第2話 親子のかたち From Here to Eternity
脚本/Curtis Kheel
監督/David Warren
【これまでのあらすじ】
ロージーの医師・ジェリーに意識が戻ったことが知らされる。
ロージーはどうしてここに居るのかと問うマリソルは昏睡状態だった
事を語る。ゾイラは妊娠していることをジャンヴィエーブにだけ話す。
誰にも言わないでというとハビエルにも言わないのかと問う。
もしかしてそれってパブロの子なのかと。それなら本当のことを
言っても傷つけるだけだとして黙って居る事を告げる。ゾイラは
それでもハビエルに対してパブロの子を妊娠していることを話そうとする
が話す前にハビエルが大喜びしてしまいいや無くなる。
セバスチャンはカルメンに出て行かないでくれというが、プライドが
有るとしてカルメンは出て行く。しかし行く所がない為マリソルに
話すとウチに空いている部屋があるので泊まっていってと語る。
カウンセラーのハスケルに対してパウエル家は相談する。夫婦関係は
良好だが夜の関係がしなびていると。しかしエイドリアンはSMの女王
アレクサンドラと出会い彼女にピンヒールで踏まれると途端に目覚める。
ブランカは大学入学を目指して金を貯めているとしメイド先を探して
いることを聞くとマリソルはスポッタード夫妻が戻ってきているので
メイドを探しているハズだとして話をしておくという。テイラーは
可愛い天使・ケイティを養子として受ける。エヴリンは何処で見つけた
のかと問うとアルゼンチンの児童養護施設だという。しかしマイケル
はケイティには情緒面で問題が有るという。ブランカがスポッタード家
に仕事に行くと、なんと室内は血だらけだった。エイドリアンは
SMクラブ「ベルベットのムチ」に行く中、エヴリンは庭のバラ園で
茂みに人の脚が落ちているのを見つけて気絶する。
【ストーリー】
SMクラブから朝帰りするエイドリアンは、家に警察官が集まって騒がしい
ことを知りエヴリンに事情を尋ねる。バラの茂みに脚が落ちていたとし
動物ではなく人間のものだという。気絶しているところを庭師のホアンに
人工呼吸されたという。刑事のフィゲロアから話を聞かれる。
今までどちらに居たのかとアリバイを聞かれ、エイドリアンは”整体”
だと語る。しかし何処の整体かと問われる。答えてもらわないと永遠に
帰れないというと、エイドリアンはセックスクラブだとし「ベルベットの
ムチ」に一晩中居たので聞いてもらえば分かるという。
ロージーは2、3日で退院出来るというと3人は喜ぶ。
カルメンはこの病室は暗いから・・というとゾイラは顔に照明が
必要なカルメンには大迷惑ねと皮肉る。マリソルは本の執筆が終わり
何をしようか考えていたが、ブランカにスポッタード家を紹介した
時に閃いたという。メイドの紹介所を経営するとのこと。ゾイラは
良いアイデアだとすると今のメイドの環境を改善したいという。
そんなゾイラも発表があるとし、妊娠したことを語る。それを聞いた
途端ロージーは10ドル頂きだとマリソルとカルメンに語る。カルメン
はただ太っただけだとし、マリソルは年だから相応に太っただけだ
としていたのだという。ゾイラの年での妊娠なんて奇跡だと語る。
マリソルは大事なのは妊娠出来たことだとして、失言を誤魔化す。
ハビエルやヴァレンティナの反応はどうなのかと問うと、まだ言って
いないのだという。父の死を引きずっていて話すタイミングを伺って
いるという。カルメンはゾイラには正確には何kg太ったのかと尋ねる。
20ドルを賭けているのだと。
ケイティに対してテイラーはブランカと話があるので部屋に居てと
語る。テイラーはブランカが掃除し終わると感謝し助かったと語る。
強盗が入った時あの子は寝ていて良かったという。ブランカはナイフ
で立ち向かうなんて凄い勇気だという。強盗は脚を刺されても当然です
と。警察に通報しないと犯人が野放しだという。犯人はまた来るかも
知れないというが・・せめてマイケルには話すべきではないかと
言うブランカに心配をかけたくないというテイラー。ブランカに対して
誰にも言わないでと告げゴシップになることだけは避けたいのだという。
