CSI:科学捜査班 シーズン14 第8話 閉所のオアシス Helpless

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第8話 閉所のオアシス Helpless

脚本/Tom Mularz
監督/Karen Gaviola

【ストーリー】

夜、リットハメル夫妻を誘ったのになかなか来ないことに痺れを
来す。そんな中突然ボールが住宅街の道路を転げ落ちてくる。中には
死体が入っていた。
30代・白人、転がってきた人物は大量出血で死亡しているというデビ
ッド。目撃者に被害者の写真を見せるが知らない顔だという。ただ転が
ってきただけでこんな傷は負わないだろうというラッセル。頭部と顔面
を鈍器損傷していること。人間用ハムスターボールは昔チャーリー
と行った博覧会で乗ったというラッセル。被害者は何者で何処から
来たのか。彼の身に何が起きたのか。モルグにこのまま持って帰るよう
告げる。

フィンとデビッドはボールを調べる中、中で白い毛髪らしきものを
見つける。モーガンはデカイボールの血まみれ事件なのかとすると、
深夜番の担当だとして遅番は上がりだという。婦女暴行事件のヤマも
あるんだってねとモーガンに話しかける男。
グレッグはそんな男を見て日の出前に寝るヤツは嫌いだと語る。
モーガンは遅番の捜査官・ドーン・バンクスから今回のレイプ被害者も
私たちが捜査している被害者とそっくりだと言われきっと同じ人物だ
という見解を持つ。モーガンはグレッグに遅番のCSIのドーンを紹介する。
先週私たちが担当したレイプ事件と同一犯かもしれない事を告げ、
私も捜査に加えて欲しいと語る。被害者は署にいるとのことだった。

モーガンは被害者のエイミーと話をする。
顔は見ていないし声も聞いていないのだという。目が覚める前に何が
有ったのか分からないのだという。寝る前には何をしていたのかと
問うと、バーで働いていて8時に仕事が終わってテレビを見ながら
寝ていたら目が覚めたと共にボーッとしていたという。そしたら
凄く痛かったとのこと。ケダモノを絶対に捕まえるというモーガン。
ニャースで見たとし家の近くで似た事件が有ったということ。同じ
犯人なのかと問うと、ホシは裏口からエイミーのマンションに
侵入してバンプキーを使いロックを開けていること。貝殻の破片は前の
現場にも愛知手イタという。住宅の私道に使われているので特定は
難しいという。この子医師も見つけたこと。クロロホルムの付いた
布の繊維、そしてレイプ犯はテレビを毎回付けていること。しかし
エイミーの時には犯人ではなく彼女本人がテレビをつけたものだという。

そんな中ドーンは署に来た男を見て息子のタイラーかと思ったと語る。
2週間起きにしか帰らないのだとし、引き留めようとしても家で用事が
済むと出て行ってしまうのだという。何処に行っているのやら・・と。

フィンとアルはハムスターボールの遺体を調べる。
IDはなく身元不明。ボールの外の痕跡から通り道が分かるのではないか
という。被害者は鈍器損傷による脳出血が原因で死亡していること。
堅いモノで殴られていると語る。第二皮膚にも当てた跡が有るという。
第二皮膚なんて解剖の授業に出てきたか?というアルに対してフィン
は被害者と凶器の間に有ったボールのビニール素材のことだという。
ハムスターボールに工具痕があり茶色の塗料がついているという。
これで工具痕の形と色が分かるとのこと。アルは「話が良い方向
に転がってきたか」と告げる。

検査の看護師によるとレイプ被害者のエイミー・モースの首から
男性のDNAとアミラーゼが出たという。キスした形跡ねと。しかしCODIS
でヒットせず、男性のプロファイルからいって一歩前進だという
モーガン。ホッジスは雪玉効果って知っているかと問うと、雪玉は
転がりながら大量の雪をくっつけていくのだという。人間ハムスター
ボールにもその効果が有るとし、影響を受けるのはボクだという。
37種類の植物サンプルを特定しなければならないという。貝殻は
前の事件と同じ侵入口で見つけたもので小石はどうなのかというモーガン。
コンクリートと酸化チタンが使われているもので、スモッグを吸収する
コンクリートだという。大気汚染を軽減させるもので、ベガスでは
何処に有るのか分かっていないとのこと。

