[N] メンタリスト The Mentalist シーズン2 第1話 贖罪 Redemption

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第1話 贖罪 Redemption

脚本/Bruno Heller
監督/Chris Long

【ストーリー】

リズとジェーンはモデスト市のショッピングモールに呼ばれて捜査
にやってくる。警部のボカネグラはジェーンに対してあんたサイキック
なんだろうと問い、オレは超能力を信じていないという。
被害者はアイバー・ラスムッセン(34歳)、住所はリバーパーク。
現場に凶器はなく警備員がすぐに駆けつけたので近くに居た客や
従業員は全員抑えて家具売り場に足止めさせているという。
ジェーンは横たわる遺体を見てレザーパンツにムスク系のコロンに
アクセサリー・・被害者は女ったらしでターゲットは金を持った年上
の女性だという。コカインをしていてギター下手クソ。クリエーティブ
な業界で非クリエーティブな仕事をしていて恐らく広告業だろうと
いう。これは仕事関係の恨みではなく原因は痴情のもつれだという。
さっさと片付けて帰ろうというジェーン。
集まっている客や従業員に対してジェーンは、皆さんの中に犯人が居る
かも知れないとして一人ずつ聞いて回るという。

従業員のニールに対して人生最大の失敗はと尋ねると最初の結婚だという。
キャンディスに対してクスリを飲むよりもお母さんを許せば頭痛は
取れるという。リードと会話している中、マンディはふざけたことを
しているとして激怒する。しかしジェーンはふざけたことではなく
人が殺されているんだと語る。リードに対して即答して欲しいとし、
「グリーンランタン対ソー、勝つのは?」 “ソーだ”という。
「何故殺したのか?」 “殺してない”という。
マンディ・シュルツに対してジェーンはミス高飛車の番だとすると、
あなたの主人はVIPでしょと語る。モデスト市の市議会議員だとし、
こんなやり方はプロらしくないとして失礼だと語る。私が圧力を掛けれ
ば、あなたなど首に出来るというと、ジェーンはあなたはダイエット
ピルのせいで思考回路がおかしくなっているとし、ここはサクラメント
でありご主人のは何の力も無いのだという。これからマンディが凶器に
導きと語ると、凶器を知るには手に触れないといけない事を語る。
手を取ってと語ると仕方なく従う中、まるで彼女の手を使ってダウジング
するかのようにして、近くを歩き出す。その間ジェーンは一緒に付いて
くる人たちの様子を密かにうかがっていた。ジェーンは凶器はこの
箱の中に有るというと、確かに血の付いたグラスが入っていた。マンディ
は殺害を否定する中、犯人はニールだという。君の今の奥さんは浮気
したんだろうとし、君は許したが、そこに相手の男性がたまたま
ここに来て君の事を何か皮肉を言ったのだろうと語ると彼は逃走する。
そして警察官達に射殺されるのだった。

署に戻るとミネッリはは容疑者死亡で25万ドル相当の損害を与えた
のかとして捜査方法に苦情が来ているという。地方警察とモデスト市議会
からだとすると、25万ドルは大げさだとしながらも早く解決したかった
というジェーン。今はレッドジョンを優先すべきではないかとすると、
タナーの一件以来君は暑くなりすぎているというミネッリ。致命的ミス
をしかねないとするとリズは私が止めるという。しかしミネッリは
君はジェーンに命を助けられて甘くなっているとし恩義を感じて大目
に見て居るだろうという。
ミネッリはサム・ボスコのチームが今後レッドジョンの捜査を引き継ぐ
と語る。新しい風を入れないといけないし、リズもボスコの有能さは
知っているだろうと語る。新しい目で事件を見ないといけないとボスコ
も語る。ジェーンは君はどれだけ事件のことを知っているのかと尋ねる
と、ボスコは「連続殺人で君の妻子を含めて15人が殺されているとい
う。辛いんだろうとし、その辛さが判断を鈍らせる」と語る。リズは
私の何が鈍らせているというのかと文句を言う。

リズはみんなにレッド・ジョンの件からはハズされたことを告げ
私の責任だと語る。みんなもプロ意識を欠けていたとしてこれからは
信頼を取り返そうと語る。今後は100%ストレートで近道はなし、駆け引
きもだという。そんな中パトリックが荷物をまとめているのを見て
リズは辞めるのかと問う。正直この仕事を個人的復讐に利用出来ない
ならここに居ても無意味だという。カリフォルニア中の不幸な人を
尋ねて回っているだけだという。ヴァンペルトは犯罪と戦っていると
いうし、チョウは悪い奴を刑務所行きにするだけで十分だろうというが
ボクは前野方が役に立っていたとし、人に希望を与えていたと語る。
偽りの希望より無いよりは良いというパトリック。あなたが詐欺師に
戻れば気楽にこの無意味な仕事を続けられるわねというリズ。
そんな中トゥエンティパームスで事件だというヴァンペルト。

