第1話 帰ってきたミーガン・ハント Abducted, Part 1
脚本/Christopher Murphey
監督/Michael W. Watkins
【ストーリー】
ミーガンはマーク・マクダニエルズの遺体を解剖していた。
するとレイシーから電話。電話に出ると加工音声を使った人物
からで、Dr.ハントに余計なことに首を突っ込んだなとし、娘は
預かったとして指示に従わないと娘の命はないと言われる。
— 2日前 —
朝レイシーはミーガンに対して社会科見学の承諾書にサインして
と語る。ママ、凄くキレイだとして三ヶ月ぶりにメディカルセン
ターへの出勤を決めていた。
カーティスはピーターの変わりの新しい医療捜査官を面接する。
シャーロットという女性が面接にやってくると、検視の経験を
尋ねる。バックス郡で葬儀場に勤めた後検死解剖の助手をして
いたこと。イーサンによるとあなたのボスになるミーガンは
“グワッパ”みたいだという。初めは不味いがそのウチにハマる
のだという。夏はフィレンツェに行ってきたというイーサン。
ミーガンは前の医療捜査官があんなことになってから君に冷たい
かも知れないという。そのことを知らないシャーロットは何が
有ったのかと尋ねる。
面接している間にミーガンが出社する。シャーロットはミーガン
に医療捜査官だとしてあなたのことを尊敬していたというが・・
・
ケイトはミーガンのオフィスにやってくる。
元気そうねと互いに確認する。廊下のあなたの写真は何なのか
とケイトに尋ねる。リチャードはオフィスの場所は変えない方
が良いとされたという。あなたは何故カウンセリングを受けない
のかと問われる。誰でもあんなことが有ればショックだという。
ミーガンはバドはカウンセリングを受け家族の為に早期退職。
サムはカウンセリングを受けてFBIに復帰したこと。私は誤魔化
している訳では無く仕事に戻りたいのだという。3ヶ月も休んで
いたのだとするとすぐに始めたいという。
ケイトから手渡された仕事。
「身元不明の男性、うつ伏せ、コーヒーかす状の吐瀉物、アル
コール臭」。これって行き倒れの酔っ払いを調べろというのか
という。殺人課の新しい顔ぶれとも仲良くしてねという。
シャーロットはミーガンについて車に乗る。
自分は検視助手、大学病院の検査技師、法医学技術者として働い
ていたという。カーティスは何と言っていたのかと問うと
前の捜査官があなたを助けようとして亡くなり三ヶ月の休暇明け
で辛い状態なので長い目で見ろと言われたという。朝飯は食べた
かというミーガンは、「グリュイエールのオムレツ、ターキー
ベーコン、ブラックコーヒー」を買ってきてと語る。
被害者の発見現場でミーガンは遺体を見ていた。
市警のアダム・ルーカスはミーガンに現場から出るよう告げる。
ミーガンはクモ状血管腫だとし、血液と胃酸が混ざると参加して
コーヒーかすのよう黒くなるという。胃か食道かが破れたのだ
とし他殺ではなく酒で死んだのだという。
そこにトミーがやってくるとそれは検死官の仕事だという。
ミーガンはトミーを見てどうしてあなたがここに居るのかと
問う。20年ニューヨークにいてフィラデルフィアで気分転換した
くなったのだという。それでたまたま私と組むチームに配属
された?という彼女。欠員が出ていたのだという。絶対に無理だ
とすると、トミーは大人だろうという。でもあなたは子供でしょ
と。絶対にないからという彼女。何も期待はしていないとし互い
にプロとしてやるべき仕事をしようという。こうなった以上は
仲良くやろうというトミー。
そんな中ミーガンは遺体の近くにウジ虫が居るのを見かけ、
あの建物は何なのかと尋ねる。ウジ虫が湧くほど死後時間が経っ
てはいないのだという。他にこの建物には何かが有ると。臭いを
嗅ぐとミーガンはこのドアの奥だという。令状を取るという
アダムだが、最初から明いていただろうとしてトミーは蹴り飛ば
してドアを開ける。すると中には遺体の山が見つかる。
アダムはトミーに対して彼女とは訳ありなんだろう?とし、元カノ
か元妻かと尋ねる。ソワソワしているというと、お前のことは
相棒として助けるが次にソワソワなんて言えば俺が殺すという。
4人は遺体袋に入れたままで5人は同じナイフて゜複数の切り傷が
有り喉を一気に切り裂かれているとケイトに報告する。
指紋がヒットしたとし、被害者は元兵士のヴィルマー・ブラサス
三等軍曹、ダグラス・ケスラー技術兵、ヴィンセント・モーガー
ド二等軍曹、ジョエル・モスコウィッツ伍長、ケイレブ・ウィッ
