スキャンダル 託された秘密 Scandal シーズン3 第3話 テロリストの母 Mrs. Smith Goes to Washington

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第3話 テロリストの母 Mrs. Smith Goes to Washington

脚本/Matt Byrne 監督/Jeannot Szwarc

【ストーリー】

オリヴィアは父・ローワンが暗殺の仕方を教えているB163の司令官だ
と知る。ハックはオリヴィアに対してオヤジさんが司令官なのかと
してクビを絞めにかかる。B163の被害者で穴蔵に入れられていた
ジェイクが突然オリヴィアの元に戻される。
フィッツからジェイクのことでオリヴィアに電話があり、そこに彼が
戻った経緯を話すというが、忙しいとしてオリヴィアは電話を切る。

ハックに電話するオリヴィア。用件はと問われちゃんと話をさせて
というが時間はかかるがオレは大丈夫だとして電話を切られる。
そんなハックはローワンの後を尾行していた。

オリヴィアは事務所に出社するとハリソンから依頼人だという。
メアリー・ネスビットだとし、依頼を受けてくれたことに感謝を示す。
オリヴィアは認知していなかったがアビーは家族の問題を任せたいそう
だという。メアリーはこのあと議事堂で人と会うので詳細は後ほどと
言って出て行ってしまう。
新規の客だとしてクインは2万5千ドルの依頼だと語る。賃料も払える
と。ハックはどうしたのかと問われ、有休を取っているという。アビー
はウチって有休取れたの?と驚く。

サイラスは支持率は悪いが致命的ではないとしてフィッツとメリーに
語る。大統領の不倫は青天の霹靂じゃなかったと。国民の関心は二人が
一緒にいるところだとし、夫婦の底力、愛情の再確認を見せようと
いう。テディの世話係のマルタは?と尋ねる。しかしメリーはサイラス
は私が良妻賢母ぶりを見せる為の機会を山ほど作ったのでその際に
マルタと言われるのは困るので返したという。サイラスはキャンプデー
ビッドにジェリーとカレンも呼んで仲良い休暇を過ごすところを
色んな角度から撮影してもらおうと語る。国民は家族のの堅い結束
をみたいのだという。メリーもフィッツも彼女と顔を突き出すなんて
嫌だとというが、行ってもらいます!!!と強い口調で言われる。
手を繋いで微笑むのだと。とにかく視覚にすり込むのだという。

クインは小切手を調べたらクリス・ローレンスという名前が出て来た
とし、聞き覚えはあるかという。メアリーの息子だとし、FBIの捜査中
に死んだ人物だという。部屋がテロ組織のアジトだとされた事件で、
小切手の額面は2万7870ドル。ハリソンは細かいなと語ると口座を
ハッキングして見たら2日前彼女の口座に有った全額だという。
オリヴィアは彼女は何処に行くと言っていたかと問うと、議員に遭いに
行ったのだとして急いで議事堂へと向かう。

ツアーガイドは閲覧可能なホワイトハウスの敷地内を説明して回る。
ルーズベルト大統領のために40年前ここには室内プールが作られて
ケネディ大統領は毎日泳いだこと。そんな中ツアーに参加していたと
思われた男が列から離れてホワイトハウスに潜入してくる。
警護官は男(ピーター・フォスター)を止めようとするが、走って大統領
執務室に向かっているとしてみんなに連絡をいれる。

オリヴィアは騒々しいことに気がつく。ピーターはローレンにぶつかる
と大統領に話があるとして、レミントン作戦のことだという。大統領
に逢わせて欲しいと訴える。

一方ジム・ストラザース議員の元には爆弾を身体に巻いて侵入した
メアリーが近づいてくる。メアリーはこんなことはしたくなかったとし
あなたのせいだと語る。オリヴィアはメアリーの元にやってくると
彼女はどうしてあなたがここに居るのかと語る。

