ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~ Downton Abbey シーズン4 第8話 胸騒ぎ Episode #4.8

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第8話 胸騒ぎ Episode #4.8

監督/Edward Hall 脚本/Julian Fellowes

【前回までのあらすじ】

領地の活用法を巡り敵対するメアリーとブレイク。ダウントンでの
農場でのピンチを2人が救う。そんな時、ギリンガム卿とブレイクは
メアリーに思いを募らせる。使用人達の間ではアンナに乱暴を働いた
ギリンガム卿と彼の従者グリーンがやってくる。下の階では不穏な
空気が流れていた。行方不明の婚約者グレッグソンの子を身ごもった
イーディスは中絶を考えるが、考え直して出産の決意をする。

【ストーリー】

イーディスはまさか豚の飼育をするなんてと語る。メアリーはトム
に対してドリューはご存じなのかと問うと、行く事は伝えてあると
いう。脱水の時に比べて随分元気そうだというメアリー。飼育人が
帰る前に水を確認しなかったのかというトムに対して豚が水桶を
蹴り倒すことを知らなかったのでしょうというドリュー。イーディス
はドリューに養豚の経験は有るのかと問うと多少だが知識があると
いう。後任はどうするのかと問うとトムはドリューに頼みたい事を
語る。農場運営に加えて豚の飼育までするのか?と問うとやれると
思うという。精一杯頑張りますとし、チャンスを頂くのはこれで2度目
だという。ご恩はお返ししますというドリュー。仕事は辛いが一番
辛いのは仕事がないことだという。

イザベラはヴァイオレットの家に行くと”お邪魔します”と語る。
よく考えると”お邪魔します”というのは妙な挨拶だというヴァイオレット。
調子はどうかと問うイザベラに対して子供のように話しかける口調は
辞めてと語る。これ以上家に閉じこもっていたら正気を失うという。
散歩がてら伯爵家に行かないかと告げる。ロバートが巻き込まれた騒動
は「ティーポットドーム事件」と呼ばれているみたいだという
ヴァイオレット。どんな事件なのかと問うとよくある政治家の汚職
スキャンダルで、民間業者から賄賂を受け取り政府の油田を掘らせて
いたのだという。コーラの弟の会社もそうなのかと問う。彼に会った
事はあるのかと問うとヴァイオレットは一度結婚式の時に面識がある
と語る。

ローズとジャックは電話で遭う約束をする。しかしコーラはローズに
バザーの手伝いをしてと語る。伯爵主催のものなのか?と問うと、
対立する村人を収められるのはロバートだけだったので大変だという。

ミシンを使うバクスターの元にモールズリーがやってくる。
大した技術だと語る。バクスターは彼にマシュー様の従者だったの
かと問うとその前はイザベラ様の執事だったと語る。落ちぶれたと
語ると、バクスターはまた這い上がれる事を語る。人生は情け容赦が
ないとすると、私も何度も挫折して理不尽と嘆いたという。でも
今ではこうして伯爵夫人の侍女になっていること。チャンスは有る
というと、バクスターは聞きたい事があるという。ベイツ夫妻は
ケンカしたのかと。それは無いよというモールズリー。そんな中
パットナムはお茶にするのでミシンを片付けるよう語る。

パットナムはアイビーに対して手紙が来ている事を語る。
パットナムはデイジーにもやかんに牡蠣の殻を入れたかと問う。
デイジーは勿論入れたとして水垢も取れるハズだという。アイビーは
手紙の内容に驚いて厨房から出て行く。どうしたのかというパットナム
にデイジーはみんなの関心を引きたいだけよと語る。

イザベラはトムに対して州議会に欠員が出たみたいだとしてあなたが
立候補したらどうかという。しかしトムは最近自分の政治信条が
分からないという。本を読んだらどうかとするとこの屋敷に自由党
関連の本があると思うか?という。社会主義に至っては皆無だと。
明日、サースクの本屋を覗きにいこうと誘うイザベラ。

イーディスはヴァイオレットに具合はどうかと尋ねるとお見舞いに
くれば分かるのに・・という。皮肉は辞めてというイーディスに
ロザムンドから聞いたと語る。何を聞いたのかというイーディスに
ヴァイオレットは優しくしてあげてと言われただけだという。

