第32話(30) 暴走!プチヘリ君 #DroneBabyDrone
脚本/Dan Schneider
監督/Dan Frischman
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キャットとソファーに寝そべるとノーナに電話する。面白いこと
しないかと問うと、テレビのニュース銀組を一つ見て一番面白か
ったニューステーマの内容を500の単語でまとめないかという。
ノーナはそれって宿題でしょとし、自分でやりなさいと語る。
仕方なくテレビをつけるが、ニュースでは、”ワシントンの予算
委員会で年金改革”のことを放送していて、無理だと呟く。
ダイスがやってくると信じられないニュースがあるという。
サムと道を渡っていたらクラクションを鳴らしたヤツがいて
次の赤信号までおいかけて窓からサムは手を突っ込んだのだと
いう。ハンドルを取ってきたというサムは相手のシャツもビリビリ
に破いてきたという。
キャットはそんな二人に楽しいことをしたくないかと問うと、サム
はすぐに気が付いて宿題は自分でやりなさいという。ダイスも
ダメですと語る。サムはニュースだってそんなに悪くないという
が、石油が幾らとか、中東とかダウヘーキンさんって誰なのか?と
して意味不明だという。ヘルメットボール(フットボール)を見て
いた方がましだという。それならばニュースニュースニュース.com
を見たらどうかというダイス。一つのニュースが30秒で見られる
サイトだという。キャットは「グルテン」「気候変化」「医療」と
かいう単語が聞こえたらダイスのことをパンチするよわと語る。
サムもしょうがないと語る。
ニュースアンカーのタミー・ヤンクスは「専門家の話によると
グルテンが気候変化をもたらしその結果医療費が跳ね上がりそう」
だという。また別のニュースでは「巨大ショッピングサイト、ザパ
ソンが配送のスピードを上げると発表したこと。」通販のニュース
だとして、サムもキャットも興味を示す。次回の注文は無人機の
プチヘリが届けて入れるという。30分で到着するというもので、
玄関の前に荷物を卸、ザパソン集荷センターに戻るのだという。
サービスが始まるのは今夜からだとし、タミーはご試聴”ヤンキュー”
と語る。24時になったら注文しようと語る。
そんな中突然裸の男が入ってくると、僕のハンドルを返して下さい
とやってくる。
サムとダイス、そしてキャットはプチヘリが飛んでくるのを窓から
見ていた。ずっと空を眺めていて3人は音がする度に来た!という。
キャットが来たというが、サムはあれは月だという。
そんな中、ノーナがやってくると何処が火事なのかと問う。
今メールで早く来て、アパートが火事になって大変なのというメッセ
ージが届いたという。しかしそれはウソだというキャットはそう
書けば急いで来てくれると思ったという。
ノーナは強力な消火ホースを持ってくるとサムは使えるのかと
してダイスに水をかける。サムの友情の形っておかしいよという。
ノーナは24時22分に何で来て欲しいと思ったのかと問うと、
プチヘリが来るのよという。ザバソンの配送無人ロボットの
ことだというサム。ロビットなのか?というロビットではなく
ロボットだというが、ダイスはノーナは年寄りだからロボットを
ロビットだと言っているのだという。そんなダイスに水を引っかける
ノーナ。何を注文したのかと問うと、「ビーフスティック、デオ
ドラント、超ザラザラトイレットペーパー、バトミントン、羽根付き、
特大サイズのブリーフ」だという。なんでそんなものを注文する
のかと問うと有ったら面白いからだという。
そんな中ヘリの音のようなものが聞こえるがサムのマッサージ器の
音だった。キャットはアソコに見えるのはプチヘリだとするが
月だよと突っ込まれる。そんな中、本当にプチヘリがやってくる
と窓を突き破って荷物が運ばれてくる。テクノロジーって素晴らし
いと告げる。
しかし翌日管理人からは窓硝子を割ったとしてキャットに弁償する
様求める。キャットたちはザパソンのプチヘリが破ったのだと
してサービスセンターに連絡。するとシャーマンというザバソンの
お客様係がやって来て弁償することを語る。
