ブラックリスト The BLACKLIST 第5話 運び屋 The Courier(No.85)

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第5話 運び屋 The Courier(No.85)

脚本/John C. Kelley
監督/Nick Gomez

【ストーリー】

リズの様子を心配したトムは彼女に何か変だとして話してくれ
と語る。リズは思い切って質問があるので真実を話してくれ
という。エンジェル・ステーション・ホテル。そこで男性が射殺
されたという。この殺人にあなたが関係しているのかと。
すると突然トムは僕の雇い主は有力者だとして、リズに対して
何処まで知っているのかと問い詰める。本当に知らないという
がトムはリズの首を絞めて殺そうとする。
それはリズが見た夢だった。
トムはリズに対してそろそろ起きてくれと語ると、犬・ハドソン
を彼女に向けて差し向ける。最近眠れずにいるだろうとして
病院を予約したという。診てもらうのは君だとし、僕らの赤ち
ゃんのエコー検査をするという。ジェニーが考えたのかとすると
彼女の知っている夫婦の中で僕らが一番の円満なので子供を
渡すことになったのだという。今夜仕事から戻ったら写真と
対面しようと語る。そんな会話をリンゴをかじる男がずっと
監視していた。

セス・ネルソンは何者かによって拉致されるとカメラに向かって
メッセージを吹き込まれる。マスクを被った男性によって殺され
かける中、セスはあんたは一体何なのかとして何か人違いでも
しているのではないかという。セスは近くに有ったナイフを
使ってマスクマンを刺すが・・彼は刺してもまるで聞かず、
酸素マスクをつけてセスは棺桶の中に入れられてしまう。

ブルーワース・ヒル、メリーランド州・ボルティモア。
イラン人が入手を計っているのは高レベルの情報源だとし
してグレイがレッドに報告する。お探しの答えの鍵ではない
かとすると、レッドは奪ってくれという。しかしそれが困難だ
とすると「運び屋」が運搬するのだという。彼の荷を奪おうと
してカイロで多くの犠牲者を出したことはレッドの記憶にも
新しかった。ここはFBIのお手並みを拝見しようというレッド。

リズはボストン警察からの捜査資料でエンジェル・ステーショ
ン・ホテルで起きた事件について調べていた。
そんな中レスターはリズに対して来週のレディントン対策会議に
リズも出るのだと語る。リズはレスラーにレッドのプロファイル
資料を渡すがオレはプロファイルは信じないという。
「事件解決に役立つのは事実だ」という。リズはあなたを分析
したとして、「短期、怒りに突き動かされている。たまに人肌
が恋しくなると一晩中アジアンポルノを見る」と語る。そんな
の当たっていないと否定すると、少なくとも「私を信じていな
いとし、犯罪者だと思っている」と語る。レッドが私を選んで
いることに不満を持っているのでしょと。そんなレッドから
リズに電話が鳴る。

リズはレッドの隠れ家に直接赴く。
ここはかつてアメリカ随一の作家が住んでいたとし、フレデリ
ック・ヘムステッドだという。そんな作家は知らないという
リズに対して初めて彼に会った時ウェイターをしていて面白い男
だという。母とここに済んでいたが家賃が払えず困っていたので
私が買ったのだという。彼の作品はしゃっぱんされていないが
ここに山ほどあるのだという。液体なども置かれているとし
恐らく蒸留酒だろうと。リズは用件は何なのかと尋ねると、
レッドは「互いを信用出来ない犯罪者同士はビジネスをどう
成立させるか?」と問うと、「お互いを脅迫する」という。
レッドはリストの次の悪党がまさにそれで、通称”運び屋”と
呼ばれているという。取引に彼を使えば成功は間違いないとし
決して買収されず確実に荷物を届けるという。裏切りがあると
売り手も買い手も殺す人物で、不完全な世界では完璧な仲介人
だという。リズは運び屋相手に隠密行動は無理だとすると
荷物が2千万ドルの価値ならばどうかという。そんな値がつく
のは遺伝子操作されたウイルスとか要人の生首かも知れないぞ
と語る。名前は知らないというレッドにどう彼を見つければ
良いのかという。荷物の届け先は分かっているとし、イラン人
スパイのハミド・ソルーシュだという。受け渡しはファーマーズ
マーケットで今から2時間45分後だという。

