ボディ・オブ・プルーフ/死体の証言 Body of Proof シーズン2 第13話(14) 殺意のスクープ Sympathy For the Devil

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第13話(14) 殺意のスクープ Sympathy For the Devil

脚本/Sunil Nayar
監督/Christine Moore

【ストーリー】

シーラ・テンプルの人気番組”テンプル・オブ・ジャスティス 正義の
神殿”では、母親のヒラリー・ストーンが5歳の息子・サイモンを殺害
したかどうかの裁判に於いて、無実で拘置所から釈放されたヒラリー
のことが取り上げられる。罪に問われていたが、ジョーン・ハント
裁判官は無罪判決を言い渡したこと。ヒラリーは自由を手にしたが、
また人を殺す自由を手にしたと語るシーラ。
そんな日の夜、雨が降る中、工事現場で遺体が土の中から出てくる。

現場ではテントが立てられていた。
バドはサーカスみたいだとするが、ミーガンは天気予報ではまた雨が
降るのでテントで現場を保護するのだという。バドに対して相棒は
どうしたのかと問うとサムは知人の結婚式だと語る。
雨が止んだのは午前2時。ジョギング中の人が死体を見つけたのが・・
とバドが語ると、ミーガンが先に午前7時半でしょと語る。ミーガンは
土の固まり具合からして暫くは日に当たっていたこと。でも建設が
始まる前に発見されたのは日の出から一時間後だからだという。
ピーターは掘削機に血が付いていると語る。頭をぶつけて前日から
彫られていた穴に埋められたのだろうと。
被害者の顔の土をはけで丁寧に取り除いていくと被害者はヒラリー
だと分かる。無罪判決を受けた人なのに・・しかしこの女性が橋の
上から袋を落とすのを大勢の人が見て居るのでやったに決まって居る
と語るバド。今分かって居るのは彼女が殺されたということだけよ
というミーガン。

シーラはテレビクルーを連れて現場レポートにやってくる。
検視局長のケイトに対してコメントを求める。特に無罪判決を下した
裁判官と今回担当している検死官がその娘のミーガンだということに
ついて尋ねられると、ケイトは彼女は優秀な検死官であることを語る。
現場には報道ヘリまで飛んでいてその注目の高さを伺わせた。
ケイトはミーガンの元にやってくる。
ミーガンは前頭側頭部の損傷だと語ると、死因は硬膜外血腫かと問う
ケイト。首の周りにあざであり絞殺の疑いもあるという。
バドは150万だと語ると、フィラデルフィアの人口であり同じだけ容疑者
がいると語る。

シーラはフィラデルフィア検視局にまでやってくる。
シーラは裁判官はハントで、検視はその娘が行うことで陰謀でも
有るのではないかと報道する。公正な検視を求めるというシーラ。

カーティスはイーサンに仕事をしろと語るが、イーサンは頼まれていた
年寄りのドリス・ロスの死因を調べていたとし、クローン病の合併症
だったと語る。イーサンはこの記事を見ておいた方が良いよとして
タブレットをカーティスに渡す。嫌でも騒がれる事件だと。
イーサンは検視しようとしているミーガンの元にやってくると、ヒラ
リーなのかとし因果応報で巻き込まれたことだという。ミーガンは
そんな彼にアソコには何が書かれているのかと問う。
「ここはDr.ハントが僕に教えを与える場所」とおちゃらけるが、
「死んだ者が生けるものに教えを与える場所」だと言い直す。
決して生けるものが死んだものを軽んじる場所ではないと語る。
個人的な意見は慎み事実を見なさいというミーガン。
顔の右側に薄く模様のついたアザが有り、頬と目の周りにもついている
という。犯人は手袋をして殴ったのかも知れないという。手に残る
手形が不明瞭だという。腰の背中に打撲傷が有り、左脚のふくらはぎ
に15cmの裂傷が付着しているという。ピーターは性的暴行を受けた
かもしれないとし下着が破けていることを語る。瞼の裏に土が付着
しているなというバドに対して土の中で瞬きしていたということ。
つまり生き埋めだというミーガン。ケイトは国中が発表を待っている
という。
イーサンは防御層が無いのか分からないという。
イーサンがやる気を出していないことを知ったミーガンはあなたが
臓器全部の切片を作って検視報告書を書きなさいと語る。
ヒラリーのことをもっと知るのだと言うと、あくまで噂を来ている
だけだという。
ミーガンは窒息死で間違いなさそうだとし、胃の内容物と土を吸い込
んだのだという。

バドはヒラリーの母を迎えに行く。
検視局前でルース・ストーンはマスコミやアンチヒラリーたちによっ
て囲まれていた。バドはそんなルースを助けて検視局に連れて行く。
ルースは車のタイヤは切られるとし家にはタイヤを投げられるとし、
車から出たら何をされるか分からないと語る。
ルースはケイトに逢うとお悔やみを言われる。娘は何処なのかとする
と問われるが捜査中は逢えないことを語る。昨日娘さんは何処に
いたのかと問うと週末に逢うことになっていたが・・という。ヒラリー
は不遇だったこと。昔から気の荒さは有ったが優しく楽しい子だった
という。高校に入ってクレイグと逢い妊娠してから道を誤ったのだ
という。サイモンが生まれて落ち着いてくれるかと思ったが結果として
どちらも失ってしまったと嘆く。

■概要

・5歳の息子・サイモンを殺害した母・ヒラリー・ストーンが無罪で
釈放されたその夜に殺害される。
・建設現場の土の中に埋められていたこと。そのヒラリーの息子殺しの
件で嫌疑をかけられていた母親に無罪判決を出したのはミーガンの母で
連邦検事のジョーンだったこと。
・マスコミは明らかにヒラリーの犯行だとして市民にも語る。
・ジョーンの娘が検視を行うことにレポーターのシーラは噛みつく
が・・

