DOC(ドック) あすへのカルテ
(DOC – NELLE TUE MANI)
制作:2020年 イタリア、Lux Vide、Rai Fiction
原作:Pierangelo Sapegno、Pierdante Piccioni
https://www.nhk.jp/p/doc-karte/ts/WL5QPY99G7/
第2話 踏み出す勇気 Selfie
脚本/Francesco Arlanch、Viola Rispoli
監督/Jan Michelini
【STORY】
アンドレアは患者の遺族によって頭を撃たれ、命は助かるものの
逆行性健忘症の症例により12年間分の記憶が抜け落ちる。
・イタリア郊外
二人の男リヴィオ(Gioele Airini)とヤコポ(Davide Calgaro)は
Milano Potra Garibaldi近くの都市開発中の夜の道を
二人の警備員によって追いかけられる。リュックを投げ捨て
警備員が通り過ぎるのを待つ。そしてヤコポはリュックを取りに
いく。リヴィオはこれで金がたんまりだというが、ヤコポは突然
発作を起こして少しずつ意識を失っていく。
“モニカ”・・・”御免、父さん”。
リヴィオはパニクり公道で手を振り助けを求める。
■アンブロシアーノ総合病院 / Policlimco Ambrosiano
看護師長のテレーザは、アンドレアに対して移動する準備が
出来たか病室にやってくる。しかしベッドに彼の姿がなく、急いで
病院長のアニェーゼに電話する。
病院ではアンドレアがテレビに出演した時の映像を繰り返し流して
いた。
「腫瘍を患う人が増えたのではないか」という風潮に関する
インタビュワーに対する答えを述べる。
「確かに人数的には増えたが平均寿命が延びている事や治療法の
進歩で長く生きられるようになった現実」を語っていた。
「過度の心配は無用だが予防には積極的に取り組むべきであり
日常生活では衛生に気をつけ定期的な健康診断を・・」
アンドレアはそれが本当に自分の姿なのか困惑し駆けつけてやって
来たアニェーゼに尋ねる。
「僕は何なんだ?」「医長よ、大学教授であり国際学会のメンバー」
あまりに偉そうな姿に何故止めなかったのか尋ねる。
病院に戻りましょうというアニェーゼに対して、ここに居ても何も
解決しないという。退院には早すぎるというが、彼は
「僕の気持ちが分かるか?」
「僕がこうだと思って居る自分はここにいる僕とは違う」
「朝は妻と朝食をとって子供たちを学校に送る妻を見て
“好きでたまらない気持ちになる”」
今の自分が分からないのでここから出てどうやってアイツになった
のか理解しなければならないと。
・エンリコが来る
戻って治療することを告げる。医師同士で話そうという彼に対して
僕はもう医者を出来ないのは知っているだろうという。
「大事なのは精神の安定。今ここを出れば崩壊するかも知れない」
「アニェーゼやカロリーナの為だ。悲しめたいのか?」
そう言われてジュリアが面倒を見る。明日には内科に移るのだと
いうと、そういう彼女に対して、
「僕と知り合いなのか?」
と問う。
「私はジョルダーノ、あなたの助手だった」
君を余程高く買っていたんだなと言うと”だったの”だなんて言葉
を使う間柄であること。医長と助手ならば普通は敬語だろうと
いう。評価してもらってた訳では無く堅苦しいのが苦手だった
という。
アンドレアは
「あの映像は消してくれとし、今度見たらぶっ壊す」
あの人は変わったというアニェーゼ。前頭前野の外傷により抑制
が利かなくなっている・・つまり正直に物事を話すようになった。
予測不可能で怖いというエンリコ。
・医長室
アンドレアの代わりに医長になったマルコはある人に電話する。
「彼の記憶が戻れば終わりだ。私だけでなく君らも・・全部知られた」
そんなマルコに対してイレーネ(Maria Rosaria Russo)は落ち着く
よう告げる。
「そんなことだからいつもアンドレアに負けるのよ」
という彼女はマルコの妻だった。
理事会に話しては為だとしあなた一人で何とかするしかないとし
医長であり患者の命はあなたの手にあるので方法は有るハズだと
語る彼女。
●病棟へ
教授への視線が突き刺さり本人もそれに気がつく。
