DOC あすへのカルテ DOC – NELLE TUE MANI 第3話 夫婦 Niente di personale

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DOC(ドック) あすへのカルテ
(DOC – NELLE TUE MANI)
制作:2020年 イタリア
原作:Pierangelo Sapegno、Pierdante Piccioni

https://www.nhk.jp/p/doc-karte/ts/WL5QPY99G7/

第3話 夫婦 Niente di personale

脚本/Francesco Arlanch、Viola Rispoli
監督/Jan Michelini

【STORY】

・これまで・・

アンドレアは「私が医者であなたは患者、私が決めあなたが従う」
事を患者に語る。しかしアンドレアは遺族によって頭に銃弾を
受けて記憶が失われる。失われたのは12年間。逆行性健忘症の症
だというエンリコ。

■イタリア・ミラノ

・ミラノの大聖堂からアーケード街を通り劇場に行くサンドロ・
フェローニ (Marius Bizau)と妻のマルタ(Silvia Degrandi)。
妻は劇場に行く前に食事をしなくても平気なのかと夫に尋ねるが
そんなに食べたくないという夫。彼はロンドンとの行き来で
疲労しており、今回の話し合いによってロンドンに行く事は
無くなったことを語る。妻は降格したのか昇格したのか尋ねると、
そのどちらでもなく組織替えだという。
妻は夫が随分と汗をかいていることに気が付く。
疲れているだけ・・早く劇場に行きゆっくりしよう。
しかし歩こうとした時にサンドロは突然その場で嘔吐し、立って
居られず崩れ落ち、マルタは助けを求める。

・朝

アンドレアは町を練り歩く。
すぐ近くに青いベロタクシー(VELOTAXI)が走り、
「大麻ショップ/Mary’s Shop」が町中にあることに驚く。
(cannabis)

■アンブロシアーノ総合病院 / Policlimco Ambrosiano

院長のアニェーゼはアンドレアが今日から内科にやってくると
みんなに彼の待遇の説明をする。彼はもう医長ではないこと。自覚
させてもらう為にもみんな敬語を使うのは辞めてくれという。彼は
もう医者ではなくただの助手。勝手な行動は出来ない立場だ。
誰の手伝いをさせても良いが患者に関わらせないと語る。

ロレンツォは大助かりだという。
アニェーゼはいずれ話すがだいぶ先の話で私の責任でこの科に置く
が主導権は握らせないこと。患者と家族とは話させないよう医師
たちに告げる。元々患者・家族と話はしないというジュリア。
心配要らないのではないか・・すぐに回復する。
彼の状況を患者に知られないようにしないと万が一何かあれば
彼を働かせることで訴えられかねない。

マルコはそれなら復帰させない方が良いだろうとし、もう医者
ではないのだからリスクを背負う必要がない事を語る。
しかし彼は復帰する事で望みであり、彼の権利でもある。そして
彼にとって病院が”自宅以上に”家だったことを考えるとそう邪険に
扱えない。アニェーゼはジュリアに彼を監督し研修医の手伝いを
させてという。入院中にあの人と信頼関係が出来ていたみたい
だから・・と。仕事が記憶の何処かにあるからではないかと
いうジュリア。

テレーザは院長にそろそろアンドレアが来ると言いに来る。

・院長室

アニェーゼはアンドレアと今後について話し合う。
彼は現状病院でやれることはだいぶ限られていた。
残されたことはコピーを取ることとコーヒーを運ぶことだとして
アニェーゼにミルクと砂糖少々でねと。僕は前と変わらず医者だ
とし何も変わっていないので制限は不要だと語る。君もそう
思って居るのだろうとし君の考えは分かると語る。
しかしアニェーゼは自分が変わった事を告げる。

アンドレアは失望しつつ「大麻が合法になったのか」と尋ねる。
彼女は合法になったが有効成分は0.2%以下であることが条件である
こと。改めてアンドレアは別世界だという。
(0.2% of Active Ingredients)
更にアニェーゼは今はコーヒーはブラックよと語る。

・医局

テレーザは本日の研修医の割り当てをする。
ガブリエルとエリーザに23番に入院する患者ま担当。
エリーザは“記憶喪失の教授(Professor Amnesia)”の担当は?と問う。

