CSI:科学捜査班 シーズン13 第12話 悪夢のセミファイナル Double Fault

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第12話 悪夢のセミファイナル Double Fault

脚本/Melissa R. Byer、Treena Hancock
監督/Brad Tanenbaum

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優勝賞金50万ドルをかけたテニス大会のセミファイナル。
第二シードのタラ・ジャンセンと第18シードのクローディア・
ウェバーの対決。
解説のクリス・エバートとリンゼイ・ダベンポートは二人の
対決を興味深く実況していた。ダベンポートによるとこの二人
は、ダブルスでのパートナーだけでなくコートを離れたプライ
ベートでも親しい関係だという。友人との対戦はやりづらいと
してクリス・エバートもダベンポートも現役時代に同様の心境
を味わったことを語る。ウェバーはジャンセンにこれまで全戦
全敗。勝てば大金星だった。ウェバーの夫でコーチのアイバンと
クローディアのことを12歳の時からツアーに帯同して応援して
いる父・サイモンが見守る中、ついに勝負はマッチポイントを
握る。最後は193kmのサービスエースで決着がついた。
勝者のクローディア・ウェバーにインタビューのマイクが向け
られる。親友との対戦のことを聞かれ、いつも支えてくれる
夫や父、そして応援してくれているファンへ感謝を述べる。
しかしウェバーは練習コートで夜に殺害されて発見される。

現場に行くフィンとラッセル。
ラッセルは全くテニスに興味が無く、彼女の事も知らなかった。
自分は専らバスケだというラッセル。被害者は人柄も良かった
として現場で最初に通報を受けてかけつけたエイカーズは語ると
遺体を見つけたジャステイン・ギメルストブ選手を連れてきた
という。ラッセルたちは遺体を見つけるまでの詳細を話して
欲しいと頼むと、いつものように練習に来た際に、彼はまずは
ボールマシンから始めるが、ラケットでボールを撃ち返した際に、
血しぶきが上がってボールに血が付着していることを知ったのだ
という。
フィンはクレーコートにこすれた跡が有り、中速飛沫だという。
ここで殺されたのだとすると、ラッセルはテニスは流血スポーツ
なのかと皮肉る。

アルとデビッドもコートにやってくる。
遺体は完全に死後硬直で固まっていた。右腕の方が左腕よりも
太いとすると選手は利き腕に筋肉が付きやすいのだという。
アルは車椅子チームでダブルスを組んでいるが負け知らずだと
語る。デビッドは肝臓の温度を測ると、31.9度。死後6時間だと
するとフィンは完全硬直ならば12時間ではないのかと問う。
死の直前に運動をしていると硬直の進み具合が通常よりも早く
なるのだという。シューズに血しぶきのようなものが付着して
いた。頭部には重篤な鈍器損傷が有り、試合に勝った方が打ちの
めされたと皮肉る。
アルは打撲だけでなく刺し傷があることを語ると、以前にもシュ
テフィ・グラフのファンに刺されたモニカ・セレス選手がいる
ことを語る。度を超えたファンとは厄介だという。

アイバンはニールから色々と話を聞かれる。アイバンは妻が殺さ
れたばかりなのに容疑者扱いだとして不満を述べるが、寧ろ容疑者
として外す為にしていることだと思って欲しいと説得。最後に
彼女を見たのはいつかを尋ねると記者会見の後、僕だけが一人帰宅
したという。自分のいびきが酷いので大事な決勝戦の前で眠れない
と困るので、彼女は近くのホテルを取っていたのだという。
気を沈める為にコートで軽く練習していたのではないかと。
危害を加えそうな人はと尋ねると、みんなに愛されていたことを
語る。
お父さんに掛ける言葉が無いとし、昨年奥さんに先立たれて今回は
一人娘まで亡くなったのだという。

グレッグはコートに跡が残っているとして激しくやられたであろう
事を語る。フィンは血痕を調べると芝と僅かな砂利があるという。
クレーをラボに持ち帰って調べようという。
グレッグはゴミ箱に血が付着していることを発見するが、ゴミ箱は
取り替えられた跡だった。ゴミを追いかけなければならないと語る。

