クリミナル・マインド FBI行動分析課 Criminal Minds シーズン7 第4話 失われた痛み Painless

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第4話 失われた痛み Painless

脚本/Breen Frazier
監督/Larry Teng

【ストーリー】

「高校で爆破事件、ボイシの高校で13人死亡」「ノースバレーの高校
無期限閉校」「爆弾の前に銃乱射」「バックパックに爆弾、13名死亡
数十名負傷」。それら記事に目を通す男。

アイダホ州ボイシ
町では「いつまでも忘れない」と書かれてテレビでも報道される。
ランディ・スレイドが高校で銃と爆弾を手にしたのは10年前のこと。
今週末ノースバレーでは13名の犠牲者を忍んで追悼集会が開かれるとし
最後はキャンドル点灯式が行われる。

ダグ・ギヴンス校長はこの日、目覚ましのアラームを止めようとするが
どうやっても止めることが出来なかった。時計が何故かずっと進み続ける。
分解して止めようとすると中には爆弾が入っていることに気がつく。
止めようとすると男が現れ銃を発砲。「オレの目を見られるか?」と
いうと男はバイバイ校長先生と言って立ち去る。校長は近くに有った携帯
で911に連絡しようとするが、それが起爆スイッチとなっていて突然
爆発する。

教師のマッキーに呼び出されるホッチ。
ジャックの標準テストの成績を見せられる。チャーリーは読書好きの
ようだとすると、ホッチは毎晩本を読んでいることを語り、
現在「チャーリーとチョコレート工場」を一緒に読んだという。
どの科目でも優秀だとし、でもクラスでも一歩下がった感じの状態だ
という。ポール・ケインがジャックに意地悪しているようだという。
2、3週間前ジャックが新しいターゲットになってしまったとのこと。
何か有れば連絡するという。

BAUのブリーフィング。
ガルシアはこの写真を覚えているかと尋ねるとリードとホッチは
現場に出ていたという。ボイツの高校の爆弾事件でしょというプレンテ
ィスは乱射の挙げ句爆弾で爆発させたのだという。ランディという生徒
がカフェテリアで3人を撃った後に携帯をスイッチにして自爆したもの
だった。彼以外に死者13名。ネット上に犯行予告が書かれていたという。
JJは大学生だったのでこのニュースをよく耳にしていたとのこと。
ガルシアは夕べダグが殺されたとし、当時そっくりの爆弾が使われた
という。事件からずっと学校を支えてきた校長だが、襲うということは
意図があるなというモーガン。今週で事件から10年だというホッチ。
4日間にわたり追悼イベントがあること。犯人は当時を偲ぶだけでは
満足じゃないとし再現したのだろうというホッチ。

その頃男は爆弾を製作していた。

リードは学校を攻撃する犯人は大抵武器の扱いに慣れているという。
ランディはリュックの中に爆弾、今度の犯人は時計の中に入れていた
という。進化を増やす傾向にあるとし、同時に被害者も増えるという
プレンティス。望んで孤立したのではなく色んなグループに入ろうと
して拒絶された結果の人だというJJ。ランディは孤立してはいなかった
とし、彼は高機能サイコパスだという。勉強も運動も得意で女友達も
多かったというロッシ。使ったのは高性能プラスチック爆弾のセムテッ
クスで、ビルの解体現場で手に入るというもの。普通に管理されている
といウリード。共犯者を疑ったが見つからないというロッシ。
ナルシストは手柄を独占したがる。10代ならではの衝動性がランディには
有ったというホッチ。ランディは大量殺人、今回も追悼まで待てば
出来た事だというホッチ。単に世界の注目を浴びたいだけじゃないと
いうモーガン。爆弾もいくつも作り次は何処を狙うのか考えて楽しんで
いるのだろうと。

