クイーン・メアリー ~愛と欲望の王宮~ 決断 Reign シーズン4 第11話(29) 真夜中の作戦 Dead of Night

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第11話(29) 真夜中の作戦 Dead of Night

脚本/Wendy Riss
Drew Lindo
監督/Deborah Chow

【これまでのあらすじ】

ニコルはシャルルをよく手懐けているようねとカトリーヌ。
ナルシスは見事に騙してやった。夢を叶える手助けをしてやっ
てる。シャルルの手綱をよく握ってくれていると。メアリー
を支えに来たというリッチオ。私は幸せものだとしてこんなに
尽くしてくれるものがいるとメアリー。ジェームズは僕一人
でしたことにするしかないとし、スコットランドから追放
してくれと。変わりにボスウェル伯を呼べとし彼なら命がけで
気を守るという。メアリーはボスウェル伯と話すと彼が
「忠実な見張り番」として見守ってくれていた事を知る。
フランスではアンリがトルコを制圧して戻ってくる。兄の容体
がよくないのですぐに来る様姉のリーザに言われて来たとい
う。カトリーヌはすっかりシャルルは回復したことを語り
退位はしないことを語る。お腹にはアナタの子が居ると
メアリーはダーンリーに語るとこれからは良き父、良き夫
になって見せると誓うという。

■ストーリー

・2週間後

●スコットランド

グリアが赤ちゃんと遊ぶ中、メアリーはグリアのことが好き
みたいねと語る。グリアはメアリーもすぐに母親になるのよ
と語る。宮廷に戻ってくれてありがとうというと、妊娠を
知っているのはダーンリーとジェームズだけだという。だから
相談できる人が出来て嬉しいという。グリアはこの前
ジェームズのことで言い過ぎたことを謝罪すると、でも
当たっていたという。王位を守る為に兄を危険な場に追い込み
追放したこと。このまま愛する人みんなを犠牲にしたらどう
しようというメアリー。グリアはダーンリーも問題ねという
がメアリーがそれを否定し、彼も最近は態度が良いと語る。
やり直す気になったのか?と問われたメアリーは上手くいくか
分からないがお腹の中の子の父親だという。努力してるなら歩み寄ると。
二人の間を邪魔するものは居なかったか?確か背が
高くてハンサムなスコットランド人が・・というグリアに
対してボスウェル卿ならば・・・と言おうとしていた所、

ダーンリーがメアリーたちの元にやってくる。
ダーンリーはイングランドの友人から情報が入ったという。
僕達に影響されてエリザベスが夫を選んだというもの。
オーストラリのフェルディナント大公(Steve Byers)だと。
カトリックの?と言うとメアリーと同じ手を使ったのだろう
という。エリザベスが大公と結婚されたら僕らはカトリック
としての魅力を失う。バチカンはイングランドに乗り換える
かもとダーンリー。イングランドを手に入れるならば婚約
発表前に攻撃するしかない・・やるなら今だと。いつかは
来ると思っていたが女王として攻撃命令を出さなければなら
ない。でもやっぱり・・と躊躇しているメアリーにダーンリー
は君一人じゃないとし攻撃を決めたらイングランドにいる
仲間に協力を要請するという。

●フランス

ナルシスは1550年のボルドーワインをニコルの為に開ける。
ニコルはあなたには沢山のことを教わったとして、知識や
宮廷、そして男のことも・・と語る。シャルルはどうして
いるのか?と問う。弟が来たせいで震えては居ないか?と問うと
今朝はアンリの力や背が高いのを気にしていた。強そうだと。
私の目から見たらシャルルが一番だと思わせて置いたという。
自信が無いと国王は勤まらないというナルシス。君はシャルル
の力の源だというと、あなたは私の力の源だというニコル。

アンリはこれまでの武勇伝をみんなに聞かせていた。
クロードやリュックは興味深く聞いていると、シャルルと
ニコルがやってきて何をしているのかと問う。アンリは兄上
の為に集まろうと言ったのだという。しかしシャルルは
聞いていないというと、誰かが伝え忘れたなと。
クロードはアンリに戦利品を見せたらどうかというと、
宝石はテンプルリング、ハンガリーで奪ったサーベル、
そしてこの本は【ゴエティア】と呼ばれる黒魔術の本だとい
う。戦場で遺体だらけの中、最後まで生き延びたトルコ人から
奪ったという。本の呪文のお陰で生き延びたとしていたこと。
どんな望みでも叶うらしいこと。するとカトリーヌが血相を
買えてやってきて何故魔術の本なんて宮廷に持ち込んでいる
のかと憤怒する。キケンだと分かって居るでしょと。人知を
越える力があるとノルトラダムスが教えてくれたという。
これには関わるなという彼女。
雰囲気を変えるために踊りましょうとしてみんな踊る。

