第4話 投げ出されて Thrown from the Ride
脚本/Maya Goldsmith
監督/Janice Cooke
【これまでのストーリー】
アリソンは母・ジェシカの葬式に母親の服を着て出席する。
あの人をスペンサーの家の裏庭に埋めたのは誰なのかというエミリー。
スペンサーはジェイソンにメールを見せるが、ジェイソンはピーター
の事は信用出来ない事を告げ「もう守れない」というのは、自分では
なくピーターに宛てて出そうとしたものだろうことをほのめかす。
エミリーはペイジにいつか友達に戻れると語る。
モナはアリソンに対して「真実が瞬く間にお前を葬る」とメールを
したのは私だとし、隠れなければいけないのはアンタだという。生き
返ったことを後悔するよと。ハンナはモナに対して髪の毛や服装、
歩き方やしゃべり方までアリソナの真似をさせたことを問い詰める
と、可愛くさせてなかったら今頃どうなっていたのかと問われる。
ハンナは美容室にいきイメチェンすることに。ペイジはモナに私たちに
何をさせたいのかと問うと力を合わせるのだとし、人を集めてアイツ
を叩きのめすというモナ。シャナのことは心配ないとエズラに言いに
いくアリア。私のせい・・私が殺したという。アリソンはまた
この待ちから逃げようとするが、エミリーは引き留めると、もう
逃げる必要はないとしAは死んだのだからと語る。
【ストーリー】
イメチェンしてやってきたハンナはアリアにイケてないかと問う。
そんな訳ない・・ステキだというが、どうして突然変えたのかが気に
なるという。ネイルチェンジの時だっていつも画像をアップするでしょ
と。
そんな中シャナ・フリングの本(The Scarlet Letter)がガレージ
セールに入っている事を知る。ハンナはこれってシャナの本だとアリア
にいう。アリアはその本を開いてみるとアンダーラインが引いてある
という。
「果たして愛と憎しみは根底では同じかそうではないのか。激しく
愛しても憎んでもその対象が失われれば侘びしさと絶望が残る。」
と。単なる宿題だというハンナに対してこれは私たちのこと・・これは
Aのものだというアリア。これ以上シャナのことで引っかき回さず忘れ
てという。そこにモナが現れるとこの本は誰が出したものなのかと
問う。これをアリソンにあげたらどうかとし、学校に戻るなら遅れを
取り戻さないといけないでしょと。シャナはジョージアに戻ったんで
しょというモナに詳しくは知らないというハンナ。シャナが消えて
アリソンが戻る。一人がアウトして一人がインするねと。モナはハンナ
に素敵な髪型ねと語る。
ケネスは朝アリソンにお腹が空かないかと尋ねる。アリソンは箱に寄付
するものを詰めていた。ケネスはママのものを処分したら後悔する
かも知れないのでもう少し待ったらどうかというと、これらは全部私
の服だという。処分して出直したいのだと。そんなに急ぐことはない
だろうというと、こういうのはもう卒業したのだとし2年前の私とは
違うと語る。学校に戻る前に必要なものがあるとしノートパッドと
新しいリュックだと語る。学校に行くのか?という父に対していつまで
も部屋に閉じこもっていてもどうなるのかとし、もじらないと30前に
卒業出来ないという。ケネスは新しいスタートに異論はないが、でも
この町に居る限りは難しく無いかと尋ねる。引っ越ししようというのか
と問うとアリソンは嫌だとし友達まで奪われたら耐えられないという。
ヴェロニカがコーヒーを片手に気難しい顔をしていた所にスペンサー
が来る。警察は今でもまだ裏庭の現場を調べていたのである。
解体現場のど真ん中で暮らしているみたいだとし全部掘り起こされて
庭は滅茶苦茶だという。スペンサーは昨日ここで寝たのかと問うと、
眠れなかったとし目を閉じてもシャベルの音が聞こえたからだという。
スペンサーは母にいつの時だったか、パパとマリッサの態度がおかしい
と言っていたことを告げ、この前メリッサが私に何かを言おうとしたら
パパがそれを止めたことが有ったという。アリソンのことに関係が有る
