第14話 タヒチ T.A.H.I.T.I.
脚本/Jeffrey Bell
監督/Bobby Roth
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【前回までのあらすじ】
どうしてシールドは死んだ本人に隠しているのか。ハイチでは
何が有ったのか。長官が科学者に24時間体制で動かしたのだと
すると、コールソンは死にたかったと告げ、ストライテン博士
も死なせるべきだったという。そんな中クインを捕まえろと
する指示を出すが、クインが捕まるという際にスカイがクイン
の銃弾を受けて瀕死の重傷を負う。シモンズは咄嗟の判断で
内臓を冷やして大至急医療機関に運ぶことを告げる。
【ストーリー】
救命に運ばれる。スイスのチャーリヒ・シールド外傷センター。
至近距離から腹部に2発撃たれた事を告げ、頻脈。血圧の低下、
大量出血が起きているとし、シモンズはその為に内臓温度を
下げている事を語ると医者にスカイを托す。
私は何も出来ないとしてシモンズは無力さを嘆くがコールソン
はよく頑張ったとして彼女を称える。医者はこれから開腹手術
を行う事を告げる。
コールソンは必死になってフューリー長官に電話を取り次いで
もらおうとしていた。フィッツはあの時自分がスカイを止めな
かったことが問題だったと反省するがシモンズはスカイが一度
決めたら止められない性格だというのは知っているでしょと
語る。ウォードもフィッツの責任ではなく寧ろオレの責任だと
して責める。スカイは無謀なことをしたのだという。メイは
撃った男が一番悪いのだとして、クインが悪い事を告げる。
コールソンは長官に電話が繋がらないことに苛立ちを露わにする。
スイスのチャーリヒ・シールド外傷センター。
医者はみんなの元にやってくると、状態はよくない事を語る。
銃弾は胃と大腸と小腸を貫通していること。損傷部位が広すぎる
のだとして延命は取れるが時間の問題だという。そうすべきか
どうかの決断をして欲しいという。打つ手はないと聞き家族を
呼んで欲しいという医者に対して、我々が家族だというコールソン。
メイは尋問室に居るクインの元に行くと彼をボコボコにする。
コールソンはそんなメイを止めると今すぐ外に出る様語る。
スカイではなくアイツが死ぬべきだとするが、先ずはスカイを助ける
のが先だという。操縦を頼みたいとして、メイに私を蘇らせた
医者が居るのだという。彼ならば救えるだろうとのこと。
しかし本部からはクインの尋問の為にフリッジに搬送する様命令
が来ていることをウォードは報告する。コールソンは私が指示する
までは決してクインを引き渡すなと語る。ベセスダに行くのは
本当なのかと問うウォードに私が救われた施設があるのだという。
ただ救われただけではないとし真実を教えるとコールソンは語る。
シモンズはコールソンの話を聞いて医学的不可能だと語る。
しかし現に私が生きているのが証拠だという。ここにどう生き返ら
せたのかが書いて有るとし、分厚いファイルを見せる。
そこには”機密事項 LV10以上”と書かれたファイルで、フィッツは
規律違反ではないかという。しかし関係無いとしてこれは命令だ
というコールソンは、死と開腹の記録が書かれていてフューリー長官
から手に入れたのだという。読んでみたが医学的部分がまるで理解
出来ないとして、シモンズに全て呼んでもらい質問はストライテン
先生に聞いて欲しいという。タヒチは魔法の国ではなかったとし
真実を隠すために植え付けられた偽の記録だという。ここには心臓
が打ち抜かれて真っ二つになったと書かれていているという。
損傷部が完全に修復させる方法が分かればスカイにも使えると
のこと。
ウォードとメイはコクピットへ。
メイに手は大丈夫かと尋ねる。コールソンが死んだ時のことを聞いた
とするウォードに対してメイが反応しなかったので知っていたのか
と告げる。スカイが辛そうだとして機械に繋がれてやって生きている
状態だという。本当に行くべきなのか。2度目の奇跡をアテにして
までいくところなのかと問う。メイは部下が助かる可能性が
例え1/100万でも有ればいくという。コールソンはそういう人でかけ
がえのないリーダーだという。だから納得出来るのだと語る。