ファーマーズ・マーケット、バージニア州・アレクサンドリア。
ミーラとリズでマーケットを捜索。バンの中ではレスラーたち
がいつでも急襲出来る体制を整えて監視していた。

■今回の敵

今回もまたレッドからもたらされた情報。
「運び人」と呼ばれる人物が2000万ドル相当の取引をしよう
としていることを知り、それが何なのか、その取引相手が
誰なのかということを追求していく。
といっても取引相手は分かっていて、受取人のことは
レッドは掴んでいる様子。

現在個人的にテレビ東京の「トランスポーター ザ・シリーズ」
を見て居るので、運び人が主人公のこのドラマを見て居ると、
確かにそれを捕まえるのが大変そうだなという相乗効果的印象
がある。

よく分からなかったのは、今回レッドが住んでいたフレデリッ
ク・ヘムステッドという小説家の人物。リズはあまり詳しく
話を聞こうとはしなかったけど、この人が毎日のように新聞社
に対して、”親愛なる編集長へ”ということで手紙を書いていた
こと。それは何かの暗号だったのか。その流れからレッドは
今回の情報を掴んだものなのか。

■運び人はあの人・・

冒頭でセス・ネルソンが覆面をした相手にナイフを刺して
助かろうとしていたけど、相手に刺してもまるで聞かなかった。
後々判明するが、先天性無痛症の人物だということで、
まるで今日本で放送しているドラマ「無痛」のイバラくんみたい。

運び人・トミー・フェルプスを演じているのは、「プリズン・
ブレイク」でおなじみのRobert Knepper。
この人、「プリズン・ブレイク」でももの凄い痛い目に合わさ
れているのだけど、それでも我慢してしまうところを見ると、
無痛症でなくても我慢してしまうようなドS的なところがある
よな。

■一連の流れにFBIは必要だったのか?

確かにトミーは考えられないことをしでかす人物。
痛みを感じないので、その身を犠牲にした普通の人では出来ない
ことをやってのける。でも最終的にこの人が倒れたのはレスター
が打ち込んだ脳への銃弾だった。
痛みを感じないからと言ってもしなない事とは違うってことだ
けど、冒頭でセスに心臓をナイフで刺されている感じがする
のは気のせいなのか。
そしてこういう無痛症の人は、人一倍周りに気をつけるとして
いるけど、ナイフを置き忘れているところなど、全然気が回って
いない気がするぞ。

■リズとトム

そろそろトムの件で何か動きがあるのかな。
逆に動きがないと退屈なままのドラマになってしまいそうな
気がする。
エンジェル・ステーション・ホテルでの未解決事件に関して、
なかなか夫を問いただせずにいる。
夫が隠し持っていた銃はそこで使用された未解決事件の銃で、
被害者はロシア人観光客のヴィクトル・フォーキンという
人物。

リズが夢で魘されている状況を取り外す為にもトムの潔白を
立証しなければならないけれど、彼女が見た夢は正夢となって
しまうのか。

何度かトムからリズに電話が鳴る際に、トムは怒っているかの
ような感じだった。勿論約束していたことを破られる訳だから
憤るのも分かるけど、その約束を破ったから怒っている訳では
なさそうだ。

■誘拐されたセス・ネルソン

VTRに映る映像を見ると、「CSI:科学捜査班」のグレッグ役
のEric Szmandaに見えた(笑)
彼は何処かの棺桶の中に入れられているであろうことは必死。
彼自身が運び人にとってのブツであり、彼は国家安全保障省・
NSAの分析官。セキュリティプログラムをかける3人のウチの1人
だということで、狙われてしまったようだ。