レミとヴァレンティナ。
庭で見つかった脚のことを話す。なんて気持ち悪いのかと。
レミはコロンビア大の医学部に入るとし、学校は来週からだという。
ニューヨークに一緒に行かないかと問うとデザイナー先でインターン
する予定だっただろうとし、良い機会だという。しかしヴァレンティナ
はアフリカでのことを覚えているかと問うとあの時はケンカばかりに
なったのだという。今度はそうはならないよというとレミは跪いて
彼女に指輪を差し出す。
メイドの仕事先を希望するアルマがマリソルの元に来る。
カルメンに対して彼女にメイドの仕事を紹介することを語ると、カルメン
はマリソルに対して私もメイドとして紹介してと語る。その際カルメン
は色々と条件をつける。マリソルは歌手の道に専念するかと思ったという
が生活費は必要だとし口座には4ドルしかないという。
ゾイラの元にヴァレンティナがやってくるとランチにはいけないという。
私は婚約したというと月曜日にレミが学校に通う為にその前に出発する
からだという。レミはクルーズ中の母を捕まえて報告したら大喜び
していたとのこと。ゾイラは結婚は若すぎるというと、ヴァレンティナ
はもう20歳だと語る。運命の相手ではないかもというゾイラ。レミに
悪いと思いながらも親心から失礼な発言をする。しかしヴァレンティナ
は私には彼氏かいないとすると、良い男は他にもいるとし、ラテン系に
マッチョ系など。ヴァレンティナは考え抜いたことだとし、レミは娘
さんを愛していることを訴える。まずは同棲したり付き合ったらどうか
とし、結婚しても良い事はないという。まだ私たちは性的な関係は
持っていないとし結婚するまでセックスするのは罪だと母が言ったのだ
という。それを聞いたゾイラは驚くがあなたは良い子だとしながらも
結婚はダメだというゾイラ。
ミゲルとスペンスは病室のロージーとタブレットを使いスカイプで
チャットする。スペンスはエージェントから電話だとして席を外す。
ロージーはミゲルと話す中、タブレットで室内を見ると汚れている
ことが気になる。ミゲルに室内を写してと語るとあまりにも酷い汚れ
だった。
■感想
このドラマ、常に男女の問題とか殺人の問題はあるけれど、
子供の問題もつきまとうところが有るね。
それぞれにまた問題を抱えていくことになるけど、ドラマとして
一番の問題となるのはやはり殺人に関わることだということで、スポッタ
ード家の事情が気になるかな。情緒面で問題なのは本当にケイティ
なのか。テイラーとケイティが癒着している構図が有り、マイケルは
前回ケイティのことを懸念していた。子供が出来ると旦那さんとしては
放ったらかしになるので、今回のゾイラとヴァレンティナの間で起きて
いた愛情の形がそこでも発生しているのかなとも思っていたけど、
あの遺体/脚がマイケルのものなのかどうかが一番気になるかな。
マリソルは前のシーズンからメイドとしての立場では無くなったので
他の3人との関係がどうなるかは気になるが、今の所屈託無いところ
で接しているのでマリソルがメイドから雇い主の立場になっても大丈夫
なのかな。一応メイドと雇い主の仲介役でもある紹介所を経営する
ことになるので、メイドの気持ちを誰よりも理解している彼女ならば
働く環境を良くしてよりよい条件を引き出してくれそうだけど、その
反面クライアントのこと、メイドのことをよく知らずに身上調査も
せずに本当の仲介役だけをしているとなるとそのウチ問題は発生して
いきそうだ。
■気になること
・スポッタード家
上述したけど、何よりもこの家庭は色んな面で問題が多い。
そもそもケイティのことは何処から養子として斡旋されたものなのか
分からない。正規の手順を踏んでいないようなことを語っていたよね。
関わりたくないブランカとしては、パウエル家で見つけた遺体が当然
あの部屋で殺されたものだろうことは感じているだろうし、問題は
誰が殺され、そして誰が遺体をバラバラにしてアソコに置いたのかと
いうこと。そして残りの遺体なんかは何処に有るのか分からず、何故
エヴリンの庭に置かねばならなかったのかも謎。落としていってしま
ったのか?