アイダホ州ボイシのコール署長に会うホッチとロッシ。アドバイス
通り学校を閉鎖しイベントも中止したが卒業生はどうしてもやりたい
と言っているという。生徒の資料、犯歴を渡す様求める。

ガルシアはロッシに電話するとブランドン・スレイドの事は覚えて
いるかと問う。ランディの弟で当時7歳だったが今は高校3年生だという。
インタビューが全国に流れて行き場を失い今でもこの土地に居るという。
ブランドンのアリバイを尋ねたところ、夕べは映画/海賊版をPCで見て
いたという。母親・マーサから裏が取れているというが・・
ホッチは遭いたいと語る。

JJとリードは爆破現場を調べる。
犯人は学校と接点を持っているハズでしょというと、権益の生徒、卒業生
10年前の犠牲者遺族など居るというJJ。10周忌を祝う熱狂なファン
かも知れないという。爆弾の外に釘がついていたとし肉をも引き裂く
という。残虐な面でランディを模倣しているというリード。でも被害者
の手で爆発させたのは独創的に計算されているというJJ。校長を逆恨み
したのか。昔のイジメっ子に復讐出来ない腹いせかもとリード。
リードはJJにいじめられた事は有るかと尋ねるが覚えていないという。
いじめていた方か?というリードはJJは卒業生総代でサッカー奨学金
をもらいダイエットをしないのに痩せていて絶対意地悪グループだと
いう。JJは私って凄く親切だとし、あんたみたいな子にも優しいという。
失礼だというリードはボクはバスケで地位の向上をさせたのだという。
JJはリードがバスケをするなんて意外だとするが、監督をして戦略を
立てていたのだという。だから先週モーガンが怒っていたのかと。
ボクを甘く見て惨敗したんだと。

スレイド家に行くモーガンとプレンティス。

■感想

人は痛みを感じないことには成長しないし、他人の痛みを知ることにも
繋がらない。他人に関わらない事にはその人となりを知ることは
出来ないし、事件を外から見ているものから見れば、当時のカフェテリア
で起きていた事情に関して多少の違いはどうでもよく写るのかも知れない
けど、本人たちに取っては、その違いは最も重要なものを含んでいる
ところがあるんだね。

いじめの問題が取り上げられたけど、そういう行動の全てには意味が
あるとも言える。加害者・被害者の構図が有る中で適切な行動を取れる
かがその後の人生を大きく左右させる。それ故に今回はジャックなんかの
存在も抽出されたのかな。

しかしこういうネタって銃社会のアメリカでは時々本当に有りそうで
リアルで怖い。

自分だけが知る勇気。
その勇気ある行動を他人によって奪い取られたものが、今回の犯人だ
った。決して当時の爆破事件の共犯者ではなく、寧ろ被害者だったもの
だった。
被害者の中でも扱いによって雲泥の差が有り、仲間はずれの中の
仲間はずれという表現を使っていたけど、BAUとしては今回当初のプロファ
イルからは多少の修正を求められる一面が有った。

■選任者責任、事実を隠蔽した責任、被害者を孤立させた責任

当時校長が10人のメンバーをトップ10と称して選出してマスコミ対応や
色々な学校に送って事件当時のことを語られた様だ。

犯人のボブは自分が体験したことをジェリーが体験したかのように
事実は出回り、トップ10はその話に合わせてしまったようだ。
ボブにとってはその勇気こそ当時目立たない存在だった彼には誰にも
出来なかったことの自慢でも有ったのだろう。

しかし今回リードが犯人の男が「痛覚失認」という病気であることを
見抜いた。脳から中枢神経系にシグナルを送るはずが送られないこと。
陳列されたガラスが割られていたが、現場で殺されたジェリーには
ガラスを割った傷がないこと。
皮肉にもボブは当時の爆破によって外的要因でそんな疾患を抱えること
になった。

■ミスリードの流れ

・加害者家族ブランドン

ランディが爆破事件を起こした為に家族は孤立している。
そもそも家族自身も被害者としか言いようがない事件だったけど、
彼の本の中には当時の殺害リストが残されていた。

