アンと言う名の少女 第6話 女の子が女性になる

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アンと言う名の少女
(Anne aka ANNE WITH AN”E”)
Marvin Moore (c) 2017 Northwood Anne Inc.

https://www.nhk.jp/p/anne/ts/37R5MJZ1WZ/

脚本/Moira Walley-Beckett
監督/Patricia Rozema

第6話 固く結ばれた糸 Tightly Knotted to a Similar String

【ストーリー】

●学校

教師フィリップスは国語の授業を行う。
ティリーやムーディに質問が及ぶが答えられない。
フィリップスはアンとギルバートに質問する。
“高慢”の綴りは?、”冷淡”の綴りは?
二人共間違えること無く勝負は続くがギルバートはアンに
花を持たせるべくわざと”E”の文字を抜いて答えてしまう。
そんなアンは体調が優れずに居た。

●カスバート家

夜、アンは寝ていると突然目覚める。ついに生理が始まり
急いでベッドのシーツを流しで洗い出す。
それに気がついたマリラもやってくる。
アンは病院送りにしたければそうして欲しいとし自分の
余命は僅かだという。大袈裟に語るアンにマリラは死んだり
はしないとし、“大人の女性としての準備が整った印”で
ある事を告げる。全ては神の思し召し。

それを聞いたアンは大人になるべき時が来たことに違和感を
覚える。そして神は私を大人と思うはずはないと否定する。
しかしマリラはこれからは木綿の布を下着に取り詰めるのだ
と語る。洗濯の方法も教えるが、毎月たったの数日だと
いうマリラ。アンは折角全てが上手く動き始めたのに何故
なのかと語る。

マシューがやってくるが、マリラが追い払う。

アンに対してマリラは落ち着くように告げ、そんなに嫌なら
ば学校を休めば良いという。しかしアンは時間を無駄にした
くないとし勉強の方がやっと追いついたのに遅れるのは
嫌だという。自分で決めるようマリラは語る。

・翌朝

外は雪だった。
ギルバードは父・ジョン(Wayne Best)のベッドルームに
食事を持っていくと、もうすぐキンカノン(Catherine McNally)
が来ることを語る。そんなジョンは息子に早く学校に行く
よう告げる。
学校に行こうとすると外でキンカノンとすれ違う。
彼女に給料は今週中に払うと語る。

●カスバート家

マリラはレイチェルにアンの昨日の出来事を語る。
アンはまるでシェイクスピアのようだったとし、マシュー
は朝食前に出たきりだという。レイチェルは一週間は大変
ねというとマリラはお宅に来たら何か食べさせてあげてと
頼む。レイチェルは生理なんて嫌だとし妊娠している方が
マシだったという。それを聞いたマリラはだから子沢山
なのねと笑う。

●学校

みんな女生徒は生理のことを語る。
ジョーシーは3ヶ月前に来たとし大人になった気分だという。
これからは男子も敬ってくれるというと、アンは男子には
分かるのか?と問う。そうじゃない事に気がつくハズだとし
男子から大人扱いされることと体のことを指しては
“胸が膨らんできた”と期待を語る。しかしアンは全然だと
語る。ダイアンとティリーは昨年。
ダイアナはお父さんがエスコートしてくれるようになった
とし髪の毛を結い上げるのが楽しみだという。
ルビーはまだだと言うと私は大人ではないと悲観する。
アンは代わって欲しいくらいだとし面倒だという。ティリー
は人には知られてはダメだとし生理は恥ずかしいことだと
いう。ダイアナもまた口に出すことではないという。
アンは何故恥ずかしいことなのか理由が分からなかった。
マリラは神様のおぼし召しだとし赤ちゃんを産めるように
なったということだと言っていたがどうして恥なのか。
ダイアナは秘密は秘密でありそういうものだと語る。
男子にもこういう面倒があるのか?というアンにダイアナは
悩みは有るハズだという。しかし彼らがくだらない遊びを
しているのを見たジョーシーは救いようも無い馬鹿たちだ
と語る。初めて生理が来たときには学校を休んだという。
アクシデントが嫌だからだというティリー。何年か前にいた
のだとし服に血が染み出た子が・・と。

■感想

アンに初めての生理が訪れる。
12歳の女の子の物語なので、やはりこの話題も欠かせない
ところがあるのか。この時代はどのようにして対応していた
のか気になるけれど、やはり子供か大人の判断に生理
はその一つとなったところがあるという事だね。

