アンダー・ザ・ドーム Under the Dome シーズン2 第10話 閉ざされた道 The Fall

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Sep. 16, 2013
第10話 閉ざされた道 The Fall

脚本/Alexandra McNally、Mark Bruner
監督/Eriq La Salle
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バービーは父・ドンの会社で働くハンターと知り合い、彼が
ドーム内にメールを送信している事を知る。
バービーはドームの外からドーム内のジュリアに無事だという
事を伝えるが、バービーを捕らえた連中がドーム内にある卵を
欲しがっている事を知る。メラニーは何とか卵を守ろうとして
ジュニアに相談すると、父・ジムの身近に置いておくのが一番
安全だとして地下シェルターに隠す。そこでメラニーとジュニア
は一晩を過ごす。ジムは自分の使命は住民達を自由に導くこと
だと考え外の兵士と色々と条件を話合う。バービーはポーリー
ンからドームに入る為の入り口のヒントは赤い扉だということ
を聞くと、彼はその扉はウチの実家にある事を告げる。
そこを通り抜けて、バービー、サム、ポーリーン、ライル、
ハンターはくぐり抜けていくが、ライル以外の人はドーム内
の湖に出ることに成功する。
ポーリーンは実家に戻るとジュニアを探すがそこにいたのは
ジムだった。

ジムと思わぬ形で対面してしまったポーリーンは私だというと
ジムは何でここにいるのかと問うと共に、ドームが見せている
幻影なのかと呟く。すつてリンダやドディと同じように自分の
前に見えるのは幻なのか。しかしポーリーンは本物の私だと
告げると、君は9年前に死んだと語る。車ごと木にぶつかり、
ジムは事故の現場も見たし報告書を読んで棺も選んだのだという。
しかしポーリーンは牧師に協力してもらい別の遺体を用意
してもらい、ライルからは車を燃やして跡形も無くなる方法を
教わったのだという。チェスターズミルから出て行くにはこう
するしかなかったとし、私には何れ恐ろしいことがあると確信が
有ったという。みんなを守る為だとし、私の後にドームはついて
くるのかと思っていた事を語る。しかしジムはそんなことは
言い訳だとして、自分の夫と息子を見捨てて、ジュニアのことを
壊してしまったのだという。私もずっと自分のことを責めていた
のだと告げる。

ジュリアはレベッカの元にいく。
レベッカは外で木々を調べていた。紅葉している葉を見て
まだ時期は夏なのにまるで秋だと告げここ2日間で急激に気温
が下がった事を語る。この木はオークで気温には特に敏感な木
だという。ドームが季節を早めてしまっていること。
そんな中バービーがジュリアの目の前に表れると、ジュリアは
喜びバービーに抱きつく。バービーはみんなを救いだそうと
して、レベッカも含めて家の中で話合おうと告げる。

ノリーとジョーは一緒に過ごしていた。
まるでアラスカに来たような寒さだというノリー。ジョーは
幸いここには二人しか居ないし暖め合う良い方法が有るとして
ノリーにキスする。しかしノリーはメラニーが出かけたままで
あることを告げると、ジョーはジェーン・フォンダのエクササイズ
のような80年代っぽいことをしているのではないかと告げる。
ノリーは卵が無くなっていることを告げると、メラニーが持って
言ったのだろうと語る。

メラニーとジュニアはシェルター内で目覚める。
メラニーはそろそろ帰らないとジュリアが心配するという。
ここに置いておけば本当に卵は安全かというメラニーに対して
核が落ちても平気であり、町で一番安全だと語る。
メラニーが出て行こうとする中、ジュニアの前には何故かアンジー
の幻影が表れる。あなたは何をしているのか?と問うと気持ちに
従う気でしょと告げジュニアに嫉妬するような態度を見せアンジー
の頭からは血が流れ落ちる。それを否定する中、メラニーは自分
のことを呼んだのかと思い戻ってきてジュニアに声をかけると
アンジーは目の前から消えていなくなる。