サラはレイプ被害者たちには関連はないとし、知り合いではなかったこと
を語る。同じ店に通うとかそういう共通点はないという。
テリーもドナもエイミーも20代前半の独身女性でブルネット、そして全員
がマンションの一階で一人暮らしをしているというモーガン。犯行の
手口は運時で眠るのを待ってバンプキーで裏口のドアを壊して侵入
しているという。しかし最初の事件は窓が開けっ放しになっていたのに
何故裏口から侵入したのか。ホシは寝室に行きクロロホルムを嗅がせて
テレビを付け、暴行しているというラッセル。エイミーは自分でテレビ
を付けていること。エイミーの件はスムーズに犯行に及んでいるという
ラッセル。一件目は開いているドアを見逃し、二軒目は犬を起こしてし
まい近所に大騒ぎを起こしているという。エイミーが襲われたのは彼女
が仕事を早く上がる日だったというサラ。家や行動を調べていたの
だろうと。バンプキーを使わないと侵入できない事も知っていたのだ
という。エイミーがテレビをつけて眠ることも知っていたのではないか
としホシは最初の2件はその状況を再現しただけで2件のレイプはリハー
サルだというモーガン。最初からエイミー一人を狙っていたのだという。

エイミー本人にそんな説明をすると容疑者として浮上するのは元彼の
ジャレッド・ウォレスだった。2ヶ月前に別れたが彼は変わったという。
送ってくるメールには”尻軽女”、”アバズレ”など書かれているとし、
目が覚めた時になんとなく彼がイタ木がしたという。でも想像かも
知れないとのことだった。

■感想

今回も二つの事件を扱う案件だった。
しかし最近偶然なのかも知れないがニックが出てこない。
その変わりに遅番のCSIを出したり管轄違いの捜査官を出したりして
色々と試行錯誤しているのだろうか。

今回は特異な趣味を持つものたちと、親子関係、夫婦関係の持つ
悩みが事件に発生するものとして、愛情が一方通行でいることの
切なさみたいなものを感じるものだった。

■事件ケースA

人間用ハムスターボール殺人事件。

ダイエットに使われるバランスボールもそうだけど、ビニール素材も
容易には破れないものを作れるようになった時代だね。

坂の上から転がってくるボールを見て何事かと思った。
「インディ・ジョーンズ」か何かで洞窟内でトラップがかかり
石のボールが洞窟内を転がってくるシーンが有ったな。

ホッジスは17時間かかってボールに付着する植物を採集していたけれど
それをたどった結果、ザック・フィクスの裏庭が出発点だと判明して
いた。室内でもクルクル回った形跡が有り、そこには凶器も落ちて
いたことから殺害現場だとされる。凶器に付着していた微物。
更にザックの部屋はイカレた道具部屋となっていた。

コンファイント・ブリス.comというサイトが開設されていて、
彼は閉所嗜好症だという閉居恐怖の逆の症状がある事を知る。
ただ人間は意外と狭いところを好む人が多いと聞いた事があるな。
ここまで極端かどうかは分からないけど、パーソナルスペースは
個々の人間にとっては必要なものだと思う。

人間ハムスターボール内の空気は20分ぶんの酸素が入っていて、限界
ギリギリが最高に刺激的なのだという。セックスに於ける窒息プレイ
なんてものがあるけれど、それで命を落とす人がいるみたいだけど、
そんなリスクを犯す必要があるのかって感じ。人間の性的嗜好とは
深いものがあるな。

そして捜査中のラッセルとフィンの前に荷物が届く。
なんと宅配便の中にはザックのパートナー/プレイメートの女性・メロ
ディ・ディヴィスであり、彼女は結婚しているという。中で死亡して
いた彼女を送った人物はザックだとされるが、凶器に付着していた
ものが牧草の馬のエサに使われる特別な独自配合のエサであり、
夫が犯人だと判明。ある程度妻にはそんな変態的嗜好を許していたけど
我慢も限界に達したようだ。
因みに死因は体位関連性窒息死というものだった。無理矢理入れられた
訳ではなく自分から入って死亡したものだった。

