クイーン・メアリー ~愛と欲望の王宮~ 決断 Reign シーズン4 第9話(27) 運命の糸 Pulling Strings

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第9話(27) 運命の糸 Pulling Strings

脚本/April Blair
Laurie McCarthy
監督/Andy Mikita

【これまでのあらすじ】

私掠船の船長マルタン・ド・ランベール(Saamer Usmani)
・・海賊がグリアの前に現れ関係を持つ。メアリーは彼女
の母上マリーからあなたの話を聞いていたとして勇敢さと
美しさを備えている人・・逢う前から知って居た様だと
ボスウェル卿 (Adam Croasdell)に言われる。そして君を守る
と約束した事を告げるとメアリーはあなたが「忠実なる見張
り番」ねと。この一週間各国からゲストが集まる。結婚を
証人する為に・・そんな中、メアリーとボスウェルの前に
一人の男・ダヴィデ・リッチオ (Andrew Shaver)が現れ、
彼は結婚前からメッセージがあるとして「手には入れるのは
世継ぎか愛のどちらか」だという。その言葉がバッシュから
ではないかと考える。しかしメアリーはダーンリーと結婚
することを語る。ただし結婚前夜に夫によそ見される女だと
思われるのでキーラを追いだしてと語る。病気のキーラを宿
から追いだした途端馬車が通りかかり轢かれてしまう。
ダーンリーは君を見る度に思い出す。君がキーラを殺した女
であると。カトリーヌがメアリーの結婚の為にスコットランド
にやってくるのを知るとメアリーはすかさず助けを求める。

■ストーリー

●スコットランド

カトリーヌは結婚の宴のお陰で熱心に支持者が集まったわね
とメアリーに語る。結婚を辞めても私を慕ってくれれば良い
のだが・・とメアリー。悪者になるのはダーンリーだと噂が
噂を呼んで彼の数々の情事が広まっていくというカトリーヌ。
しかし彼はキーラだけだとすると、温いやり方では駄目だと
して話を盛るのだという。必要に応じて加減を加えれば良い
のだと。あなたを捨てたらダーンリーは恥にまみれて二度と
日の目を見ないだろうというカトリーヌ。メアリーは噂が
耳に入らない人はどうすれば良いのかと尋ねる。結婚の為に
貴族や要人は参列の為にこの2日で到着するのだという。
土産(金貨や宝石)で宥めたらどうか?という。しかしメアリー
はそのような余裕がないことを語る。更にジェームズは金だけ
の問題では無いとし、今結婚を辞めればバチカンの不興を買う
という。教会は潤っていてダーンリーの噂など気にもしない
という。イングランドと役立つ男と結婚させたいだけだと
いうジェームズ。更に手強い特使が送り込まれて来たとし
アドモ (Paulino Nunes)枢機卿が来ていること。どうしても
中止したいなら方法は考えるというカトリーヌ。行動を起こす
前に一つ確かめておきたいというと、ジェームズはジョン・
ノックスの警戒は怠らないとメアリーに語る。反対している
のはエリザベスだけでなくあらゆる敵の立ち位置を確かめて
置かないといけない。それぞれの計画を知らなくてはならない
というメアリー。

「伝統ある石運び」でダーンリーは民衆の前に石を運んで来る。
メアリーは強さと男らしさを示してくれたとして未来のスコッ
トランド王に称賛を求める。
ダーンリーはメアリーにちゃんと話合おうと語るが、彼女は
結婚式の準備で時間がないと交わしてしまう。

ダーンリーの元に母・レディ・レノックスがやってくる。
母の望む結婚をするとしボクを蔑む女性と、野蛮なスコット
ランドの儀式をさせられ嘘を合わせているのだという。母は
それでも民に愛されるから良いでしょという。ここに来た
目的は「権力」よ!と。各国の要人が来ておりどんな望みでも
叶えられる力を持つ人たちだとして私の言う通りにしてと母。

