[E] キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き Castle シーズン3 第24話 ノックアウト Knockout

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第24話 ノックアウト Knockout

脚本/Will Beall
監督/Rob Bowman

【前回までのあらすじ】

ラグリン刑事に母の事件で黙って居たことはないかと尋ねるケイト。
その時私は過ちを犯した。その後はドミノ倒したった。お母さんの
事件は・・・と語る際に、ラグリンは狙撃手によって目の前で射殺
される。マカリスター刑事は眠れる竜を起こしたとして事の真相は
君の想像を遙かに超えているという。スナイパーを探すケイト。
ライアンはスナイパーはハル・ロックウッドだという。ロックウッド
はエスポジートを人質に取りオレと依頼主について何処まで知って
いるのかを問い詰める。ロックウッドは逮捕されるが、ケイトは
黒幕が誰なのかを刑務所にまで毎週のように聞きに行く。いつまで
でも聞きに来ると語るケイト。

【ストーリー】

リックは署にやってくると誰か手を貸してくれという。
みんなは拍手してからかう中、新作コミックのサインだというリック。
オレの小説のキャラがコミックになったという。ウルヴァリンとか
バットマンはキャラクターだがもう古いとし、だから新たなヒーロー
が誕生したという。彼の名はデリックストームだと。オレの新作コミ
ック、題名は「死の嵐」だという。ケイトは何処に居るのかとして是非
見せたいというと、ロックウッドに遭いに刑務所に行ったというライ
アン。

一方刑務所にいくケイトは、既に刑務官とは馴染みになっていた。
ライカー刑務官はケイトに対して今日は活きの良い放火魔が入りまし
たという。またタトゥーだらけの泥棒もお勧めだというと、私はいつも
のを注文するわという。ライカーはロックウッドに面会だとして
連絡するが、彼は隔離房を出たと行っているという。一時間前に一般房
に移ったとのこと。ケイトは訳ありで彼を隔離房に入れたのだとし、
一般房にはデイリー・マカリスターという囚人がいるが、彼はそいつの
命を狙っているのだという。
その頃マカリスターはロックウッドが現れるといつかくるとは思って
いたとし、さっさと終わらせてくれという。ケイトたちが銃器を
持って刑務所内の彼の監房を訪れる頃にはマカリスターはナイフで
殺されていた。

どういう経緯で一般房に?エスポジートが調べているが手違いじゃない
かという。リックはケイトに残念だとすると、ロックウッドはラグリン
を殺し、そしてマカリスターを殺したこと。二人はお母さんの事件に
関係している元警察官だという。ロックウッドは新たな手がかりを
残したのだとし、この4ヶ月アイツは私の顔をジッと見て居るだけ
だったが、ここでようやく動きを見せたのだという。
エスポジートはロックウッドの移送のサインは偽物だったとし、刑務所
での書類にサインが出来るのは刑務官か一部の事務員だけだという
ライアン。賄賂か脅迫なのか。職員全員の経済状況を調べてくれと
いうケイト。ロックウッドに手を貸すなんて相当なリスクだという。
ケイトは挑発にいくというと、罪状認否がこれからあるのだという。
しかしロックウッドが今更挑発に乗るかというリックに対して、
彼ではなく彼を雇っているヤツを挑発するのだと語る。

ラグリンの後はマカリスター・・関係者を全員殺すのかとして
ケイトはロックウッドに告げる。怯むと思っているのかと問うと
刑務所で年寄りを殺しただけでビビらせようなんて甘いという。
状況が何も変わっていないとするとあんたを雇ったヤツはずっと隠れて
は居られないという。するとロックウッドはそれはお嬢ちゃんの方だ
と語る。

NY州刑事裁判。
NY州人民 対 被告身元不明、自称ハル・ロックウッド。罪状認否
から始めるという。被告代理人はエイヴリー・ザスマン。
そんな中ケイトは何か変だという。警察のカラーピンがクロムだ
とし、本当は真鍮のハズだという。次の瞬間ケイトはリックに伏せる
よう告げると、警察官に扮していた犯人は閃光弾や銃弾を浴びせて
用意されていたヘリコプターで逃げてしまう。必死に追いかけた
ケイトはヘリコプターに向けて発砲する。