ジュリアはアンドレアに対して研修医と改めて顔合わせさせる。
ガブリエル、エリーザ、アルバ、リッカルド。
そんな彼らにアンドレアは語る。
「僕が嫌いだろう?そこで朗報だ。長居はしない」。
アンドレアはテレーザに対して君が看護師長とは驚いたことを
語る。院長と寝てのし上がった訳では無いという。
君の実力だとしてアンドレアは彼女に頼みを告げる。
本や新聞、DVDを用意して欲しいとし、空白を埋めたいことを語る。
最早DVDは難しいかも知れないが他は用意出来ると語る。
・マルコが来る
アンドレアに医長として挨拶にくる。
こんな形でなりたくはなかったという彼。アンドレアはそんな彼に
ハグをし、良かったじゃないかとして声を掛ける。
僕の”牢屋”は何処にあるのかと問うと、入れ違うようにして
車椅子の患者(Pierdante Piccioni)がナースに押されて出てくる。
病室は個室では無く大部屋に通される。
そこでは娘のカロリーナが色々と荷物を持ってきていた。
ジュリアは気を使って親子二人きりにする。
パパのマンションに立ち寄り着替えを持ってきたという娘の言葉に
驚く。今は家にはママが住んでいてパパはマンションに住んでいる
のだという。カロリーナはどこに住んでいるのか尋ねると、
大学の友達とアパートをシェアしているという。
大学での専攻は何かを尋ねると”医学部”だった。
パパには散々反対されたという事を聞くと、アンドレアは
どんなパパか知らないがきっとバカだったんだという。
●院長室
カロリーナはエンリコとアニェーゼに対して、父から他のことを
聞かれたらなんて答えれば良いのかを問う。可能な限りは肯定して
残りは私かエンリコから話すと言ってくれという。しかし偶然知っ
たらマズイのではないか?。一歩ずつ・・他に選択肢はないという。
母は娘に近いウチ夕食でも食べに来ないかと声を掛ける。
あれから二人でゆっくりと話せていないこと。しかし娘は試験が
あるので空いている時が有れば連絡すると言葉を濁す。
エンリコはアニェーゼに、今度アンドレアに真実を話すかどうか
決めるのは君だぞと語る。一生知らない方が良いとするが・・
●大部屋の病室
エリーザはアンドレアに朝の挨拶をする中、同室の患者さんが
来た事を語る。
患者 : ヤコポ(22番)17歳の青年。
症状 : 過性脳虚血発作を起こしたと思われる。
備考 : 家族に心臓疾患は居ない。体温37.9度、血液検査の結果
も出ていた。
患者に今の気分を聞くジュリア。
少し頭が痛い。酒は飲むか?時々ビールを飲む程度。
薬物は?やらない。友達は嘘をついていないか?友達が言うには
倒れる前に意味不明な言葉を呟いていたという。倒れる前には
何をしていたのか?覚えていないのでブラブラしていたのだろう
とし、風邪かインフルエンザなのではないかと自己診断をする。
「原因が分からず治療をしないまま次の発作が起きたら麻痺が
残るか死ぬか・・あなたの見立ては要らない。私が医者であなたは
患者。私が決め手あなたが従う」
とジュリアはベッドでのアンドレアの視線を気にしつつそう語る。
■感想
主人公で医師のアンドレアは患者の遺族に頭を撃たれたことにより、
命こそ助かったものの12年間の記憶はすっかりとそげ落ちてしまう。
その空白の時間の中で自分に起きたことは何だったのかを手探り
で情報を集めていく。
別の角度から自分のことを眺める機会に恵まれて、この12年の間に
変わったこと。自分や周囲の環境というものを調べて見たり時に人
とのふれあいの中からそれを知ったりして、何がどうなっているのか
を試行錯誤の上で整合性を図っていく。
この主人公は自分が思い描く人生設計、家庭・家族の居る光景を
持ち、仕事での地位を確立するというその全てを手に入れていたの
だろう。
それはごく当たり前のものにも思えるし、その当たり前を手にする
のが現代では難しい世の中なので贅沢な感じに見える。
私生活では家庭・家族との関係と状況、仕事の面では医師として
どのような成長を見せているのか。
ドラマでは時間の問題で全ての事実がアンドレアに伝わるだろう
けど、タイミングがどうなのかだよね。
夫婦と娘と疎遠になってしまっているが、元々好きだった人物故に
また元の関係には戻ったりするのだろうか?
