ワンス・アポン・ア・タイム Once Upon A Time シーズン2 第10話 コオロギは鳴く The Cricket Game

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September 30, 2012
第10話 コオロギは鳴く The Cricket Game

監督/Dean White 脚本/David H. Goodman、Robert Hull
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フック船長とコーラはストーリーブルックの町の港へと着港する。
フックはここで俺たちは別れようと告げ世話になったことを語る。
これからオレはワニの皮を剥ぎに行く事を告げると、コーラは
考え直したらどうかと告げる。復讐を邪魔する気なのかと問うと
私には止める力があることを語る。コーラはルンペルには魔法が
使えるのだと告げ準備もせずに倒せると思うのかと問う。
コーラはフックの船は目立ち過ぎる為に一瞬にして目の前から
消す。復讐には隠し球が必要だと告げると、従う気になった
かと問う。とにかく町を見物しようと語るコーラ。

ストーリーブルックの町の時計は昼を過ぎていた。
デビッドとメアリーは互いに再会出来たことをベッドの中で
喜び合う。28年は長すぎたとして待ちくたびれた事を語る。
その分二人はイチャ付こうとすると、突然ヘンリーとエマが
部屋にやってくる。ヘンリーは無邪気な声で、昼間なのにまだ
寝ているのかと問うと、タコスの皮を買って来たという。
旅の疲れを取っていたと誤魔化す二人。エマは間の悪いときに
来たことを知り、ヘンリーに今夜の「お帰りなさいパーティー」
の為の用意をしようと語る。エマはメアリーたちに次からは
ドアにサインを出すかメールをしてくれと語る。

— 昔 —
チャーミング王子がジョージ王に勝利し、軍を倒して国を手れた
としてレジーナの元に黒騎士が報告に来る。王はどうなったの
かと問うと、王の軍がないと我々だけでは勝ち目がないという
騎士。白雪姫はどうしたのか?と問うと、一人で王子の元に向かって
いる事を告げる。なんとしてでも王子と逢わすなと告げると、私が
見つけるまでは引き離しておくよう告げる。二人には絶対に負け
ないと。
白雪姫は森の中を走って王子に逢いに行こうとすると、そこに
レジーナが馬に乗って表れる。戦いは終わりだという白雪姫は
我が軍は強大でありあなたにはもう勝ち目がないと語る。
しかしレジーナは何をもって勝利と呼ぶかによるという。
あなたの降参の条件は何かと問うと、降参するにはお前が死ぬ
事だという。レジーナは白雪姫を殺そうとして近づくと、突然
ブルーフェアリーが魔法をかけてレジーナの動きを封じる。
全て罠だったのかと悔しそうにするレジーナ。諦めて降参すれば
良かったのだとする白雪姫の元に王子やブルーフェアリーが
表れる。王子はやっぱりレジーナは殺すしかないと語る。
お前が血に飢えたせいでせいで国を失ったが、悪の支配は終わり
だと語る。

— 現在 —
グラニーの店で「おかえりなさいメアリー&エマ」パーティー
が開かれる。メアリーとデビッドが入ってくると、ルビーが
真っ先にメアリーにハグする。そしてアーチーも寂しかった
としてハグする。
デビッドは代表してみんなの前で語る。
「ボクらはいつもよく言うことがある。”お互いを見つける”と。
しかし今はどうか暫くはお互いを探すハメになりませんように
と言いたい」と語る。
そんな中レジーナも店にやってくると、店は一瞬静寂に包まれる。
エマは私が彼女を呼んだ事を告げ、レシーナのお陰で戻れたこと
であり、昔どんなことがあったとしても今は感謝しないといけない
のだという。ヘンリーの為に変わろうと努力しているし、ヘンリー
もそれを信じているのだと告げる。私もチャンスが与えられなけ
れば変わる事はなかったとして、みんなにチャンスを与えて欲しい
と訴える。レジーナはみんなの為にレッドペッパーフレイクを
隠し味にしたラザニアを持ってくる。リロイは毒でも入って
ないだろうなとしながらも口に運ぶ。