■今回の事件の概要

・ケイトの母・ジョアンナ・ベケットを殺害した事件の捜査を
しているケイトは黒幕を知っているであろうロックウッドに対して
足繁く刑務所に通ってその件を聞こうとする。
・ケイトの母が殺害されたのは、マフィアのプルガッティの上訴を
請け負っていたからで、その時FBI捜査官、ボブ・アーメンも
殺害されていた。
・そして今回刑務所に収監されていた当時の事情を知る、
殺し屋のロックウッドが突然隔離房から一般房に移されたことで、
一般房に収監されていたマカリスターも殺害される。
・当時を知る警察官たちが次々殺害されていること。更に何故この
時期になってまたロックウッドが動き出したのか疑問に感じていく。

■感想

いよいよシーズン3の最終話。
ケイトの母の事件に関しては、これまでずっと小出しにネタとして
現れていたけれど、警察官やらその上層部までなにやら関わって
いるのではないかとする疑惑が出てくる話だった。

悲しいことだけど、前回結婚30周年を機に引退を決意していた
モンゴメリーが殺害されるということで衝撃的な展開ではあったけど
それ以前にモンゴメリーが新人だった頃に、ラグリンやマカリスター
と共謀して自ら神のようになって町に巣くうマフィアたちを殺害し
脅迫しと、色々と越権的行為を行っていた様だ。

モンゴメリーは引退するという割りにまだ結構幼い子を抱えていて、
彼女たちが学校を卒業するまでの金は稼いでいたのか。
マフィアから脅して金は持っていたのかなと思う所も有る。

しかし今回は裁判所でも刑務所でも至る所で、警察や法の執行機関
のセキュリティの甘さみたいなものを感じたな。そもそもリックを
職場で働かせていること自体あまさがあるのかも知れないけど・・

■ケイトの父が登場

突然リックの家にやってきたケイトの父・ジム・ベケット。
初めての登場かと思ったけどS2-13「母親殺しの真相」の中でも
登場しているのね。

ジムはリックに対してケイトを守って欲しいことを語っていた。
ケイトは感情を表に出さないのでよく分からないというリックに
対して父は幼少期のケイトの性格が分かるエピソードを披露していた。
「本当は暗闇が怖いのに灯りを全部消して寝る。プライドが高い」。

ケイトは自分の命よりも大事なものが母親の事件を解決すること
だと思っている為に、一歩も引かない娘をリックが止めて欲しいと
いうものだった。

■複雑なモンゴメリー

ロックウッドが脱獄したことを知り、みんなに彼を見かけたら躊躇無く
殺すよう告げていた。モンゴメリーは護身のために言った
ようにも思えるけど、ロックウッドという人物は本当に危険なので
無条件に殺害するというのは決して悪い話ではない。

そもそもアメリカは死刑制度がないところが多いので、刑務所にでも
入れば人を殺し放題じゃないですか。

途中でモンゴメリーは昼間だけどエスポジートたちにビールを飲む
許可を与えていた。証拠品と一緒に入れて冷やしておいたみたい
だけど、霊安室にでも入っていたのか?

モンゴメリーがマフィア殺しをしていた時には、まだ若い捜査官だ
った頃のことで、二人の警察官に誘われて断れなかったのだろうか。
ただそういう時代だったと言われれば否定出来ず、相当治安も
悪かったんだろうね。

モンゴメリーが三人目の警察官だと分かる流れが、元退職した警察官
のバーの壁の写真に貼り付けてあるというのは如何にもな演出。

■警察内部の問題なのか

結局これだけのことを出来るのは、警察内部でも上層部だろうし
政治家なんかも関わっているのか。

ライカー刑務官に金を払っていたのは誰なのか。UAEを経由して送金
され、スイス銀行のドバイ支店から振り込まれていた。

■キャッスル家

今回は流石のリックも自宅でキレていた。
マーサが声を掛けていたところもあったし、まさアレクシスがケイト
の母親の殺された時の写真を目にしていたところもあった。

■モンゴメリーとケイトの出会い

彼女とモンゴメリーの出会いは残業中に必要な書類があったので
資料庫にいくと、ケイトがいたという。懐中電灯を使ってヒザに
資料の箱を乗せて未解決事件を調べていたこと。まだ当時の彼女は
巡査だった。母の事件を調べていると話していたとし、不審な点が
見つかったとして、そんな彼女の目を見た時には止めても無駄だ
と思ったという。コイツの執念深さは良い殺人課刑事になると感じた
という。それでも止められるのはリックだけだろうというモンゴメリー。

