Sep. 16, 2013
第7話 帰郷 Going Home
脚本/Peter Calloway
監督/David Barrett
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サムは姉さん(ポーリーン)から聞いた事が全て現実になって
いることを知り、日記には4つの手が無くなればドームが崩れる
と書いて有るとしてアンジーを殺害したことを認め、サムは
バービーの目の前で学校の地下室の崖から飛び降りる。
バービーはそんな夢で目覚めると、ジュリアがベッドの隣に
いた。ジュリアはバービーがサムの飛び降りを止められなかった
ことに罪悪感を抱いている事を知り、誰にも止められなかった
ことだとして慰める。彼は元々正気ではなかったのだと。
バービーは朝になったらジュニアとジョーにも話さなければ
ならないと語る。
ライルが4つの手の該当者を殺害しようとしていることを知り、
ジュニアとメラニー、ジョーとノリーは息を潜めるようにして
家で過ごしていた。メラニーはジュニアの肩を借りて眠って
いたことに気が付き謝罪する。ジュニアはライルが狙っている
かと思うと眠れなかった事を告げ、ジョーも目の前で象レベル
のいびきをかいていたので眠れなかったと語る。
ノリーとジョーも目覚める中、メラニーに対して「卵」はどう
なったかと問うが、ゼニスの「オベリスク」を見せてからは
何の反応もないという。しかしなんで私の故郷を卵は見せたのか
とメラニー。そこはバービーの出身地でもあることを考えれば
きっと何か意味があるハズだという。
ジュリアとバービーは4人の元にやってくる。
ジュリアはメラニーが卵を持っていることに気が付いて見つけた
のかと問うと、4人が揃ったら浮かんできたと説明する。まるで
私たちと一緒に居たいみたいだという。ジュリアは絶対に誰にも
渡さないよう告げる。
二人は言いづらそうにサムが亡くなったことを告げる。
ジュリアはジュニアが地下に行ったことの目的がアンジーを殺害
したライルの捜索だとしていたが、実際にアンジーを殺したのは
ライルではなくサムだったのだと語る。
なんでそんなことが分かるのかというジュニアにバービーは、
サムが亡くなる前に彼の肩口にアンジーの引っ掻き傷が有ったのだ
と語る。そして自ら告白したこと。しかしジュニアは赤の他人より
も僕は叔父さん(サム)を信じると語ると出て行ってしまう。
バービーはジュリアに対してサムの遺体を引き上げてキズを見せない
限り納得しないだろうとして、これからそれを行う事を語る。
地下に下りる用意をしているバービーの元にジムがやってくる。
一体何をしているのかと問われると、バービーは昨日はちゃんとした
装備もなく地下に下りたので仕切り直してちゃんと調べに行く
と語る。結果が分かればジムに一番に知らせると約束する。
レベッカとジュリアとバービーは崖の元にいく。
照明弾を崖に落としたりレーザーポインターを照らすがまるで
地下がどのくらいの深さなのか想像出来なかった。何よりもコンパス
はぐるぐる回って方角さえ分からない状況である。
ジュリアはバービーが崖を下りることに気が進まないと告げるが、
ジュニアの反応から見て、サムの遺体を見せる必要があると語る。
バービーはロープを伝って下に下りていく。
暗闇の先の何かに近づいているとバービーは告げる中、6m程下に
おりた所で突然ロープが揺れ出す。バービーは下に引っ張られてい
るとすると、その力が大きくなりだしアンカーが外れてしまう。
それを知り必死になってロープを押さえるジュリアとレベッカだが
力が大きくバービーは二人を犠牲にする訳にはいかないと考えて
自分からロープを切って漆黒の闇へと落下していく。
ジュリアに対して愛していると言葉を残して行く。
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アンジーのことを殺害した犯人がライルだと思い、彼が逃げ
込んだと思われる学校の地下通路へと入り込んでいくバービーとサム。
しかしバービーはサムの肩口に引っ掻き傷が有り、それを問い詰める
とアンジー殺害を認める。ポーリーンの予言の中に、ドームを支
える4つの手を持つものたちを殺害すればドームが崩れるという
ものが有ったという理由からだったが、その彼は地下通路の奧に有る
崖から自ら身を投じてしまう。サムが亡くなったことを話すが、
ジュニアはバービーの言う事を信用せず、バービーはサムの体に
付いた傷跡を見るまでは信用しないだろうとして、自らも崖下へと
向かって下りていく。
地下通路の謎、そして永遠に続くのかとさえ思われた崖の穴に
対する謎に迫るというもの。
ドームに関する重大なことが目の前で起きているにも関わらず
相変わらず、ジムは我が道を行くということで、チェスターズミルの
王になるとばかりの行動を取っているところが滑稽に思える。
崖の穴からドームの外に繋がって居るというのは想像に難くはない
けど、問題はゼニスと崖の穴の繋がりは何なのかというところに
迫っていく。
ゼニスに降り立ったバービーとサム。
バービーは公園に倒れて居たけど、誰も声をかけないところが
なんとも非情だ(笑)。あまりに周りが無視しているので誰にも見えない
存在なのかとさえ思ったけど、傷ついたバービーに嫌悪感を示す
人物がいるのを見て逆に安心させられるものが有るという。
バービーがオベリスクをバックに橋の上を歩いていく光景はS2-1で
ジュニアが彷徨い歩いていた光景と同じだったので、夢オチ説も考え
られたし、亡くなったものが行き着いた先がゼニスという町なのでは