アドモ枢機卿がやってくるとグリアはメアリーからは最高の
持てなしをするよう指示されていることを語る。ジュリアン
(Kyle McWatters)は犬のベルナルドの世話をと求める。

そんなグリアに対して元気か?として尋ねてくる男が居た。
なんとマルタンだった。女王の結婚式に招待されたとし、
イタリアのレディの付き添いだという。妊娠していただろう?
という彼はローズは既に産まれたことを語る。マルタンは感動
すると一日だけで良いので逢わせて欲しいと頼む。世間的には
あなたの子では無いのよとし、私は身寄りのない子を預かった
ことにしているのだという。この子は俺の娘で大切だという。
恥に思う事はないとするが、この子を思えば不貞の子と思われ
ても良いのかとグリア。この子の将来の為に嘘をついているの
だというグレア。好きに嘘をつけば良いとし立ち寄ったときに
逢えれば満足だというマルタン。「リスクが大きいのだとし
この子の為に秘密を守って・・それが愛情だ」というグリア。

メアリーに不快な症状ならば薬草で和らげるという医師
(Philip Graeme)。メアリーは大丈夫だとする中で、ボスウ
ェル伯が宮廷にやってくる。ダーンリーとの結婚は認めない
と言っていたから来ないかと思ったというメアリー。
ダーンリーのことではないとしヤツとの結婚はするなという。
選択肢は二つ。森で逢った男が言った”予言”の通り、愛か
世継ぎか選べるのだという。俺が「愛」ならば?と。君の
ことを愛して居る。ただの女性じゃない女王だと。併合する
方法が他にも合ったならば?俺たちの子を持てるとしたら?
と攻めるボスウェルはチャンスが欲しいという。俺たちの
可能性にかけないか?と。メアリーは今はプレッシャーが強い
のだとするが、二人は熱いキスをする。

●フランス

●イングランド

■感想

今回はスコットランドメインのエピソード。フランスの
エピソードが一切出てこなかったのはカトリーヌがスコット
ランドのメアリーの結婚式に出席する為で有り、その辺は
仕方が無い。イングランドに於いても先日はスペインの圧力
が有ったばかりで、そしてギデオンの娘が亡くなったばかり
の状況の中、エリザベスが孤立している感じがして何とも
切ない。
しかし色々と愛憎渦巻くドラマで楽しいと言えば楽しいです
ね。如何にも時代劇っぽいのだけど・・・
しかしバチカンはこんな酷いことを繰り返しているのに、
信奉者たちは尊敬するのに値するように国なのかまるで分か
らない。最近結構日本の無神論で、キリスト教が根付いていな
いのに平和であることが言われている。そもそもここの所
キリスト教でもカトリックのローマ法王は虐待だと知っても
聖職者たちの虐待について止めることはなかったということを
耳にするとそんな宗教は必要なのかと思う所もある。
ただ日本でもこれまでの歴史の中で信仰が必要なことは
何度も議論されたことはある。特に凶悪犯罪が起きた時には
親とか教師などとは別に神の教義が有れば犯罪に走らない
のではないかということが世間でも問われてきた。

色んな所で陰謀が渦を巻いている。
愛して居るのに愛している振りをして結婚したところで
果たして幸せになれるのか。国民の指針になるべき王族が
幸せでなければ国民達が幸せになれるのかどうか。

スパイ合戦の様相も呈していて、密かな動きなども気になる
し、やはり多少史実とは変わったとしてもそれなりに整合性
は測ってくると思うので、その扱いがどうなっていくのか
だね。

それぞれに計画を立てているみたいだけど、計画通りに進んで
いくものは一体どれだけの流れがあるんだろうね。
計画の中には不義理にも利用されるものも居て、それが感情に
触れてしまうことになる。そうなった時に利用されたものに
とっては信じて居た分、愛して居た分だけ、反動としての
怒りのパワーが相手に向かってしまう。