ラッセルの元にスミス捜査官がやってくる。スーツからして政府職員
かと問うと、私のラボのキノコは医療用で合法的なものだと語る。
彼は移民局のものだと語り、デビッド・ホッジスに関することを
聞きたいという。彼はアメリカ国籍でカナダに親戚が居ると語ると
どういう人物なのかとたずねられる。変わり者だが良い人物で、
不正をしたことなどないという。海外にはよく行っているのかと
問うと、昨年母親とイタリアに行ったらしいことを聞いたという。
彼に問題が有るのかと問うと、彼のフィアンセのエリザベッタに
ついて調べているとのこと。

ホッジスはトスカーナの彼女の家のぶどう園で出会ったことを
語り運命の女性だと思ったとラッセルに語る。何故黙って居た
のかと問うと、僕は元々ミステリアスだし・・と語る。おめでとう
と語る。
ホッジスはアメリカのコートの場合、クレーではなく破砕玄武岩
だと語る。

アルは遺体の検視をしながらプロの選手は肉体を悉く痛めている
ことを語る。足首の損傷、足の疲労肋骨だとしてレントゲン写真
を使ってモーガンに説明する。硬膜下血腫の跡があり、大脳皮質が
茶色に変色しているという。以前にも頭部を打撲した古傷だろう
と。どのくらい経過したのかというモーガンだがアルは判定不能
だという。今回は頭蓋骨陥没骨折が三箇所、2.5cm幅の四角い跡が
あるという。死因は甲状軟骨が二つに割れて上角顎が砕けて軟部組織
が出血しているという。その血でちっひくしたのだと。ノドの刺し傷
はギザキザで深さは3cm。刃物ではないと語る。
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テニスのセミファイナルで大金星をあげたプレイヤーのクロー
ディア・ウェバーがその晩に練習コートに置かれたボールマシー
ンの中で血だらけになっているのを発見される。
彼女の関係者からアリバイや彼女に恨みを持つものを探していく。
ゴミ箱から凶器に使用されたと思われるラケットが発見され、
DNAを調べると試合でウェバーに負けたジャンセンのDNAが検出。
しかし彼女はダブルスに於いて同じラケットを使っていること
も有り相手のラケットをうっかり使ってしまうことも有ると
指摘。シューズからは夫・アイバンの噛みタバコの跡が検出される
が、一年前から夫婦関係が上手く行っていなかったことを認める
が彼女はここ一ヶ月前から様子がおかしかったという。夜中に
寝ている際に魘されてブレントという名をあげていたとのこと。
家宅捜索をするとLSDが見つかり、そのビンからは自称催眠療法師
だとするダーシー・ショウのものだと判明する。LSDは大昔から
向精神薬として使用されてきたもので、催眠療法を使えば心と
魂を癒せるのだという。ウェバーは夜ごとに恐ろしい記憶・
抑圧された記憶によって苦しんでいたとし、4歳の時の恐怖体験
が有ったことを告げる。治療の際のVTRがあるとして、それを
見せられるが・・・

今回はプロのテニス選手が事件に巻き込まれるというエピソード。

タベンポート選手の試合とか何度も見たことがあるし、ドラマ中
で語られていたモニカ・セレス選手がグラフのファンの暴漢に
襲われた事件なんてのもリアルタイムで知っている。事件が有った
のか1993年4月30日だそうで、もうあれから随分と時間が経過
したんですね。大抵プロテニスプレイヤーが関わってくるとなる
と、登場するのは悪童マッケンローだったりするんだけどね(笑)

前回のアンカーウーマンのエピソード同様に若い人材が台頭してきた
ことで、ベテランのテニスプレイヤーが押し出されるという格好が
有り、結果として親友だとしながらもコートの外では色々と痴情の
縺れなり、過去というものが引き金となっていた。

1ヶ月前から二人のプレイヤーが事情は違えど態度がおかしくなって
いたとのことから何か関係があるのではないかと思われたけど、
別々のことで悩んでいた様子。ジャンセンは怒りっぽくなって
いたし、ウェバーはブレントという人物のことを寝言で口にする
ようになったという。