・ルイス・スチュワート・ラムジー

殺害リストに文字が書かれていた。
「クソ学校の負け犬ども」
(And all the LoSeRs in the Godforsaken scholl)

LoSeRsという負け犬の単語が大文字になっているとして、これがルイス
のことを差していることが判明する。
彼は当時マリファナを吸いに駐車場に行った為に命拾いしていると
していたけれど、本人は当時の共犯者一人で、今回はそれを伝える為に
追悼式に出席しようとしていた様だ。

■身内の面白いネタ

・リードはJJをいじめっ子側だと思っている

少なくともJJを見れば勝ち組的要素が多いよなとは思う。
ただ実際はどうなんだろう。
リードとJJはシーズン7に入ってからケンカしていたことも有るので
まだちょっぴりリードとしても意地悪く語ったのかな。

・モーガンとリードの復讐合戦

モーガンはリードにバスケで負けたことが気に入らないらしい。
そこでマスコミ対応と称して、モーガンは電話ならばDr.スペンサー・
リードに連絡を・という事で番号を渡した為にその後電話がひっきり
なしにかかってきた。「ぶっ殺す」・・「えっ?」と思わず呟いて
しまったリード先生。
「重要なお知らせ、工学博士におかしなイタズラをしかけないこと。
その報いは100倍返しです。さかどうぞお寛ぎになってボクの絶叫を
お楽しみください、”あーーーーーー”。」

・プレンティスのパリでの一人暮らし

プレンティスとホッチはジャックのイジメの件で話し合う中、
プレンティスの話になり、パリで一人で居た時は何をしていのかを
問われていた。
オンラインでスクラブルをしていたとし、チーズスナック大好きっ子
と語る。飛行機に乗った瞬間に後部座席の方で妙にJJがスナック菓子
を食べているなと思ったらそういうことだったのね。

■キャラクター

・加害者の母・マーサ・スレイド役のJulia Campbell

「オースティン&アリー」で滅多に出てこないけど、アリーの母親ペニー
役をしている彼女。

■出演者

デビッド・ロッシ (Joe Mantegna) BAU創設に携わったベテラン
アーロン・ホッチナー (Thomas Gibson) リーダー
デレク・モーガン (Shemar Moore) 爆弾処理が得意
スペンサー・リード (Matthew Gray Gubler) ドクター
ペネロープ・ガルシア (Kirsten Vangsness) 解析
ジェニファー・ジャロウ (A.J. Cook) 国防総省
エミリー・ペレンティス (Paget Brewster) BAU

ロバート(ボブ)・アダムス (Eric Jungmann) 無痛症
マーサ・スレイド (Julia Campbell) ブランドンたちの母
ブランドン・スレイド (Michael Grant) ランディの10歳年下の弟
ランディ・スレイド (Hudson Thames) 10年前に高校で銃撃・爆破事件
ジェリー・ホルツ (Aaron Hill) ボブの代わりにインタビュー
ルイス・ラムジー (Joe Reegan) チェルシーに会いに来る男性
ジャック・ホッチナー (Cade Owens) ホッチの息子、ポールからイジメ
ティファニー・グリーソン (Kerry Barker) 元被害者生徒
Ms.マッキー (Stacie Greenwell) ジャックの担任の教師
チェルシー・グラント (Trisha LaFache) この地を離れようとする女性
ケイレブ (Patrick Cohen) 元被害者生徒
コール (Tom Derek) アイダホ州ボイシ署・署長
ダグ・ギヴンス (Don O. Knowlton) ノースバレー高校・校長
— (Terra Wellington) リポーター
— (James C. Burns) SWAT Commander
— (Deidre Arrington) Crime Scene Investigator
— (Cody Bondurant) 学生
アリスン・ハムワルド (Lauren Kelley) 元被害者生徒

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