ブレイクはドリューを飼育人にしたのかという。
メアリーは彼とは長い付き合いのある小作人だという。情に流され
たと思うのかとヴァイオレットに対して、彼をいじめないでという。
ブレイクは最初の印象と違い人間的な方だという。ロンドンに発つ
前に見直しをしてもらえて良かったというブレイク。私の態度は
高慢だったでしょというメアリー。
そんな中乳母が子供を連れて来る。イーディスは少し顔をこわばらせる
が、ヴァイオレットは赤ちゃんの泣き声を聞いて帰るという。
着替えもせず夕食なんて非常識だと。ブレイクは子供の扱いに慣れて
いたことも有り、メアリーはまた彼を見る目が変わる。

メアリーはアンナに対して下に行った時にヒューズに伝えて欲しい
ことが有るという。ギリンガム卿が明日の晩、旅の帰りに寄るそうだ
と。またですか!?というアンナに何と言って断れば良いのか分からな
くて・・私は意思が弱いと思うかというメアリーに対してアンナは
そういうことではないと語る。それを聞いたメアリーは何が有った
のか話してと語る。メアリーに決して大事にはしないと約束してくれ
ますかとすると、メアリーはギリンガム卿が何かしたのかと問うと
彼ではなく彼の使用人が問題だという。グリーンさんに襲われたこと
を話すとメアリーは顔色を変えて、すぐに警察に知らせるべきだと
いう。しかし夫は犯人を知らないのだとし、いつ気がつくか不安だと
いう。メアリーはギリンガム卿に連絡してグリーンを同伴しないよう
にするという。夫と彼が同じ部屋にいると怖いのだという。ベイツ
は報復すると思うかとすると、そうなれば確実に死刑か終身刑になる
と語る。

■概要

・ロバートがコーラの弟の為に渡米中。
・メアリーはブレイクとの関係が良好となり、養豚業にも目処がつき
始める。
・イーディスはロザムンドやヴァイオレットとの協議の末、出産まで
スイスに滞在して養子に出そうと考える。
・トムは議員の演説会で知り合ったサラという教師と再会。イザベラ
はトムに議員としての道を模索させる。
・ローズは黒人歌手・ジャックと結婚すると言い出すが、メアリーは
母親への反抗心から口走っていることだと考える。
・ギリンガム卿が再びスコットランドからの帰宅の際にダウントン
に立ち寄るという事で、アンナはグリーンの恐怖に怯える。それを
察するベイツ。
・コーラは伯爵主催のバザーの為に忙しい時を過ごす。
・アルフレッドが父の葬儀のために再びダウントンを訪れる中、アイ
ビーにプロポーズした事を受けて、デイジーは彼が来る週末はメイソン
の農場に逃避する。

■延長70分放送

普段50分ちょいのドラマなので、20分くらい長かったのかな。
正直ドラマを見て居ると、シーンのつなぎ方、編集の仕方が少々
雑なところが有り、別れたばかりのチャールズとかギリンガム卿
がまた次のカットで現れていたり、次々と色んなイベントを発生させ
すぎた関係も有って、少々散漫な印象も有った。
やはりドラマは延長しない方が良かったのかも知れない。
またこのドラマに於いてはロバートは欠かせない存在だけど、彼が
早くもアメリカに戻ってくるという辺りもちょっぴり違和感を感じた。

今回のテーマは「隠し事」だったのかな。

・アルフレッドからの手紙を巡りデイジーに隠している事実。
・イーディスの妊娠ネタ
・アンナが襲われた一連の件での色んな裏工作。
・ローズとジャックの密会、ジャックとメアリーの密会

など・・・

この中でもやはりアンナの件が次々と必要に迫られて情報を知る
ものが多くなって来たことでベイツが疑いの目を向けるに値する
だけの要素を持ってしまったところが有ったな。

■メアリーの大活躍、カーソンのお株を奪う

今回はカーソンの登場が限りなく少なかった。
逆にメアリーが多方で活躍する姿が見えて頼もしく見えるところ。

・ローズの件でジャックに遭いにいく流れ。

突然結婚すると言い出したローズに対して、メアリーはこの恋愛が
上手く行かないことは明らかだとしてジャックに語りにロンドンまで
尋ねた。

「フリントシャー公爵は黒人の婿など認めないと言いに来た?」(Jack)
「ウチの父なら肌の色より歌手である方を懸念する」(Mary)
「結婚は試練・・望まれて祝福された結婚でさえも。」(Mary)