■事件ケースB

連続レイプ事件が発生する。
3件目のエイミーは生きて居て、精液もDNAも検出されるが、それが
誰なのかは分からない。そもそも眠らされていたことも有って記憶
も曖昧だった。
別のレイプ事件で捜査していたドーン・バークスという女性と合同
捜査。このシーズンに入り、違うチームとの捜査を行うシーンが多く
なってきたな。しかもその殆どがモーガン絡み。
CSIは完全に旧体制を排除して、新人メンバーをメインに使っていく
ということでマンネリ化を崩そうとしていたのかな。

エイミーは元彼だったジャレットが怪しいということで容疑の目を
向けていく。ジャレットを取り調べする際には父親・ケン・ウォレス
が息子の弁護に立つことになる。
DNAの採取を求めるが、データベースに乗ることになるので嫌だと
して令状が無い限りは応じないという。

「父なら潔く調べろというべきだ」(ブラス)
「親は自分の子がどんなに最低なことをしても守る。」(モーガン)
「考えられないのよ。ヒザに乗せていた子がそんな恐ろしいことを
するなんて。子供の罪を受け止めるのは育て方を否定することになる」(ドーン)

ドーンとしては息子の件があるので、寧ろジャレットの親のことに
一定の理解を示していたみたいな感じだし、ジムもまた娘が殺人鬼
になってしまったことも有って、なかなか難しい立場だけど、過去の
態度から、人となりの対応が見られて興味深い会話だった。

ジャレットが借りていたトレーラーハウス。
スモッグ吸収のコンクリートを扱う会社からのメールでバーダビ・ロード
の800m区間にそれらが使用されている事を知る。

ドーンが居なくなる。トレーラーパークのサニーデイズから携帯の
電波と車が発見され、彼女の車には証拠品として息子のシャツが
袋に入っていた。母は息子を疑っているものかと思われたが、実際には
リノ市警の警部がやってきて薬物の過剰摂取で死亡した事件があり
腐敗が酷く、持っていた免許証が息子のタイラーのものだと知り
確認のために行っただけだったようだ。

ドーンはウォッカとアセトアミノフェンを購入して息子の死を疑い
自分も自殺未遂を起こしていた。

結果的にレイプ事件はジャレットが借りていたトレーラーハウスだと
思っていたが実際にはケンが借りていて、白髪が落ちていたし、
心臓の薬も置かれていた。
ジャレットとエイミーが逢っているのを見て居るウチに息子に嫉妬
したというもの。エイミー自身はケンのことを男として見て居ない
ことが分かり自尊心を傷つけるところも有ったのかな。

■使用された曲

・Who Are You by The Who
・Radioactive by Imagine Dragons

■出演者

D.B.ラッセル (Ted Danson) CSI主任・S12より
ジュリー・フィンレイ (Elisabeth Shue) CSI・S12 #14より
ニック・ストークス (George Eads) CSI ・ S12・昆虫学
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
グレッグ・サンダース (Eric Szmanda) CSI研究員
アル・ロビンス (Robert David Hall) CSI検死官
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
モーガン・ブロディ (Elisabeth Harnois) L.A市警、SID、エクリー 娘
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) DNA
ジム・ブラス (Paul Guilfoyle) 刑事、警部
ミッチェル (Larry Mitchell) 捜査官
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI

ショーン・イェーガー (Matthew Davis) CSI、遅番の捜査官
ザック・フィスク (Gabriel Sunday) 人間ハムスターボールの始発点、閉所嗜好症
タイラー・バンクス (Adam Hicks) ドーンの息子
ケン・ウォレス (Christopher Cousins) ジャレットの父
ジャレッド・ウォレス (Mark Famiglietti) エイミーの元彼
エイミー・モース (Noell Coet) レイプ被害者
ロイ・デーヴィス (James Shanklin) メロディの夫
ジョン・フレッチャー (James Martinez)
スミス (Cyrus Farmer) リノ市警の捜査官
ドーン・バンクス (Sherry Stringfield) CSI、遅番の捜査官
ブライス・ニアマン (Dar Dixon) 人間ハムスターボール目撃
バニー・ニアマン (Cynthia Murell) 人間ハムスターボール目撃
メトカルフ (Joseph Patrick Kelly) 捜査官
メロディ・デーヴィス (Bonnie Morgan) 被害者、閉所嗜好症
— (Jush Allen) Lab Tech
テリー・パスカル () レイプ被害者1人目
ドナ・グレース () レイプ被害者2人目

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