気になるのは娘のカロリーナも医者の道を目指しているけど、
両親とは距離を置いているよね。
●私生活の一面
真っ先に気になるのは医師としての地位よりも、主人公の私生活
周りのことだ。
視聴者はこの家庭が壊れてしまった流れの中に、長男の死が要因
だと想像しているが、まだ彼の中で時折訪れる回想シーンは、
その直接のシーンは無く、息子の存在は記憶を失う中での彼の混乱
する精神を制御する役割を果たしている。ただでさえ前頭前野の
外傷により抑制の利かなくなっている彼のことだ。その12年の記憶を
取り戻す事で、息子の死を改めて知り、人生に於いて二度悲しむ
ハメになる。
・主人公の人生の段階
主人公は短期間の中で幾つかの大きな段階を踏んでいて、その都度
性格的なものが変わってしまっている。
忘れられがちな事だが、現状この主人公の身に降りかかる大きな
転機によってその都度性格ががらりと変わっている。
元々あった性格は医師としての使命感や家族を愛する優しさを持つ
人物だった。妻を愛し、息子たちと遊ぶ姿が有ったが、やや気になる
ことは娘との関係は意外と幼少期の段階から息子に比べて愛情に
差が感じること。
今でも彼女は生きているので回想シーンの中では大きく扱われない
だけなのだろうか。
第二段階は、医長になった後のこと。
医長になった時点では彼は妻子にそのことを話して人生の喜びを
シェアしようと考えて居た。
この段階では性格的には穏やかだったのではないかと推察する
が、子供が亡くなったことによって彼の精神的な状況に応じて
性格的なものにも影響を与えている。医師としての厳しさは、
患者や医療従事者に向けて現れ、色々と厳格さを持つようになる。
皮肉にもその当時どのような医師だったのかは助手であるジュリア
の言動を見ていくとその性格のいったんを知ることが出来る。
少し残念なのは記憶を失う前の性格がそれ程悪い人物として描かれ
ていない気がするので、ギャップが生み出す楽しさに舌鼓を打つと
言った楽しみが若干薄いのが気になる。
また変わったものは自分だけでなく家族や同僚医師などもそうなの
だけど、やはりこの世の中で変化に富んでいるのはテクノロジー
ではないかな。それ故にタブレットやDVDのことを引き合いに
出したりするが、この手のジェネレーションのギャップはもっと
長いスパンでタイムスリップしたような内容のドラマ・映画に用い
られる。
そして現在の彼の段階は、以上のことを踏まえた上で、自己診察・
診断できるような自分が自分ではない状況であることだ。
自分を冷静かつひいき目に評価するのは難しいことだが、彼は
記憶を失った頃の自分に対して厳しい視線を投げかける。
●記憶に封じられたもう一つの問題
視聴者は既に目にしているものだが、銃弾を撃たれるに至る原因と
なった青年の死は、現在アンドレアが居たであろう地位に座る
マルコが処方のミスにより死なせてしまった事実が分かっていた
ことだ。
アンドレアはマルコが資料室で書類を持ち出そうとした際に、
「ミスは誰にでもある」として彼を庇おうとしたことがある。
その時の医療過誤証拠が記憶以外に書類として残っていたが、
それが何処にあるのか分からない点。
当時の携帯などにもパスワードがかかり開けることが出来ずに
いる。
●人間関係・各々のキャラクター
2話になって少しずつキャラクターがどんな立ち位置なのか
分かりつつある。
・マルコの家族
一番驚いたのはマルコにはイレーネという妻が居て、アンドレア
と同じくレベッカRebeccaという娘とニコラNicholasという息子が居る。
現在はどうなっているのか分からないけど、イタリアでは夫婦間で
産まれた子供は父親の名字を使い、夫婦自体は別姓であることが多い。
そして結婚も正式に籍を入れず事実婚という形も多いとか。
昔フランス人に嫁いだ国民的美少女・ゴクミこと後藤久美子さんは
ジャン・アレジさんとの間で籍は入れないけどフランスはそういう
事らしいとF-1の番組で聞いたことがある。