ことかもと。あの二人は何かを隠しているとしママが気がついていない
ハズはないと問う。ヴェロニカはメリッサに話を聞いたがレンとヨリを
戻ったのを隠していただけで、だからトビーを避けたのだという。
そんなことではなく他に隠しているという中、ピーターが起きてくる。
ジェシカのことを話していたと誤魔化す。裏庭の捜査はいつまでなのか
と問うと今日中には終わるそうだというとあまり気にするなという。
トビーに頼め無いかというと、トビーは仕事でギルフォードだという。
誰か庭の手入れをしてくれる人を捜してみるというスペンサー。
ピーターが居なくなった後に再度話の続きを使用とするが、ヴェロニカ
はもうその件で話はしたくないとし現実的なことに集中してと語る。
ルーカスはモナに対して辞めたい事を言うが、おめでたい人だとして
今更辞められないことを語る。辞められると言うとモナは誰かに何かを
言われたのかと問う。何で急に逃げ腰になっているのかと問うと、
なってはいないと否定し、考え直しただけだという。アリソンは地下室
に監禁されていたんだとし、誘拐されて目隠しされて想像を絶する目
に有ったのだという。ルーカスはこれ以上は罰の必要は無いという。
モナは罰を下すつもりはないとしこれは予防策だという。屁理屈だと
いうと、アリソンに同情していることを告げる。地獄から逃げ帰った
のに悪魔みたいな女で居られるわけがないという。誘拐が作り話なら
ば?というモナは、彼女は嘘をついたのだとし証明出来ると語る。
■感想
もうやることが無くなって来たって感じ。
それでもドラマを続けているのは後始末的流れなのかなとも思うの
だけど、このドラマ現在S7放送中だよね。まぁシーズン7で終わり
撮影自体も終わっている感じですけど、結局病んでいるのは一部の人
たちで、それが伝染していっているような感じかな。
もちろん不可解なことも多く、「A」は最初はモナだが次はシャナだ
としていたけれど、今回はアリソンがメールを出す際に字幕で
「A」と一瞬止まり「Alison」と書かれていたことからも、やはり
アリソンが「A」として活動していた時も有るんだろうな。
今回はアリソンがみんなからSNSで酷い悪口を書かれているのを見て
なにやらまた彼女の中での闘争心というか社会病質的気質が見え隠れ
していたような感じがする。
そして今回描かれたのはそれぞれの週末の過ごし方という感じだった
のかな。
■各キャラクター
・アリア
今回のアリアは帽子を被っての登場。
部屋に入ったら帽子は脱ぎましょうねとは誰も言わない。
アリアは何かにつけては「A」の姿に怯えている姿があるけれど、
「A」だけでなく彼女にとってはシャナ殺害に対する罪悪感も有り、
取り憑かれているかの如く神経質になっている。
まぁそうなることをしたので仕方が無いのだけどね。
高校の電算室でネットで検索しているとやはりシャナは死んでいた。
「ニューヨークの劇場で遺体。犯罪の可能性。」
ネットには葬式の時の追悼動画が掲載されていたけど、そんなの掲載
する人なんているのかな。
そんな時にchatをリクエストしてくる”シアターガール”という人物が
いた。「もし私ならば一生魘されるわね」としていたけど、その人物
はベッカであり、彼女は「アリソンが気の毒だ」としていた。
アリアは相変わらずエミリーに対して。ネイトの死の件で、
彼の事を知りたいと思わなかったかと尋ねる姿。
彼の母親からの手紙を受けた際には筆跡が震えているのを一つずつ
思い浮かべながら・・と語っていた。
アリアはエズラの元にいった。マイクは父親とハリスバーグに試合で
出かけているので泊めて欲しいとしたけど思いとどまったようだ。
正直エズラって悪意は無かったのかも知れないが、相当気味悪い事を
していたのによく今でも付き合っていられるなと思うぞ。
・スペンサー
やはりスペンサーとしてピーターとメリッサがジェシカの件で何かを
知っているのではないかと思っている。
久しぶりにスペンサーの前にはアンドリューの姿があり、一瞬誰?