ツマン伍長だという。元兵士の連続殺人か。しかしただの兵士で
はないとし砲弾の破片が体内にあり古傷もあることから前線で
戦っていたのだという。退役軍人省の記録によると全員PTSDの
治療を受けていたこと。ケイトはカーティスには虫で死亡時刻
の特定を、イーサンには体液などの検査をさせているという。
あのビルは一年以上空き屋でオーナーを探しているというアダム。
次の被害者を知りたくないかというミーガン。5人とも背丈が同じ
くらいだという。年齢も体格も同じくらい。腐敗の進み具合が異
なるから時間を置いて順に殺害していること。5人居た元兵士と
似た体型の人物を捜すべきだとし、一人を襲って興味が無くなる
と殺人に及ぶのだという。5人居た元兵士は全員脾臓がないと。
無くても良い臓器で使うつもりならナイフでこんなに雑には
切らないというケイト。ビルのオーナーを発見したと語る。
シャーロットがやってくると朝食を運ぶがこの中は飲食物の
持ち込みは禁止だというミーガン。ミーガンはシャーロットを
試すように後腹膜腔についているものが何か分かるかと問うと
縫合糸だという。これが薬剤溶出性だということは分かるか
と問うと遺体を見て何が分かるかと問う。大学病院にいて何一つ
学ばなかったのかとし、一連の事件は外科医が関わっているのだ
という。遺体の写真を撮ってオフィスに持って来てとし、ここで
仕事しないかをもう一度考えてと語る。
トミーとアダムはビルのオーナーのフォスターから話を聞く。
■感想
いよいよファイナルシーズン。
シーズン2の最期にピーターがミーガンを助けてナイフで刺された
後、どうなってしまったのか気になっていた。
WOWOWで放送していたけど、このドラマ録画していないのでその後
が気になっていたので取りあえずDlifeで放送しているのを見て
見た。
シーズンファイナルは13話だし感想を書くかな。
個人的な事だけど「リゾーリ&アイルズ」と「POI」と
「エレメンタリー」も視聴中だけど、ストーリーだけ書いた
ままで感想書かずに溜まってしまっている。
■シーズン3で変わったもの
シーズン2の最後からは3ヶ月が経過している状況。
・ピーターはやっぱり死んでしまっていた。
「プリズン・ブレイク」のアブルッチがミーガンの家に来て命を
脅かした際に、ピーターと格闘になった。その結果ピーターは
ナイフを刺されて死亡してしまった。
ピーターの職業は医療捜査官という立場で同行していた為に
居なくなった空白を面接の形で誰が補充しようとしている。
・フィラデルフィアの殺人課のバド・モリス刑事は妻が妊娠して
いたけれど、家族の事を優先して早期退職。
・サマンサ・ベイカー刑事は元々FBIから出向していたのかな。
また戻ったことが告げられていた。
・シーズン3の新キャラ
代わりにフィラデルフィアにやってきたのは、アダム・ルーカス
とトミー・サリヴァン刑事のコンビ。
今回はある意味では癖のない二人のイケメン捜査官が対応に
当たる様だ。
・トミーとミーガンは訳ありっぽい関係だけど、このドラマの
中で過去トミーが登場したことはない。しかしシーズン3は全話に
登場する役割。
現在テレ東で放送中の「CSI:科学捜査班」S15ではフィンの
訳ありの同僚兼、現時点では相当ヤバイ人物ではないかという
疑惑を持ってみて居る状況だけど、頭を切り換えて見る必要は
有りそうだ。
・アダム役のElyes Gabelはイギリス出身の俳優さんなので、イギ
リスのドラマの出演が多いが、自分が録画したか見た事がある
ドラマの中では「IDクライム」「Game of Thrones」そして
スーパードラマTVで放送している「SCORPION/スコーピオン」に
出演している。
■今回の事件
冒頭では一人の遺体を発見。
遺体の近くにはウジ虫が湧いていた為に、この遺体から湧いて
出たものではないことは明らか。中を調べると建物内には
4体の遺体が見つかる。
退役した兵士が次々と殺害される事件。
殺された5人の兵士は全員PTSDの治療を受けている。
一人ずつ殺害されている形跡が有り、殺しているが問題なのは
兵士たちには脾臓がないこと。人間の臓器の中では必要がない
臓器ではあるが果たしてどういうことなのか。
ミーガンは手術の切り口やら縫合から見て外科医が関わっている
事件であることは明らかだとしている。
縫合糸に使われて居るのは薬剤溶出性のもの。
遺体の状態からは48時間置きに殺しているであろうこと。
この糸は抗生剤でコーティング(リフィンピンとミノサイクリン)