そして何よりもブランカが悪知恵を得てケイティに大学の学費の変わり
に仕事を受けるけど、相当リスクの高いものとして存在している。
共犯者とは言わないけど司法妨害とか時後共犯の形で罪に問われる
可能性も無いわけではない。
「雇い主の注文が多いのは見返りも多くなる。ピンチの中にチャンス
有りよ」(by マリソル)
何よりもテイラーとマリソルは友達。
家を行き来する機会だってあるだろうし、ケイティが本当に手のつけら
れない子であるならば今後も危険なことが起きそうだ。
あの絵が意味するところがまた不気味だ。
・ゾイラの妊娠
ゾイラはパブロの子だということを黙ってハビエルと結婚しようとし
ていること。冒頭でデザートが出てくる際にゾイラは腹が減ったとして
やたらと手を伸ばそうとしているところをハビエルが止めようとする
流れが笑えた。ゾイラ、食い意地が悪いぞって感じがしたし、何故
そこまでハビエルも止めるのかと思えばなんと中には婚約指輪が・・
娘のヴァレンティナも同じ時にレミから指輪を受け取っているし、
なかなかシナリオとしては面白い具合に比較されるものが有った。
ただゾイラは利己的ではあるけど基本的に悪い人ではないので、子供の
件では黙っては居られないと思うんだよね。
レミとヴァレンティナはニューヨークでの生活をしていくことになる
のかな。ヴァレンティナが居なくなると寂しい。
・ロージーの問題
ロージーはやたらとエルネストのことをスペンスとの会話の中に
織り交ぜていた。立場が違うのでどうしても比較されても困るところが
有るとは思うんだよね。エルネストとロージーは何故別れたのか。
死んでいると思っていたけどちゃんと生きていて今回国境を越えて
やってきた。ロージーはエルネストのことを神聖化していて、
スペンスも死んだ人との比較するのはズルイとしていたし、オレは
オレでエルネストとは違うことを語っていた。
スペンスが演技力を発揮してゾイラとカルメンに掃除させる流れは
面白く出来ていたけどね。
エルネストがやってきたけど生きているならロージーは重婚にならない
か?
・カルメン
メイドとしてはダメダメな彼女。マリソルがなかなかメイドとしての
仕事を回してくれないことを不信に感じた彼女はジェリーを使って
メイドを雇いたいと嘘の電話を入れる。私はサーストン・ハウエル3世。
今日から働ける人でプエルトリコ人を・・一番条件に近いのはカルメン
かと思ったがマリソルはルース・ロドリゲスを指名した。
帰宅した際にカルメンはマリソルに文句を言う。
「あなたが駄目なメイドだからよ。プロ意識はない」
「良いメイドって言われたがる人なんて居るの?」
「ここはメイドの紹介所でありビジネスは評判で成り立つもの。」
一応カルメンは納得したみたいだけどね。
■その他
・パウエル家の問題
相変わらずここの夫婦は性生活では特異な状況を持っているな。
金持ちで趣味も限定されるとこういうところで萌えたりするんだろう
か。
ただエヴリンってSMの女王に合いそうな感じ。羞恥心を越えた先にある
状況下に於いて、彼女はハマったりはしないのか。
■使用された曲
・
■出演者
マリソル・スワレス (Ana Ortiz) スタッポード家のメイド
ロージー・ファルタ (Dania Ramirez) ウェストモア家のメイド、子供が
カルメン・ルナ (Roselyn Sanchez) 歌手志望、アレハンドロのメイド
ゾイラ・ディアズ (Judy Reyes) ゾイラのメイド、ヴァレンティナの母
エヴリン・パウエル (Rebecca Wisocky) 意地の悪い妻
エイドリアン・パウエル (Tom Irwin) 浮気性の夫
ジャンヴィエーブ・デラトゥア (Susan Lucci) 母、精神不安
ヴァレンティナ・ディアズ (Edy Ganem) 娘、レミにアプローチ
レミ・デラトゥア (Drew Van Acker) 大学生、ジャンヴィエーブの息子
スペンス・ウエストモア (Grant Show) 夫、ソープオペラ賞の男優
テイラー・スタッポード (Brianna Brown) マイケルの妻、元娼婦
マイケル・スタッポード (Brett Cullen) 弁護士
ケイティ・スポッタード (Grecia Merino) 養子
セバスチャン・デュソルト (Gilles Marini) カルメンに近づく
エルネスト・ファルタ (Cristian de la Fuente) ロージーの夫・警察官
ミゲル・ファルタ (Alejandro Vera) ロージーの息子
ジェシー・モーガン (Nathan Owens) パウエル家の庭師
ブランカ・アルバレス (Naya Rivera) 大学生、メイド
ハビエル・メンドーザ (Ivan Hernandez) ゾイラの彼、シェフ
ジェリー (Alec Mapa) ロージーが入院する病院の医者
ゲイル・フレミング (Julie Claire) セレブ、エヴリンの知人
フィゲロア (E. Roger Mitchell) 捜査官
アルマ (Rose Bianco) メイドを希望する
— (Aaron K Smalls) ウェイター
— (Brian Troxell) Submissive Man
ミッツィー (Kathleen Hogan) エブリンとは歴史サークルで一緒だった
— (Curt Willis) Immigration Officer
— (Keri Maletto) Dominatrix
— (Juanita P. Taylor) Dominatrix
ホアン (Perry Ball) パウエル家の庭師
— (Stephen Dean) Beverly Hills Party Guest
— (Crystal Lo) Bouncer
— (Darla Pelton-Perez) 看護師
ルース・ロドリゲス