ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~ Downton Abbey シーズン2 第1話 開戦 Episode #2.1

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18 September 2011
第1話 開戦 Episode #2.1

監督/Ashley Pearce 脚本/Julian Fellowes
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タイタニック号の沈没で家督を継ぐはずだった相続人を失った
クローリー伯爵家。新たな後継者として現れたのはマシューだ
った。メアリーとしてはマシューと結婚する事でクローリー家
に財産を相続出来ることが出来たが、マシューが貴族出身では
ない為に快く思っていなかった。そんな最中でオスマントルコ
の外交官・ケマル・パムークと一夜の過ちを犯し、彼はメアリー
とベッドで関係中に腹上死してしまう。やがてメアリーはマシュー
の人柄に思いを寄せていき、いよいよ結婚も視野に入っていたが
マシューは相続人ではなくなる可能性が出てきたことで、
彼女は婚約は出来ないとしてしまう。しかしマシューが依然と
して後継者だと知ると、マシューはメアリーとの関係を諦める。
ベイツに思いを寄せるメイドのアンナ。アンナはベイツと結婚
して家庭を築きたいと考えていたが、実はベイツにはとんでも
ない妻と結婚している事を知る。
そんな中イギリスがドイツに宣戦布告したとして時代の波に
巻き込まれていく。

1916年・ソンムの戦い。
マシューはスティーブンス軍曹らと共に戦線で戦っていた。
デービスに対して休暇命令が出た為に2、3日ロンドンに戻る
事を告げ、その後北にいくという。遭いたい人がいること。
デービスはここに居ると元の生活のことが思い出せなくなると
いう。

一方ダウントンアビーでは、チャリティコンサートを開く為に
朝から準備で忙しかった。負傷者の為に寄付の為にコンサート
を開くのである。アンナは新たに城にやってきたエセルに
色々と指導するが、エセルは私にはメイドの仕事は熟知している
としてアンナの発言を煙たがる。
ロバートはベイツがロンドンに居る為に不在の間ウィリアムに
軍服を着せてもらうが、彼はベイツがロンドンに経つ前に教わる
べきだったとして反省する。ロバートは軍服を着る機会が復活
したことを告げ、州統監になる事を告げる。その州の軍の責任者
になるというだけなのでまだ軍からお呼びはかかっていないと
いう。
ロバートはカーソンを見つけるとベイツから連絡は有ったかと
尋ねる。母の葬儀は月曜日に済んだらしいのでコンサートまで
には戻るだろうとのこと。
コーラやイザベル、バイオレットも朝早くからチャリティの為の
手伝いにやってくるという。私だけ寝ていられないというコーラ
たちは取りあえず朝食を取る。
ロバートの元に届いて手紙は北ヨークシャー連隊の連隊長になら
ないかとしてヘナブ将軍からの提案が有る事を語る。正式に
軍に復帰することになりそうだと。コーラは前線にいくなんて
危険だとするが、ロバートはチャーチルだってガルポリの戦いの
時には前線に戻っているのだと語る。
一方シビルにも手紙が届いていたが、その表情からあまり良い知らせ
ではなさそうだなと告げる。

イーディスは運転手のブランソンから車の運転の仕方を教わって
いた。

一方パットモアは今日のメニューもまた質素である事を語る。病院
の寄付を募るだけで誰も料理には畑井していないだろうという。
デイジーはチーズビスケットを作ると語る中、ウィリアムは
派兵に対して、父が入隊に反対しているという。このまま戦う
のを見てるだけで良いのだろうかと。あのトーマスでさえ、衛生兵
として出て国の為に戦っていること。

イザベルとバイオレットはやってくる中、戦争はみんなを早起き
にするものだという。バイオレットは花の飾り付けの手伝いを
する事を告げ、コーラの花は南イタリアの教会にはピッタリだが
ここでは遭わないと語る。
「病院に寄付して兵士を助けよう」。
そんなコンサートが開かれる中で、バイオレットも何かイベント
に協力したい事を語る。