されているので感染症を防止する役目があることが言われる。
主に美容外科で使用されていることが判明する。
■事件発生・解決のヒント
どう見てもドラマは戦争が関係している。
とくにアフガニスタンに於ける空爆が全ての原因なのだろう。
縫合糸が使われて居る病院はフィラデルフィアでは一つの病院
だけ。美容外科センターに行き話を聞くと、二人の対象的な
人物がいる。
一人はアフガニスタンで夫を失ったという看護師長イヴォンヌ。
人道支援でアフガニスタンに渡ったとする医師のウォレス。
縫合の仕方などを見ると医師の癖が出る。
ミーガンは取り調べをする中で、彼が犯人で間違い無いことを
語っていた。
「手段」「動機」「チャンス(機会)」が揃っていること。
しかし決定打はなく監視をつけて犯人を釈放することになる。
・カーティスは虫を調べる
カツオブシムシだと思っていたが、実際にはヒメアカカツオブシ
ムシだったこと。
原産はインドで農務省の侵略的外来種リストの一種。
検疫の対象になるということで、貨物が運ばれている港からの
ものだろうと考える。二週間前にインドからの荷物が届いていた。
・腹膜腔の物質
これはイーサンが調べていた。
ポリテトラフルオロエチレン。
臓器を取るのにメッシュが使われカリウムまみれにされているの
かどうか。
臓器の中に何かを入れようとしていることが分かり、ミーガン
はモルグで遺体を切開する際に中に爆弾が入っているのを
見つける。
■その他
・ケイトに選挙戦の話が・・・
下院の第二選挙区に空きが出るということで、現職の議員の
ラッセルはケイトと話し合いをすることに。
かつてマールブルグ病で死にかけた際にも解決した為に選挙に
出るならバックアップするといわれる。
ケイトもまた一年で分かったことは、チャンスは掴まないとダメ
だということで、参加することになるが、その為に必要なことの
一つは注目される事件を解決すること。今回の事件はとりわけ
退役軍人が殺されている事件なのでそのアピール性は十分有る。
まぁ選挙ネタによってミーガンとぶつかっていくことは必死
ということなのかな。
・またしてもレイシーが・・
シーズン2でミーガンが危険に晒されたというのに今度はレイ
シーが誘拐されてしまった。スカル柄のキーホルダーを手にして
いる人物だった。
ミーガンにはこれ以上首を突っ込めばレイシーの命はないと
いうことで、冒頭で描かれている展開へ突入していく。
ドラマ的には3ヶ月が経過しているが、3ヶ月経過して2日戻る
みたいな状態でドラマは進行していた格好だった。
・イヴォンヌ役のAnnie Werschingは・・
「24」のルネ・ウォーカー役としてジャックに協力して良い関係
を築いていた。
■使用された曲
・Body of Proof End Credits Theme
Composed by Daniel Licht
■出演者
ミーガン・ハント (Dana Delany) 検視官
ケイト・マーフィー (Jeri Ryan) フィラデルフィア医療センター・局長
トミー・サリヴァン (Mark Valley) フィラデルフィア市警
イーサン・グロス (Geoffrey Arend) 医療センター・医者
カーティス・ブラムフィールド (Windell Middlebrooks) 医療センター・副局長
アダム・ルーカス (Elyes Gabel) フィラデルフィア市警
レイシー・フレミング (Mary Mouser) ミーガンの娘
ダン・ラッセル (Richard Burgi) 地方検事、ケイトの支援
カール・シモンズ (Shawn Hatosy) 元兵士、囮にする
イヴォンヌ・カーツ (Annie Wersching) 美容外科・看護師長
Dr.ハーヴェイ・ウォレス (Michael B. Silver) 美容外科センター
シャーロット・ティルネイ (Erin Cahill) 新人
ポール・フォスター (Billy Mayo) ビルの所有者
— (Jenny Lin) インターン
マーク・マクダニエルズ (Tony von Halle) 倉庫で手術されている
— (Angela Martinez) ニュース・リポーター
ジョエル・モスコウィッツ (Matt Franta) 伍長
— (Marshall Hilliard) Morman Dad
— (Nikki Rattray Baldwin) リポーター
ウィルマー・ブラサス三党軍曹
ダグラス・ケスラー技術兵
ヴィンセント・モーガード二等軍曹
ケイレブ・ウィッツマン伍長