第6話 裁きの時 Rear View Mirror
監督/Joe Chappelle 脚本/Thania St. John
【前回までのあらすじ】
セブは製薬会社のアナに頼んで鎮痛剤を受け取る。くれぐれも
必要な時だけ飲むよう気をつけてと言われる。
腕が抜けないという作業員を助ける。しかし一緒に付いてこよう
とした男の態度を見かねてガブリエラは救急車に乗せずいく。
問題は二度目だとされ停職されそうになるが、マウチは何とか
防ごうとする。しかし覚悟だけはして置くよう言われる。
ボーデンは今すぐに外に出ろと火災現場で語る。レズリーは元
パートナーが妊娠していることを知りショックを覚えつつ、
服の下から赤ちゃんの心音を聞く。二度と俺たちに近づくなと
ケイシーはボイトに告げるが、そんなボイトはハリーの元に近づ
きお前の男を何とかしろと脅しに来る。ケイシーはギャングに
よって襲われる。
【ストーリー】
ガブリエラはハリーと待ち合わせしていた。ハリーから呼び出さ
れた格好だった。二人は会うとハリーからガブリエラに対して
あなたはマシューと親しいのでしょと言われる。この件でチーフ
を患わせたくないとしボイド刑事の件のことを話し合う。
あなたの兄が捜査してくれているのでしょとし、あんなマシュー
を見るのは初めてなのだという。何か悪い事が置きそうだとする
と、今日のシフトの後に証言することになっているのだという。
ボイトの息子に不利な証言をすること。しかし事実を話す事で
マシューの身に起こることを考えると事実を話すべきではない
のではないかと思うというハリー。夕べ彼にも言ったがダメだった
としあなたの言葉なら聞くかも知れないので話してくれないか
というものだった。
●救助・救難事故発生
ジトというストリートアーティストが看板を飾ろうとしてハシゴ
で登ったまでは良かったが下りることが出来なくなったという
もの。街にある落書きはみんなアイツが書いたものだという
オットー。ハーマンはそんな彼にお前はヤツのファンクラブなの
かと問う。先日ストリートアート展に行ったのだという。まさに
アメリカだろうと。
セブは上までクリーン車で登り彼を受け止めようとする。そこか
ら飛び移れと呼びかける。
ボーデンがやってくると問題は無いかと尋ねる。
路上アーティストが下りられなくなっただけの案件だという。
そんな中ボイドらシカゴ市警がやってくると現場は我々が調べる
として消防隊をのかそうと挑発してくる。ケイシーに対して
明日証言をするのかとし、こないだの夜にお前の彼女と話したが
最後は心を許していたぞと挑発してくる。ケイシーは覚えていろ
よとして激怒。それをボーデンが止める。
ケイシーはボーデンのオフィスに呼び出される。
彼に大丈夫かと問うと一体どうしたいのかと問う。出勤を続ける
か、内勤かそれとも休暇を取るか。出勤するのであれば仕事を
全うしろとし、この仕事に私情は持ち込むなという。一秒でも
気を抜いたら人が死ぬのだという。ボーデンは俺だって何とか
してやりたいが今は警察を信じるしかないのだという。
セブはケイシーを見かけると誰かを殴りたいならダチがボクシン
グジムをしているのでトレーナー相手に打たせてくれるぞと。
1ラウンド5ドル。シフト明けにでもいかないかというとケイシー
は考えておくと語る。
ハーマンたちは休憩・待機室でストリートアートについて語り
会う。ハーマンはこんなのが3000ドルで売れているなんて・・
消すのに税金が幾らかかっていると思うのかという。そんなに
中ガブリエルに対してジョーはマウチが探していたよと語る。
ハーマンはネットに掲載されてるストリートアートを見るもの
たちを見てハイソな気取りやだとするがレズリーは大胆で刺激
的でしょと。ハーマンは子供が高校を出たらシンディと共に田舎
に引っ越すと語る。
マウチの元に行くガブリエラ。
休職となるとしたら何日くらいになるのか。
マウスは0日から100日の間だとし、流動的な要素が多いのだと
いう。停職処分を担当したことは有るのか?というガブリエラは
マウチの役割に疑問を生じる。対象が2度の失態をしているのだ
から友好的な態度で挑むんだと語る。攻撃的だとこっちに非が
あるように見えると。そんな中ガブリエラは窓からケイシーが
歩いて行くのを見て部屋から抜け出し彼に話しかけに行く。
ケイシーは今のこの状況を上手く対処出来ていないという。抜け
出す方法があるというガブリエラは証言しないという選択だ
と。君ならばどうする?と問われ、ガブリエラは答えようとする
が、その時ディスパッチャーから出動要請の知らせの声が鳴る。
●重傷患者
被害者は中に居るという運転手の女性。銃声を聞いて一時停止した
