[E] アンと言う名の少女 第8話 今年よさようなら、来年よこんにちは。

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アンと言う名の少女
(Anne aka ANNE WITH AN”E”)
Marvin Moore (c) 2017 Northwood Anne Inc.

https://www.nhk.jp/p/anne/ts/37R5MJZ1WZ/

脚本/Moira Walley-Beckett
監督/Amanda Tapping

第8話 あなたがいてこそ我が家 Wherever You Are Is My Home

【ストーリー】

●アヴォンリーの学校

子供たちは歌の練習をしたり、飾り付けの準備をする。
アンはムーディと共に飾り付けの仕上がりに思わず、
「結晶の形は全て違うと聞いた。そうなら慰めにもなる」
と呟く。

ジョーシーは友達たちと会話する。
話の中心は銀行支店長の叔父から聞いたカスバート家の
財政事情だった。カスバート家は困窮者であるという。

「雪は神の許しを示す。だから醜いものを白く包み込んで
美しくする。」

ダイアナはジョーシーの話を聞いてアンの名を出したので
アンの耳にも入ってくる。困窮者とは金を稼ぐことの出来
ない貧しい年寄りのことだというジョーシーに、それを
否定する。しかしジョーシーはカスバートは農場を抵当に
入れたのだとし、アンはその事実を聞かされていないことに
同情する。アンは嘘だとして激怒。しかしジョーシーは
事実を言っただけなのに何故怒られなければならないのか
と語り、孤児院に戻されるとか聞いていないのかとアンに
嫌な口をたたく。

アンたちの歌の練習の番になるがいたたまれなくなり学校を
飛び出して自宅に戻ろうとする。ダイアナも駆け寄ると
大丈夫だから落ち着くよう告げ、まずは確かめようという。
アンは家族・・そして自宅をようやく持てたのにと嘆くが、
自分がグリーンゲーブルズを守らなければならないと感じる。

●カスバート家

マシューはマリラに銀行から借金したことを告げる。
しかもこのグリーンゲーブルズの農園を抵当に入れてのこと。
それを聞いたマリラは混乱に満ちてマシューに憤怒する。
何故相談してくれなかったのか。
するとマシューは突然最悪の事態が起きたのだという。
作物を失い収入が無いのだという。作物を積んだ船が沈没
したとのことだった。
これはアンの将来も関係あることだという。
そこで融資を受けて必要なものを購入したのだという。

激怒して話をさせてくれないマリラにマシューも激怒し
ちゃんと話を聞いてくれと語る。マシューの計画では
春と秋に十分収穫は得られるようにする為に、ジャガイモ
意外に二種類の作物を植えるという。しかしマリラはその
年齢で仕事量を増やすのかと語る。
ムリしないで欲しいのだというマリラ。マシューは大丈夫
だとするが、そこで突然倒れてしまう。

医者(David Kirby)がやってきてマシューの容体を診る。
心臓発作・・原因は冠動脈血栓症とのこと。命があって幸い
だとし、しかし危険な状態に変わりが無い。回復までには
時間がかかるという。仕事を休んで精神的負担を減らすよう
告げる。

■感想

シーズン1の最終話。
前話の時にも言及したけどNHKの報道の延長によって今回は
ダダーンっとNETFLIXで視聴した。NETFLIXだと全7話構成で
NHKの放送に比べると一話少ない。日本で発売される海外
音楽アーティストのCD特別版みたいな事が起きているのか!?
ってそんな訳はなく、1話が1時間半くらいだったので、そこで
分割し、放送枠を日本に合わせて8話構成にした格好だ。
まぁよくあること。

最終話はクリスマスシーズン、そして最後は新年が明けて
次のシーズンへの予告編的衝撃の展開を用意した。

この年はアンにとってもカスバート家にとっても激動の年
だった。
良いこともあれば悪いこともあった。

新たな出会いというのはとても気分が良いもの。
アンにはカスバート家の家族が出来たのだけど、それ以外
にもダイアナというソウルブラザーのような人物が出来た
し、ジェリーにしてもジョセフィンにしてもギルバートに
しても性別や年齢を超えた関係が出来つつあった。