って感じだった。そんな彼が出て来たのも庭の手入れを手伝わせる為
って感じの捨て役だった。アンドリューがスペンサーとの関係で
探りを入れたけど「大工さんと続いている」として断った。
アリソンの母親は外傷がない為に毒殺の可能性が有るのではないかと
朝に噂していただけ有って、スペンサーが庭の手入れを
する中で、物置小屋に殺鼠剤(Rodenticide)があるのを知って一度目の
ビックリ。我が家にネズミが出た事などないとする中、購入したのが
先週であることもラベルをみて判明する。
そしてアリソンからのメールで母親は元々低血圧で処方薬を飲んでいた
事。死因は血圧を下げるロサルタンが胃の中に大量に有り、処方薬
がすり替えられていたであろう事を知る。
スペンサーがアンドリューに料理を出す中で、自宅の薬棚にはピーター
に処方されているロサルタンが有った。
ママが恐れているのは家の外なのか中に居るのか分からないと呟いて
いた。
スペンサーは母親から全ての事情を聞き出そうとする。
アリソンが居なくなる2、3日前に興奮したジェシカがウチに来て言った
という。「スペンサーがアリソンに何かをした」と。その際にピーター
は警察に喋れば二人の関係をケネスにバラすと脅していたことが有る
のだと。しかし二人は離婚が決まりアリソンが帰って来たので
ジェシカはいつでも警察に話す事が出来たハズだということだった。
・ハンナ
今回のハンナはどれだけイメチェンするのかなと思ったけど、髪の毛
を随分ショートにしたかな。
みんながアリソンからのメッセージを無視する中でハンナだけは
アリソンの電話に対応し、彼女が警察からの意向で医者にかかるよう
言われているので一緒に付いていくことになる。
みんながランチの為に集まった席では生徒達からは注目の的。
そのことに関してアリアは生け簀のロブスターみたいで、どれを食べ
ようか品定めされているみたいだと。
生徒たちからもアリソンが監禁されていたということを聞きたがられ
「生肉たべていたの?」という生徒にはドッジボールをぶつけてやった
としていた。
アリソンについて医者にいく。
そんなアリソンがまた冷静で医者と面接した際に録音していて、
みんなで口裏合わせする為にICレコーダーを手渡すという手際の良さ。
アリソンは検査の際に怪我の件で証言が合わないことを医者に指摘さ
れて興奮していた。その時にはPTSDとでも取られたのかも。
ハンナはその後傷の件を尋ねる。
太もものキズ。誰にやられたものなのか。自分で傷つけたものなのか。
「一度知ってしまったら記憶は消せないとして忘れれば良いのに・・」
というアリソンのセリフが意味することは何か。
・エミリー
アリソンと遭いたくないし、自宅では母親からアリソンの事で質問
ばかりされている環境から抜け出したくてシドニーのコーチを買って
出田。しかしそこには常にペイジの影が有り、ペイジの影にはモナが
有る。エミリーにしてみればペイジにもあんまり遭いたく無さそう
だけどね。
ペイジにはシドニーは墓から蘇った友達のことをあれこれ聞いて来ない
からと語る。
ペイジとエミリーとシドニーと練習後の食事をしている中で、話して
いる最中にペイジの顔が曇ったのを見逃さなかった。モナがいたけど
その目的はアリソンのハズなのに何故ペイジの顔が・・と。
■その他
・記憶・録音装置の発展
記憶の問題が取り上げられるシーンも多いけれど、録音装置とか
の発展で、アリソンは医者では会話を録音するし、ネットには
自分が居なかった時のことが掲載されていて、周りのものがどう
自分の事をみて居たのかを知る機会を得る。またアリアに至っては
被害者の葬式の映像を繰り返しネットでみて居る。
・永世中立国みたいな立場は許さない!