そこにアンドレアがやってくる。
今のは聞かなかったことにするというとし、今後僕をそう呼んだら
マルコが黙っていないという。今の僕はもう教授ではないからな
という。するとテレーザは医者でもないとし、せいぜいドックDOC
じゃないかというと、テレーザはその呼び名は良いのではないかと
語る。ロッカーは2番だとし、そして制服を渡される。みんなで
アンドレアの面倒を見てと語る。

●サンドロの病室

エリーザはリッカルドに問診をやってくれとし、DOCはカルテを
更新してという。助手ならばそれで良いでしょと。

リッカルドは現在分かっている症状は「嘔吐」「発汗」「震え」
で間違いないかと患者に尋ねる。サンドロは単なる消化不良だとし
「妻が怖いから救急には一応来た」とのこと。そして今度はここに
連れてこられて、
「医者は臆病で誤診が怖いのでやたらと検査をしろと言う」

ネットで情報を集めてみんな医者気取りだとし、アンドレアに
向けてようこそ現代へと語る。
サンドロに対して現在持病はあるのかと尋ねるが、ただの消化不良
だとし帰らせてくれと語る。
こっちも早く帰って欲しい・・だからこそ先生の質問に早く答えて
という。

「医者は臆病だから患者が自分の見解に逆らい病院を出るのを嫌が
る。だから手続きは長くかかる」
というエリーザ。
サンドロは諦めて話をする。
「私には何の病気も無い。」

「過去、糖尿病、心臓病、ガンの既往歴は?・・ない」
(Diabetes , Heart Diseases or Tumors)

・医局

ジュリア、エリーザ、アンドレアのチーム。
「高熱、黄疸、高い値のトランスアミラーゼとビリルピン」
(High Fever , Jaundice , High Transaminase and Bilirubin)
というエリーザ。
明らかに消化不良ではない。何かは分からないが思ったよりも複雑
な症例だと思うので除外診断で候補を絞っていってはどうか?
ジュリアはアンドレアにこの場合どうしたら良いのか尋ねる。
するとアンドレアはどうして敬語を使うのかを尋ね、僕は助手だと
言われているだろうとしそのつもりで話して欲しいことを語る。
それに質問などは振らなくても、研修医でもないので評価は要らない
ことを語る。除外診断なら肝炎(hepatitis)からだという。

●ヴィットリオ(23番)の病室

ガブリエルはヴィットリオ(Beppe Chierici)に聴診器を当てると
、これならば退院許可を出しても良いことを語る。体力が落ちている
ことだけは仕方がない。ヴィットリオは喜び家に帰られることが
待ちきれないという。シルヴァーナ(Aurora Quattrocchi)は
休暇が終わりだとして残念がる。ガブリエルは今朝は全部一人で出来
たのかを尋ねる。トイレや食事のこと。
「トイレは一人で行ったが足が棒みたいになった」
それを聞くとアルバは彼の左足をボールペンの先で押して見る。
そしてもう一度だけ様子を見てみましょうと語る。
重傷のインフルエンザだったので合併症の経過確認をしないと
いけないという。
ガブリエル先生は患者巻持ちが分かっていない。あんたなら退院
させてくれただろうと問うと、アルバはそれを否定して同じ診断
であることを語る。

【感想】

一部記憶を失った医師のアンドレア。
彼の記憶は12年前に逆戻りするが、確実に時は進んでいる。
彼の記憶が失われた12年の間に一体何が変わったのか。

主人公の能力はかつて教授だった頃とは違うし、”出来ない”
と思われている彼が、”出来る”人物だったというサプライ
ズと共に、その無二の存在感は何にも増して楽しい作りだ。

アンドレアは今のところ病院イチの医療従事関係者の助手である。

ただし皮肉な事はその解決法だ。
これまでの12年の間に自分には無かった(使われなかった)
性格を使い、患者に寄り添う形で解決法を見いだしていく。

このドラマは色んな流れと連動していたりして、興味深いネタが
多く飽きない作りになっている。

しかし病気の発見から解決までは今のところパターン化している
感も有る。

「記憶」=「時の経過」=「変化」=「経験」

医療知識の詰まった記憶の中から12年分の知識がそげ落ちた。
医師としての力は有るとは思うが、会話の中では「5年経てば医療の
知識は倍になる」としていたので、新しい医療というのを
学ばなければならないようだ。