「もう少し世界が優しければ諦めなかった。」(Jack)
「意外かも知れないけど、そんな世界なら二人を応援していたわ」(Mary)

・ギリンガム卿に逢いに行く流れ。

アンナが襲われたのがギリンガムの従者のグリーンだと知り、彼を
解雇するよう求めるメアリー。訳は聞かないで欲しいとし、聞いたら
あなたも納得するはずだとしていた。
メアリーとしては今後もギリンガム卿にはダウントンに来て欲しいと
する思いが有るので、自分の従者のアンナがストレスをためないように
行動を起こした格好だけど、ギリンガム卿の態度はなんだかあやふや
だな。

■ヴァイオレット、ロザムンド、イザベル

コーラは今回少々バザーの件でこの輪に入れなかった感じ。
イザベルは最近ヴァイオレットとの繋がりが強いし、ロザムンドと
ヴァイオレットはイーディスの件で結びつきが強い。

ヴァイオレットの鋭さは相変わらず。
「ロザムンドはフランス語に興味は無い。言葉が通じなくてもこの人
ならば叫んで乗り切るわ」(Vio)

またヴァイオレットとイザベルは病気の件をきっかけにより親密さ
を増した感じ。
冒頭からイザベラがヴァイオレットの元に「お邪魔します」とやって
きたりしたし、ヴァイオレットがイサベルに頼み事をするシーンも
有った。
マートン卿との会食にイザベルも参加して欲しいということ。
ロザムンドはマートンを嫌っているとしていたけど、ヴァイオレット
も嫌っているんですかね。イザベルに居て欲しいと感じたのは、
彼との会話で話題が困る為なのかな。

「私はよそ者よ」(Isobel)
「誰もいないよりマシよ」(Vio)
「心温まるお言葉だわ」(Isobel)

しかし意外にもイザベルとマートンが気が合うことが分かり、それを
察したヴァイオレットの目が光っていた(笑)

因みにマートン卿には、銀行家のラリー、外交官のティムという息子
が居て、妻との結婚は失敗だったことを口にしている。

■ロバートのアメリカからの帰国

取りあえずハロルドの「ティーポットドーム事件」は大した罪には
問われなかった様子。

問題はアメリカでは禁酒法時代だったこともあり、ロバートは酒を
飲むことに一苦労していたことを語る。
出来れば彼らとはもう関わりたくないとしていたけれど、ローズ
のお披露目会の時にマーサと一緒に夏にやってくるという。
死ぬ前にロンドンの社交シーズンを見たいとのこと。

アメリカに行ってインスパイアを受けてきたのはトーマスかも。
心持ちシャッキっとなってたし。

■その他

・イーディスのスイス行き

この流れ現実離れしているのだけど、ロバートやコーラには何も行かず
に行くのだろうか。なんとなく行こうとする直前にグレッグソン
が戻って来そうな感じもするんだけどね。

・グリーンの死

メアリーとアンナがロンドンに行く間、ベイツはカーソンに頼んで
休みをもらう。
ギリンガム卿はスコットランドで親戚の結婚式に出て、スペイ川で
釣りをしてきた帰り道、グリーンがロンドンのピカデリー通り沿いの
オールバニーアパートに住んでいると聞いた事に起因するのか。

・一斉に立ち去る客人たち

見送るコーラたちが城が空っぽになるようで寂しいことを口にしていた。
しかし寧ろメアリーほどじゃないとしてファンが行ってしまったのだ
から・・と語る。

「熱き男達が?」(Cola)
「情熱的の永愛者たちよ」(Rosamund)
「冗談にはつきあえないわ」(Mary)

こうしてみるとなんかメアリーの迫力が一番有ったりするんだよな。

・バザー

・色んなサプライズが有った。何と言ってもロバートの帰郷。
そしてグリーンの訃報の知らせ。

・ジミーは完全にここでは仕返しされるような流れが有った。
酒を隠れて飲んで寛いでいたジミーだけど、カーソンからは
「奥様のお言葉に甘えるか私ら従うか、君にとってどちらが得策か」。

