LAW & ORDER : クリミナル・インテント シーズン7 第12話 コントラクトマン Contract

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第12話 コントラクトマン Contract

脚本/Warren Leight
Peter Blauner
監督/Jonathan Herron

【ストーリー】

テレビ局のアナウンサーのエリオットは放送前にスタッフに髪型など
を整えてもらう。私のマイクも頼むよとセクハラ発言。そんな中
バイク便が届いたとして至急の信書だというスタッフ。
開けてみるとエリオットが娼婦たちと寝ている姿が写されているもの
だった。エリオットはT.Kに電話するとその写真を載せるとは言って
いないという。彼とはレストランで会うとエリオットは金を支払う。
更に後日エリオットは仕事前に準備しているとスタッフのエビーが
やってきて間違って開封してしまったとして封筒を渡す。
ジーニーはTKに対してエリオットって人から電話だという。怒っている
みたいだと。
再び車の中で二人は会う。これは口止め料ではなくあんたのチャンス
だという。これで最後だなというと、袋は川に流したと語る。
検事局は二人の会話を盗聴していて、TKがエリオットを脅している
証拠を録音しようとしていた。写真を処分するな?あんたを破滅させる
気は無いというTK。他よりマジな人間だとしオレはウブな女子高生に
つけ込むマネはしないという。世の中にはそういうクズもいると。
そんな中シガーソケットでタバコに火を付けようとするTK。すると
突然車は爆発する。エリオットはかろうじて生きていた。
すぐに検事局の2人は出て来てエリオットを助ける。

ウィーラーの元にローガンがやってくる。
君が居ない半年間は平和だったのに・・というローガンにご挨拶ねと
語る。被害者は誰なのかと問うとTKリッジモンド、ゴシップ紙の記者
で、検事局が監視していたという。エリオット・フォールズを娼婦
ネタで恐喝していたのだという。昔の旧知事と同じだなと。エリオット
に盗聴マイクを付けていたという。エリオットはヤケドだけで生きて
いるが少し耳が遠くなっているという。

ウィーラーたちは病院に行きエリオットから話を聞く。
TKと遭うと知っていた人物は検事局だけだという。家族にバレない
ように動いていたとのこと。幾ら要求されたのかと問うと10万ドル払っ
たという。もっと金が要ると言っていたこと。彼は金に関して詳しくは
語らなかったがレストランに投資するとしていたという。以前私の
番組に出演したシェフの店だと。

そのシェフの店で話を聞く。
TKはこの店を仕切りたがって出資すると言っていたというシェフ。
キャスターから5万ドルを集めるとし、3人出資社が居て1人5万ドルだっ
たという。彼らの名前はと問うと、オレも知りたいという。改装費が居る
からだと。一人は不動産業者らしいとし、直接近づけないように名前は
伏せられていたという。3人は投資者じゃなく恐喝相手だろうというロー
ガン。その内の一人が爆弾を仕掛けたのかもとウィーラー。

TKの妹のジーニーに話を聞く。
両親の死後、兄のTKが私の世話をしてくれたという。去年ここに
引っ越して来たとのこと。私が市内の演劇高校に通えるようにしてくれ
た優しい兄だったと。彼の職業を知っているかと問うと、私は忠実な
秘書だったとし、兄の記事は人を怒らせたけど、すぐに和解して笑い話
になったという。恨む人も居たのではないかというウィーラーに
対して兄を知っていれば好きになったというジーニー。
現在執筆中の記事は?と問うと兄のは無いという。そのタイプライター
を使っていたとし、私のPCで打ち直して新聞社に持ち込むのだという。
ローガンは机の中に沢山の薬が入っていることに気がつく。
ダルゴン、セコバルビダール・・薬まで古風だなと語る。眠れない時
に飲んでいたというジーニー。PCが無くても取材手帳はあるだろう?
というとメモも取っていないとし証拠が残るからだという。でもあなた
のPCに過去の記事が入っているのではないかとすると、切り抜きがある
と語る。