・外科医ファブリツィアと研修医アルバの関係
まさかこの二人が親子関係にあるとは思わなかった。
今回のアルバは食中毒で溢れる患者を捌ききれず、全員に検査を
行おうとして失格の烙印を押されそうになる。
この二人の間にも何か問題があるようで母親の発言の中には、
「私を罰しているつもり?」
とのこと。
■患者
●ヤコポ (22番)
アンドレアと同部屋になった若者。現在17歳。
何らかの悪さをして警備員に追いかけられる冒頭の映像から始まり
発作で倒れた人物。
過性脳虚血発作を起こして倒れて運ばれる。
家族に心臓疾患のものは無し。
熱は少し高い37.9度。
血液検査は
友達の話によると倒れる前に意味不明な言葉を呟いた。
動脈炎かと思い生検しようとすると出血が止まらない。
血小板の減少。
病院食が本当に不味そう(笑)。
アンドレアに調理師のイネスの元に連れて行かれてカルボナーラ
を作ってもらう。
奇しくもこの行動が二人の間の距離を縮めた格好で、色々と話
をすることが出来るようになる。
しかし食事をしている間に興奮し始め、鎮静剤を打つことになる。
脳への血流の減少。ヤコポの母も駆けつける。
血小板数は45000。虚血に偏頭痛に発熱。
「肝炎シャーガス病、単核症」
以上の可能性に言及しコルチゾンの投与をすべきかどうかの選択
がある。しかしもっと慎重な内診が必要であること。
その間広域抗菌薬を打つ。
鎮静剤で寝ている間にアンドレアは彼の携帯の指紋認証を解除して
中に収められている写真を見る。SNSに投稿している数々の画像や
動画。しかも覆面姿で行っている。
彼は広告収入の為にSNSにクレイジーな写真を掲載してアクセスを
稼いで金を得ていた。
クレイジーな事をしている限り、恐怖を抑える必要があるので
何らかの薬物を使用を疑う。アンフェタミン?コカイン?
広域抗菌薬では治らず・・
彼が産科医に行き恋人モニカの出産を見守った後に倒れる。
腎臓が弱っている。コルチゾンを投与していれば良かったので
はないか。
アンドレアが退院した後に産まれた際に自撮りした画像を
タブレットで見ていると画像の中に影が見える。
「血栓性紫斑病/モシュコビッツ症候群」
血漿交換により回復させる。
最終診断は、「血栓性血小板減少性紫斑病」。
●アンドレア (21番)
今回のアンドレアは経頭蓋直流電気刺激法(tdcs)での治療を行う。
脳の損傷によって睡眠と覚醒のリズムが逆転していること。
治療法は一日30分、電気ショック/2mmアンペアで、神経細胞の
再活性化を促すもの。
また脳検査を行い、色んな画像を見せてどの画像で一番反応する
か。脳のどの部位が反応するのかを調べる。
電気刺激で多少再活性化はしているが記憶は戻らない。
向精神薬を処方される。
●有名店のケーキ屋で食中毒
サルモネラ菌が入っていたようで食中毒が発生。
病院の入り口のホールには患者で溢れていた。
研修医のアルバとリッカルドに患者の対応が求められる。
しかしアルバではまるで対応出来ない。
・アニータはまるで関係がない病気。月に一度の定期検査。
・レオナルドは仮病。試験が有ったそうだ。
・アルフレードは食事目当てで来たホームレス。
ジュリアが一瞬に減らした。
翌日にも患者で溢れていてレナートに対応を求められる。
リッカルドは水を配って落ち着かせている間に仕事をする。
結果的には食中時ではなく、集団ヒステリーが起こしたものだ
った。
・アマーリアという患者
薬を渡して帰宅を求めようとしていたが、アルバは広範囲に痒み
の症状が出ていて、アルカリフォスファターゼ(ALP)の増加が
見られる。
胆道疾患か胆管炎か。
とても稀な病気で確率としては0.02%。しかし手遅れになれば肝臓
を失う。
検査の結果、「胆管炎」だった。
コルチビンの投与で回復傾向を見せる。
【その他】
・Pierdante Piccioniさん、ゲスト出演
原作者名を見ても分かる通り、彼はこのドラマのアンドレアの
キャラクターの原型ともなる人物。