しかしレジーナはパーティーの盛り上がる中、誰からも声をかけ
てもらえず孤独の時間を過ごす。レジーナが出て行くのを知って
エマが呼び止める。レジーナはエマがパーティーに呼んでくれ
たことに感謝すると告げ、そして感謝もしてくれたことを素直に
受け取る。エマはヘンリーの為だとすると、レジーナはたまには
ヘンリーを家に泊まらせてくれないかと語る。しかしそれには
難色を示すとレジーナはエマに対してあなたはヘンリーを放った
らかした間に10年間母親として世話をしていたのは私だと語る。
しかし我に返ると怒鳴ったことを謝罪するレジーナ。エマは
あんたが変わろうとしていることはアーチーから聞いたと告げ、
もう魔法は使わないで良い人間になろうと決意したと聞いたと
語る。レジーナをパーティーに呼ぼうかと思うとアーチーに
相談したことをエマは語る。

屋根の上からコーラとフックはそんなやりとりを見ていた。
かなりレジーナは打ちのめされているようだというフックに
対してこれからだというコーラ。

レジーナは翌朝犬のポンゴと桟橋を散歩しているアーチーの元
にいく。良い朝だというアーチーに対して、レジーナは
“五月蠅い、虫けら”と語る。あんたのようなお喋りには何も
話せないとし、信頼を損ねたのだと語る。私は誰にも知られず
に密かに会いに言ったのにそれを他人に伝えるなんてどうかして
いる事を告げる。しかしアーチーは良い人間になろうと努力
しているということをエマに話しただけで医者としての守秘義務
は守っているという。学位が取れたのは私の呪いのお陰だという
ことを忘れるなというレジーナ。ルビーは二人が険悪そうにして
いるのを知り近づいてくるが、プライベートな話だとしてルビー
を追い返す。アーチーは秘密は守ると告げると、レジーナは
私が変わって良かったわねと告げ、変わらねば今頃殺している
とでも言いたげな様子だった。

— 昔 —
チャーミング王子と白雪姫を初め、町の主要メンバーは円卓で
捕らえたレジーナの処遇をどうすべきか話合う。
レジーナが変わるとは思えないというチャーミングは、正義の
裁きを下すべきだという。ブルーフェアリーもレジーナの魔力
を封じるのはそう長くは持たない事を語る。グラニーは別の世界
にでも追い出すか?というが、私たちの世界で対処すべきだという。
レジーナがいる限り国は危険だとするが、それを止めたのは
意外にも白雪姫だった。
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羅針盤とコーラが持っていたタンスの灰を復活させた扉を通って
おとぎの世界から28年後のストーリーブルックの世界に戻ること
に成功したエマとメアリー。しかしその世界にはコーラと
フック船長もまた同時に来ていて密かに町の様子を監視していた。
二人が戻ったことでパーティーが開かれる中、レジーナを巡り
町の人たちの間では意見を二分させる。レジーナは果たして
変わったのか否か。そうしている間にもアーチー医師が殺害される
事件が発生し、レジーナが彼のオフィスに入るのをルビーが
見ていたことから、レジーナが殺害したのではないかとする疑い
を持っていく。

クリケットとルビーが取り上げられたエピソードなので虫とか動物
ギャグネタがやけに多いな(笑)

「虫けら」「コオロギはきっと鳴くはず」
ルビーが犬のボンゴを見て何か変だとする根拠として、
「狼の本能か」と語るエマの姿が有る。

「人は変わるものなのか」というテーマの元、世代を超えて繰り返し
裏切り続けるレジーナの行動に対して、良い時の彼女を一度でも
目にしたことがある人にとっては信じたい気持ちの余韻を引きずっ
ては繰り返し裏切られるという悲しい結果に終わり、現代の世の中
に於いてもその流れを引きずり、処刑すべきだとする機運が高まる中
で、その歯止めとして存在していくのは、白雪姫の系譜であるエマだ
というなんとも皮肉めいた堂々巡りが行われている。

ただ正直レジーナがクリケットを殺すという動機が見えづらいし、
ルビーが現場で臭いを嗅ぎつけたのであれば、コーラの臭いも
同時に探り出してくれって感じの流れがある。中途半端な嗅覚が
事態を混乱させている感じ。アーチーも殺された訳では無いしね。

問題は魔法には代償が伴うとしながらも、敵のコーラは無差別に
魔法を使い放題で彼女にはどんな代償が与えられているのかって
いうところに繋がる。娘と殺し合いの様相を呈していることが
その代償だとするならば、これ程生ぬるい代償はない。代償という
のであれば、対価としての懲罰的価値というバランスをもう少し
考えないとこのような無分別の使い方が出来るのではなかろうかと。
一度魔法を使えば一歳年を取るとか、色々と条件を付けていかない
と、コーラ圧勝の構図は破れない気がするし、魔法を使えない人たち
との力の均衡が図れない感じがする。