という。クルーズとピーターは中でガブリエラたちを手伝うよう
告げ、コーンや発煙筒で渋滞している車を誘導するのだという。
レズリーは被害者は首を撃たれているとし呼吸は停止し脈も弱い
という。床に寝かせる中、ガブリエラは心肺蘇生をしようとする
が口からは吐血。気道を確保する必要が有るとししないと死ぬと
いう。口からは無理だとし気管切開だという。しかしレズリーは
現場では救命措置は許されていないという。しかしガブリエラは
そんなことを言っていれば死ぬのは確実だという。それなら私に
任せてとレズリーが代わりに処置する。
ボーデンがやってくると、現場で喉を切開したのか?と問う。
心肺停止になっていたのだという。
ケイシーは血が上って危ない車に怒鳴り散らしていた。それを
見たボーデンは頭を冷やすんだとして家に帰らせる。
■感想
何と言ってもボイトの件が今の所メインかな。
この人との関わりはいつまで続くんだろうか。相当しつこくされ
て行きそうな気がするけど、今回はケイシーが助けた相手が
ギャングの一人でボイトに精通していることも有って助けてくれ
たお礼におとり捜査をしてやるという流れとなる。
また今までガブリエラが現場で医療行為を行っていることに
対して問題・聞き取り調査が行われる。
1話でのマデリーン救出の際に切開したこと。
5話ではシツコイ相手にガブリエラが蹴り飛ばしたことで問題視
されて、聞き取り調査になる。そんな時でも事件・事故は会議室
で起きているのではなく現場で起きているので、次々と要救助者
に対して死ぬと分かっても規制を守っていくべきなのかの問題が
現れ始める。
■事件・事故
・ストリートアーティスト
ハシゴから降りられなくなる人物の救出。
まるでネコと同じ。上に登るときには平気だけどいざ降りる
段階になると降りられなくなる。
結局セブが助けることになった。
しかしこのアーティストが生み出す絵は何千ドルもする価値ある
もの。投資に失敗しているハーマンとしては、こんな絵には
金を出すのに自分の投資しているものは悉く失敗していることを
受けてシカゴに失望しているのか。
・銃で発砲される男
ギャングの抗争事件なのかな。
切開が必要になり再び医療行為をすることになるが今回はレズリー
が事情を知って行うことになった。
・マンション火災
ゴミ収集箱が火元で炎はエレベーターシャフトを通って5階へ
引火したのだという。現場で見ていた自動車少年って誰なんだ
ろうか?
ここでも気管挿管が必要でハッチャー署長の前で医療行為をして
いたけど、ガブリエラは違法行為だと言うのだろうがやらないと
死にますということで現場の厳しさを見せつけていた。
一階ずつ人が居ないかどうかを調べていく。
6階を確認、7階・・8階へ到達していたケイシー。
でもこういう危険なことをするのってレスキューじゃないのか。
8階で見つけた男女。
名前はカーティスでボーデンもまた炎の流れを読んで一度部屋
から出たケイシーとカーティスと女性を再び部屋に戻した。
ドアに入ってドアから炎が入らないようにするケイシー。最後まで
命がけで二人を助けた後に、はしご車に爆発に吹き飛ばされる
形で飛び移っているところが凄い。ケイシーのことも心配ならば
寧ろセブは肩の痛みがあるので大丈夫か心配になる。
■それぞれの問題点
・ボイト刑事の問題
これは本当に厄介だな。ただこの件に関してはみんなが知って
いるのに手を出せずにいる。ボイト刑事はまさにギャングその
ものだ。警察の仲間を売るとネズミとかモグラだとされて相当
ヤバイことになるけど、それでも見捨てられないものも居るだろ
う。先日のエピでは内部調査部のものが乗り出してきたけど、
全く解決しそうもない。「クローザー」他、それ以外の刑事ドラマ
だと発砲一つで相当厳しい取り調べがあるのにね。
ボイトが卑怯なのはケイシーがダメだと分かるとハリーを脅しに
かかるという卑怯な行動を行っていること。
ハリーはガブリエラに相談するものだから、二人の間に挟まれて
複雑なガブリエラ。しかもケイシーからの頼みでガブリエラの
兄にボイトの件では調査を依頼しているのでガブリエラにとって
は至る所で一杯一杯。しかも自らの問題があるしね。
・ボイトは次々と挑発してくる
手を出したら負けかなと思っていたけど、落書き現場での一件は
ともかく部屋にコカイン所持の疑いがあるとして警察官の二人
が調べにやってきた。
ハリーはテーブルの下に貼り付けられていたとして、そのコカイン
の量は15年の刑期を喰らう量。トイレに流すこになる。
もうこれ以上ケイシーとしてはボイトのことが許せずに家まで
言って殴り飛ばす。
彼は銃を取り出すとその銃をケイシーに渡して、殺すか殺される
かみたいな感じで選択を迫ってくる。
