ボディ・オブ・プルーフ/死体の証言 Body of Proof 第2話 滲んだアイシャドー Letting Go

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第2話 滲んだアイシャドー Letting Go

脚本/Matthew Gross、Christopher Murphey
監督/Nelson McCormick
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夜バレーグリーンに停車していた車の中で銃声が聞こえる。
1発、そしてまた1発・・・
ミーガンが真っ先にやってくる。ピーターは妙に早いなと告げ
ると検視局にいたという。現場にはまたしてもモリス刑事が
いた為にミーガンもうんざりする。
頭に銃創が有り、被害者はデーヴ・パイアセキとリンダ・チャッ
プマン。肝臓の温度と死斑から見て死亡推定時刻は夕べの午後
23時頃だろうと。モリスはこれは無理心中だろうという。
デーヴがリンダを撃った後に自分で撃ったのだという。右手に
銃を持っているのが証拠だとするが、ミーガンは日建てに拳で
殴った様なアザとタコがあること。彼は左利きだという。左利
きの人が右手で頭を撃つのか?と問う。更に左利きの証拠として
左の尻のポケットにサイフが入って居るハズだという。その
名の通りサイフが入って居た。
ミーガンは携帯を取り出すと、手が痺れて携帯を落としてしまう。
また治っていないようだと。娘のレイシーに電話するミーガン。
娘は学校にいこうとして用意していたところで、外では父が
車で待っているのだという。放課後逢わないかと問うと乗馬の
レッスンが有るのだという。それならば明日にランチをしないか
と誘うと、もう行くとして電話を切るレイシー。

ピーターから娘との関係を聞かれると、娘の誕生日には心のこも
ったプレゼントをあげろと言ったので、私は娘に自宅の鍵を
与えたのだという。そうしたらケーキを置きに来てくれたとのこと。
娘は私にチャンスを与えるということだと。ピーターは先走る
べきではないというが、人生を楽しもうというだけだという
ミーガン。

所長のケイトから助手をつけるので早くこの一件を片付けてと語る。
ピーターはケイトに対してモリスとまた捜査を共にすることになる
のは偶然なのかと問うと、警部補と話して4人をチームにしたことを
聞く。ミーガンへの戒めなのかと問うと、警察全員に嫌われるよりは
2人に搾る方が良いでしょと言われる。

カーティスとイーサンは休憩室でコーヒーを飲んで居た。
ミーガンがやってくるとカーティスに仕事をするよう告げ、
先生と言われたいのであれば医師としての腕前を見せてくれと語る。
レントゲンの結果、リンダの銃弾とデーヴの銃弾が頭蓋骨内に
入って居たが、デーヴの方は割れているようだという。
テーヴの家はアナユンクで、彼はポートランドからの移民で家族は
いないという。大家によると左利きだと確認しているという。
リンダの方は父・アルは不動産業者の社長で死んだ二人は高校時代
恋人同士だったという。それぞれ別々の高校に通っていたとのこと。
亡くなった場所は若者に人気のスポット。金持ち娘に振られてその
腹いせに男が殺したのだろうというモリス刑事。男は貧しくて
海軍を除隊後建設作業員をしていること。彼女に未練があり、
復縁を迫るが断られたことで心中したのだという。
ミーガンは左前腕に乾燥した病変部が有り、湿疹なのか接触皮膚炎
なのか。右腕には海軍のタトゥーが彫られていた。

イーサンはリンダは脊髄に手術痕があるという。化粧が崩れている
こと。付け毛のせいで牽引性脱毛症だというカーティス。銃には
デーヴの指紋があることからモリスは心中で決まりだろうと語る。
しかしミーガンはテーヴの頭から二発の銃弾を摘出すると、自殺でも
2発撃てるものなのかと語る。これは殺人だと告げる。

リンダは幼少期に事故に遭って手術痕はその時のものだという。
首にはロットが入って居た。マロリーワイス症候群だというイーサン。
食道の胃の噴門部、その粘膜から出血しているという。過食症や
妊娠など嘔吐が原因であることが多いとのこと。しかし過食症に
よる内臓の損傷はなく妊娠もしていないとミーガン。デーヴは
最近呼吸器の不調を訴えていること。しかし胸膜には異常がない
という。ミーガンは胃の内容物はハンバーガーとミドリのポテト
だとし、これはどう説明するのかと問う。モリスたちに店を調べて
くれと語る。イーサンたちにはデーヴの胸について調べるよう
語る。
ミーガンはカーティスに対して初恋の終わりがこんなでは
悲しいとし二人の為に犯人を見つけたいとして親身になって捜査
するよう告げる。
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若者たちの人気スポットで男女の若い遺体が発見される。
二人共頭部に銃創が有り、それぞれデーヴ・パイアセキとリンダ
チャップマンという高校時代に付き合っていた恋人だった。
しかしリンダの父・アルは不動産業者の社長で、デーヴは海軍
除隊後に建設現場で働く労働者。身分の違いでつきあう事を
拒まれて殺した挙げ句、自殺した心中事件ではないかとする
モリス刑事が推測を立てる。しかし殺したとされるデーヴは元々
左利きなのに何故か右手に銃を持っていたことから、心中案件
とは違うとして、ミーガンは捜査を開始する。