一番笑えたのは、アメリカの移動式遊園地にはよくある力を誇示する
為のハンマーでのゲーム。
ジミーは予想通り鐘を鳴らすことは出来ず、急速に関係を進展させて
いるモールズリーはバクスターに言われて行うと、何とその鐘は
なったのだ。

「大事なのは腕だよ、スイングのコツは腕の使い方にあるんだ」

モールズリーさん、あなたクリケットのスイングの時にも似たよう
なことを言ってなかったかと(笑)

・気になるメアリーの恋の行方

ラストのシーンでローズとイーディスとイザベルがメアリーと
ギリンガム卿が一緒にいるのを眺める光景が有ったけど、覗き込むよ
うにして三人が同じ角度で同じ方向を見て居たシーンが笑えた。

・新たな道へ

アルフレッドの出演としては最後なのかな。
父が死んで母も引っ越すのでもうダウントンに来ることはない
として語っていた。
アイビーから結婚を断られ、デイジーとも友達として別れたいという
思いがあり、デイジーもメイソンから同様のことを指摘されて、
アルフレッドに最後に別れを告げに戻ってくる。
パットモアからは

「あんたがバスケットを差し出した時、感動して泣きそうになった。
あなたが自分の娘なら心から誇りに思う。」
と。

アイビーはまだ自由で居たいことを語っていたけど、今の状態で遊ぶ暇とか
あるんですかね。

・トムとサラ

この二人の関係はどうなるのかな。
互いに意外な面を見せた・・というよりもサラが貴族やトムを見つめる視線が
変わったというところがあるのかな。トムは一番狙われやすい立場なので
気をつけて(笑)

■使用された曲

・Downton Abbey – The Suite by The Chamber Orchestra of London

■出演者

ロバート・クローリー (Hugh Bonneville) グランサム伯爵
シビル・クローリー (Jessica Brown Findlay) 三女
イーディス・クローリー (Laura Carmichael) 次女
メアリー・クローリー (Michelle Dockery) 長女
コーラ・クローリー (Elizabeth McGovern) 伯爵夫人
バイオレット・クローリー (Maggie Smith) ロバートの母
イザベル・クローリー (Penelope Wilton) マシューの母

チャールズ・カーソン (Jim Carter) 執事
ジョン・ベイツ (Brendan Coyle) 従者
アンナ・スミス・ベイツ (Joanne Froggatt) メイド長
デイジー・メイソン (Sophie McShera) 料理人
トーマス・バロウ (Rob James-Collier) 副執事
Mrs.ヒューズ (Phyllis Logan) メイド長
Mrs.パットモア (Lesley Nicol) 料理長
ジョセフ・モールズリー (Kevin Doyle) 無職->下僕
ジミー・ケント (Ed Speleers) 新しい第二下僕、イケメン
アルフレッド・ニュージェント (Matt Milne) 下僕、オブライエンの甥
アイビー・スチュワート (Cara Theobold) キッチンメイド
トム・ブランソン (Allen Leech) シビルの元夫

LADYローズ・マクレア (Lily James) 18歳、スーザンの娘
ティム・ドリュー (Andrew Scarborough) 代々伯爵家の土地を借地
バクスター (Raquel Cassidy) コーラの侍女
チャールズ・ブレイク (Julian Ovenden) イブリンの上司
イヴリン・ネイピア (Brendan Patricks) 政府の土地調査の仕事
ジャック・ロス (Gary Carr) ジャズシンガー
サラ・バンティング (Daisy Lewis) 学校の教師
LADYロザムンド ・ペインズウィック (Samantha Bond) ロンドンに住む叔母
グリーン (Nigel Harman) トニーの従者
アンソニー・ギリンガム卿 (Tom Cullen) “トニー”、メアリーの幼馴染
スタール・ホルダー (Joshua Richards)
マートン卿 (Douglas Reith) メアリーの名付け親
— (Philip Scott-Wallace) Stage Door Keeper
— (Richard Dempsey) Footman
Mr.メイソン (Paul Copley) デイジーの心の親
— (Jefferson King) Maitre D’

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