クリミナル・マインド 特命捜査班レッドセル Criminal Minds: Suspect Behavior 第4話 狙撃手 One Shot Kill

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第4話 狙撃手 One Shot Kill

脚本/Rob Fresco
監督/Terry McDonough

【ストーリー】

「やれよスナイパー撃ってみな!」
「極限状態のお前と犯人が目と目を合わせている。瞬きするのはヤツ
かお前か」

— 3日前 —
ライフル銃を持っている男性は5発の薬莢をテーブルに並べていた。

イリノイ州シカゴ。
ライフルを持った男がビルから通行人に照準機を当てていた。
そして突然カールが撃たれる。

サムは近接格闘の訓練を行う。
ミックはやんちゃした翌朝には必ずオレが選ばれるとして、ジーナ
たちに語る。夕べは誰と過ごしたのかと問うジーナにリサ・・いや
エリースだと言うと、ガキだという彼女。
いざミックと戦おうとしていたサムだが、そんな彼に電話が鳴る。

シカゴで起きてる遠距離狙撃事件について話し合う。
9日で3人が殺害され、今4人目の被害者が出たという。
最初の3人は同一犯で高層ビルからの射殺の手口だった。シカゴは
高層ビルが多いのでその手の犯行場所は選び放題だというミック。
被害者の繋がりは?・・・なさそうだという。白人男性、黒人女性、
退職者、現役世代。大至急現場に向かえとして、長官は専門家のミック
に期待しているという。世界一のスナイパーであるミックに・・と。
犯人像として自信たっぷりで毎回一発で確実に仕留めていること。
いずれも300m離れた距離だという。

現場へ到着すると、レッドセルを手引きしてくれるのはヘルナンデス
捜査官だった。現場はパニック寸前で会見を待っている状態だという。
サムはマスコミ対策を考えるので少し待ってくれというと、遠距離
から狙うシリアルキラーは頭が良く捜査状況をよく見ているのだと
いう。突然撃たれたが不審者の情報はないという。5千人が出入り
するビルで空きホテルの12階の廊下から発砲されたものだということ。
ミックは目視で385mか?と問うと、388mだという。サムはミックに
どう見るかと問うと向かいのビルの光の乱反射で照準が合わせづらい
場所だという。その分得意技を見せたいのだろうとのこと。
今の照準機だと1.5kmからいけるのだという。スナイパーは技術・
集中力・我慢強さが要求され、自分も24時間から48時間延々と座らさ
れていたことがあるという。今もこの状況を何処かで見て居るかも知れ
ないと語る。

ミックは現場に立ってみる。指紋や髪の毛、薬莢の類は見つからない
とのこと。電動ピックで鍵を開けられているというシムズ。
シカゴのビルの15%は空き部屋になっていること。シムズは防犯カメラ
映像は押さえたのでガルシアに分析の為に送るという。

被害者はカール・ラングストロム、9歳の双子のパパで妻のキャロルが
現在こちらに向かっているというベス。サムは被害者の遺体を見ると
額のど真ん中に銃弾が当たっていた。他の被害者は279m、315m、357m
の距離から撃たれているとのことで自信を付けているという。
ミックも同業者として複雑なのではないかとすると、スナイパーは基本
負けず嫌いだという。サムは、フアン神父という神学校の恩師は
信仰で苦しんでいるとこう言ったという。「呼吸していれば過ぎる」と。
ベスはサムが神学校に通っていたことに驚く。
さざ波はさざ波のままで終わることもあるとして、ベスが懸念する
大波に対して別の可能性も語る。

そんな中モルグにカールの妻・キャロルがやってくる。
週末キャンプの予定で子供たちは嫌がっていたがカールはアウトドア
好きだったという。サムは無差別殺人だったことを語ると、そんな
相手をどうやって見つけるのかとして妻は涙する。
「理由は犯人の中に必ず有る。」とサムは語り、その理由を探せば
犯人にたどり着くことを語る。

ヘルナンデスは捜査本部としてオフィスを用意したと語る。
犯人はライフルの訓練を受けているもの。軍隊・SWAT・軍事会社・・
白人で25歳から35歳、無差別は怒りの表れだというジーナ。
しかし怒りは被害者に対してでは無い。職場か酒場で問題を起こして
逮捕歴が有りだろうとすると、軍人ならば容易にたどれるという。
スナイパーの資質から自然とある程度のプロファイルが導かれると
いうミック。高い知能・忍耐力・自制心・集中力だとすると、
ジーナはそれに仕切りたがりで自己中、自信過剰だという。
あくまで陸軍調査によるものよとフォローる。自分を富士見だと思い
他人と心理的に距離を置くこと。人を襲うというものではなく征服
感だろうという。スナイパー、イコール、シリアルキラーじゃない
とミック。ただこの犯人は被害者たちを人とは思っていないこと。
その価値がないと思っているのだという。

そんな中、「風の街の皆さん」としてガルシアがネットで呼びかけて
くる。イリノイ州の退役軍人の中で長距離ライフルの専門家は数百人
だという。
ベスは地理的分析をするとし、新しいシミュレーションソフトが有る
という。シムズはヘルナンデスとマスコミ対策を考えるという。
ミックとジーナは3つの現場を見てこいという。手口の変化が分かる
かも知れないと。ベスとサムはフォレスター14番街の現場にまた行く
と語る。

ベスは一度見たのに何を調べるのかと問うと、ヤツが見た景色だと
いう。ヤツは何を考えていたのか。人としない物を見下ろしていた
こと。それはゼウスがオリンポスの山頂から自由自在に雷を投げつけ
るようにして、慎重に狙いを定めて時間を掛けていること。毎回撃つ
距離を延ばしているが、どうしようと言うのか。永遠に続かない
ことは分かっているのに大胆不敵さを増しているという。その
行き着く先は何なのか。最後のパフォーマンスではないか?と言うと
誰かへ見せようとしている・・・アピールではないかというものだった。