ウェバーの過去がまた激しいものが有って、ドラマとしては凄い
報告に広がっていったなと思ったけど、結果的にはその流れ自体
はフェイクであり、事件は身近なところで起きたものだった。
しかし4歳の時のこともそうだし、現在の彼女が殺されたことも
親友だとされていた長年のパートナーによって殺害されたという
のだからウェバーの人生って幸運なのか不運なのか、本当に数奇な
人生を送ってきたことなんだなって感じだ。

当時を振り返る流れとしては、フィンがテニスプレイヤーとして
結構な腕前があることが披露されたり、LSDは66年までは合法的
に使用されていたということでラッセルの両親が使っていたこと
が語られていた。その関係がどうか知らないけど、ラッセルの
オフィスのあのキノコたちは影響を与えたのか?

「踊るブロッサムちゃん」という兎の人形が事件解決への道しるべ
となるところは不思議の国のアリスのみたいだ。
ラボの職員が子供が持つ人形が証拠品として重要な役割を持つ際
に一度は”外科的手術”をした後にキレイに縫い直して返却するなん
て流れがあるんだけど、ブロッサムちゃんの持ち主は既に他界
しているし、人形を切り裂いていくホッジスの近くには、
モーガンがいたりして、無言の圧力が凄かった。
というのも今回はなんと、これまでのシーズンで散々引っ張ってきた
モーガンとグレッグとホッジスの恋の行方の流れに於いて、
ホッジスが突然フィアンセなる人物が浮上してしまったからだった。

「Dr.HOUSE」ばりに移民の女性に定住権を与える為の結婚なので
はないかって気がするし、ホッジスが悪いと言うよりもエリザベッタ
が利用している気がしてならないけど、ホッジスはヘンリーが口に
していたように、当時DNAラボの担当だったウェンディとあと一歩の
関係だったのに、彼女が田舎に戻ってフィールド捜査官に転職して
しまったことでトラウマ化しているところがあるのかな。
ヘンリーとはウェンディを巡って争っていたホッジスとしては、
かつては友達だったけど、ホッジスは秘密主義になってしまったと
していたけれど、エリザベッタの件はやはり怪しい他無いな。

モーガンは移民局の人にホッジスのことを褒めて口添えしたので
二人の関係が認められたのだろうか。モーガンとしてはホッジス
との関係は諦めるのかな。

■その他

・Who Are You by The Who

D.B.ラッセル (Ted Danson) CSI主任・S12より
ジュリー・フィンレイ (Elisabeth Shue) CSI・S12 #14より
ニック・ストークス (George Eads) CSI ・ S12・昆虫学
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
グレッグ・サンダース (Eric Szmanda) CSI研究員
アル・ロビンス (Robert David Hall) CSI検死官
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
モーガン・ブロディ (Elisabeth Harnois) L.A市警、SID、エクリー 娘
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) DNA
ジム・ブラス (Paul Guilfoyle) 刑事、警部

ミッチェル (Larry Mitchell) 捜査官
アンディ・エイカーズ (Larry Sullivan) 捜査官

本人出演 (Chris Evert) テニス解説
アイバン・キャファーティ (Ivan Sergei) クローディアのコーチ・夫
タラ・ジャンセン (Susie Abromeit) テニス選手
クローディア・ウェバー (Brit Shaw) テニス選手
Dr.ダーシー・ショウ (Ever Carradine) 催眠療法師、無資格
アーネスト・プレストウィッチ (Bug Hall) テニスセンター清掃員
エリザベッタ (Catrinel Marlon) ホッジスのフィアンセ、イタリア人
サイモン・ウェバー (Matt McCoy) クローディアの父
スミス (David Chisum) 移民局・捜査官
クラウディア・ウェバー (Makenzie Moss) 4 Years Old
本人出演 (Lindsay Davenport) テニス解説
本人出演 (Justin Gimelstob) テニス選手
— (Bill Blair) Chair Judge
カレン・アボット () 母
マーティン・アボット () 父、モンタナ在住、虐待とクレジットカード詐欺
ブレント・アボット () 兄

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