リグズビーはリズに対してやっぱりパトリックは必要ではないかという。
解決率は落ちるかも知れないが正攻法で進められるという。
ヴァンペルトは運転しようとするがエンジンがかけられず、ジェット機
じゃないのよとリズに指摘される。するとパトリックが後部座席に入って
くると君たちを見捨てる訳にはいかないとし、もう一件だけ付き合うよ
と語る。

カリフォルニア州・トゥエンティパームス。
リグズビーたちに発見当時の事を聞いてと語る。捜査官によると
現場は上の階で被害者は白人女性・30代後半。免許証は偽造されたもの
だという。管理人がドアが開いているのに気づいたという。

部屋の中にいくヴァンペルトたち。
スタンガンで打ってクッションで窒息させたのかと語る。犯人は何か
を探していたみたいだとし、見つからなかったこと。何かを探すのに
100の場所が有ってそれが100カ所目に見つかる確立は?とパトリック
は尋ねる。ほぼありえないだろうと。ドラッグやコンドームなど売春
を臭わすものはないというヴァンペルト。身近なものの犯行ではないか
とし恋人とか夫だというヴァンペルト。パトリックはいい線だと思う
がボクは違うと思うという。被害者の車を鑑識に回したというチョウ。
善良な中産階級の主婦が何か悪い事をして罪悪感を背負って、逃げて
ここに隠れていたのではないかと。
持ち物からブルフロックスは高校のバスケチームのものだという。
ネットで調べれば被害者の出身地が分かるという。リグズビーは写っ
ている車は工事用のトラックなので父親は建設業だろうと。ペイショア
新聞2006年4月決勝でレディブルフロッグスがパンサーズに圧勝と
いう記事があるというヴァンペルト。ペイショアなら車で2時間だと
いう。先日行方不明になったモニカ・ダニンジャー(43歳)の消息が
未だに分かっていないという。モニカはジャフィー印刷会社から100万
ドルを横領したと疑われていると記事には書かれていた。

■感想

シーズン2の最終話の感想を書いて暫くしてから1話の感想書くという。
この放送を見たのがNHKで「マスケティアーズ」の1話が放送した日
となので相当前のハズ。

普段ならば全く覚えていないところだけど、たまたま数日前に傑作選
と称して放送しているのを目にして、ボケーっと鑑賞したので
感想が書けるくらいに思い出したので書くことにしました。

ただシーズン1の最後がどんな状況だったかイマイチ覚えていないの
だけど、初回からパトリックがレッド・ジョンの件で随分と感情的に
なっている。シーズン2の最初の事件であるデパートの事件でも容疑者
たちを怒らせてその行動や態度を見るというのは明らかだったけど、
その言い方には結構棘があったりするし、パトリックは
捜査法を責められたり、レッド・ジョン事件に関して降ろされるという
ことを聞くと、自分はチームから離れるというような言葉を残しては
リズの反応を伺っている様な感じにも見えてしまう。

・本題の事件に入る前に幾つかの問題

・CBI規則違反

何と言ってもリグズビーとヴァンペルトの恋愛問題は見逃(見過)せない
ものがある。視聴者にして見れば隠れて付き合っていることはネタと
しては面白く見えるし、捜査官としてのルールからすれば下手を
すればどちらかがこのチームから追い出される可能性が高い。
今回は特に二人が絡むシーンなどは無かったけれど、「隠し事」に
関してチョウがリグズビーに対してお前も隠していることがある
みたいに臭わせていた。明らかに回りの捜査官も気がついている
のだろう。それがいつ明らかになるのか。

・レッド・ジョン事件の捜査

レッド・ジョン事件に関しては捜査が行き詰まったことやパトリックの
捜査態度を見て、ミネッリの判断で捜査の担当をリズたちのチームから
かつてリズの上司だったサム・ボスコ捜査官が扱うことになった。
どれだけボスコが信用出来るか分からないが、パトリックが捜査協力
しようとして情報の共有を求めたのに対してボスコは完全に拒否。

「お前にはトイレの場所も教えない」

と言われてしまう程に嫌われている。リズはボスコの能力を知っている
でしょということでパトリックに理解を求めていたが、彼はなんとか
しようとしてボスコのパソコンのパスワードを保安部に言って変えて
しまうのだからヤバイ。普通ならいつまでも情報が見られる様にして
おく為の方策を採るけどパトリックの場合、どれだけの情報を重犯課が
掴んでいるのかを取りあえず知りたかったのか。

・パトリックの捜査法

ミネッリから言われて修正することになるけど、100%ストレートで
近道も駆け引きも無しだとされた。

・今回の事件

モニカ・ダニンジャー(43歳)が殺害される。
そもそも6月から彼女は行方不明になっており、行方不明になった頃、
彼女が務める印刷工場からは100万ドルを横領した疑いを掛けられて
それで逃げたのではないかとされていた。

殺された現場は安いモーテル。
100万ドルを横領したにしては質素な暮らしだ。
現場は荒らされた跡が有り、犯人は何かを探していたとするが、それが
盗まれたとされる100万ドルだったのか。