爆弾処理班のアルによると、よく見かける小型のC4爆弾だという。起爆
装置は?シガーライターを押すと電波が飛んでヘットレストが爆発
するようになっていたという。中東で何回か使われたものだという。
老いて尚現役のプロの犯行かというローガン。言わばトニー・ベネット
だと語る。

犯人はTKが喫煙者だと知っていた人物だなというロス。ローガンは
誰でもTKが喫煙者だということを知っていたという。
ロスはデスクに座っているウィーラーを見かけるとよく戻ったなと語り
かける。薬指に指輪の跡があると指摘するとウィーラーは婚約したの
だとし、紹介するわと語る。TKの記事と電話履歴にはあるパターン
があるという。容赦ない中傷記事、その後に電話の嵐が有り、すると
突然べた褒めの記事が掲載されるというウィーラー。叩いて強請って
記事を書かせたのか

■感想

地味に時間が余っている時に見ているのがクリミナルインテント。
昨日は日本のドラマの「せいせいするほど、愛してる」を見ようと
思って再生したところ、初回だと思って録画したのに実は2話だった
ので話がついていけず、もう見なくても良いかと思い急遽このドラマ
を見ました。

前回がゴーレンサイドのエピだったので、今回はローガンサイド
のエピだった。

ゴーレンサイドのエピと言えば何と言っても今回は人事の異動。
ファラッチが前回のエピソードで最後だとは知っていたけど、何で
異動するのかと思っていたら、なんと退屈な職場なのでFBI捜査官に
転身してしまったという。

そして戻って来たのは半年ぶりのウィーラー。
あっさりロスから指輪跡を指摘されて婚約したことが語られた。
彼女の最後の出演がS6-22。

第22話 叶わなかった未来 Renewal 脚本/Warren Leight、Jacquelyn Reingold 監督/Norbe...

ファラッチの名残も残されていて、ウィーラーのデスクには彼女の
マグカップと化粧品などが置かれており、ウィーラーはマーキング
的だと語っていた。

しかし今回の事件は、ロケーションの場所が何処なのかまるで
分からなかった。レストランに出資していたものたちは、それぞれ
不動産業、カジノオーナー、音楽業界だとしていたけど、カジノなら
近くてもアトランティックシティだろうし、今回は撮影の関係で
ハリウッドの話にもなっていたので、映画関係者への聞き込みには
ロサンゼルスまでわざわざ出向いていたのか謎。

ゴーレンが地元検視官と会話する時に「彼(TK)も嫌みなニューヨーカー
だった」
と語る姿が有り、土地の違いは少なからず有った様に思う。

■ゴシップ記者、報道関係者、映画関係

ドラマとしては単純にゴシップ記者が自分が掴んだネタを元に、
他人を強請っては、他人の生き血を啜って生きており、強請の度合い
を超えて殺されたのではないかと疑われる事件。

しかし今回は至る所で強請の証拠を掴む為に検事局が絡んでいたりして
証人保護プログラムの為に連邦保安局が監視していた過去が有る人物が
犯行に関わってくるところなど、普段口うるさく「LAW & ORDER」シリー
ズでは現場捜査官に語ってくる検事局や連邦保安局が色々と落ち度が
目立つところが有ったかな。

ゴシップ記者、報道関係者、映画関係、この三者は少なくとも利害が
一致するところが有って協力出来る関係に有る。持ちつ持たれつの
ところがあるのだろうけど、果たしてこの間には何が有ったのか。

■ドラマ「ザ・プロテクター/狙われる証人たち」

今回の「Law & Order: Criminal Intent」に突然意味不明なキャラクター
として、証人保護プログラムをしている連邦保安局のメアリー・シャノン
が登場する。これからニューメキシコ州アルバカーキに行かねばならな
いのと語る彼女に、ローガンは「一体夜のアルバカーキに行って何を
するつもりなのか」
と語る。