■感想

子供殺しに関してはアメリカ人は本当に厳しい目を向けていくね。
マスコミがまた不要に煽るものだから真実を無視して感情を
むき出しにする人が多いこと。

法律では裁けなかったけど、現実的にはヒラリーが息子を殺した
ことには間違いなく、その辺は証拠品の扱いによる不手際によって、
弁護士にそのことを指摘された検察側や警察側の問題のような気が
するけど、裁いた裁判官は証拠を元にして判断しただけなのに、
その非が裁判官に向けられるというのはやっていられないよな。

シーラだって、あれでは無罪だとされても仕方が無いみたいな
言い方をしていた。バドはシーラがジャーナリストだった時には
あなたのテレビを見て居たとしていたけど、マスコミの視聴者を
取るために市民を陽動するやり方にはえげつなさを感じる。

しかしアメリカも全ては陪審員制度じゃないのか?

イーサンが捜査中の案件なのにソファーで寝そべって検査の結果待ち
ですみたいな怠慢な態度を取っていたことや、臓器の切片に於ける
検視報告書の件で決定的な誤りをした為に、危うくえん罪事件まで
生みそうなものが有った。

今回のイーサンは下手をすれば一度のミスが首にならさせるを得ない
ようなことにも繋がりそうだったけど、その辺はミーガンが上手く
フォローしたところも有るし、検死官の立場が悪くならなくて
良かった。

しかし今回の事件は少しずつそれぞれの流れのたがが外れている部分
が有ったな。
ヒラリーは子供を殺した後に、また妊娠しようとしていたこと。
彼氏の男もまたヒラリーと関係を持ったこと。
自分が犯人だと名乗り出る男の意味不明な行動。
ヒラリー自身は幼少期に父親に虐待を受けていて、それを自分の子供
にも行ってしまったこと。
刑務官がマスコミに買収されて、ヒラリーに近づき収監されている
間に仲良くなり、外に出た瞬間にマスコミに自分を売ったという流れ
があること。

虐待されたことの裏返しなのか、彼女の性的嗜好が暴力的で荒っぽさ
を求めるまでに至っていること。

■捜査のポイント

被害者の当日の行動を突き止めていく。

脚の傷跡からポリエポキシド共重合体とトリエチレンテトラミンが
検出され、ボートの窓の周りに密封材料として使う樹脂だという
ことをピーターが見破る。マリーナに行っていた事が判明。
割れた窓硝子のあるボートを掃除していたターニャが看守だったこと
から、彼女に睡眠薬を与えて監禁していた。
更に枕カバーから採取した皮膚片に含まれるのは、皮脂線分泌物と
殿風菌、トラガカントだった。

そしてシーラに独占インタビューを受けさせようとしていたこと。
最初にテレビ局を訪ねた際にシーラが皮膚炎で天然成分のヘアスプレー
を使っていることやその成分がトラガカントであることを見抜いていた。

その時のVTRが全て記録されていたので彼女は無罪になる。

ビクターという人物が自白しにきたが最初は無視していたものの、
彼はまだ通報が有る前に殺害現場にいたことがVTRに写っていた為に
容疑が深まる。
殺し方を話す事になり、供述書と同じだということで犯人に確定かと
思ったが、ミーガンは見て居ないとしてそれを見ると明らかに
イーサンが間違えていることが判明。

その後はタイヤ痕が全てだった。
母親が殺すべくして殺したわけではなかったが、娘を乗せた車で
急ブレーキをかけていたこと。アンチロックブレーキシステムも
ない車だったし、タイヤ痕が一つだけ違っていたことから母親が
犯人だと特定していくことになる。

■ジョーンとミーガンが接近

投票でジョーンは落選してしまった。その際に投票所で母は無意識に
ミーガンを守っていた。過去にもスイミングスクールに行ったときに
同様に母が守ってくれたことを思いだし、母性が残っているとしていた。

二人でバーボンジャムで盛り上がる。

心の底からトレント・ウィルコーのような悪党が憎いとしていたけど
何のことだっけ?

■使用された曲

・Body of Proof End Credits Theme
Composed by Daniel Licht

■出演者

ミーガン・ハント (Dana Delany) 検視官
ケイト・マーフィー (Jeri Ryan) フィラデルフィア医療センター・局長
バド・モリス (John Carroll Lynch) 刑事
ピーター・ダンロップ (Nicholas Bishop) 医療捜査官
サマンサ・ベーカー (Sonja Sohn) “サム”、刑事
イーサン・グロス (Geoffrey Arend) 医療センター・医者
カーティス・ブラムフィールド (Windell Middlebrooks) 医療センター・副局長
ダニー・アルヴァレス (Nathalie Kelley) 遺体の搬送係

レイシー・フレミング (Mary Mouser) ミーガンの娘
ジョーン・ハント (Joanna Cassidy) ミーガンの母、検事

シーラ・テンプル (Marcia Gay Harden) テンプルオブジャスティス正義の神殿
ルース・ストーン (Rita Wilson) ヒラリーの母
クレイグ・ベナ (Jonathon Trent) ヒラリーの元彼
ターニャ・レイモンド (Tomi Townsend) 看守
ビッツィー (Katelyn Pacitto) 波止場でイッツィーと一緒
ヴィクター・マローン (Charley Rossman) 俺が殺したと署に来る
イッツィー (Kara Pacitto) 波止場でビッツィーと一緒
— (Michael Busch) P.A.
— (Jay Jackson) ニュースキャスター
— (Sloan Robinson) 婦人
— (Brad Nelson) 男性
— (Jasmine Lowe) クラブダンサー
ダン (Brad Nielson)
ロニー
アマンダ
スタン
サイモン・ストーン

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