周りの人たちからの扱い方は目に見えて代わっていくのか。

こういうのは当時の教会ではわざわざ知らせたりするのだ
ろうか? 着ていく服を気にしていたアンの光景があり、
マシューが気を利かせてドレスを買いに行くとそこで
サイドストーリーが発動する。元々はダイアナをお茶会に
招待する為のドレスなのかな。

日本では、初潮にお赤飯が・・なんて言われていたけれど、
今でもそういう風習・風潮が残っているのかはともかく、
女性ならあまり男性には知られたくないだろうし、少なくと
も12歳くらいの男の子は好きでも嫌いでも女性にちょっかい
を出したくなるし、バカやって変な所で頑張るところがある
のでどの国でも似たようなものなのだろう。

胸が膨らむという表現は、今回体の変化と同時に大人になっ
て今まで出来なかったことへの期待感も込めて語られて
いた。
大人の楽しみの一つはアルコールだという人は確実にいる
ハズで、それがワインだったなんて事も有るのだろうが、
不幸にも今回はそれがネックとなってしまった。

■アンのライバル

アンのライバルは同性かなと思ったけど、ギルバート
がそれに該当するのかな。

授業では単語の綴りとか、土地の問題が出題されていた。

「プレーリーを含む地域を答えろ」

アサバスカ、アルバータ、サスカチュワン、アシニポイア

「大西洋に接する州を答えろ」

単語の綴りでは勝利したアンだが地形はまだ覚えていない
みたいだ。

大西洋に接するのはニューブランズウィック、ノバスコ
シア、PEI(プリンスエドワードアイランド)。

「にっこりとのんびり、ピンクの花を眺める」の語呂合わせ
だというギルバート。

■マリラの気遣い

アンは初めての生理で苛立ち。食欲も無く食事を前にしても
何も口にしようとしない。
気分が悪いので部屋に戻って休もうとする。

そんなアンに対して、ダイアナとお茶をしたいなら招待
しても良いと言われる。

大人のお茶会に至福の瞬間。出来れば着飾ってダイアナを
招待したいとするも服がない。なんとか膨らんだ袖のもの
を付け足して欲しいがお堅い節約主義のマリラもそこまで
気が回らない。

私はこのエピソードをアニメ版で覚えていたので木イチゴの
ジュースを捜すアンがヤバイことになることはある程度
想像していた。

■マシューの気遣い

マシューはマリラが気を使わないので代わりに町まで出て
行き、アンの為に服をグレードアップさせようとする。
当初店に入ったときには無口なマシューは何も言えずに
店員のヴィヴィアン(Nicolette Pearse)に顔合わせした
だけだった。

外に出るとコブラー夫婦によって声を掛けられて言われる
ままにブーツを買わされるという。

そしてその後に再び洋服店を訪れるとそこで運命的な出会い
が有った。ジェニー(Brenda Bazinet)という気品のある女性。
マシューとは訳ありの関係のようだったが、彼女のお陰で
取りあえず求めている服の形を会話で完成させていく。

アンは髪の毛が赤で木や花と戯れるのが好き。ロマンチック
な憧れをもっている。そして服の憧れは袖の形にある
という。空気が入っていて広がっているようなもの。
パフスリーブだろうと。そして形は最新のオゥクゥラン。

ジェニーとの関係は回想シーンに見る学生時代に遡る。
彼女がボタンを集めていることを知り、マシューは静かに
自分のボタンを与えていたようだ。日本でも学生時代には
好きな相手・憧れの相手の学ランの第二ボタンをもらうと
いう習慣はある。私も自慢では無いが学生時代のボタンは
全部取られた(笑) 第二ボタンをあげた相手は今でも持って
いるのか、それとも当時は何であんなものに固執していた
のかとして不要物だと捨てられてしまったのか気になる。

・マシューが未婚な訳

ドラマでは終盤にマイケルのことを口にしていた。
元々彼らは三兄妹だったのかな。
そしてマイケルはこの時期に亡くなっている。

■たった一つのミス

アンはダイアナにイチゴジュースを出したつもりだったが
赤スグリのワインを出してしまった。
話を聞くと何故アルコールがあるのかとしていたけど、
禁酒法時代なのか、それとも宗教的な何かが関係している
のか。薬用に残してあったが牧師に注意された時に捨てた
と思って居たらしい。

