第24話 別れの時 Aloha, Malama Pono(Farewell and Take Care)
脚本/Peter M. Lenkov
Ken Solarz
David Wolkove
監督/Bryan Spicer
【ストーリー】
ポフカイナ通りを東にシルバーの車両を追跡中だとしてホノルル警察
はスティーブたちの車を追いかけていた。コノに対して携帯を捨てろ
というと、使い捨て携帯を持って隠れているんだとしてコノは倉庫街
で下ろして、事態が収拾したら連絡するというスティーブ。
スティーブたちはついに検問している警察官たちに捕まると、ルケラ
はコノは何処にいるのかと問う。一緒に車に乗るのを見たとし、守り
たいのは分かるが、コノはアサヌマ殺しの容疑者だという。本気でコノ
がやったと思うのかというと、銃弾がコノのものだという。
マイケルがコノの銃で撃ったのだとするとアサヌマはマイケルが
被告の裁判の証人だったのだという。コノはアダムと付き合っている
とし、そのアダムの父は組織を30年間仕切っているのだという。恋人の
弟の為に一肌脱いだ可能性があると検事は見て居るという。犯人は
捕まえるので時間をくれというスティーブ。
カラエロア・バーバーズ岬リーフ飛行場。
チンはコノのことばかり聞かれるとして不満を述べる中、謎の飛行機
がレーダーに阿釣りF22戦闘機がスクランブル発進したという。
そしてその機体はここに着陸したこと。目の前に有る飛行機で
ロゴは無し。航空局にも登録されていないという。離陸場所は不明
で操縦者も不明で、あるのは痛いだという。
マックスは全部で5人の遺体があり、3人は刺されたかノドを切られて
いて、2人は射殺されていることを語る。犯人が操縦しで着陸したの
だろうという。
しかし被害者には携帯電話もサイフもなかった。銃のホルスターも
空だというチナ。スティーブは状況を見て囚人の引き渡しだという。
5人の被害者は政府のエージェントで犯人は移送中の囚人だという。
5人を殺して逃げる程のことが出来るのは相当なヤツだという。国防
問題になるようなヤツが島にいるってことだと。
パールハーバー、ヒッカム共同墓地。
キャサリンは安全保障局のデータベースに被害者を検索したら
ヒットしたという。農務省の職員だという。スティーブはCIAの隠れ蓑
になっているのだろうとし、機体番号について分かったことを尋ねる。
ウェブスター飛行機のリース会社に登録されていたとし、エグゼグテ
ィブだけを相手にしている会社だという。運営はCIAで極秘で外国の
抑留者を輸送する時に使うもので、今回はブリスベンからキューバに
向かっていたという。搭乗していた囚人は分かっていないとのこと。
機体のハンドル(操縦桿)の指紋は?というとまだ分かっていないとの
ことだった。
そんな中電話していたキャサリンに軍人のビリー・ハリントンが声を
かけてくる。後数週間で軍を辞めることにしたというビリーに対して
次は何をしようとしているのかと問うと、まだ決めていないという。
アムステルダムでは別れたけど、あなたとのことは真剣な思いで
いた事を語る。アムステルダム、そしてカブールで一緒に任務に
就いたがもう5年も経過していること。自分には彼氏がいるのだという。
また状況が変わったらイリカイに泊まっているから・・というビリー。
ファイブオー本部。
CIA本部・ラテンアメリカテロ対策課のルイス・ブラガとテレビ会議
をする。存在しないフライトの問い合わせをしたのかと問われると、
その飛行機内で5人が殺されたのだと話す。主要人物を移送していた
という彼に、その人物が逃亡したのだとして、協力するなら情報を
話してくれと語る。すると囚人はラファエル・サルガドというNLM
の犯罪者だという。チンは民族解放運動・中南米のテロ組織だと語る。
10年間彼はNLMに所属していたが、テロリストの計画があると聞き
彼がオーストラリアで武器取引中に拘束したのだという。テロは
アメリカ国内で起きるという情報とのこと。すぐに対策班を派遣する
というルイス。サルガドを探せという彼はそれも生きたまま拘束する
よう告げる。攻撃阻止の為にはテロが発生する現場を聞き出さねば
