔人形が動くと思わなかった?」 「6歳の時サインを信じなくなった?」 ケイトは 「3歳の時の家に煙突がないのでそのときには既にサンタは 信じていなかった」とのこと。 何度も偶然のような必然的な事件は発生する中で、ケイトは 「私が信じないのがそんなに駄目なのか?」とすると、 リックは 「運命、霊能者、サンタ、信じなければ永遠に魔法を目にする ことはない」として、「Once Upon a Time」とか「ネバーエン ディングストーリー」のような主張を広げていた。

■運命と予言と第六感

ヴィヴィアンの自宅を訪れた人物としてアルバートが浮上。
ニュージャージーのホーボーケンに住んでいるアルバートは
過去「不動産に投資すれば幸せになれる」と言われたことで
投資したけど、大損害で破産していた。マフィアの用心棒を
していた人物で服役経験があり、如何にもな容疑者。
殺害された方法を見ればマフィアが使うようなアイスピック
が凶器。
話を聞くと、ヴィヴィアンからは再度の予言で「後は宇宙が
何とかしてくれる」というもはやインチキも良い投げやりな
鑑定。しかし不動産を売ることになったことで、高校時代の
恋人のロリーンと再開して幸せになるという、「運命で結ばれ
た話」として処理されようとしていた話に対して、ケイトは
「偶然」だとしていたし、「私の勘では違う気がする」という
主張をする。

リックとしては「運命は信じないのに自分の勘は信じるのか?」
として、まるで「スカリーみたいだ」と語る姿が笑えた。

■霊能者の努力

ネットの履歴を見ると、顧客に対するリサーチをしている姿
が有る。
過去にヴィヴィアンの証言によって有罪にされた人物の中に
スティーブという人物が居て、目撃された黒い服の人物は
その男性だった。しかし彼はテレビプロデューサーのコーディ
と共に「人生台無しでショー」の為に訪れていたことが判明
する。ヴィヴィアンはタクシーでどこかに出て行ったとのこと。

そんなプロデューサからリックは推理作家とリサーチの為にタフ
な美人刑事と組むリアリティ番組を作らないかと言われて、
その気になっていた。「裸のヒート」って君のこと?と言われ
嫌らしい視線でケイトのことを見ているプロデューサの視線
が何ともいえない。

■マーサがブロポーズされる

長いこと架空の人物のようにしてマーサはチェットという恋人
との話が進行していたけれど、なんと冒頭ではプロポーズされ
たとして大きなダイヤをしていた。しかしマーサとしては
刺激がないという理由だけで断ろうとしていたが、アレクシス
としては、父とジーナの復縁の話のようにして別れてから後悔
することもあるということで、最終的にアドバイスを求めた
のはウィジャボード(笑)結婚を辞めようとして決意していたが、
なんとチェットは寝ている際に脳卒中で死亡してしまうという
ことで運命の皮肉さを描いた。マーサとしては罪悪感を感じて
いたみたいだけどね・・。結局ダイヤはチェットの子供たちに
帰したみたい。

■ヴィヴィアンからの手紙

ニューヨーク市警の殺人課宛に
「私はもうじき殺されるようです。何時何処かは不明ですが死ぬ
ヴィジョンを見たのです。私は呼吸が出来ず、暗い服の男と7518
の数字が・・。何かを叩くような音も聞こえました。それ以上は
不明です」
というもの。

番号は娘への携帯電話だった。

■犯人は・・・

結局アリバイがあると思われていたエミリオの妻・ポーラによる
犯行だった。エミリオは心不全で死んでいたけど、実は妻が
毎日のコーヒーにセレンと呼ばれるものが入っていた。
少量だと健康的だが、大量に飲むと毒物な様だ。

娘のペニーが犯人捜査に協力して色々と助言していたけれど、
「メイソンズ」にいたことを当てていたし、ケイトはアレクサン
ダーという人物と出会うことを言われていたけど、なんと
リックのミドルネームがアレクサンダーだったというオチ。
これでようやくケイトも運命を信じるようになったのか?

■タイトルから連想すると・・・

ケビン・ヴェコンが出演した映画
「ヒー・セッド、シー・セッド/彼の言い分 、彼女の言い分」
(He said.She said)のようだ。
昔見たけどなかなか面白かった記憶がある。

■使用された曲

・Castle Theme
Written by Robert Duncan
・The Librarian by Laura Jane Scott

■出演者

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
ケイト・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人課の刑事
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ロイ・モンゴメリー (Ruben Santiago-Hudson) 警部

ポーラ・カシラス (Bess Armstrong) 母
マリーナ・カシラス (Mercedes Mason) 娘
ペニー・マーシャンド (Rachel Boston) ヴィヴィアンの娘
ヴィヴィアン・マーシャンド (Patricia Tallman) 霊能力者
トニ・ジョンストン (Bre Blair) ニックの妻、浮気していた
ニック・ジョンストン (Evan Helmuth) エミリオの部下
スティーヴ・アダムス (Rick Ravanello) 妻殺害容疑
アルバート・モレノ (David Gianopoulos) ヴィヴィアンに恨み
コーディ・ドネリー (Kieren Hutchison) テレビのプロデューサー
ロリーン・カーター (Paige Rowland) 不動産仲介業者
エミリオ・カシラス ()

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