ないかと想像させられるものが有るんだけどね。
取りあえずはストーリーが提示する通りに存在するものとして流れ
に身を任せて見ていくのが正しい見方か。
ドームの外と内では同じような時間の流れが有るのか気になっていた
けど、バービーが居なくなって3週間ということを悪党三人組(イラク
派兵時の兵士仲間?)が語っていた。それは同時にドームが出来て
からの時間の経過を示しているのか。
ドームが人工物であるという可能性が提示されたので、一気に
解決出来る公算も立つというところだけど、政治が関与していると
したら、それも容易ではないのだろう。
バービーの父・ドンがアクタイオン・エネルギー社の人物だった
こととあのドームの発生に関係が有るのかどうかだけど、
ドームの中で起きているドラマにこそ面白さを感じて居られたけど
一気にドラマが外の世界に広がったとなると、そのドラマが楽しい
ものとして見られるかどうかはまた未知数だ。
エネルギーと言えばチェスターズミルの中でも、ジムが拘っていた
ものなので、その辺の繋がりも意外とあったりするのだろうか。
しかしドームが現実化していくと、卵の流れとか、ドーム内で起きて
いる現象の数々は説明が出来るものなのか否か。ドームを破壊する
には4つの手の人物が・・という面倒な謎かけの意味さえ無くなりかね
ない事態だ。ヘリウムガスでも吸いすぎてただ幻想を見ていた的
オチだったりするのかな。
ゼニスの町に行く道筋が立ったけど、戻るべき方法論が有るのかどう
か。今回のラストで扉が開いている絵と共に森の中に存在している
扉は如何にもドームの内なる世界へ入っていくものという感じだけど、
バービーは父に「オレをドームに近づけて欲しい」と語っていただけ
なので、中に入れるとはまだ限らない。一度外に出たものが中に入れ
てしまうと、一気にみんなが崖から飛び降りる可能性があることを
考えると、ドームの行き来が出来ることを知った人物を関係者各位が
見逃すのかどうかというところも有るね。
金の力でバービーのことを派兵から呼び戻したという事実が父親
の口から語られたけど、ドームの行き来も金次第で出来るとかなると、
また厄介なことになる。
またゼニスの町に降り立ったのは、サムやライルも同様だった。
サムは迷わずダヴィソン精神医学研究所にいく姿が有り、恐らく
連絡を取っていたライルとポーリーンの手紙の中から見つけ出した
住所なのだろうけど、肝心のライルは精神的におかしくなっている。
現在のポーリーンがこのような状況に有るのではないかと思って
いただけに、ちょっぴり皮肉な感じだけど、あの研究所では
ポーリーンは患者としてではなく講師としての存在のような形で
関わっている様に見えた。
ドームの中では、サムの死に続いてバービーの死の事実に対して、
どのような反応が起きるのか。
案の上懸念していたジムが行動力を発揮している。期待を裏切らない
ジムさんが壁ドンしてレベッカを追い詰めていくところが恐い。
実験のような形でジョーが無人機を飛ばしていく光景も興味深い
流れだったし、みんなが集まり卵が崖の前に映し出す光景を見て
ジュリアがバービーが生きている可能性を感じて、帰り道を見つけ
られるということに言及していくところなど、なかなか核心に迫る
流れが有って楽しかった。
・バービーの父・ドン演じるBrett Cullen
「パーソン・オブ・インタレスト」でフィンチと共にマシンを開発
する研究者の一人ネイサン・イングラム役として出演。
・Midnight by Coldplay
デール・バーバラ (Mike Vogel) “バービー”、謎の男
ジュリア・シャムウェイ (Rachelle Lefevre) 新聞記者
リンダ・エスキヴェル (Natalie Martinez) 保安官
アンジー・マカリスター (Britt Robertson) ジミーの姉、ウェイトレス
レニー・Jr. (Alexander Koch) “ビッグジム”の息子、大学生、精神が・・
ジョー・マカリスター (Colin Ford) アンジーの弟、高校生
フィル・ブッシー (Nicholas Strong) WYBSラジオDJ
ノリー・カルバート・ヒル (Mackenzie Lintz) アリスの娘
レベッカ・パイン (Karla Crome) 高校の生物の教師
ジェームズ・レニー (Dean Norris) “ビッグジム”、街の権力者
キャロライン・ヒル (Aisha Hinds) アリスのパートナー・黒人
サム・ヴェルドロー (Eddie Cahill) 元救命士
メラニー・クロス (Grace Victoria Cox) 謎の少女
ポーリーン・レニー (Sherry Stringfield) ジムの妻、サムの姉
ライル・チャムリー (Dwight Yoakam) 理容師
ドン・バーバラ (Brett Cullen) デイルの父、アクタイオンエネルギー社CEO
リック (Christopher Matthew Cook) デイルの犯罪仲間
ミゲル (Fernando Martinez) デイルの犯罪仲間
— (Brian Distance) Guard
— (Kendrick Cross) Orderly
— (Susan Williams) Receptionist
— (Madison Jade Harris) Girl Lighting Candles
— (Zena Marie Hennen) Diner Mourner
— (Bailey Ingersoll) Diner Patron
— (Diana Lenska) Blonde Lady Walking by Barbie