タナー・ショウはニュースで国会議事堂とホワイトハウスに侵入者が
有り当事者以外が避難していることを報道する。テロの脅威土が引き上
げられ、国土安保省が警戒レベルを下げるまでは飛行機の離発着は
制限されるという。

大統領は侵入者一人でこの騒ぎなのかと問うと、ブライスは議事堂に
爆弾を持った女性が居るのだという。ブライスは大統領に対して脅威
レベルからしてタックルしてでもあなたがここを通るのを止めると語る。
メリーはロマンチックな休暇かと思ったのにと皮肉る。

■概要

・オリヴィアはハックに自分の父・ローワンがB163の司令官だと知られ
て信頼を失う。ジェイクは穴蔵からなんとか戻ってくるが、激しい
ダメージを負っていた。
・オリヴィアが出社すると事務所にはメアリー・ネスビットという
新規のクライアントが来ていた。2万5千ドルの仕事だとして、アビーや
クインは家賃収入のためには働くべき事を告げる。
・しかしメアリーのことを調べていたクインは、彼女はFBIの捜査中に
亡くなったクリス・ローレンスの母親であり、彼女は議事堂で議員に
遭うとしていたしていたことからも嫌な予感が漂っていた。
・ホワイトハウスの展示室にはメアリーだけでなくピーターという男性
も大統領に会うために不法侵入する。彼はレミントン作戦のことで
大統領に話があるとするが捕まり、メアリーは自分が何度も陳情書を
出していたジム・ストラザース議員に遭って、息子の死の真相を聞き出
そうとするが、彼女は体中に爆弾を付けていた為に大変な騒動になって
いく。

■感想

いやぁ今回もまた微妙な話でしたね。
何の罪もない人が二名犠牲になり、それ以外にこれに関わっている
捜査官も含めて何人もの人物が犠牲になった。
大義のためには小さな犠牲は仕方が無いとする刑事ドラマは何度も
目にしているけれど、真相を知らずに無念の死を遂げていくこと。
そして名誉はいずれ回復するのかも知れないけど、クリス・ローレンス
とメアリー・ネスビットは完全にテロリストの母子としての記憶しか
残らないままこの世から立ち去ることになった。

ホワイトハウスで馬鹿な大統領がサイラスの手引きで、イメージ回復
の為に奔走しているけれど、まさに対照的に見て、ホントにくだらない
ところで彼らが動いている感じがしてくるな。

更にドラマではレミントン作戦の事情も少しずつ関係者が声を上げて
きたことで、いずれ公にはなりそうだけど、その情報を知るがあまり
殺されてしまうというのが何とも言えない。

ローワンはプレゼントと称してハックに車の中に入っているとしていた
けど、ハックが人を殺すことや痛めつけることに快楽を覚えているという
ことを理解している様だね。そして彼が殺せないということを余裕を
以ているローワンだけど、洗脳とはそういうものなのかな。

■こういう場合、どうすれば良い?

国民が政府が隠し事をしているとして不信感を持つ流れが今回は
多分に含まれていた。ただ大局的に考えると突然命を軽率に扱って
いるという訳では無く、被害を最小限にする為に犠牲になる人が
いるという苦しみみたいなものを味わわせる展開だった。

国民としてはそれが自分じゃないことを祈るしかないのだろうけど、
CIAとFBIの連携が取れていないことも有って、仲間内で殺し合って
しまうというのも切ないところ。殺してしまったFBI捜査官だって
命がある分だけマシなんだろうけど、訳が分からないままにクビ
になっている。本来ならばテロリストと認識している相手を殺した
訳だから昇格しても間違いないはずだ。

■みんな答えを求めている

どの人物も決断したことに対して多くは語らずにいた。
オリヴィアがフィッツからファイルの中身を聞いた後に話すかどうか
の説明をして欲しいとされるもオリヴィアは語らずに電話を切る。