バービーはレベッカとジュリアに崖から落ちたら何故かゼニス
の町の公園にいたこと。サムとライルも同じことが起きたので
偶然ではないと語る。レベッカは体調に異変はないか、特に
精神的に不安定になったりしていないかと問う。
バービーはまたこっちに戻る時には記憶が蘇ることが有ったとし
て子供時代の思い出のことにも触れる。しかしライルだけは
こちらの世界に戻れなかったことも話す。あの崖を使えば外の
世界に出られるのは確かな様だと告げると、先ずはトムとアンドレア
に話をしようと語る。しかしジュリアは出口が見えたがホントに
進んで良いのかと疑問に感じる。

サムはメラニーの元へ。
メラニーはサムに不信感を抱くがあの夜、君を突き飛ばしたのは
僕ではなくライルだと語る。だがみんなで君を埋めて逃げた
ことを後悔していると語る。メラニーは私のことを信用して
卵を守っていたら今の様なことは起きなかったとは思わないかと
するとサムも確かにそうなっていたかも知れない事を語る。
自分はやり残した多くのことを終わらせたいとし、これが最後の
チャンスになるかもしれない事を語る。

ポーリーンとジム。
ジムがポーリーンがアトリエにしていた地下室へと向かう。
ここは私が出て行った時のままだというと、ジムは君が死んだこと
を認めたくなくてずっとこのままにしていた事を語る。
ここに来て絵を見つめては一体君を苦しめたものは何だったのか
を考えたというジム。ドームにはどのようにして入って来たのか
と問うと、地下の貯蔵庫からだと告げ、ゼニスにあるバービーの
実家にある扉からだと語る。君は何故戻って来たのかと問われると
ポーリーンは思わず”ジュニアの為”と語るが、ジュニアとあなたの
為だと語り出て行くべきではなかったと告げる。しかしジムは
君が正しかったとし、絵に描いた様にドームが出来てピンクの
星が降った事を語る。自分はあの頃良い夫ではなかったとし、
しかしドームは私に進むべき道を示し君を戻してくれたのだという。
私は昔の私と違うとし、私を愛してくれていたのだろうと問うと、
また三人でやり直そうというジム。住人をみんな脱出させたら
一緒に暮らそうという。
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チェスターズミルの内部に再び入り込むことに成功したバービー
とサムとポーリーン、そしてハンター。
ポーリーンが戻って来たことにジムもジュニアも嬉しさ半分、
これまでの身勝手な振る舞いに対して複雑な視線を送る中、
ジムはドームを出ても一緒に家族で暮らそうと語る。
一方バービーが戻ったことに喜ぶジュリアだが、いよいよ外に出ら
れることが現実化していく中、ドームが出た後のことについて
少なからず不安に感じていた。
しかしドームを無事に出る為には卵を渡す必要があるということ
で意見が分かれていく。

ドームの季節は秋から冬へ。
時期的には夏だと言っていたけど、ドーム内では肌寒い状況が訪れて
いる様子。

誰を信用すれば良いのか。
誰が正しい答えに導いてくれるのか。
ドームも卵を罰を与えるのであれば、陰謀の有る外の人間を対象と
して狙えば良いのに、全く以て不条理である。
色々と示唆するようにして幻影が見えたり、またポーリーンの中で
も卵が悲鳴を挙げると同時に絵を描く能力が復活して、これから
起こるべく未来の絵を一枚仕上げていた。

キーマンが多いので誰を基準として見ていけば良いのか分からない。
少なくとも外の人は悪意をもって見守っているにしても、新旧4人の手
に該当するものやバービーやジュリア、レベッカの存在など、
何処まで忠誠心を以て冷静な判断を下していけるのか未知数だ。

4人の手以外にも繋がりというものを感じるのは、遺伝的素因で有る。
バービーとメラニーが異母姉弟で、父・ドンはローラという女性
との間に生んだ子がメラニーだった。バービーは後妻の子。
二人に何らかの力が有るのであれば、遺伝子的にドン自身が何らかの
変異種的側面を持っているのか。
血縁的に言えばポーリーンの血筋も怪しいところがある。
ドンには遺伝的繋がりはないものの、ポーリーン、サム、ジュニア
には一応の血のつながりが有る訳で、そういう繋がりが何らかの
影響を及ぼし有っているのか。