全ての中心は勿論アンの存在にあるけれど、短い期間であれ
三人家族になった事に三人全ての人が特別な贈り物を
もらった気分になったことだろう。

贈り物といえば、マリラにはジョーという人物、
そしてマシューにはジェニーという人物と恋愛して結婚する
可能性は有った。しかし不幸にもそれは成就せずにその時の
思い出の過去がそれぞれに描かれるエピソードがこのシーズン
では行われた。

さて今回は大別すると2つの流れで構成される。

カスバート家の財政問題とアンのライバルであるブライス家
の父親の死。

ここの所財政的には厳しい時代の事とは言え、辛い出来事が
増えている。

・ルビーの家が火災
・ミニー・メイの呼吸困難
・ジョーの死

ギリス家の時にはみんなで力を合わせて家を建て直していた
けど、カスバート家のピンチには何故手を貸してくれないの
か。

■カスバート家の財政問題

マシューの農場で作った作物を積んだ船が沈んだようだ。
カーモディ銀行で融資してもらっていた。
話を聞くと船の名前を聞いていたので、マシューの愛してい
た彼女も乗っているのかと思って勘違いするような書き込み
をしてしまいましたが、シンプルに保険のかけていない
作物を本土に売りに出して、その課程で船が沈み無収入に
なった様子。
ただこう言ってはなんだけど、作物を手放した時点で収入
は入ってこないものなのか?売れてナンボって感じのもの
だったのか。

融資の条件に農場を抵当に入れた。
マシューの計画ではじゃがいも以外に二つの作物を作って
売る為に色々と必要なものを購入したらしい。
当然苗も購入しなければならないからね。

悲しいがジェリーも解雇しなければならず、給金の為に
牛を売るとのこと。

一連の大事な計画をマリラに言わなかったので二人の関係が
一時険悪になったが、マシューは心臓が悪かったのでここに
来て倒れてしまう。冠動脈血栓症。現代なら治せるけど
当時はムリだろうな。後に分かるがマシューは自殺して
生命保険で二人を助けようとする。「銃」を手にした時には
驚いたが、この銃は後々あの強盗二人との絡みで活用する
時が来るのではないかと想像に難くはない。

マリラは意固地にもカスバート家は施しは受けないとして
人に助けを求めることを拒む。
レイチェルは学校/教会に行きカスバート家の事情を話して
助けようと語る。

・アンの活躍

・銀行
ここに来てもアンが活躍することになる。
まず何よりもアンは数字に強い。返済利率などの計算を
するとかなり厳しい。そこで借金は家財を全て売ってでも
して返済しようとする。
銀行員は元々マシューの収穫を見込んで貸したというが
返せないことを知って貸したのだろうな。あのジョーシー
の叔父だと言っていたし、個人情報なのに勝手に流出させ
ているし、信用出来ない銀行だ。

・質屋
質屋ではアンは色々と王室関係の物品だとして品物に箔を付
けようとしていたけど、流石に胡散臭い主張だった。
あの説得で信じる人なんて居るのかな。

・洋服店
アンは先日マシューに作ってもらった服を売りに出す。
その服店はマシューと関係が深いジェニーの店。
アンの事はこれまで話でしかしてこなかったけど、服を
見て赤毛の女性とみればアンだと気がつくよね。
アンはジェニーに全ての事情を語ると、普段よりも多くの金
で買い取ってくれたみたいだ。

・牛を売る
これはジェリーが売ったことだけど、その流れを強盗の二人
のネイトとダンロップが見ていてジェリーを殴り飛ばして
金を奪ってしまった。その二人が後にカスバート家の下宿人
となるというのだから怖い流れだ。