ワインを飲んだダイアナとアンは良い気分になってしまう。
舞踏会にいく光景を想像しては楽しんでいたようだった。

「夢から目覚めて、星が汝を待つわ。騒がしい真昼は
月明かりで消された」

(これって何かの曲のリズムで歌っていたよな)

ダイアナの母・エリザが娘を迎えに来た際にそんな酔った
状態だったのでアンは娘の友達には不適格の烙印を押した。
初回辺りでエリザは娘の友達にふさわしいかどうかを
精査していたが・・結局永遠の絶交とされてしまう。
またしてもアンはベッドで涙する夜を過ごす羽目になる。

・病気の人が多い?

マシューは町まで買い物に行っていたが帰りに胸を押さえる
光景がある。心臓が悪いとは聞いていたけど、冬の屋外や
馬から落下しただけで命を落とす可能性も高い。

またギルバートの父・ジョンもかなり容体が悪そうだった。
彼からアンの話は聞いていると言っていた。
洋服屋のジェニーもまたアンのことは耳に入っていたよう
だけど、彼女の方からはマシューの元に会いには行かない
のだろうか?

そしてカスバート家のマイケルは写真に写っているが既に
亡くなっている。それが結婚を逃す原因になったのか。

・永遠の近い

なんとも宗教に近いところがあったね。互いの髪の毛を
永遠の親友の証として持っていた。誰かと出会っても幼き
日の友を忘れない為のもので、ダイアナはもう親友は
作らないことを語る。

またそこで「心から愛している」という言葉を聞くことに
なったアン。愛されることを知らなかった彼女にとって
ここのところ愛情に満ちあふれている。

心の友という刺繍を作っていた。

最後に教会にいくアンにマシューからのプレゼント。
とても綺麗なドレスだったね。

こうしてアンは大人の階段を上っていく。

■使用された曲

・Ahead By A Century by The Tragically Hip
・Forbidden to Fraternize by Ari Posner, Amin Bhatia

■出演者

アン・シャーリー (Amybeth McNulty) 13歳、孤児
マリラ・カスバート (Geraldine James) 妹
マシュー・カスバート (R.H. Thomson) 兄、牧場主
ダイアナ・バリー (Dalila Bela) アンの親友
レイチェル・リンド (Corrine Koslo) カスバート家のお隣
トーマス・リンド (Philip Williams) マリラの友人・隣人
ジェリー・ベイナード (Aymeric Jett Montaz) カスバート家の農場のお手伝い

ギルバート・ブライス (Lucas Jade Zumann) 生徒・イケメン
ルビー・ギリス (Kyla Matthews) 生徒
ジョーシー・パイ (Miranda McKeon) 生徒・美形
トーマス・リンド (Philip Williams) マリラの友人・隣人
ジェリー・ベイナード (Aymeric Jett Montaz) カスバート家の農場のお手伝い
Mr.ウィリアム・バリー (Jonathan Holmes) 地元の金持ち
Mrs.エリザ・バリー (Helen Johns) アンの見極め
ジョン・ブライス (Wayne Best) ギルバートの父・病気
ジェーン・アンドリュース (Lia Pappas-Kemps) アンと同級生
ビリー・アンドリュース (Christian Martyn) 意地悪な生徒
プリシー・アンドリュース (Ella Jonas Farlinger) 長女
ティリー・ボルター (Glenna Walters) 生徒・太め
チャーリー・スローン (Jacob Horsley) 生徒・イケメン
ムーディ・スパージョン (Jacob Ursomarzo) 生徒・チャーリーの友
Mr.フィリップス (Stephen Tracey) 先生、プリシーと関係が?
(Kyle Meagher) ビリーの友達
(Daimen Landori-Hoffman) ビリーの友達
キンカノン (Catherine McNally) ジョンの世話
コブラー・オグラディ (Stephen Jackson) シューズ&ブーツの店
Mrs.オグラディ (Shannon McDonough) コブラーの妻
ヴィヴィアン (Nicolette Pearse) ジェニーの店の店員
若い頃のマシュー (Gabriel Grennan) ジェニーを好き?
若い頃のジェニー (Anna Claire Bartlam) マシューを好き?
ジェニーの友達 (Kira Gelineau) 学校にて
ジェニー (Brenda Bazinet) ファッション店”La Rue Anber”

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