ドラマ「ザ・プロテクター/狙われる証人たち」(In Plain Sight)
そんなに証人保護プログラムをしている連邦保安局の物語だ。

こんな形で別のドラマのキャラクターを出演させるのも珍しい。

■盗撮、盗聴、爆破トリック

今回は盗聴に始まり、盗聴に終わるという感じのエピソードだった。
最後に何で映画制作会社のバリーがローガンの前であそこまでペラペラ
話したのかよく分からなかったけど、ハリウッドなんてゴシップで
溢れているし、そんなもんなのかな。
なんでも金になりそうなものには食いつく。俳優にさせるとか脚本と
して映画化しようと体の良い言葉言って騙すことが有るのだろうね。

ただ爆破に関してはそれなりに知識が必要で、建設会社の男ならば
出来ない事はないけど、彼曰く「オレが犯人なら死体は見つからない」
と語るように建設業界の人間なら建物の基礎の下に埋め込んでしまうよ
な(笑)

■エリザベスとロス

今回この二人が食事をしながら会話するシーンがあるけど、一瞬
見るとロスが会話している相手がエリザベスかどうかよく分からなか
った。食事するシーンなんてホント珍しい。

エリザベスはロスたちが死因について疑うのに対して
「何故警察官は皆、医者気取りなのか」
と不満を語っていた。

■脚本の中にヒントがある

過去に爆破事件が有り、今回ビバリーが執拗に拘って撮影していた映画の
「コントラクトマン(殺し屋)」の中の描写には、過去に殺害された現実に
事件のことが混ざっていた。ローガンがそれに気がついたのは流石だけど
ちょっと現実離れしていたかな。

彼突然バート・ランカスターがゴシップ記者を演じていた時にセリフを語る。
「成功の甘い香り・・・汚れたこの町が好きだ」

■その他

・被害者の妹・ジーニー

演じていたEmily Kinney。
「The Walking Dead 」でベス・グリーン役を演じていた。
拉致されて敵の警察官たちによって言いように使われていたけどね。

■出演者

ロバート・ゴーレン (Vincent D’Onofrio) 天才刑事
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ダニー・ロス (Eric Bogosian) 警部
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
マイク・ローガン (Chris Noth) 刑事
ミーガン・ウィーラー (Julianne Nicholson) 刑事、ローガンの相棒
— (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

バリー・フリーバーグ (Jeff Garlin) 映画制作会社BFPフィルムズ
フランク・チェス (Federico Castelluccio)
ジーニー・リッジモンド (Emily Kinney) Tkの妹、女優志望の女子高生
スペンサー・ロンドン (Timothy Adams) 俳優、撮影中ルイジアナで心臓発作
Dr.ベンウェイ (Jeff Biehl) 町医者
Dr.ジェコビー (Tibor Feldman) TKの主治医
— (David Fumero) Chef
テッド・リーガン (Brian Haley) 西海外エリア・不動産開発リーガンホテル
— (Maury Ginsberg) Screenwriter
ビバリー・タイソン (Illeana Douglas) 映画プロデューサー、バリーの妻
メアリー・シャノン (Mary McCormack) 連邦保安局
T.K.リッジモンド (Mo Rocca) ゴシップ紙の記者
アル・ペトロシノ (James Biberi) 爆弾処理班
エリオット・フォールズ (Paul DeBoy) 脅されるアナウンサー
ジョーイ・スネイルズ (Anthony J. Ribustello) 賭博の借金取り
デイヴ・マクエルロイ (Mason Pettit)
アル・ヒメス (Cezar Williams) 検事局
エビー (Molly Camp) テレビ局スタッフ
サラ・バーカー (Denise Vasi)
— (Casey Cipriani) Onlooker
マイク (Lynn Adrianna Freedman) CSU Tech
— (Jessica Verdi) Pedestrian

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