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キャットはテレビニュース番組を見て一番面白かったニュース
内容を500の単語にまとめるという宿題が出る。ニュース嫌いの
キャットとしては周りの人に宿題をやってもらおうとするが
「それは自分でやるもの」と指摘される。しかしネットでニュース
を見ていると、そこで人気巨大ショッピングサイトの”ザパソン”
が配達のスピードを上げる為に、プチヘリを導入し、注文から
到着まで30分で配達することが発表される。翌日24時~だと
聞いたサムやキャットたちは注文して、プチヘリが配達する時
を待っていた。
日本的にはタイムリーなネタではあるけど、アマゾンに於ける
ドローンでの配達試験に関しては比較的前から可能性について
言及されていた。連邦航空局がそれを認めるか否か。一度は
可能性の高い輸送法だとされていたけど、先日ドローン規制法律案
なんてものもちらつき始めて、日本でも原発反対者による行動
やユーチューバーによるドローン使用に於けるモラルを欠いた
行動によって結局、ドローン=悪という印象が生まれてしまった
感じだ。近年CCD搭載のヘリコプターなど安価なものが出回って
いて、それを撮影することに楽しさを見出していた人も多かった
だけにちょっぴり残念。
ただドラマではドローンに対する可能性よりもリスク性を多く
扱っていた感じで、それと同時にサービスセンターの対応に
ついての皮肉を込めて描いた感じで興味深い流れが有ったのかな。
半額とか送料無料とか言われると、なんだか意味もないものを
買いたくなってしまうという購買欲ってどの国も同じなんだな
って感じだけど、流石に利用価値がなさ過ぎるものが多かったね。
ノーナが体を張るシーンも多く、相変わらず子供にも年寄りも
容赦がないドラマで、ここの所、ドラマの中のサムの悪行は減って
いた印象も有ったのだけどね。
3人がクレームの電話をかけるシーンが何気に面白かったかな。
赤ちゃんがプチヘリに連れ去られたことで、ノーナは警察に・・
キャットはザパソンに・・サムはデリバリー店にクレームの
電話を入れていたけど、みんな通じない。
「赤ちゃんが無人ロビットで雲の上にフワフワゴーしたのよ!」
ティムの母から電話が鳴り、赤ちゃんが居なくなったことを
話せずにキャットが赤ちゃんのマネをするけど、何気に上手い(笑)
「サム&キャットのスーパーロックな超たのしいベビーシッター
サービス」という恥ずかしい名前はまた存在していたのね。
赤ちゃんを受け取りに集荷センターへ。
ザパカートで移動するとか言いつつ少しの距離しか利用されない。
いざ赤ちゃんを受け取ろうとするが思った以上に多くの赤ちゃん
が誤作動で引き取られていて、しかもサムたちはティムがどういう
顔をしているのか知らないという状態だった。
集荷センターには色んなものが引き取られているとして、ウィッグ
も引き取られたとした際に、サムもキャットもノーナも髪の毛を
気にしていたけど、みんなウィッグをつけているのだろうか?
ラストはノーナの捨て身のギャグとばかりにウィッグを取られて
しまったり転ばされたりで踏んだり蹴ったりだったけど、なかなか
面白かったかな。
ダイスも相変わらず損な役回りで、水をかけられるシーンが
面白かったね。
■使用された曲
・
サム・パケット (Jennette McCurdy) “アイ・カーリー”のサム
キャット・バレンタイン (Ariana Grande) ハリウッドアーツ校
ダイス (Cameron Ocasio) キャットと同じアパート住民
ノーナ (Maree Cheatham) キャットの祖母
グーマー (Zoran Korach) 格闘男
シャーマン (Kurt David Anderson) ザパソンのお客様係
— (Christopher Baskerville) Parent
フランク (Jared Benjamin) “ザパカート”運転手
タミー・ヤンクス (Lauren Gores) ニュースアンカー
デューク (Tom G. McMahon) 大家
マーティ (Matt Shore) サムにクラクションを鳴らした運転手
ティム・フェイメリー () シッターの子
スティーブ () ヘリが顔面直撃