■スコットランドサイド

今回はほぼスコットランドでのエピと言っても良い。
このタグ枠の中で言及することがほぼ全てである。

結婚までの道を描いた訳だけど、結婚式までに余興というか
伝統なのか、「石運び」を王にさせていた。
アーサー王伝説でも王を継ぐ者としての試練なんかが有る
よね。
更に集まった貴族を楽しませる余興に近いけど「ノッティン
グゲーム」
というヒモのついたものをたぐり寄せるゲーム
をしていた。

何と言っても今回は色んな秘密が混在していた。
相変わらず大人の事情に巻き込まれてそれぞれ子供が被害者的
存在として扱われた。メアリーは妊娠したがそのタイミング
が問題である。先日三角関係だったクロードがレイスよりも
先に婚約したナルシムの息子と関係を持ったということで
色々と有ったけど、メアリーだって正直色んな人と関係を
持っていないか?本当にダーンリーの子なのかは分からないけど
そのダーンリー本人にその事実を伝えられない辛さというもの
が存在していたな。

グリアとマルタンの件でも子供が大人の事情に巻き込まれる
ことになるし、広く言えばエリザベスもまた被害者だ。

・ジョン・ノックス牧師

相変わらず嫌よ嫌よも好きのウチとばかりにジェームズと
エミリーの関係は続いていた。そしてエミリーにはある程度
ノックスの件では伝えていたことがあるのかな。

牧師はあまりにも情報が漏れすぎていることに不信感を感じ
でずっと尾行していたところ、ジェームズとエミリーが
不貞関係に有ったのを知って居た。村人の女性が罰を受ける
中で、

「収穫祭の日」
「私の息の掛かった貴族がメアリーの側近から外された」
「密使が捕まった」

これらのパターンから見てジェームズはエミリーを利用した
のだと聞かされる。身ぐるみを剥がされて追い出される中、
ジェームズの元にいくと、そこで彼はグリアと親しくしている
のを見てしまう。

・ノックスの計画は、ダーンリーと不貞関係に有ったキーラ
の夫・ホワイト卿に全てを話して殺害しようとしてもらおう
としたみたい。ただこの計画は上述するようにジェームズが
エミリーを使って調べて国境の町で入国を止めた。

・バチカンの動き

ダーンリーとアドモ枢機卿は二人で密会し、ダーンリーを
統治させようとしていた。

アドモ枢機卿の動きに関してダヴィデは随行員のジュリアン
神父と親しいので居場所を知る事が出来ることを語っていた。
枢機卿は神父に犬の世話を押しつけたりして冒頭から悪態
ついていたしな。

ダヴィデはスパイかなと思っていたけど、
「友人のバッシュの愛に導かれた。」
「私は幸せものだ。こんなに尽くしてもらえる」

・メアリーの気持ちと現実

上にも書いたけど愛を取るか世継ぎを取るかの選択。
ダーンリーを取るかボスウェル卿を取るかの選択でもある。
ただボスウェルは信用出来るけど少々短期間過ぎるんだよね。
本人もその件は語っていた。愛に時間の問題は関係無いとも
言えなくはないけど・・既に身ごもっているからね。
冒頭で医者から薬草のことを言われていたので、妊娠している
と思った。

■フランスサイド

特になし。

敢えて書くならフランスの金でイングランドとスコットランド
の国境付近の村をスコットランドの味方にする為に捻出して
くれたことかな。

イタリアと同行して来たという海賊マルタンは、カトリーヌと
同行してきたのか?
それともバチカン??

カトリーヌとレノックスの言い合いが面白かったかな。
自分の息子をそれぞれ擁護して相手を貶し合う光景。

「ダーンリーは統治に関わらなくても王に違いない」
「シャルルもそう言われているとは。でも王に違いない」

「自然を愛する方だとか。夜の度に外出し、子供が居なくな
るとか。」

噂に関してはカトリーヌが気にしていてはどうかとか色々と
メアリーに冒頭で語っていたけど、やはり操るのは上手いんだ
ろうね。
「あなたの子息は王族から不審な目で見られていると聞いた。
受け入れられないとか」