一方ヒューズはエセルに対して仕事は慣れたのかと問うと、
アンナが五月蠅い事を告げ、私はメイド長を務めていたことがある
のだという。しかしあなたの仕えていたところは2人しかメイドの
居ないところでしょと突っ込みが入る。
決して応接間に客は入れないでと告げると、エセルは会話に出てきた
ベイツとは誰なのかと問う。ベイツは今母の葬儀でロンドンに
言っている事を告げると、みんなその人のことを王様のように言って
いるという。

カーソンに対してヒューズは少しは休みなさいと語る。
しかしカーソンはいつも通りに振る舞うことでドイツ軍に我々が
手強いところをみせつけるのだと語る。

イザベルはロバートとコーラと会話しているとマシューから手紙が
届いた事を二人に話す。マシューは戦争が始まってからも
村には足を運んでいること。マシューはまたマンチェスターに
戻るのかと問うと戦争後のことにはあまり話していないのだという。
手紙にはラビニア・スワイヤーという女性と婚約したと書かれて
いるのだという。イザベル自身面識はなく、前回帰国した際に出会っ
た様だという。今回の帰省でロンドンから彼女を連れてきて私
に招待したいと言っているという。マシューとメアリーの関係
の修復を望んでいる事を告げ、我々も元の関係に戻らないといけない
ことをイザベルは語る。マシューは例え村に残らなくても相続人であ
り、あなた方の家族だという。今はメアリーもロンドンにいるが
同じ時にダウントンに戻ってくる事を告げる。マシューはラビニア
の車で戻ってくるので列車で鉢合わせすることはないだろうとの
こと。コーラはメアリーに対して少し帰宅するのを遅らせることは
出来ないのかと告げる。
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クローリー伯爵家の相続問題で揺れる中、ついに欧州では第一次
世界大戦へと突入し、イギリスはドイツに抗戦していく。
フランス北部・ピカルディ地方に流れるソンム河畔の前線では
人の死が繰り返される中、マシューはその最前線で戦う。
休暇の時をダウントンで過ごすことに決めていたマシューは
みんなの前でロンドンで知り合った女性・ラビニアを婚約者として
紹介しようと考えていた。
一方のどかな田園風景の溢れるイングランド南東部のダウントン
では戦争はウソのようにして穏やかな時が流れていた。しかし最前線
で働く人の為にカントリー・ハウス「ダウントン・アビー」でも
積極的に負傷兵支援の為に尽力する。

いよいよ戦争が始まり、一つの時代の終わりと同時に一つの時代の
始まりを予感させるという時代の狭間を行き来している中で、
戦争が終われば時代は変わるという台詞が人々の口から発せられる
シーンが多かった。戦争によって明日かも知れない命の中、夢や希望
を持たなければやっていけない事情がそこには有るのだろうし、
階級制度の下位にあるものたちにとっては、本当に転機と感じている
ものも居るのだろう。
階級制度に拘るものたちにとっては、死活問題にも繋がり兼ねない
ところも有るので色んな意味で不安と期待が交錯しているという
現状である。

勃発してしまった戦争に於いて、城周りのスタッフたちはどのような
形で国の為に貢献していくのかということが、それぞれの価値感の元、
それぞれの立場から描かれ、前線で働くものこそ最大の貢献であり
義務だと思っている人も居れば、戦争の怖さ故になんとか回避しよう
とするものも居たりして、色々と性格性を垣間見たような話だった。

城の主のロバートこそ前線に行きたいと息巻いているものの、
多くの人物は寧ろ後方支援を求めているようで、特にバイオレット
を中心とした”裏工作”が至る所で見られる話だった。
今回のバイオレットは妙に気の利いた皮肉ばかり語っているなと
思っていたけど、やはり身内かわいさ故のエゴが突出している
ところが遭って、冒頭の花のくだり辺りから独特の存在感を発揮して
いた。
「神は時々不思議なことをされる」
モーズリーに対して「すぐに招集されることはないがいつかは招集
される。その時はこの人(イザベル)を恨みなさい!」