・マイルズ・ソーセン

架空の人物?であるマイルス・ソーセンをパトリックは関係者に対して
知らないかと尋ねていく。まるでそれは吹聴しているかのようだ。
マイルズ・ソーセンとは近くに売り家とされている人物。郵便物からして、
架空ではないにしてもまず事件に関係はない。
パトリックはモーテル近くの空き家にモニカ当てに手紙を挟んで置いて
おく。「電話をくれ」と。犯人が求めているものがそこにはあると
思わせる為の罠なんだけどね。

なんか名前の響きが映画「ユージュアル・サスペクツ」のカイザー・ソゼ
に聞こえるのは私だけか(笑)

・ヴァンペルトは捜査を認められた

冒頭ではてんやわんやで危なっかしい感じで、車のエンジンをかける
のも一苦労ってかんじだったけど、途中でリズから捜査を任されて
嬉しそうにスキップしている姿が有った。やっぱりヴァンペルトは
可愛い。

・モニカの家族の事情

モニカが家から出て行ったきっかけはヨガロビクスのボーディ・アン
ドロスと浮気していた。
娘は母親からは愛されていないと感じ、息子はガンだった。
しかし横領事件がきっかけでシーダーズエブシオン病院の医師たちが
息子のガンに手をさしのべて無料で治療してくれたという。

モニカは息子のガンの件で心労を来していた所でヨガに行きそこで
間違いを犯してしまったのだろう。
息子にかかりっきりになり娘は愛していないと感じてしまったのかも
知れない。

結果からするとモニカは浮気をしていたが横領はしていなかった。
浮気したのももしかすると横領を知って更なる心労を重ねた結果
だったのかもしれない。

・父親ホリス役のRaphael Sbarge

「Once Upon a Time」では、アーチー・ホッパー/ジミー・クロケット
という精神科医&コオロギ役で出演していた。
Raphael Sbargeって若い頃のJohn Lithgowに何処か似ている。

・事件の結末

令状を取っていない状態でピッキングをしてパトリックが空き屋に
入っていく。リグズビーはマズイだろうとするが、チョウは悲鳴が聞こ
えなかったかとしてサポートしているところが笑える。
室内に有ったのは「ファックス革命、小さな箱が私たちの世界を変えて
いく」という本。その本は実は図書館から借りたもので、リグズビー
にその本の有った場所を調べてもらうと帳簿が有った。

そして空き屋で待っているとやってきたのは犯人。
犯人はモニカが務めていた印刷会社の会長ロンダ。
病院の写真が部屋に飾って有り、モニカとは横領を見逃す代わりに
息子の治療費を払ってもらっていたようだ。そしてその横領の罪を自分が
被って逃走することになっていた。しかし息子が治ったと知る
とモニカは遭いたくなって戻って来てしまった。そこでロンダが殺害
するが帳簿が見つからず、部屋を荒らしていたようだ。
帳簿は図書館のファックス革命の本の中にすり替えて入っていたみたい。

・その他

・チョウの過去

チョウは過去少年院に居たことがあるとしてリグズビーに尋ねられて
いた。チョウによるとギャングに入っていたのだという。
ギャング名はエイボン・パーク・プレイボーイズ。

・ホイットニーはいつでも正しい

The Greatest Love Of Allを引き合いに出していたのはリグズビー。
自分を愛さなきゃとして自分をせめるものに対して声を掛けていた。

■使用された曲

■出演者

パトリック・ジェーン (Simon Baker) 犯罪コンサルタント、CBI
テレサ・リズボン (Robin Tunney) CBIの捜査チーム・上級捜査官
キンブル・チョウ (Tim Kang) CBI捜査官・元軍人
ウェイン・リグズビー (Owain Yeoman) 放火事件のエキスパート
グレース・ヴァンペルト (Amanda Righetti) CBIの新人捜査官

バージル・ミネッリ (Gregory Itzin) 署長

サム・ボスコ (Terry Kinney) レッドジョンを担当するチーム
ロンダ・ジャフィー (Jane Daly) ジャフィー印刷会社
ボーディ・アンドロス (Carter MacIntyre) ヨガインストラクター
ケシー・ダニンジャー (Stacie Rippy) 娘、母に嫌われたと思っている
ホリス・ダニンジャー (Raphael Sbarge) 父
モニカ・ダニンジャー (Rebecca Staab) 母、横領で逃走中
アンセル・ダニンジャー (Jordan David) 息子、ガンだった
ボカネグラ (Geoffrey Rivas) モデスト市警・警部
グレッグ・ハンフリー (Phil Abrams) 財務部長
マンディ・シュルツ (Laura Niemi) モールの客、ミス高飛車
エリック・ブレア (Jeff Witzke) 不動産屋?
キャンディス (Cindy Chiu) モールの客
— (Dean Cudworth) Deputy
ニール (Jim Gleason) 従業員、犯人
— (Pedro Pano) Worker
リード (Andrew Ross Wynn) 太っている客
— (Andy Arness) CBI Officer
— (Floyd Van Buskirk) Manager

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