ならないのだという。
コノはアダムの元へ。
ここは会社名義で所有している倉庫だという。知っているのは家族
だけとのこと。コノは銃弾で撃たれて傷が化膿していた。
まだ病院にはいけないというコノは警察が捜しているからだという。
私がアサヌマのことを殺したとされているとし、倉庫の中から遺体
が見つかったこと。頭が撃たれていたが私の銃から発せられたものだ
ったという。使ったのはマイケルだとし、彼が出所した時にあの日
だけ一緒に過ごしていたので、その際銃を盗んで後で戻しておいた
のだろうと。アダムは知っていたのかと問うと、あなたは最近隠し事
ばかりだという。しかしアダムは寧ろ君の方がクローン携帯で監視
までしていたことを指摘する。コノは信用したいがヤクザと縁を切る
と言ったがまるで親の跡を継いだだけだという。アダムはそれは二人
を守る為だとし、マイケルは派閥を作って俺の立場を乗っ取ろうと
しているのだという。周りにボスは自分だということを示さないといけ
ないと。合法的にするが須磨は上手く行っていないとし、父の仲間
で大損するものだっているのだという。極秘に進めないと弱みを
見せただけで殺されるという。
チンは飛行機搭乗者のCIAの携帯を追跡すると外部に電話している
という。しかし繋がると即電話を切っているとのこと。
ワイパフ・容疑者の潜伏先候補。
サルガドの彼女・ライラに対して彼は何処なのかという。
ライラは彼のことはペドロ・シルヴァという人物だと思っていたのだ
とし、息子・ジャックの父親なのだという。もう何年も遭っていない
とのこと。電話がかかっているがどういうことなのかと尋ねると、私
にも分からないとし電話がなって出ると切れてしまうのだという。
ジャックは何処に居るのかと問うと、恐らくそれは家にいるかどうか
を確認したのだろうと。二階にいるハズのジャックは誘拐されていた。
■今回の事件の概要
・アサヌマ殺しの容疑がコノにかかる。コノの銃から発せられたもの
だった為。
・謎の飛行機がレーダーに写り、F22までスクランブル発進。
登録もない飛行機だったが、スティーブはすぐにピンと来て囚人の
移送に使われるもので、それを行ったのはCIAだろうと推察。
・CIA本部のルイスによると囚人はサルガド。アメリカ国内にテロを
起こす計画があることを知っているということで、彼から話を聞き出
そうとしていたようだ。
・逃走手段は限られるハズで裏社会のことを知るウォー・ファット
から話を聞こうとして”場所不明厳重警備留置施設”に行くが・・
■感想
いよいよシーズン3のファイナル。
シーズン4に続くというテロップが出たけれど、テレ東ランチchは、
CSI:科学捜査班14 -> ギャッスル3 -> キャッスル4へと繋げていく
みたいなので、当分放送はなさそうだ。
HAWAII FIVE-Oはシーズン2までしか録画していないので、シーズン4
はAXN辺りで放送するのを待つか、テレ東さんの放送を待つしか
なさそうです。AXNさんはシーズン6放送するみたいなので、また
一挙放送してくれるかな。
流石にシーズン3のファイナルだけ有って色んなネタてんこ盛り。
もの凄い数、クリフハングりまくってますね。
■テロリストの計画阻止
CIAがやらかしました。(というかシークレットサービスが行って
いるのか?)
移送中の男・サルガドを逃がしてしまい、政府のエージェントを5名
死なせてしまった。スティーブやダニーは現場を見て5人の殺して
逃げる程のことが出来る相手だとしていたけれど、サルガドの姿を
見ると、どう見てもそういうタイプじゃない(笑)
この人じゃそこまでのスキルがあるように見えない。ノドを切ったり
相手から銃を奪ってどうこう出来そうに見えなかったな。
サルガドの学生時代に交際していたライラという人物は出産していた。
サルガドが過激派だということを知らずペルーの大学の2年生の頃に
付き合っていたとのこと。息子が産まれたことも知らずにいたみたい
だけど、それでも情が移って息子を助けようとしたのか。
裏繋がりでケイシーという人物を疑えというウォー。
このケイシーの組織の人物が移送の飛行機を襲ったのだろうか?