色々と聞き耳を立てている人が多く、ドームの出入り口に関する
こととか卵の流れなど、隠して置くべきことが容易に伝達されて
いくところもまたリスクが高く、案の上身勝手な振る舞いをする
フィルは「プリンス・オブ・ペルシャ」の主人公の如く、崖から
落ちた先に有ったものに突き刺さって亡くなったけど、この一瞬の
時の為に延命的に生き長らえていたとなるとかなしいキャラクターだ。

ドラマとして共通するテーマでもあるけど、”閉じ込められる”と
いうシーンを意図する場面が多い。
この街全体が閉じ込められている訳だけど、今回ジュニアと
メラニーがシュルターに居る中で、メラニーがさらりと語った
“閉じ込める”という言葉に反応して、アンジーの姿が脳裏を
過ぎったし、かつてのポーリーンがどれだけ苦しんでいたのかを
彷彿とさせる卵の悲鳴に共鳴する形で頭痛を訴えるシーンの中で
ジムは彼女をギャラリー内へと閉じ込めていった。
閉じ込められていたフィルは地震のお陰で自由になれたものの
幸か不幸か落ちて亡くなる。

ジョーが動画を撮影していたのは知っていたけど、ノリーが
いつの間にか「君は140文字でツイッター界を席巻した」ノリー
という肩書きが付くキャラクターで有ったこと。
卵が無くなったと知った際にノリーは真っ先に「メラニーが持って
いき暖めているんじゃないの」と語る台詞を見ると、ツイッター
界を席巻するだけのセンスは有るのかも知れないと感じさせる。

興味深いのはジュニアのアンジーに対する思いは、アンジーが語り
かけたように「貴方は私の事を愛していない。傍に起きたかっただけ
で、それは愛ではなく所有だ」と語ったように、ジュニアには
愛情に飢えるだけの過去が有る分、その手の言葉にもある意味
説得力は有る。

人はなかなか性格が変えられないように、ジムがまるで変わって
いないことと同様にそれぞれのキャラクターの本来の性格という
ものの中に一体どんなものが有るのか。

卵を崖に落としたことで、絵に描かれていたことが実現化した。
絵を見るとドームが割けているのかと思ったけど、残念ながら
それとは全く逆だった。洋服の色から卵を崖に落とした時の
ジョーとノリーとジムの絵が描かれていたのかな。

過去にも卵を湖に落としたり、土の中に埋めていたりしたけど、
ドームの外に出た卵がどういう効力を発揮していくのか。

■メモ

デール・バーバラ (Mike Vogel) “バービー”、謎の男
ジュリア・シャムウェイ (Rachelle Lefevre) 新聞記者
リンダ・エスキヴェル (Natalie Martinez) 保安官
アンジー・マカリスター (Britt Robertson) ジミーの姉、ウェイトレス
レニー・Jr. (Alexander Koch) “ビッグジム”の息子、大学生、精神が・・
ジョー・マカリスター (Colin Ford) アンジーの弟、高校生
フィル・ブッシー (Nicholas Strong) WYBSラジオDJ
ノリー・カルバート・ヒル (Mackenzie Lintz) アリスの娘
レベッカ・パイン (Karla Crome) 高校の生物の教師
ジェームズ・レニー (Dean Norris) “ビッグジム”、街の権力者
キャロライン・ヒル (Aisha Hinds) アリスのパートナー・黒人

サム・ヴェルドロー (Eddie Cahill) 元救命士
メラニー・クロス (Grace Victoria Cox) 謎の少女
ポーリーン・レニー (Sherry Stringfield) ジムの妻、サムの姉
ライル・チャムリー (Dwight Yoakam) 理容師

アンドレア・グリンネル (Dale Raoul) 町の人、食料の備蓄
ドン・バーバラ (Brett Cullen) デイルの父、アクタイオンエネルギー社CEO
ハンター・メイ (Max Ehrich) ドンの部下、ハッカー
トム・ティルデン (Estes Tarver) 住民

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