ウォードは先ほどクインを殴る際に感情的だったメイに良い感じ
だった事を語る。
そんな中、本部からの無線連絡が入る。
シールド616(バス)に対してクインをフリッジに連れて来る様命じる
ものだった。ウォードは完全に命令に逆らっているとし、我々は
クインを引き渡しに応じていないのだという。司令官が今から
そっちに乗り込むとのことだった。
コールソンに伝えるとあちこちで紛争が起きているのに、わざわざ
コッチに飛行機を寄越すなんてと告げる。
小型の護送はとF35戦闘機が二機併走しているとウォードは告げる。
バスにその中の一機が合体すると、そこからエージェントギャレット
がやってくる。コールソンは何をしに来たのかとするが、LV8の
癖に反抗期のお前とは違うのだと語る。今すぐクインを引き渡せと
いう。ギャレットはエージェントトリプレッドのことを紹介する
と、彼はエージェントウォードがそっちについた後にトリプレッド
がオレの下についたのだという。被疑者の確保をするというギャレッ
ト。長官からのプレゼントだからといって撃ち落とされないと思うな
という。何故お前が来たのかと問うと護送だけならば専門の部隊が
居るだろうという。クインを追っていたのかと問うとマルタ以来は
何週間もの苦労がお前達のせいで台無しだと語る。部下がクインに
撃たれて生死をさまよっているのだとし、今からベセスダの外傷セン
ターに運ぶのだという。オレの部下だって三人が死んだこと。
それならば引き渡したくない気持ちは分かるだろうとコールソン
は語る。
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クインがサイバーテック社から何かを運んでいることを知った
シールドはそれを阻止する為に乗り込むが、クインを尾行する
するのはフィッツとスカイで、他のフィールド捜査官たちは
別の任務の為に駆けつけられない状況だった。クインが単独で
クインの居る邸宅に入る中、クインは容赦なくスカイに対して
銃弾を発砲する。後からかけつけてきたコールソンたちは
急いでスカイを搬送しクインを逮捕するが、スカイは普通の医療
病院では手の施しようがない程に内臓を損傷していた。
コールソンは死なせる訳にはいかないと考えてフューリー長官
とアポを取ろうとするが繋がらず、なんとかして自分が治療して
もらったストライテン先生や医療施設があるベセスダに向かう。
しかしシールド本部からの指令では、クインを護送することが第一
の任務だった。それを無視してベセスダに向かうと本部からは
エージェントギャレットやトリプレッドが送られてくる。
コールソンはフィッツ・シモンズに自分が生き返らされた時の資料
を渡して医療的解読を頼むと同時になんとかして治す方法を見つけ
て欲しいという。しかしそこに書かれているものは全て実在しない
薬と施設であることに気が付いていく。
いよいよ全員にコールソンが一度は死んで生き返らされたという
事実を公表した格好で、それを踏まえつつスカイにもその技術力
を使ってなんとか助けられないかとする流れを演出する。
色んなドラマでエゴの為にチームを裏切るようなドラマが有る中
でこのドラマは結成間もないのに、チームのメンバーの為に
規律を冒してでも命を助ける為に行動を起こし、時に感情的に
なる姿が有る。
生き返らせるという行為そのものに対して、ウォードは機械に
繋がれている彼女が苦しそうで本当に助けるべきかどうかで
苦悩するところが有るし、シモンズに至っても倫理的問題など
を引き合いに出していた。何よりも生き返る事には痛みを伴う
ことに関して最もその辛さを知るのはコールソンだ。
生き返ることではなくスカイはまだ生きているとしていたけれど、
結果的に違いを唱えることで正当化していた。
シールドとしての捜査官レベルというものも有る意味では象徴的
に描かれた。なんと言っても今回初めて聞いた”レベル10以上の
機密書類”。でもその機密書類も適当なことが書かれていて本当
のことが書いて有ったのか謎。シモンズでも7割しか理解出来ない
と語っていたね。
ファイルの中に書かれていたのは「GH325」という名の薬のこと。
ベセスダの外傷センターでコールソンは治療していたとしていた
けど実際には違っていた。その薬を使うと細胞が再生していたと