ケイシーは室内を一別した後に自分の行動が間違っていることに
気がついたのかそのまんま帰宅し、復帰させてくれるようボーデン
の元に行く。
・ケイシーに助ける神有り
ビル火災で助けたカーティスはボイトと精通している人物。
他のヤツには500ドル出しているとしているが俺なら1000ドルの
仕事が出来るという。ボイトは永遠に消してくれたら2000ドルを
払うぞとしていた。勿論彼はおとり捜査で、ボイトはその後
捕まった。ただこれがおとり捜査というヤツだとして、何だか
余裕があるような表情をしていたのが不気味だ。
・ガデリエラの問題
聞き取り調査が行われることになり、マウスはその調査に於ける
How Toを教える。質問に対して必要以上に答えるなとしたり、
笑って見せるのだとして無理にガブリエラに笑顔を作らせる。
しおらしく、うぬぼれず、謙虚で清らかさが必要だと言われる。
ガブリエラの聞き取り調査では、3人の上層部の前で話すことに
なるがガブリエラがまた熱くなり不利な立場になる。
マウチは彼女が助けた最初の子供マデリン(1話参照)を証人と
して証言してもらうことになる。マデリンの両親も快く証言
してくれることになった。
結果停職はシフト3回分。
給料からすると2000ドル分だということで、何とか仲間がその
不足分を集めようとする。停職祝のパーティー。
そんな中ハーマンたちはあのストリートアーティストの絵を
勝手に持って来て誰から売っていたのかな。
■その他
・ピートの姉・エリースを狙うセブ
レズリーにエリースのことを聞いてもらうセブ。
私が聞いたら変なことになるでしょという感じだったけどね。
取りあえず居ないとしていたけど今後発展していくのかな。
■使用された曲
・Blood Brothers by Bruce Springsteen
■出演者
シカゴ消防局51分署
マシュー・ケイシー (Jesse Spencer) 第81小隊・小隊長
ケリー・セブライド (Taylor Kinney) レスキュー第3小隊長/救助
ガブリエラ・ドーソン (Monica Raymund)救急第61隊、現場責任
レズリー・シェイ (Lauren German) 救急第61隊、ゲイ
ピーター・ミルズ (Charlie Barnett) 第81小隊・候補生
クリストファー・ハーマン (David Eigenberg) 第81小隊、4人の子
ハリー・トーマス (Teri Reeves) レイクショア病院・研修医
ウォレス・ボーデン (Eamonn Walker) 51分署大隊長
ホセ・バーガス (Mo Gallini) レスキュー第3小隊、ハゲ
ジョー・クルーズ (Joe Minoso) ピーターを案内する、ハゲ、ヒゲ
ブライアン・スヴァナチェック (Yuri Sardarov) “オーチス”、81
ランディ・マクホランド (Christian Stolte) “マウチ”、組合代表81
キャップ (Randy Flagler) 第3小隊ロープを垂らす、ハゲ
ケヴィン・ハドリー (William Smillie) 第3小隊ロープを垂らす
— (Anne Lockhart) ディスパッチの声
ハンク・ボイト (Jason Beghe) シカゴ警察、ギャング対策
アントニオ・ドーソン (Jon Seda) シカゴ警察・風紀課
アーニー (Cody Sullivan) 自転車少年
カラハン (Dan Flannery) 聞き取り調査?
ハッチャー (Sam Porretta) チーフ
カーティス (Roosevelt Booker) ギャング
ベル (Patrick Mulvey) 捜査官・ケイシー家を捜索に・・
マッデン (Elizabeth Ledo) 捜査官・ケイシー家を捜索に・・
マデリン (Emma Gordon) 少女、1話でガブリエラが助ける
マデリンの母 (Rebekah Ward)
ジト (Patrick Andrews) ストリートアーティスト
— (Lindsey Whiting) ウェイトレス
リアデ (Brett Elam) 救命、切開出来ない
— (Derin Adesida) Woman / カーティスの女性?
— (Denise Hughes) CTA Driver / 人が撃たれた現場
— (Olivia Bird) Passed Out Person
— (Brian Elles) Chicago Police Officer
— (Giorgio Johnson) Gunshot Victim
— (Steve Piper) Fireman
— (Chris D. Thomas) Police Officer