そんなバイオレットとは対象的に存在しているのは、
マシューの母・イザベルだった。この二人の対決はある意味
あんまり殺伐とし過ぎていないので、見ていても安心して見ていられる
ものが有り、このドラマの中では何処かお上品な争いって感じ。

長女のメアリーはマシューと別れてしまったことを後悔しつつも
ロンドンで祖母の娘であるロザムンドと共に悠長に買い物していた
とばかりの行動を取る中で、悪名高き新聞社のリチャード・カーライル
という人物とグリーブゲンで知り合ったことを語っていた。自分が
スキャンダルの渦中にいるということもすっかり忘れてマスコミの
関係者と接近する辺り、何処か抜けているメアリーの姿。

次女・イーディスはブランソンから運転を習っている。
イーディスはシーズン1で年の差カップルとして嫁ごうと画策
していたストラランと破局したものの、そのまんま車に関しては
興味を持ち続けている感じ。いずれ役に立つときがあるかも
知れないということで、運転を習っているけど、何もしないよりは
良い感じかな。

三女のシビルは相変わらず自分が知り合った男性たちが前線で死
の知らせが届く度に心を痛めている様子。その事実をイザベルに
相談すると看護師としての道を模索する様になった様子。
ヨークにある看護学校にイザベルのツテで入学する為に、パットナム
たちから料理や掃除の仕方を習っていくところなど、階級制度を
否定する行動にコーラは難色を示すものの、料理している娘の
笑顔を見て嬉しそうな顔をしている光景が印象に残る。
看護学校に入る直前にシビルと仲良くしていた運転手のブランソン
から告白がある。身分を越えた禁断の告白では有ったものの、
シビルとしては彼の事をどう思っているのかな。

ベイツはとてもクセのある流れが有った。
登場の仕方はメアリーと出会うダウントン駅でのプラットホーム
だった。列車でもファーストクラスに搭乗するメアリーに対して、
ベイツは庶民専用の客室に搭乗していた様子。
母親が亡くなったとのことで、葬儀を終えてダウントンに戻ってくる。
ベイツと言えばアンナとの関係が気になっていたけど、シーズン1
ではベイツが結婚していることを知り、絶望感を抱くものの、
今回いよいよベイツの意地悪そうな妻・ヴェラが登場する。
ヴェラ演じるMaria Doyle Kennedyと言えば、現在Dlife放送中の
「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」でミセスS役として登場して
いるけど、それとは正反対の強烈そうなキャラクターだ。

また新キャラクターと言えば、一人ダウントンのメイドとして
補充される形でエセルという活きのいいキャラクターが登場。
オブライエンと衝突していくのかなと思って期待したけど、
度重なるオブライエンの意地悪によって早くも打ち砕かれそうな
感じ。冒頭ではアンナを邪魔者腫れ物扱いしていたけど、
ベイツを失ったアンナとはラストで急に接近していくる

またもう一人のキャラクターとしてはマシューの婚約者として
登場するラビニアというロンドンっ子の女性だ。父親が弁護士の
仕事をしていたということで、メアリーに振られたマシュー
はマンチェスターでの仕事に従事していたことが有ったけど、
そういう繋がりも有ったりするのかな。

マシューとトーマスは最前線で戦う人物だ。
ソンムの戦いに於ける塹壕の中で右往左往している姿を見ると
映画「西部戦線異状なし」を思い出させるけど、目の前で狙撃
されたりする光景を見るとこの映画の影響を受けて居るような
印象はあるな。