■今回の事件の概要

遠距離から街ゆく人を射殺するスナイパーによる無差別殺人事件。
風の街シカゴで発生しているもの。
レッドセルにその捜査協力依頼が届いた時には既に4人目の被害者が
出た後だった。

■感想

ビジュアル担当のミックとかジーナが前面に押し出された感じの
エピソード意図を感じるし、いよいよミックのスナイパーとしての
スキルを利用したドラマになるのかと期待させる感じの内容だった。

スナイパーが相手だと、普段の見えない敵と戦っている時と違って、
何処から狙われているか分からない恐怖心が増すものが有るし、
容易には捕まえられないところがあるなとは思うけど、犯人が判明して
近接に持ち込めれば、勝敗は決まったものがあるのではないかと
思う所もある。
「BONES」のブース捜査官がスナイパーで、元同僚のスナイパーと
対決する一エピソードが有ったりもしたけれど、やはり何処から
狙われているのか分からないとする恐怖は存在していた。
ジーナが追悼会の中で、車道で一人が撃たれて、その人物を助けに
行く為に敵の照準の範囲内に飛び込んでいくところなど、今回は
サブのキャラクターたちにも活躍の機会を与えた感じだった。

スナイパー対スナイパーだとしながらも、結局解決してしまうのは
ベスが使用したシミュレーターだったりして、本来ガルシア
が割り出すようなことを現場のパソコンのシミュレーターで解決を
図る。ミックが心理戦のようにして苦しむ姿を見るのは、ポケベル
から派生して、メッセージが自分に向けられて、それで被害者が出て
いるいるものだと思い込んだところに有ったけど、実際には心理戦と
いうには及ばないところで発生している身勝手な犯人だけのエゴイズム
が突出しただけで駆け引きなどは一切感じなかった。

しかし犯人がシリアルキラーになった経緯が分かりづらい。
父親を殺したのは結局ジェイソンなのか。
父親がライフル銃のスキルを息子に伝えたまでは良かったけど、
息子は感情の制御が出来ない為に、不適合者の烙印を押されて結局
そのスキルを活かせる場所に就けなかったことが要因なのか。

母親のことにも触れられなかったし、エイミーが母親かと思ったら
思いっきりお姉さんだと分かり、思わず失礼しましたって感じだった
けど、Jessica Tuckさん1963年生まれ、Noel Fisherは1984年生まれ
ということも有り、21歳の実年齢差は親子ほどの差が有ってもおかしく
はない。

スナイパーの資質として求められているのは自制心だとしているので
この犯人にはそれが欠けていたのだろう。高い知能があるとする
設定も少々行動が幼いことも有るので、そうは見えないところが
有ったし、普段のミックは遊び人っぽく振る舞っているので、
高い知能というには少々イメージが沸かなかった。

スナイパーとしての特性だけでなくシリアルキラーとしての行動特性
をパソコンで割だそうとしていたけれど、大抵は環状線のようにして
分かりやすく円を描くような形で現場を移動していくところがある
けど、無意識にそこを選んでいるからこそ逆に割り出せるものなのか。

息子はいつか父親を越えたいとする願望があるのだろうけど、大人に
なって初めて同じ土俵に立ってこそ、親の苦労って分かる。
親が偉大だと感じ一番それを実感したのは、ある年齢に達した時に
自分のことを親は産んで育てていた現実を知った時ではないのかと。

自分もいよいよその年齢を超えてしまったので、最早親には頭が
上がらない。

初動捜査が間違っていて、ミックのことを検索出来たという時点で
ガルシアが逆探知して割り出すべきものだったこと。
ポケベルが何処から送られてきたかというよりも、どういう経緯で
ミックを調べられたのかを捜索すべきだったと思う。

■使用された曲

・Gun by Battleme (Matt Drenik)

■出演者

サム・クーパー (Forest Whitaker) 「レッドセル」のリーダー
ベス・グリフィス (Janeane Garofalo) 副リーダー
ジョナサン・シムズ (Michael Kelly) “プロフェット”、ベテラン
ジーナ・ラサール (Beau Garrett) 若手の女性プロファイラー
ミック・ローソン (Matt Ryan) かつて英国のある特殊部隊

ペネロペ・ガルシア (Kirsten Vangsness) 元全米屈指のハッカー、BAU
— (Christopher Nissley) Opening Narrator

ジェイソン・ウィーラー (Noel Fisher) 弟、ジェームズの息子
エイミー・ウィーラー (Jessica Tuck) 姉
ニナ・ヘルナンデス (Michelle C. Bonilla) 捜査官
キャロル・ラングストロム (Michelle Burke) カールの妻、9歳の双子の母
— (Tony Cicchetti) ビジネスマン
— (Eileen Fogarty) Woman
— (Rochelle Hogue) Businesswoman
— (Darius L. Dudley) Memorial Speaker
— (Stephanie Ortiz) Delivery Girl
— (Franklin Dennis Jones) Man
— (Victor Samuel Lopez) Morgue Worker
Mrs.バリー (Nina Nayebi) 被害者・アフタビの妻
— (Jake Mervine) 建築師
ジェニファー・コンウェー (Emilia Gajek) 被害者、22歳
— (Alan Gray) Vietnam Veteran
— (Gary Sievers) Vietnam Veteran
テッド・グランバーグ () 12年前、15歳で殺害された
ジェイムズ・ウィーラー () 64歳、一ヶ月前に頭を殴られ死亡

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