病院側も患者を診断して誤診でもした場合のリスクを考えると
ガバナンス的には現場復帰を差し止めることは正しい決断だと
言えるが、同時に現場に居ることで記憶が戻る可能性が有るので
あれば近くに居ることは大切な事だろう。

ただあくまで本人にとっての事なので、対人関係に於いては
少し複雑で事情は変わってくる。

そして、
「秘密」「時代の変遷」、今回のテーマである「夫婦」の関係が
描かれる。夫婦問題は心の変遷のようなものだと思うけど、
三者三様の流れが有ってとても楽しめる作りだ。

更に人間性というのを巧みに利用し、彼によって抑圧されていた
ものたちの心が解き放たれた際に、人はどのように変わっていく
のか。

■変わったもの変わらないもの

変わったものについて抜粋していこう。

・アンドレア本人の医師としての信条

記憶を失う前の流れの中には「患者の家族とは逢わない」事
は口にしていたけれど、「患者と向き合わない」とは言って
いない。しかし距離を取っていたのではないかと感じる。

患者とのふれあいから見える事、研修医や医療従事者との
会話の中で見える事。
それは医師と患者との関係では話せないことも、彼自身の社会的
立場をぐーんと降格させることによって、患者と対等な位置関係
にすることにより話しやすさに繋がっている。

また医師が患者に寄り添わない理由の一つに、感情移入し過ぎる
とその都度、患者が亡くなる度に精神が削れていくこともある
のだろう。

・人は何故嘘をつくのか

以前にも書いたがこのドラマは「Dr.HOUSE」に似ていて、
「患者は嘘をつく」という前提に立ち、医師や研修医は家族や
生活環境の中から原因を探っていくという流れが出来ている。
だからこそ真実を知る為には何をすれば良いのか、試行錯誤
しなければならない。
残念ながら検査の結果ではなかなか真実が見えてこない。
そしてこのドラマでは研修医はある程度いるのだが医師の数が
少なすぎはしないだろうか?ジュリアがあまりに頼りないが
為に、アンドレア頼みのところも多い。

嘘をついているものが真実を隠すのは幾つもの意味が
ある。その一つは相手を思いやる気持ちであり、一つは知られて
は行けないことを隠す為のものである。。

・嘘と真実

今回は真実の告白がなされた後、それを受けた相手はどう感じる
のか・・今回はそのリアクション劇場でも有った。

壊れるのではないかと思った関係は以外と壊れず存在していたし、
真実を告白しても動じないものもいれば、別の事実が明らかに
なって改めて現実を受け止めるのかという選択が有る。

・大麻の合法化

イタリアでは大麻合法化の是非については色々と試行錯誤して
来たが、2021年に色々と条件・制約こそあれど、それが合法化
した。オランダでかつて日本人旅行者はオランダ旅行に行くと
マリファナを試しに吸って来る人がいるということがニュース
となった事が有るが、一定量は許容されているようだ。
冒頭のイタリアの町の中で大麻を売る店を見たアンドレアは
驚いていた。

・デジタル化

今回も一応IT技術のことについてのネタは存在していた。
電子カルテ化。
意地悪なことにエリーザが助手だとされるアンドレアがそれを
知らないであろうことを想定しつつ求める所が有る。

・言葉遣い

アンドレアは医長から一気に降格して助手となった為に
言葉遣いに関してはかなり変化することになる。
敬語に関しては院長のアニェーゼからみんなに使用すること
を辞めるよう言われていたが、敬語だけでなくリスペクトを
失い態度に表れたのはエリーゼだった。

・消毒

アンドレアは病室内に入る時に消毒液を使用することになった。
最初の頃にはジュリアが付けた消毒液にタッチする程度だった
んだけどね。

■患者

●サンドロ(24番)