ジャックは誘拐されていた。
サルガドを捕まえて調べると、NLMのメンバーが捕まった時のため
に担保を取り、交換に本人を殺すということで、サルガドは自らを
犠牲にしても子供を助けたかった様だ。
子供を助ければテロの計画場所を教えるということで、交換条件を
出したけれど、サルガドは撃たれてしまった。しかし死ぬ間際に
スティーブに約束を守った形だった。
テロの場所はサンフランシスコのファッシャーマンズウォーフに
午後8時だとしていたが、ニュースでは阻止出来たことを語っていた。
■コノとアダム
コノに殺人容疑がかけられてしまう。
それを行ったのはマイケルだということで、無実を晴らすべくマイケル
のモノから、アサヌマを殺害した証拠を探す。
警察も検察もコノはアダムと付き合っているので、彼氏の弟を助ける
為に殺したのではないかとして疑っていた。
しかし正直細かいことを言うと、あの手袋を見つけたとしても、
殺害当時についた血痕かどうかも分からないし、証明するのは難しそう。
マイケルとアダムがあの倉庫で鉢合わせすることになった際に、
コノが一人自動車の下に隠れることになったけど、NINJAの如く
一瞬にして外に出てきたな(笑)
コノはその証拠品をフォンに頼んで調べてもらう。
そのフォンもマイケルによって刺されてしまった。
このドラマ、誰もが一人は銃弾を受けたり刺されたりしているよな(笑)
マックスが撃たれたのもシーズン3の冒頭だっけか。
マイケルが奪われた手袋を取り戻しにコノの元に来た際に助けようと
したアダムとマイケルが争いになり、結果的にアダムが弟を殺して
しまった。といっても不可抗力で完全に正当防衛だけど、ヤクザに
その言い訳が通用するのか。
アダムとイブもといコノは中国に逃げることになった。
■スティーブとウォーとドリス
結局ドリスとウォーの関係は分からぬまま。
ウォーは重警備刑務所で完全にハンニバル・レクター博士状態。
「NIKITA」で暴走したパーシーが捕まっていた頃の様だ。
しかもターミネーター状態で顔半分が先日の飛行機墜落の件で
ヤケドして痛々しい跡。情報を知らせなければ鎮痛剤を止めるぞと
ばかりにスティーブが脅していた。
今回はそんなスティーブが容疑者に口を割らせる為に、二度部屋から
出て行こうとするシーンが有り、ちょっとワンパターンだった。
ドリスにウォーとの関係を尋ねる。
ドリスはウソばかりついているとしてスティーブは何度このセリフ
を言ったのかって感じだけど、話そうとするも、結局アダムとコノ
と一緒に上海に逃げることに・・
■クリフハングるラスト
・スティーブは・・・
キャサリンと一緒のラスト・・ではなく、ウォーと一緒にいた所、
突然何者かがウォーを殺しにやってくることになる。
重警備刑務所内に入って来られるなんて、政府関係とか軍関係者
なんだろうけど、やはり突然出てきたキャサリンの元恋人の
ビリーが怪しい。ビリー役のJustin Brueningについては何度か
取り上げているので以下略。
ダニーは・・・
なんとモロッコで就任することが決まって別れるのかと思っていた
ギャビーが戻って来た。どういう事情があるのか。単に説明する
為に戻って来ただけなのかな。最後は娘とのツーショットを見たかっ
たな。
コノ
まさかアダムと一緒に逃亡する為に上海へ。
何時戻ってこられるのか分からないのにね。
っていうかアダムが居なくなって仕事は上手く回せていけるの?
しかも一緒にドリスまでついて行ってしまうというのだから益々
意味不明に・・
みんな反対していたけど意外にもコノの行動を後押ししたのはチン
だった。
「ヒザを怪我していなかったらどうなっていたかな」(chin)
「警察になっていない私なんてあり得ない」(kono)
ダニーが俺も行くかと言っていたところが笑えた(笑)
最後にコノが「アロハ、マーラマポロ」と語ったセリフがそのまんま
副題になっている。「気をつけて」という意味らしいが・・
チン
レイラニに電話していた。かつて名刺を置いていきいつでも電話して
と言われていたよね(s3-19より)。もう恋人が出来てしまったのか
と思ったけど、まだチンを待っていてくれたのかな。
■使用された曲
・Hawaii Five-0 Main Title Theme by Brian Tyler
・Promise by Ben Howard
・Drop Baby Drop by jbogi
■出演者
スティーヴ・マクギャレット (Alex O’Loughlin) 元シールズ部隊
ダニー・”ダノ”・ウィリアムズ (Scott Caan) 刑事
チン・ホー・ケリー (Daniel Dae Kim) ホノルル警察の元刑事
コノ・カラカウア (Grace Park) チン・ホー・ケリーの従姉妹
Dr.マックス・バーグマン (Masi Oka) 検死官
カマコナ (Taylor Wily) 友達、エビ店
sgt.デューク・ルケラ (Dennis Chun) 警察官
キャサリン・ロリンズ (Michelle Borth) 海軍情報局・大尉
チャーリー・フォン (Brian Yang) 科学捜査、指紋照合
ドリス・マクギャレット (Christine Lahti) 元CIA
アルトゥーロ・ケイシー (Yancey Arias) アウトリガーセキュリティーズ投資会社
ウィリアム・ハリントン (Justin Bruening) “ビリー”、軍人、キャスの元彼
ウォー・ファット (Mark Dacascos) 悪者
アダム・ノシムリ (Ian Anthony Dale) コノの恋人
マイケル・ノシムリ (Daniel Henney) アダムの弟
— (Jake Feagai) 守衛
ラファエル・サルガド (Michael Irby) NLM(民族解放運動)中南米組織
ヨリ (James Adam Lim)
ライラ・シモンズ (Yara Martinez) サルガドの元彼女
ジャック・シモンズ (Maxamus Miller) ライラの息子
— (Alexis Ponce) Armed Man
ガブリエル・アサノ (Autumn Reeser) “ギャビー”、博物館勤務
ルイス・ブラガ (Miguel Sandoval) CIA本部ラテンアメリカテロ対策課
— (Erik Thirsk) CIA Operative
— (Peter Togawa) Surgeon
— (Leslie Wilcox) ニュースアンカー
ヴィクター・アサヌマ ()