何故レジーナが呪いの魔法と称して、違った世界におとぎの国の
人たちを導いたのか。ポジティブな見方をすれば人生をリセットした
かったとするものだけど、ネガティブに捕らえれば、ルンペルが
レジーナに吹き込んだことが全てのように「おとぎの国でのレジーナ
にかけられた白雪姫への復讐の魔法の封印を解くが為のもの」という
ことで、現世に於いて色々と複雑な意図を盛り込んだように思える。。

レジーナを処刑するチャンスは過去に於いて二度も三度も有った。
その都度許すという思想は、三国志に見る諸葛孔明の七擒七縦的
エピソードにも通じるところが有る。武力で制圧するのではなく
力の誇示の為に何度攻められて捕らえてもその都度逃がすことで
最後は敵将も頭を下げて懐柔されて腹心となるという流れが有ったけ
ど、そんなエピソードを踏襲しつつ本当に殺されそうになると
いう正直ものがバカを見てしまうという現世の世知辛さを、皮肉を
込められた感じの流れだった。

世の中信じられるものはヘンリーだけ。
レジーナの父ヘンリーと息子のヘンリー。
今回のドラマ構成を見ると、面白い具合におとぎの世界と現世に
於けるレジーナに対する嫌疑の流れが平行して描かれ、その差異を
見比べては楽しむ手法が取り込められている。
いわゆる先入観を持たせる為の流れを過去の世界に於いて描いて
いった形だけど、”ウソを見抜く力を持つ”肩書きを持ったエマさん
に、そんなコーラのウソは通じないぜ・・・と言いたいところだった
けど、ドリームキャッチャーを通して見た光景をもって「はい通じて
しまいました」ってことで、レジーナさん涙目状態の光景がそこ
には有った。

人から信じられることのない辛さ。一番信頼して欲しい人に信用され
ないことの辛いというものを実感させられるものが有り、
ウソばかりついている”子供”は、いざ本当のことを言っても信用
されないとする「狼少年」的アプローチを持ってレジーナの流れに
狼・ルビーを絡ませたのかと思わせるけど、たがが外れるレジーナ
恐怖と同時にここはレジーナにとっては踏ん張り処という感じが
するので、どういう行動を取っていくのかが気になるね。

■その他

メアリー・マーガレット・ブランチャード (Ginnifer Goodwin) 白雪姫
エマ・スワン (Jennifer Morrison) ウソをついている人を見抜ける、ヘンリー母
レジーナ・ミルズ (Lana Parrilla) 悪い女王、元ストーリーブルックの町長
デビッド・ノーラン (Josh Dallas) チャーミング王子、メアリーの彼
ヘンリー・ミルズ (Jared Gilmore) エマの息子。レジーナの養子
アーチー・ホッパー (Raphael Sbarge) ジミニー・クリケット(コオロギ)、カウンセラー
Mr.ゴールド (Robert Carlyle) ルンペルシュティルツキン、不気味な町の名士。質屋
グラニー (Beverley Elliott) 赤ずきんの祖母、ホテルと食堂を経営。孫のルビー
ルビー・ルーカス (Meghan Ory) 赤ずきん、食堂でウエイトレス

Dr.ホエール (David Anders) 医師 / フランケンシュタイン博士
ベル (Emilie de Ravin) 精神病棟に閉じ込められていた
— (Barbara Hershey) コーラ、レジーナの母
修道院長 (Keegan Connor Tracy) ブルーフェアリー

— (Sarah Bolger) オーロラ姫
— (Jamie Chung) ムーラン
— (Colin O’Donoghue) フック船長
— (Tony Perez) ヘンリー / レジーナの父
— (Nick Hunnings) Prison Guard
— (David Nykl) Fisherman
— (Michael Soltis) 黒騎士
— (Carolyn Adair) Nurse
アントン (Benjamin Sellards)
— (Anthony Welch) Royal Archer

七人の小人 (白雪姫を助けるドワーフ)
— (Mike Coleman) ハッピー
ウォルター (Faustino Di Bauda) スリーピー
— (David-Paul Grove) ドク
— (Jeffrey Kaiser) ドーピー
Mr.クラーク (Gabe Khouth) スニージー 、雑貨店
— (Mig Macario) バッシュフル
リロイ (Lee Arenberg) グランピー、何でも屋
— (Ken Kramer) ボシー

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