リーザのことも引き合いにだして軽んじているとか何とか
カトリーヌは好き放題言っていた。ジグムント国王、リトア
ニア、バチカンからの贈り物は?
それよりもアドモ枢機卿とダーンリーの姿をみて居ない。
一体何を計画しているのか。

■イングランドサイド

チェスをするエリザベスはギデオンの姿が有ったね。
しかもエリザベスはわざと負けるという・・・最近気遣いの
エリザベスって感じ。

エリザベスとしては、これまで散々スコットランドのメアリー
に対して攻勢を強めてきたので立場が弱くなった時に許して
くれでは済まされない。

ただエリザベスは父の肖像画を前にして本音を漏らしていた。
何度か耳にしていることだけど、父親のことを・・

「自分勝手だ。私がいるのに息子を欲しがるなんて・・実の娘
なのに母は父を愛したのに、父は背を向けた。母を殺して私を
捨てた。お陰で誰も私の価値を認めずメアリーを担いだ。」

ただギデオンはエリザベスのことを「友達」「我が女王」
という言葉を使ってまさに忠誠を誓った。
しかしその結果関係を持ってしまうのだからなんとも言えない。

■その他

・カトリーヌのプレゼント

王家の紋章の刺繍のようなものをプレゼントしていたけど
キルトなのかな。

ただ最後にカトリーヌはメアリーに語っていた。母と女王
で十分。しかし子供への愛情だけでは物足りなくなる。

・ローズ

肌の色が違うので少々乳母に疎まれているところがあるみたい
な感じ。メアリーに話してクビにしてもらうかとする
ジェームズだが波風立てたくないというのは確かにそうだよね。
マルタンはジェームズとグリアの中に愛が有ると感じたのか。
マルタンはジェームズと契約したのか、来る度に会えるように
して欲しいとのこと。それ以外は気にしないようなことを
言っていたが、クロードの件のようにならなければ良いね。
マルタンはダイヤ、ルビー、エメラルドの原石を沢山置いて
いったようだ。一気にまたグリアが金持ちになる。

■使用された曲

・Reign End Credits Theme
Written by Trevor Morris

■出演者

Queenメアリー・スチュアート (Adelaide Kane) スコットランド女王
Queenキャサリーン・デ・メディチ (Megan Follows) カトリーヌ王妃、イタリア系
Queenエリザベス1世 (Rachel Skarsten) イングランド女王、庶子
グリア・カッスルロイ (Jenessa Grant) SC。娼婦の館主
Lord ステファン・ナルシス (Craig Parker) コンデと国王に会う父
Princess クロード・ヴァロワ (Rose Williams) 王妃、カトリーナの娘
Lord ギデオン・ブラックバーン (Ben Geurens) 幽閉、大使へ
Earl ジェームズ・スチュワート (Dan Jeannotte) スコットランドの庶子
ジョン・ノックス (Jonathan Goad) 牧師、ジェームズと協力
King シャルルIX (Spencer Macpherson) フランソワの弟
Lord ダーンリー/ヘンリー・スチュワート (Will Kemp) 王位継承権有り

Lord ボスウェル (Adam Croasdell) マリーの元臣下
ダヴィデ・リッチオ (Andrew Shaver) トリノの商人。伝言を。
Lady レノックス(Nola Augustson) ダーンリーの母
アドモ (Paulino Nunes) バチカンの枢機卿
エミリー・レノックス (Claire Hunter) ノックス牧師の妻
(Cameron Bitove) 村の少女、メアリー登場の際
(Elana Dunkelman) 村の夫人
(Michelle Roy) 村人
(Philip Graeme) 民間医師
マルタン・ド・ランベール (Saamer Usmani) 海賊、ローズの父
(Justin Tensen) スコットランド人兵士
(Traci Tari) Scottish Servant 女性
ジュリアン (Kyle McWatters) 神父、枢機卿の
(Carrie Beale) スコットランド貴族
(Scott Youdale) スコットランド貴族
(Simon Pellegrino) スコットランドの貴族
ローズ

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