パパさんにも任されたしリックの役割は大きい。

■リックの言葉に耳を貸さないケイト

事件に関与した人物がみんな殺されているのでケイトもアブナイ
ことを告げる。万が一のことがあれば君を愛する人たちがどうなる
のか。父親に悲しい思いをさせても良いのか。恋人のジョシュの
ことをどうするのか。

しかしケイトとしてはリックがどういう気持ちでいるのかを知りたか
った感じで、リックはここでも自分たちの関係性に誤魔化す姿が
有った。

例えキスをしても無かったことになっているし、冷蔵庫で抱き合い
死にそうな経験をしたのに、その後は一切ふれあわない関係。

「君は不幸を選んでいる。幸せになれるのに君は怖いんだ。」

そんな言葉に決別宣言を出していたケイト。

モンゴメリーに対してケイトはリックを追いだしてと言うと、あっさり
とそれが認められたことに彼女が寧ろオイオイって感じで止めて
くれって感じだったな(笑)

■モンゴメリーの決意

ロックウッドがモンゴメリーの家にまでやってきた。
既に彼らは顔見知りであり、契約を交わしただろうとしてロックウッド
はモンゴメリーに迫っていた。ケイトが余計なことをしないように
見張っているのがモンゴメリーの役目だったが、それも限界が来た
として、明日格納庫までおびき出すよう告げる。

出かける朝に、モンゴメリー家の人々とは挨拶していたし、オフィスで
は色々と書類や手紙を書いていたようだった。

そして格納庫ではモンゴメリーは全てを語る。
アーメンが死んだのはモンゴメリーの銃だったこと。そもそもモンゴ
メリーにとっては、時代が悪かったとか出会った警察官が悪かった
という事情もありそうだけどね。

■モンゴメリーの汚名は封印

モンゴメリーが犯人ではないかとした際には、ライアンとエスポジート
がとっくみあいになる姿が有ったね。
そして最後に葬式の前には、みんなでモンゴメリーの件はここだけの
話にしようと語る。「恩人に対する私たちの義務」

モンゴメリーとロックウッドは格納庫で差し違えていたけれど、
葬式であれだけの刑事がいるのに、ケイトを撃ってくるとかまた
大胆すぎる犯行だよな。早く全員で飛びかかれーって感じ。
一体何をしているんだNYPDよ。

■使用された曲

・Castle Theme
Written by Robert Duncan
・Fire On the Rooftop by Uncle Lucius
・Suiting Up for the Last Stand by Robert Duncan

■出演者

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
ケイト・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人課の刑事
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ロイ・モンゴメリー (Ruben Santiago-Hudson) 警部

ハル・ロックウッド (Max Martini) 狙撃手、プロの殺し屋
ジム・ベケット (Scott Paulin) ケイトの父
ゲイリー・マカリスター (Brian Goodman) 元刑事
エブリン・モンゴメリー (Judith Scott) ロイの妻、結婚30周年
レベッカ・モンゴメリー (Daniele Watts) 長女
メアリー・モンゴメリー (LaNiesha Irvin) 次女
チャック・ライカー (Matt McTighe) 刑務官、不正、5万ドル
マイク・ヤナヴィッチ (George Gerdes) 元警官、、バー経営
ドワイト・ハスケル (Malcolm Foster Smith) 刑務官
エイヴリー・ザスマン (Sean Blodgett) ハルの代理人
— (Priscilla Garita) Bridge Officer
若い頃のゲイリー・マカリスター (Jeffrey Kennedy)
— (Kane Richard Blust) 囚人
— (Derri Dias) Funeral Family Member
— (Chris Gann) ニセの警察官
— (Waymond Lee) Prison Inmate
— (Naomi Peters) Woman in Hallway
プルガッティ () マフィア
ボブ・アーメン () FBI
ジョシュ
ナポリターノ ()
ジョン・ラグリン () 元警官
ジョアンナ・ベケット () ケイトの母、弁護士

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