アンリはカトリーヌに兄を楽しませようとしただけだと
いう。しかしカトリーヌは信じて居ない。あなたは王位を継ぐ
ために宮廷に来たのでしょと。内側からスペインに分断させ
られる訳にはいかないのだというカトリーヌ。リーザに手紙を
送ったとしシャルルがプロテスタントに勝利したと。後は
シャルルを国王として認めてくれるのを祈るだけ。あなたも
祈ってとアンリに告げる。ヴァロワ家の誰かがか弱くなれば
一族全体が脅かされるという。祈ることを約束するとアンリ。

●スコットランド

メアリーは作戦を伝える為に集まる。
エリザベスを自分の居城で人質に取ること。信頼出来るイン
グランドのバレット卿が指揮を執るという。エリザベスの居城
は南の守りが脆弱だという。イングランド国内のダーンリーの
仲間が加勢するがクーデターには資金が居るし兵力も必要だと
いうバレット。スコットランドの精鋭部隊が先発隊として役割
を果たして欲しいという。イングランドに手引きし国内で
ダーンリーの仲間を集める。十分の仲間が集まったら夜中に
城へ突入しエリザベスを捕まえて城を掌握したら、スコット
ランドの海軍が海から襲撃しそして歩兵は国境から進軍する。
計画通りならスペインが後に続いてイングランドを制圧すると。
覚悟は決まっているか?クーデターをする兵士たちは顔も知ら
ないあなたの為に命を賭けるのだというバレット卿。あなた
が裏切らない証しが欲しいという。まず私とダーンリーが
イングランドの君主になる為に命をかけていることを承知して
いると仲間に伝えて欲しいとし、私の【王家の印】を授ける
という。これが支援の証しだという。エリザベスを捕まえた
らどうするのか?と問われると王位継承者が私であることを
公の前で認めることを祈って居るという。拒んだら?と問われる
と然るべき時に決断するというダーンリー。

■感想

誰を信じて良いのか分からない状況の中、少しでも弱みを
見せたらそこを突いてくるのが怖いし憎いし・・
脅迫してきたものに罰を与えるのかなと思いきや、逆に評価
してしまうナルシスが居たり、メアリーに至っては一難去
ってまた一難的展開が用意された。

信用しようと思った所で足下をすくわれる。
そんな展開の連続だ。
これはシャルルが赤の騎士の時にもハマってしまったケース
だし、スコットランドではノックスの陰謀だとして
ジェームズが彼女の妻にハメられてしまったケースもある。

人種的な繋がりが信じるに値するものとして存在しているの
か。それとも宗教的なもの(カトリックかプロテスタントか)
によって信用出来るかどうかの秤が含まれているのか。

愛という感情は信用出来るようで信用出来ないところもある。
それは感情を偽るものがいるからで、それが本物の感情か
どうかは他人には測りかねるものがある。家族で有っても
所詮は他人という言葉が合うように、フランスではまさに
王位に対する争いに於いて兄弟での争いが勃発しようとして
いる。

しかしスペインはリーザや王太子が出たくらいで大した役
では出てこなかったけど、このドラマの中でのスペインの
影響力は大きいな。

■スコットランドサイド

今回はメアリーとダーンリーの関係が再び近づき、彼女も彼
を信じてみようと思っていたところで怪しい流れが浮上した。
みて居ると私もダーンリーのことは信じて居なかった。

そもそもエリザベスが本当に結婚するのかも裏付けして
いないのでウソの情報じゃないのかとか、金だけ出させて
バレット卿に持ち逃げされたりして、所詮はバレット卿本人
が語る様に顔も知らない相手の為に命をかけることへの
信頼関係がどの程度の拘束力があるのか分からないからね。

案の定彼はイングランドの繋がりで知り合いを使ってエリザ
ベスの城を攻め落とそうとする中で、成功しても失敗しても
それなりに結果が出るような流れを作っていた。

メアリーは信頼の証しとして「印」を渡してしまった。

エリザベスがカトリック教徒のオーストリアのフェルディナ
ント大公との婚約を決めたということで焦りが出てしまった
様だ。

「印」を持つ者が破れれば、全てはメアリーの責任にさせら
れる。ダーンリーが関与していたことなど、口だけに過ぎず
証拠としては何も残っていない。

印を取り戻す為にメアリーは一度は追いだしたスコットラン
ド人のボスウェル卿とイタリア人のダヴィデ・リッチオと、
イングランド人のギデオンに助けを求めた。

この一件でエリザベスを攻撃しようとした事実を知らせたく
ないメアリーはギデオンの処分に困る。ギデオンはメアリー
に協力したが、イングランドに忠誠心を近いエリザベスのこと
にも同様の愛情が有る。
しかしギデオンはその辺は上手く処分してくれた。

ただメアリーはダーンリーに妊娠の事実に関しては、自分の
子ではないと言えばまた問題になるとして強請のネタに
使おうとしている。弱みを見せると人は本当に変わってしま
うのね。自分の子が欲しいと思わないのか。
そんなに共同統治権が欲しいのか?