シーズン1のラストで戦争の兵士として働くよりは衛生兵として
働いた方が生存率が高いだろうという計算の元トーマスが国民のため
という大義をもって直訴している姿が有ったけど、今回はマシュー
とトーマス伍長が前線の塹壕の中で再会するシーンが有った。

またウィリアムとモールズリーは最前線に行くべきかどうかで
苦労する役柄だった。
どちらの人物も共通するのは、父一人、子一人の状態であること。
招集された末に命を落とせば運命だと割り切れるものが有りそうだが
志願はして欲しくないとする親の心が描かれている。
しかしそんな名目によって守られているが、実際の本人たちは
自分の人生を選ぶ権利が有り、実は行きたくないが為の口実に
しているのではないかとして苦悩している。ウィリアムは町の女性
たちから”弱虫だ”とやじられて意気消沈する中、デイジーのキス
によって取りあえずは精神を保っている状況だけど、果たして
今後どうなっていくのか。

再び最前線に戻ったマシュー。
メアリーから渡されたお守りは、ダウントン・アビーを彷徨い
歩くワンちゃんの人形なのか。
メアリーとイーディスは相変わらず姉妹で意地の張り合いをして
いるけど、メアリーはマシューの無事を願って祈る姿がある。

「私は信心深いとは言えません。あなたがそこに居るのかも分から
ない。でももしそこにいて私ら報いて下さるのならば彼をお守り下
さい。」

メアリーはマシューの件では婚約を取り消した経緯ももの凄く
身勝手なものだったし、この考えもまた如何にもメアリーさんって
感じだけど、何処か憎めないところがあるよね。

■検索用キーワード

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・メイベル・ノーマンド特集よ。彼女は無一文だった。貧しい大工の娘から

銀幕のスターになった
・お母様は悲観的・・・アメリカ人の血ね

Downton Abbey – The Suite
Performed by The Chamber Orchestra of London

ロバート・クローリー (Hugh Bonneville) グランサム伯爵
シビル・クローリー (Jessica Brown Findlay) 三女
イーディス・クローリー (Laura Carmichael) 次女
メアリー・クローリー (Michelle Dockery) 長女
コーラ・クローリー (Elizabeth McGovern) 伯爵夫人
バイオレット・クローリー (Maggie Smith) ロバートの母
マシュー・クローリー (Dan Stevens) ロバートの遠縁
イザベル・クローリー (Penelope Wilton) マシューの母

Mr.カーソン (Jim Carter) 執事
ジョン・ベイツ (Brendan Coyle) 従者
サラ・オブライエン (Siobhan Finneran) 侍女
アンナ・スミス (Joanne Froggatt) メイド長

ウィリアム・メイソン (Thomas Howes) 第二下僕
デイジー・メイソン (Sophie McShera) メイド・新人
トーマス・バロウ (Rob James-Collier) 第一下僕
グウェン・ドーソン (Rose Leslie) メイド
Mrs.ヒューズ (Phyllis Logan) 家政婦長
Mrs.パットモア (Lesley Nicol) 料理長
エセル・パークス (Amy Nuttall) 新人メイド

ラビニア・スワイアー (Zoe Boyle) マシューの婚約者、ロンドン在住
— (Danny Burns) Stretcher Bearer
— (Gwendolen Chatfield) White Feather Girl
— (Rosie Jones) White Feather Girl
ロバートソン (Jeremy Clyde) 将軍
ジョセフ・モルズリー (Kevin Doyle) マシューの従者
ヴェラ・ベイツ (Maria Doyle Kennedy) ベイツの妻
— (Richard Hansell) Medical Officer
トム・ブランソン (Allen Leech) 運転手
スティーブンス (Peter O’Connor) Sergeant
Dr.クラークソン (David Robb) 医者
デービス (Stephen Ventura) 軍人
— (Graham Bandy) Medical Orderley / Melodeon Player
— (Greg Bennett) Officer at Benefit Concert
— (Peter Brown) Villager
— (Robert Clayton) Injured Soldier

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