リッカルド、エリーザが担当する患者。

患者はサンドロ。妻・マルタと劇場に行く際に発汗、そして嘔吐
する症状で救急に運ばれて来た。
患者によるとロンドンに行き来する出張的仕事生活との事だが
後に嘘だと分かる。

ただの消化不良を訴える。
エリーゼも早く帰らせたいので問診を受けろと患者に訴える。

糖尿病、心臓病・ガンの既往歴は無い。
高熱、黄疸、高い値のトランスアミナーゼとビリルビンの値が
出る。

『除外診断』
あらゆる可能性のある患者の病気から可能性を除外していく。
肝炎の除外から初めて行く。

咳こんでいる。

同僚のステファノが来た後に改めて退院したがる。
書類をかけば退院は可能。しかしその書類を書こうとしている
時に倒れる。「低血圧発作」

検査結果によると肝臓に問題が有るのは明らか。
ウィルス性肝炎なのか。
アルコールや薬物の可能性を疑う。ステファノはコカインの常習者。

二人仲よさそうにしていたので薬を乱用し、寝るために大量の
鎮静剤でも使い肝障害を起こしたのではないか。
「肝生検」をしないと除外出来ないが、まだ生検は早い。
何処かに腫瘍があり、その影響が出た可能性を考慮し、全身CTスキ
ャン

・CTスキャン

ジュリアはロレンツォに一緒に検査に立ち会って欲しいことを頼む。

検査中に激しい咳と共に血を吐いて、更に意識を失う。輸血。

アンドレアがサンドロに話をする。
元々医者だったが銃で頭を撃たれたことを話す。
自分の秘密を話してサンドロから話を聞き出そうとする。

翌日になってサンドロはアンドレアに話をする。

・隠していたこと

彼は会社を既に首になっており、妻に話せなかった。
問題を解決した後に話をしようとしていたこと。
数週間は月曜日にロンドンに行く振りをして
本当はセスト(sesto)に行きトリノ・トリエステ(Turin-Trieste)の
ジャンクションで車を降りてそこで寝泊まりしていた。
ランボロ川(Lambro River)で顔を洗ったりしている。

現場で水を汲んで調べたところ、「レプトスピラ症」
マルコは問診で分からなかったのかとするが、患者が隠していた為
に分からずにいた。アンドレアが関係を築いたからこそ判明した。

抗生剤で治療。
少し遅れて治療が効き始めた為に誰もがドキリ。
ドッキリテレビ大成功!。

●ヴィットリオ(26番)

ガブリエルとアルバが担当する。

高齢の患者で入院している。
カルテに1940年3月9日生まれと有ったので、2022年現在ならば
82歳。
退院が可能かどうかの診断。妻のシルヴァーナが立ち会っている。

朝から一人で全て事が出来たかどうかを尋ねると、トイレには
行けたが足が棒みたいだったとのこと。触診してみると足の感覚
がない。
更なる検査の為に入院。

呼吸を調べる。検査の間、食事の話になる。

「ギランバレー症候群」を疑う。

翌日にギランバレー症候群だろう事を告げる。
次に何処かが悪くなればホスピスに連れて行くことになることを
告げるが、患者本人はもうこれ以上ベッドはウンザリだとして
足全体が現在痺れるような感覚があるので嫌だという。

片方の足だけは動く。
ギランバレー症候群は上行性。麻痺は足から始まり次は体幹、
そして両足に移行する。ヴィットリオは両腕が麻痺しているにも
関わらず足は片方だけが動く。
「脳腫瘍」の可能性に言及。

退院は出来そうに無い。
妻に歌を歌ってもらい、一緒に居たいとして処置室で過ごす。

CTスキャンの結果脳幹の進行した「膠芽腫」
呼吸不全も時間の問題だった。

※この流れ、私はもうヴィットリオの死期を悟った妻のシルヴァーナ
がドラッグを飲ましているのかと思って見ていた。
あのクッキーの中には麻薬が入っていて、そのことにガブリエルも
気がついて見逃しているのかなぁと。
途中までは看護疲れが一緒に亡くなる選択をしようとしているので
はないかと考えたりもしたけどね。