1959年8月30日生まれで、医者、医療大学教授、コンサルタント
として活動。
彼が記憶を失ったのは2013年5月31日。
パヴィアの環状道路で事故に遭い昏睡状態に陥り、目覚めた時には
12年間の記憶を失っている。
・前に進む
同じ病室で仲良くなったヤコポは前向きに生活することになり
子供の父親となることを決心する。それに感化されたアンドレア。
前に進むと聞いてジュリアは関係を進展出来ると期待したが、
なんとアンドレアから絶望的な言葉を聞く。
「妻を取り戻す」
・マルコの複雑な心境
アンドレアとマルコの関係は決して悪くはなかったのではないかな。
意外と彼はアンドレアを病院から追い出すことに躊躇していた所
も有る。
しかし奥さんに言われて、退職・医師免許返納の書類にサインを
させられそうになる。今退職すれば障害者年金・月に4000ユーロ
と退職金10万ユーロ前後を出すとのこと。
2022年10月26日現在1ユーロは147円。
・SNSの写真
結局モニカと出産した際の自撮り映像をSNSに掲載するとバズる。
冒頭から出てきたヤコポの言動は不自然なくらい怪しく作って
あり、強盗でもしたのか、不正に金を得てきたのではないかと
思わせた。
【SOUNDTRACK】
・I’ll Find You in the Dark by Nico Bruno
・Need you right now by Nico Bruno
・Changed at all by Nico Bruno
【CAST】
アンドレア・ファンティ (Luca Argentero) 元内科医長
ジュリア・ジョルダーノ (Matilde Gioli) 医師、アンドレアの恋人
アニェーゼ・ティベリ (Sara Lazzaro) 外科医、元アンドレアの妻
マルコ・サルドーニ (Raffaele Esposito) 内科医長、秘密を持つ
エンリコ・サンドリ (Giovanni Scifoni) 精神科医
ロレンツォ・ラッザリーニ (Gianmarco Saurino) 内科医
リッカルド・ボンヴェーニャ (Pierpaolo Spollon) 医師、アンドレア慕う
アルバ・パトリツィ (Silvia Mazzieri) 研修医
エリーザ・ルッソ (Simona Tabasco) 研修医
ガブリエル・キダーネ (Alberto Boubakar Malanchino) 研修医
テレーザ・マラルディ (Elisa Di Eusanio) 看護師長
カロリーナ・ファンティ (Beatrice Grannò) アンドレアの娘
マッティア・ファンティ (Luca Morello) アンドレアの息子
若い頃のカロリーナ (Giulia Patrignani) 幼い頃
イレーネ・セラード (Maria Rosaria Russo) マルコの妻????
レナート (Luca Avagliano) 医師
ダリオ・コローラ (Alessandro Bandini) 研修医
ローザ (Daniela Duchi) 長髪の女性看護師
**エジーディオ・パヴェージ (Maurizio Fanin) 犯人
ファブリツィ・マルテッリ (Pia Lanciotti) 外科医長
(Pierdante Piccioni) 車椅子の患者 (スペシャルゲスト)
ヤコポ (Davide Calgaro) 倒れて運ばれる患者・17歳
リヴィオ (Gioele Airini) ヤコポの友達
イネス (Barbara Abbondanza) 調理師、息子のシモーネは結婚した
(Beatrice Cevolani) ヤコポの母
アニータ () 患者、定期検査をしている
レオナルド () 患者、少年
アルフレード () 患者、ホームレス
モニカ () ヤコポの恋人
ニコラ・ファンティ (Francesco Villano) マルコの息子
レベッカ・ファンティ () マルコの娘
ヴァレリア () レベッカの友達
アマーリア ()