基本的に事件捜査に関しては基本を抑えて丁寧に描かれている
印象はある。
ミーガンに反発した刑事たちは、彼女の見解とは別に事件解決
の為に動き、彼女の事を信頼していないとする辺りの設定は
葛藤点を明確にして面白いし、ミーガンが色々と事件解明のためと
称して、病院での経費のことも考えずに検査を次々と実行しては
経営者たちの頭を悩ましているいうところで、色んなところで
衝突が起きている。

骨とか皮膚から分かることを追っていくウチに、見えなかった
生前の事実が明かされること。
脱毛症とか過食症での嘔吐痕(マロリーワイス症候群)、胃の内容物
から来るそれぞれのミスリードの流れを刑事に勝手に追わせている
間に、当日の足取りだけでなく、その人となりの人生も分かり、
生前に何が起きていたのかを追求していく。

これまで完全にバカにされていたスタッフであるカーティスとか
イーサン辺りもチームの一人として上手い事取り込んだ格好で、
今後共この人たちがニノ線を走ることは明らかだけど、如何にも
楽しい掛け合いをしてくれそう。最後はミーガンも副所長のこと
を先生だと認めていましたね。

事件の容疑者として、レストラン経営者で支配力・暴行歴の有る
ブライアン・ホールとか、彼の地元であるアナユンクでは
白人至上主義者のエリック・シングルトンが黒人を連れたデーヴ
に嫌がらせをしてくるも、海軍上がりの彼は返り討ちに遭わせた
という辺りも凄い。

リンダが幼少期に事故に有ったことから、両親が過度に娘に対して
人生に関与したかったであろうことを考えると、それを煙たがり
家を出て行きたかったとする彼女の行動自身の流れにも合点が
いく。
心中したと思い込んでいた流れが実際には結婚しようとして指輪
をプレゼントしていたり、実家の両親にも結婚することの報告を
していた流れを見ると、まるで冒頭で感じた思いとは違うストーリー
が有り、なかなか興味深いものが有った。

そして何よりもこの事件を通して見る親子関係は、現在ミーガンが
抱えている娘・レイシーとの問題にも繋がって居て、親子関係
とはいえ、距離感が必要であることの教訓めいたものを改めて
感じさせる流れになっている。

■使用された曲

・Domestic Scene by The Radio Dept.

ミーガン・ハント (Dana Delany) 検視官
ケイト・マーフィー (Jeri Ryan) フィラデルフィア医療センター・局長
バド・モリス (John Carroll Lynch) 刑事
ピーター・ダンロップ (Nicholas Bishop) 医療捜査官
サマンサ・ベーカー (Sonja Sohn) “サム”、刑事
イーサン・グロス (Geoffrey Arend) 医療センター・医者
カーティス・ブラムフィールド (Windell Middlebrooks) 医療センター・副局長
レイシー・フレミング (Mary Mouser) ミーガンの娘

アル・チャップマン (Barry Shabaka Henley) 父親
ローラ・チャプマン (Brenda Pressley) 母親
リンダ・チャップマン (Zakiya Cook) 娘、元ウェイトレス
ブライアン・フォール (Brian White) バー”アイアンワークス”店主、DV
ニーナ・ウィーラー (Sherri Saum) “アイアンワークス”店員
ゲイリー・ミラー (Chance Kelly) 現場監督、アスベスト
エリック・シングルトン (Alexander Cendese) 白人至上主義者
ロニー・リード (Johnny Hopkins) エリックの息子
デーブ・パイアセキ (Steven DeMarco) リンダの恋人、建設作業員、アスベスト
— (Alex Winston) 制服警官
— (Albert M. Chan) Lab Tech
— (Danny Connelly) Contractor
— (Suzanne Gillies) Medical Investigator
— (Enku Gubaie) Waitress

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