・ジョセフィン
ジェリーと共に彼女の家にいったアン。
彼女の家はとても豪華な屋敷だった。
援助したいとするジョセフィン。
そこで彼女はジョージ・エリオットという本をプレゼント
する。メアリー・アン・エバンズという実名の女性のもの。
ジョセフィンは、この本の中に大金を隠し入れて渡して
くれたが、その際に・・

「いつかあなたが本名で本を出せるのを祈っている」

としていることから、アンの活躍に対する先行投資の意味も
含まれていたのかも。

■ブライス家の事情

この家は父のジョーと息子のギルバートしか居ないのかな。
何時亡くなってもおかしくないような状況だったし、ギルバ
ートは父親の為に学校も休んでいた。

亡くなった後、暫くはギルバートの様子がおかしかった。
アンが慰めようとするがどうもチグハグ。
しかしギルバートと喧嘩して暫く会っていなかったが、
偶然にも街で再会する。彼は港で働いていて、そして船で
雇ってもらって世界を見て回りたい様だ。その後に農場を
するかどうかを決めたいとのこと。

■気遣う人たち

ジェニーのことをマリラも知っていたのね。
マリラは金を返そうとしていたけれど、その際ジェニー
からアドバイスをもらう。

「突然家族を失う苦しさをあなたは知っているはず。
アンは既に多くのものを失った。初めて手に入れた家族だ」

それを守るためにも信念とも家族の家訓とも言えるものを
マリラは折れることになった。

そしてトドメとして
「愛は施しではない」
とするジョセフィンのメッセージ入りの本。

■使用された曲

・Ahead By A Century by The Tragically Hip

■出演者

アン・シャーリー (Amybeth McNulty) 13歳、孤児
マリラ・カスバート (Geraldine James) 妹
マシュー・カスバート (R.H. Thomson) 兄、牧場主
ダイアナ・バリー (Dalila Bela) アンの親友
レイチェル・リンド (Corrine Koslo) カスバート家のお隣
トーマス・リンド (Philip Williams) マリラの友人・隣人
ジェリー・ベイナード (Aymeric Jett Montaz) カスバート家の農場のお手伝い

ギルバート・ブライス (Lucas Jade Zumann) 生徒・イケメン
ルビー・ギリス (Kyla Matthews) 生徒
ジョーシー・パイ (Miranda McKeon) 生徒・美形
トーマス・リンド (Philip Williams) マリラの友人・隣人
ジェリー・ベイナード (Aymeric Jett Montaz) カスバート家の農場のお手伝い
Mr.ウィリアム・バリー (Jonathan Holmes) 地元の金持ち
Mrs.エリザ・バリー (Helen Johns) アンの見極め
ジョン・ブライス (Wayne Best) ギルバートの父・病気
ジェーン・アンドリュース (Lia Pappas-Kemps) アンと同級生
ビリー・アンドリュース (Christian Martyn) 意地悪な生徒
プリシー・アンドリュース (Ella Jonas Farlinger) 長女
ティリー・ボルター (Glenna Walters) 生徒・太め
チャーリー・スローン (Jacob Horsley) 生徒・イケメン
ムーディ・スパージョン (Jacob Ursomarzo) 生徒・チャーリーの友
ジョセフィン・バリー (Deborah Grover) ダイアナの叔母
(Daniel Kash) 質屋、ジョーシーの叔父
ネイト (Taras Lavren) 泥棒、イケメンの方
Mr.ダンロップ (Shane Carty) 泥棒
(David Kirby) 医者
(Neil Foster) 銀行員
(Brian Tree) 牧師
Missロジャーソン (Margaret Lamarre)
ローリングス (Kent Staines) ジョセフィン家の執事
(Tanya Bevan) 婦人
(Moira Walley-Beckett) ブロンドの婦人
メアリー・ジョー (Katelyn Wells) バリー家のお手伝い
(Emily Roman) Anne ‘Double’
ジェニー (Brenda Bazinet) ファッション店”La Rue Anber”

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