●アンドレア

相変わらず記憶が戻らずにモヤっと感。
色々と有った後、最後にエンリコの元を訪れる。
アンドレアには確実に精神科医のサポートが必要だよね。

■その他

・情報化社会
医者が病気を決めるのでは無く患者が勝手に病気を決めつける
現代の世の中。

「ネットで情報を集めてみんなが医者気取り」
「ようこそ現代へ」

・医長のマルコ

アンドレアにとってはマルコがマジメな顔をして仕事をしている
のが面白くて仕方が無い。一緒にバカやっていた時のことが
アンドレアには記憶として印象に残っている。
患者の満足度調査をしたら、バカやっていたせいで悪かった様だ。

・ガブリエルとエリーザ

彼はアルバと今回組んだが何でも一人で決定してしまう。
研修医で競争していることも原因だが、人気のある病院の人気の科
に配属されたので仕方が無い。アルバの第一希望は母親と同じ外科。

エリーザもガブリエル同様に今回はちょっとした悪役だった。
アルバとロレンツォが会話するシーンが有り仲が良さそうだった
こと。互いにお気に入りだから内科の研修医として選ばれたので
はないかとされるが、エリーザはそれを否定し、エリーザに至って
は成績がよく公開されているので見たらどうかと語る。

・それぞれの会話シーンの相手

アルバとリカルド。
ジュリアとロレンツォ。
アンドレアとアニェーゼ。
ジュリアとアンドレア。

どちらか一方が思いを寄せている相手との会話みたいだった。
一方通行の関係。

気になるのはカロリーナとの距離。
母とも距離を置き、父とも距離を置く。
カルボナーラを食べないかと誘うが、彼女は3年前よりベジタリアン。

・マッティアの死に言及

「僕に一体何が有ってそんなに変わったのか」

そのアンドレアの質問にアニェーゼが答えた。
彼女は彼との会話する事に嫌がる素振りを見せている。
その一つの中には彼女の中には彼の知らない新しい生活が始まって
いること。自宅まで行くとなんと男・ダヴィデ(Simone Gandolfo)が
住んでいる。

「努力はしたのよ。怒っても良い。覚えていないだろうがぶち壊した
のはあなたよ」

・アンドレアの恋人は?

自宅のクローゼットにイヤリングが有った。
アンドレアは娘にパパに恋人はいたのか尋ねるが知らないという。

【SOUNDTRACK】

・I’ll Find You in the Dark by Nico Bruno
・Need you right now by Nico Bruno
・Changed at all by Nico Bruno
・Nessuno

【CAST】

アンドレア・ファンティ (Luca Argentero) 元内科医長
ジュリア・ジョルダーノ (Matilde Gioli) 医師、アンドレアの恋人
アニェーゼ・ティベリ (Sara Lazzaro) 外科医、元アンドレアの妻
マルコ・サルドーニ (Raffaele Esposito) 内科医長、秘密を持つ

エンリコ・サンドリ (Giovanni Scifoni) 精神科医
ロレンツォ・ラッザリーニ (Gianmarco Saurino) 内科医
リッカルド・ボンヴェーニャ (Pierpaolo Spollon) 医師、アンドレア慕う
アルバ・パトリツィ (Silvia Mazzieri) 研修医
エリーザ・ルッソ (Simona Tabasco) 研修医
ガブリエル・キダーネ (Alberto Boubakar Malanchino) 研修医

テレーザ・マラルディ (Elisa Di Eusanio) 看護師
カロリーナ・ファンティ (Beatrice Grannò) アンドレアの娘
マティア・ファンティ (Luca Morello) アンドレアの息子
若い頃のキャロリーナ (Giulia Patrignani)
**イレーネ・セラード (Maria Rosaria Russo) マルコの妻
レナート (Luca Avagliano) 看護師

ダヴィデ (Simone Gandolfo) アニェーゼの現在の夫
シルヴァーナ・ベルトラム (Aurora Quattrocchi) 妻
サンドロ・フェローリ (Marius Bizau) 患者・
ヴィットリオ・ベルトラム (Beppe Chierici) 患者・23番
マルタ (Silvia Degrandi) サンドロの妻
ステファノ (Mauro Cardinali) サンドロの同僚

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