オリヴィアはハックが父親を殺したかどうかをなかなか話さずに彼女の
名前に現れた。「答えて!父を殺したのか?」。何度も繰り返し尋ねて
いた。

そしてジェイクに対してオリヴィアは彼に対して
「どうしてここに居られるのか」「どうして生きてのか」。
理由を求めるが誰も答えることは出来ずに居る。

■メリーとフィッツ

フィッツはメリーに対してオレヴィアが木っ端みじんになるのが
君の夢だろうとしていた。しかしそれは寧ろ悪夢で、あの”アバズレ”
が亡くなれば、フィッツは残りの人生を日々神格化し、聖人オリヴィア
としてあがめていくという。
「私もただものではないが教祖に太刀打ちできない。」
「吹っ飛ぶ事なんて望んでいない。生きている限りは彼女はあなたの
弱点であなたのアキレス腱。私には武器だということ。必要な時に
引く糸で、引けば操り人形のように我が亭主は踊り出す」
と語る。

このドラマお解き話が例に出されるけど、今見て居る「Once Upon a
Time」と同様に、簡単に殺さず活かして苦しめるということをメリー
は選択しているようだ。

いずれメリーに大統領を率いて欲しいね。
しかしそれにしてもメリーは母性がまるで生まれないね。
カワイイテディの面倒を見ることもない。

■デヴィッドも活躍

当初アビーからファイルを手に入れて欲しいと頼まれていた。
「小さい男ね。食事くらい付き合うから」と言われていたけど・・

サイラスはローワンにレミントン作戦の処理を求めると共に、
今度はデヴィッドから機密ファイルの件で問われることになる。

「代用教師の君を引き上げたんだ」というサイラスだけど、
元々お前がデヴィッドたちをハメたんだろうと小一時間。
メンバーの一人がヘマして残りは昇進しているのは口止め料かとし、
民主党上層部が大喜びしそうだと語る。
「オクトーバー・サプライズ」

■使用された曲

・Scandal End Theme
Composed by Chad Fischer

■出演者

オリヴィア・ポープ (Kerry Washington) フィクサー、”リヴィー”
ハリソン・ライト (Columbus Short) 弁護士
アビー・ウェラン (Darby Stanchfield) 調査担当
クイン・パーキンス (Katie Lowes) 弁護士
ハック (Guillermo Diaz) 技術担当・元CIA

サイラス・ビーン (Jeff Perry) 大統領補佐官
フィッツジェラルド・グラント(Tony Goldwyn) 大統領
ディヴィッド・ローゼン (Joshua Malina) 連邦検事補 -> 弁護士へ
メリー・グラント (Bellamy Young) 大統領夫人、ジェリー、カレンの母

メアリー・ネスビット (Cynthia Stevenson) クリスの母
ジム・ストラザーズ (Mark Moses) 上院議員、人質に・・
ラドルフ・ボールズ (Ernie Hudson) FBI捜査官、現場指揮
ピーター・フォスター (Patrick St. Esprit) レミントン作戦について訴え
トム・ラーセン (Brian Letscher) シークレットサービス
ローレン (Sharmila Devar) ホワイトハウススタッフ
ローラ・ケニー (Aarti Mann) 国務省、FBIと偽りハリソンに接触
ローワン・ポープ (Joe Morton) ジェイクと精通
ブライス (Ron Ostrow) エージェント / 大統領を止める
タナー・ショウ (Eben Ham) ニュースアンカー
— (Erica Shaffer) Field Reporter
— (Marlon Aquino) スナイパー
クリス・アームストロング (Wes Armstrong)
— (David Atkinson) 男性
— (Mark Berry) FBI長官 / 大統領に狙撃命令の求める
— (Cheryl Bricker) NSA長官 / 催涙ガスを使おうと・・
— (Barry W. Levy) シークレットサービス
— (Rico McClinton) SWATリーダー
— (Marcus McGee) ツアーガイド
— (Vince Melocchi) 警官
— (Frank Velasco) Congressman Struthers’ Aid
ゴードン・ベイツ () 1週間後解雇
テレサ・ゴメス () 昇進
ジェフリー・マリンズ () 昇進
ケヴィン・チョイ () 昇進

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