いうことで、コールソンにも覚えがあるみたい。
取りあえず治療センター自体が何処に有るのか探る為に、エコー
チェンバーを使ってシールドの管理データのキューブにアクセス
していたけど、そんな高レベルのデータシステムによくアクセス
する許可が出たよな(笑)
フィッツ・シモンズが操作していたけど、こんなにも簡単にデータ
にアクセスして体感的操作をするところを見ると、前回の体育会系
コンビのウォードとコールソンがタッチパネルに戸惑いまるで
操作出来なかった姿と対象的だ。
調べていく内に、軍用貯蔵庫・第二次大戦、ゲストハウスという
キーワードが発見され、GH325に関する閲覧者はLV10の大物フューリ
ーだけだという。
ゲストハウスにいくが二人の人物が施設を守っていた。
入り口では暗号・合い言葉が必要な様で「イスタンブールからの
道中に?」と繰り返し質問される。その辺は体育会系のノリで、
頭で考えてダメならば強引に突破せよとばかりに、至る所施設での
決断に於いては、強引突破こそ力なりって感じだったね。
勿論フィッツも同行していたので、それなりに知識を利用して突破
するシーンも有ったのだけど、コンピューター技術に関しては、
時折口にする「スカイが居れば・・」というセリフに象徴される様に
彼女のチームでの役割の大きさというものを感じさせる。
強引に突破してGH325を見つけ出した。
しかし何かのエキスを抽出しているようで、チューブを辿って
いくコールソンの姿が有る。タヒチと書かれた部屋の奥に有ったもの
とは、なんと死体が水槽に閉じ込められていてそれから抽出され
たものらしい。アスガルド人の遺体なのだろうか。
また今回はクインに色々と尋問して聞きたいところが多かったけど
スカイ救出任務最優先ということで殆ど見られなかったね。
サイバーテック社のデスロックとは一体何なのか。
クレア・ボヤントに関してクインが信じるに至るまでの経緯などが
語られていたけど、そんな会話の中に、
「ベルリンであんたの相棒が黒いセダンに乗っているのを知っていた」
「赤毛と待ち合わせていたのも・・」
「モロッコの件も・・」
と色々と訳ありな話をしていた。
赤毛云々は今回のラストで登場するデスバレーに現れたローレライ
と関係があるのかな。新婚カップルのジミーのことを奪って
車で走っていく彼女。彼女はミッドガルド(地球)を探しているような
その発言からすると彼女も宇宙人なのかという感じだけど、
色んな可能性が有るよね。
ローレライ役のElena Satineは現在Dlifeで放送中の「リベンジ」
S4でのルイーズ・エリス役で出演中。
■使用された曲
・Agents of S.H.I.E.L.D. Theme Song
Written by Bear McCreary
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■キーワード
フィル・コールソン (Clark Gregg) S.H.I.E.L.D.の捜査官
メリンダ・メイ (Ming-Na Wen) 捜査官、エースパイロットで兵器の専門家
グラント・ウォード (Brett Dalton) S.H.I.E.L.D.のブラックオプスの専門家
スカイ (Chloe Bennet) ハッカーグループ「ライジング・タイド」
レオ・フィッツ (Iain De Caestecker) 捜査官、兵器技術を専門
ジェマ・シモンズ (Elizabeth Henstridge) 捜査官、生命科学に精通
イアン・クイン (David Conrad) 敵組織
ジョン・ギャレット (Bill Paxton) エージェント
ローレライ (Elena Satine) 赤毛、デスバレーに現れた
ジミー・マッケンジー (Robert Belushi) デスパレーの新婚
ニコール・マッケンジー (Julie Civiello) デスパレーの新婚
アントイネ・トリプレッド (B.J. Britt) エージェント
Dr.ジャズアト (Sarayu Blue) スイスチューリヒシールド外傷センター医師
アルファ (Michael J. Silver) ゲストハウスの兵士?
ベータ (Jake Newton) ゲストハウスの兵士?