酸素ボンベには限りがあり、時間が刻まれていたけれど、
正確な時間はセスの胸元では刻まれていたけれど、イマイチ時間
的切迫感は感じなかった。

■無痛症の男にも痛みが・・

日本のドラマ「無痛」だと人間としての感情も感じないという
役柄の人が出てきたのだけど、トミーの場合は、幼い頃から
一緒に過ごしてきた弟がいるようす。
ピーターズバーグ連邦刑務所に収監されていて、その弟を
だしに情報を引き出そうとする。

弟によると兄のトミーを虐待していた父は痛みを感じないトミー
に憤りを感じて闘犬と戦わせていたようだ。

■ロランスから話を聞く

元フランスの諜報部員で、彼女は表ではナイトクラブなどを
経営しているが、テクノロジー関係の情報を売って儲けている
らしい。セスを誘拐したのも彼女で、彼女が運び人に渡して、
それをロシア人・ソルーシュに渡そうとしていたというのが
今回の顛末だった。

ロランスが運び人の素性を知らないことを利用してレスラーが
それになりきる。思わずレスラーの姿に格好良いと呟くのは
ミーラだった。

しかしレスラーはロランスとの会話の中で「自分に残ったのは
仕事だけ」だと語る姿が有り、この人にも過去の一つや二つは
ありそうな感じ。

■キーン家を監視しているリンゴ男は?

トムとリズが衝突しそうな感じで、リンゴ男がずっと監視して
いるけれど、この人物はそもそも誰なのかということ。
そして何処で登場するモノなのか。

セスは助けてくれたお礼に一つだけ情報を引き出すことに同意
した際、レッドは自分のことに使わずに、リズの為にそれを
引き出していた。セスが運ばれた際に、レッドが何か耳打ちして
いたのはこのときに交わした約束だったのかな。

殺されたヴィクトルは二重スパイだったのだろうか?
容疑者は白人男性だということで、そのホテルには帽子を被った
トムの姿が映っていたけれど、果たして何が隠されているのか。

■使用された曲

・Bump (Best Fwends Remix) by Spank Rock
・Set No Sun by UNKLE
・Wicked Game by Emika

■出演者

レンモンド・レディントン (James Spader) “レッド”
エリザベス・キーン (Megan Boone) FBI新人プロファイラー”リズ”
ドナルド・レスラー (Diego Klattenhoff) FBI捜査官
トム・キーン (Ryan Eggold) リズの夫、教師

ミーラ・マリク (Parminder Nagra) CIA捜査官
ハロルド・クーパー (Harry Lennix) テロ対策本部長
デンベ (Hisham Tawfiq) 南スーダン解放軍元兵士
ルリ・ザン (Deborah S. Craig) 経済学博士、レッドの金庫番

ロランス・デジャンブー (Barbara Schulz) 元フランス諜報部
グレイ (Charles Baker) レッドの執事
— (Graeme Malcolm) リンゴ男?
— (Brian Tarantina) The Courier’s Brother
トミー・フェルプス (Robert Knepper) The Courier
セス・ネルソン (Jay Devore) 26歳、国家安全保障省(NSA)分析官
— (Roy Jackson) Bouncer
ハミド・ソルーシュ (Omar Koury) イラン人
リチャード・パイク (Tony Carlin) 医師
チャン (Trevor Zhou) FBI Clerk
— (Cormac Bluestone) FBI Tech
— (Dave E. Baker) 少年
— (R. Marcus Taylor) US Marshall
シャドウ (Lars Gerhard)
— (Stefano Villabona) Jazz Club Goer
— (Emmalyn Anderson) 運転手
— (Robbin Banx) Farmer’s Market Shopper
— (Chris J. Cullen) State Trooper
ヴィクター・フォーキン (Malcolm Nicholas) ロシア人観光客、ボストンで・・

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