ただよく分からないのは国王の方が男性社会なので結婚すれば
影響力は強くならないのかな。婿養子みたいなものなので
ダーンリーは永遠にメアリーを上回れないのか。
まぁスコットランド人ではないということはあるのかも知れ
ないけど、スコットランドを裏切った祖父は居たとしても
ルーツはスコットランドにあるのではないのか?

■フランスサイド

アンリが戻って来た。シャルルはあれだけ幼くして国王になる
ことへの違和感と摂政が必要だという立場だったけど、アンリ
の方は更に年下でも経験豊かで度胸も据わっている。

武勇伝自慢をしてあからさまにシャルルを無視したり、
テニスの勝負に於いては小石の入ったボールをシャルルの顔面
にぶつけてその後鼻にガーゼでも貼っていたけど少々マヌケ
な顔になってしまった。

カトリーヌとナルシスが居れば大丈夫だろうと思っていたが、
アンリの経験はその上を行くのか。
食事の場で謝罪することを約束させようとしたカトリーヌ。
彼が持って来たゴエティアという本は黒魔術のもので異端者
扱いされたらバチカンは確実に排除する。
それを流布するというカトリーヌの言葉にアンリも反論は
出来ないかと思ったが、食事の席では謝罪したと見せかけて
シャルルの精神的な弱さを話題にして打ち消してしまった。

ナルシスが今度はアンリに立ち向かおうとするも、彼は
ニコルと関係を持っていることが知られている。ニコルは
アンリに興味の目を向けていた気がするのでそこで上手いこと
形勢を逆転させるのかと思ったけど、ナルシスは寧ろ国王と
してのスキルはアンリの方が持ち合わせている事を告げ、
シャルルでは無理だとしてきた。

カトリーヌは完全にシャルルを味方しているけど結局王位
継承権/君主制ということを除けば何故彼に肩入れしている
のだろうか?

もはやカトリーヌでも打つ手無しと見るやシャルルの部屋に
行き髪の毛を持って来て黒魔術に使う様だ。

■イングランドサイド

エリザベスはカトリックに影響力を持たせる為にオーストリア
のフェルディナント大公と婚約しようとする。
ギデオンとしては複雑で、かつてクロード、レイス、リュック
の関係を彷彿させるように、三角関係での関係を作ろうと
している感じ。ただこのシーズンに入ってすぐに結婚出来ない
関係を続けていた相手とは上手く行かなかった。

エリザベスもギデオンも互いにガマン出来なくなる時が来る
かも知れない。その時のための話合いや取り決めもある程度
はしていたようだが、徐々に大公との関係を無視出来なくな
ってくる。用事だとして連れ出して欲しいとした時に、
メアリーの使者としてボスウェル伯とリッチオが来たので
どうにもならないかと思われたが・・

ギデオンは事情を知りすぎたので一度はスコットランドに
連れて行かれた。ただギデオンは絶対にこの件はエリザベス
に公言しないことを約束させて解放した。

ギデオンはエリザベスに対してカトリックのクーデターが
起きそうだったことを語り、メアリーとは関係無くカトリック
の攻勢は続くことを覚悟しなければならないことを告げる。
その為にはやはり大公との結婚は避けられないところ。

■使用された曲

・Reign End Credits Theme
Written by Trevor Morris

■出演者

Queenメアリー・スチュアート (Adelaide Kane) スコットランド女王
Queenキャサリーン・デ・メディチ (Megan Follows) カトリーヌ王妃、イタリア系
Queenエリザベス1世 (Rachel Skarsten) イングランド女王、庶子
グリア・カッスルロイ (Jenessa Grant) SC。娼婦の館主
Lord ステファン・ナルシス (Craig Parker) コンデと国王に会う父
Princess クロード・ヴァロワ (Rose Williams) 王妃、カトリーナの娘
Lord ギデオン・ブラックバーン (Ben Geurens) 幽閉、大使へ
ジョン・ノックス (Jonathan Goad) 牧師、ジェームズと協力
King シャルルIX (Spencer Macpherson) フランソワの弟
Lord ダーンリー/ヘンリー・スチュワート (Will Kemp) 王位継承権有り

Lord ボスウェル (Adam Croasdell) マリーの元臣下
Lord リュック・ナルシス (Steve Lund) クロードの夫
ダヴィデ・リッチオ (Andrew Shaver) トリノの商人。伝言を。
ニコル (Ann Pirvu) シャルルが好意を寄せるプロテスタント娘
Prince アンリ (Nick Slater) シャルルの弟
Lord バレット (James Gilbert) 貴族、ダーンリーのイギリス仲間
Archduke フェルディナント (Steve Byers) オーストリアの大公
ジェーン (Megan Hutchings) エリザベスの侍女

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