モナはペイジやトラビスがアリソンへの仕返しゲームに関して参加
しない事を口にするが、味方じゃないなら敵だということで、
モナは圧力をかける。
ただペイジはモナに対して「自分がイジメ側になってどんな気分か?」
と問う姿が遭った。
・アリソンは復讐するか?
アリソンのことを非難しているものと遭いたいとしているものの書き
込みが混在している。
・carlaneというハンドル名のものは「アリソン地獄へようこそ」と。
・summerというハンドルのものも悪口。
・Tinaという人物は遭いたいと書かれていた。
・アリソンに振り回されたくないものたち
みんな今回はアリソンと距離を置こうとしている姿が有った。
アリソンにしてみるとみんな友達だけど、あれだけ酷いコトしてきた
のに友達だと思っているのは4人の中でも少なくはないのか。
・墓の中に居る女性は誰?
情報が錯綜しているけど、ジェシカはあの中に居る人物が誰なのか
を知っていたのか。そしてそれを殺したのがスペンサーだと思い込み
そしてピーターはその事実を隠すためにジェシカを殺害したのか。
いずれにしてもあの墓の人物が今後はメインになりそう。
警察が本気で動けばアリソン失踪の件にも触れていくのかも知れない。
ただローズウッド警察は変態みたいなのが多いし、州警察として
やってきたハンブルックも本気だとしながらもなんだか曖昧な
対応しかしてない。
モナvsアリソンという構図が再び始まるのかどうか。
それだけモナはアリソンが戻るのを恐れているってことだよな。
■使用された曲
・Secret by The Pierces
・Falling by Amy Stroup
・Gimme What You Got by Matt White
・Overdose by Little Daylight
・Carry You, Carry Me by Matthew Mayfield
・Your Black Heart by The Cold and Lovely
・Just A Close Walk With Thee
・Last Vice by Ida Maria
■出演者
スペンサー・ヘースティングス (Troian Bellisario) マジメ生徒
ハンナ・マリン (Ashley Benson) 母子家庭
アリア・モンゴメリー (Lucy Hale) 娘
アシュリー・マリン (Laura Leighton) ハンナの母
エミリー・フィールズ (Shay Mitchell) 水泳部、レズ
アリソン・ディローレンティス (Sasha Pieterse) 失踪者
エズラ・フィッツ (Ian Harding) 英文学の教師
(保護者)
メリッサ・ヘースティング (Torrey DeVitto) スペンサーの姉・弁護士
ピーター・ヘースティングス (Nolan North) スペンサーの父
パム・フィールズ (Nia Peeples) エミリーの母、警察署に勤務
トム・マリン (Roark Critchlow) アシュリーの元夫、アリアの父
ジェシカ・ディローレンティス (Andrea Parker) アリソンの母
ヴェロニカ・ヘースティングス (Lesley Fera) スペンサー母・弁護士
ウェイン・フィールズ (Eric Steinberg) エミリー父・軍人
パム・フィールズ (Nia Peeples) エミリー母・警察庶務
エラ・モンゴメリー (Holly Marie Combs) アリア母・高校教師
バイロン・モンゴメリー (Chad Lowe) アリア父・大学教師
ジェイソン・ディローレンティス (Drew Van Acker) アリソンの兄
ケネス・ディローレンティス (Jim Abele) アリソンの父
モナ・ヴァンダーウォール (Janel Parrish) ハンナと連む生徒
ペイジ・マッカラーズ (Lindsey Shaw) 水泳部、元エミリーのパートナー
ルーカス・ゴッテスマン (Brendan Robinson) 生徒、モナの味方
アンドリュー・キャンベル (Brandon W. Jones) スペンサーの手伝い
シドニー・ドリスコル (Chloe Bridges) 水泳部、転校生
シャナ・フリング (Aeriel Miranda) ニューヨークの劇場で死亡
Dr.カッサーノ (Michael Rothhaar) アリソンの事を検査する
— (Jennifer Leigh Warren) 歌手、シャナの追悼
— (Elizabeth Anweis) 看護師
— (Jon Akoko)
ミンディ (Monica Moreno)