ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル Numb3rs シーズン4 第4話 数秘術の暗号 Thirteen

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第4話 数秘術の暗号 Thirteen

脚本/Don McGill
監督/Ralph Hemecker

【ストーリー】

「天地創造6日間、戒律10ヶ条、苦難の道14留、神の言葉1つ」

ピーターは儀式的拷問を受けた後点滴を注入される。

その頃アミタとチャーリー、ドンとリズの4人で、チャーリーの本
が出版されることを祝うために集まっていた。まだゲラ刷りの段階
だというチャーリー。「人気者の公式」「友達作りは簡単」って
タイトルなのかというリズは論文とは全然違う題名ねと語ると、
論文は「友人関係ダイナミクスの数理解析」だが、出版社には
こちらが受けると言われたという。アランが帰宅すると、ガラスキの
授業で山ほど課題が出たとし期限は月曜までだという。聴講生なのに
こんなに課題を出すとは・と。ドンたちは兄弟のダブルデートなんて
やったことがなかったなと語ると、チャーリーはボクが8歳の時に
ミシェルを誘って兄さんはシッターとガレージに行ったことが有った
と語る。そんな中ドンに事件の知らせが入り、リズとチャーリーに
一緒に来て欲しいと頼む。

デビッドによると被害者はピーター・グーズマン、証券アナリスト
で管理人が発見。検視官の話では36時間拷問されていたという。
以前に同じ手口の犯行が有ったなというドンに対して、前回はアンド
リュー・チャン、3週間前に学校の体育館で殺害されたもので月曜日
の朝、生徒が見つけたという。
現場の壁には「彼が刺されたのは我々が背いた為」と描かれていた。
リズはイザヤ書の53章・旧約聖書だという。体育館にも似た文字で
「彼がは見下され見捨てられた」とするイザヤ書の53章の引用が
描かれていた。2回とも現場ではモーツァルトのレクイエムのCD音楽
が流れていたという。死者への鎮魂歌だというリズ。デビッドは
ピーターは殺害にサクシニルコリンとアコニチンを混ぜたものが
使用されているという。体が麻痺して窒息死したものだった。
そしてノドにはこんなものが入っていたとして電話帳のページに
グースマン家の電話番号に印がついているものだった。これは
アンドリューの時も同様だったという。
壁の数字は並べただけではなさそうだとし、最初の事件でも数字
が有っただろうという。チャーリーはこれは「フィボナッチ数列」
だと語り、一つだけ変なところがあるという。二つの現場の
フィボナッチ数列を繋げてみると一連の数字が欠けているのだという。
その欠けた数字をメモに書き出すと、それはグーズマンの携帯電話
の番号だった。
アンドリュー殺害時には次にグーズマンを狙うと決めていたのだろう
とし、3人目を狙っているのであればその人の番号が隠されている
ハズだという。
電話番号はこれだとしてチャーリーは渡す。
ドンはすぐにその番号に電話するとサッド・エズモンドは既に
拷問されている最中だった。デビッドは12時間前に捜索願が出ている
というと、殺されるまで24時間だと語るリズ。

ルイーズ・エズモンドに署に来てもらい話を聞くメーガン。
昨日の朝いつものようにジョギングに行ってそれきりなのだという。
メーガンは妙なことは無かったかと問うと、不審者に尾行されたこと
などを聞く。すると先週出勤中に尾行されたと行っていたという。
労働法専門の弁護士なので組み合いに協力しているのでクライアント
の会社側の脅しではないかと言っていたのだという。その件は既に
話したはずだというルイーズは早く見つけ出してくれと求める。

デビッドは携帯のGPSは切られたが通話記録からダウンタウンの中継タ
ワーまでは追跡出来たという。薬品は医療関係者の可能性を考慮して
病院から薬の紛失を調べてもらっていると語る。壁の塗料は専門家が
美術品の修復に使う特殊なもので扱っている店は少ないとのこと。
コルビーと調べて見るという。

ミーガンは拷問の写真を見て、司法省に呼び出された時のことを思い
出していた。そこにラリーがやってくると上の空のミーガンに声を
かける。ミーガンはユートピア生活に飽きて出てきたのかと問うと、
ランチの約束をしたじゃないかというラリー。一杯一杯みたいだね
というラリーはユートピアはギリシャ語で「何処にも無い場所」の
意味だという。トマス・モアが作った言葉だが皮肉を込めて表現した
もの。「そんな所は何処にもない」と。今の君とボクは似た状況に
置かれていて居場所を見失っていると語る。
ミーガンはドンに例の聖書の言葉を検討したという。
「他人に拒絶され自分を呪う」と言った言葉。犯人が宗教的環境で
育ったのは間違いないという。人生の失望したせいで心の糸が切れた
ものなのか。信仰心故の猟奇的殺人。捕まえてみろという挑発だ
という。聖書の数秘術、数字占い的、オカルト要素も持ち合わせている
のでチャーリーの力を借りたいという。しかしチャーリーは「数秘術
なんて数学ではない、ナンセンスだ」と語る。君にはナンセンスでも
犯人には意味が有るというラリー。専門家の助けが必要だとし、宗教学
と哲学のアレックス・トロウブリッジ教授がいるという。ミーガンは
格好良い名前だとし、チップス先生みたいなイメージで昔風のスーツ
のおじさんをイメージするという。

■今回の事件の概要

■感想

うーん、なんで殺されなければならないのかって感じで、カルトかぶれ
の男のやることは分からんってヤツでしたね。
いちいちやることが面倒くさい。「7つの大罪」よりも更に面倒なことに
「12の使途」に広がり、それを殺したから何なのさって感じでまるで
意味が不明。

「BONES」のブレナンが、スイーツ博士などが行う心理学的アプローチ
を嫌うものと同様に、このドラマに於けるチャーリーは数秘術と呼ばれ
る数字に込められた意味に関して、数学とは違う分野だとして関わりた
くないくらいの嫌な顔をしていた。数字の中に神の意志が存在することを
チャーリーは信用したくないようだ。

ただこれまでのドラマを見て居ればチャーリーがその分野にも口を
挟んでいた記憶もあるので、今回に至ってはなんだかチャーリーの
役割を分散させようとする意図があるのではないかと思ってしまう。

■ミーガンの過去

前シーズンでミーガンがFBIを一時期抜けて司法省に出向した理由が
今回明らかにされた。
犯人によって拷問を受けている映像を見て、ミーガンとしてはフラッシュ
バックのような形で思い出すシーンに繋がっていた。

コルビーはミーガンの裏事情に関して精通していたようで、司法省に
出向の間、彼女は捕虜の尋問を効果的に行うためにCIAや精神科医や
行動科学者などを集めて話を聞いていたという。

コルビーも辛い過去を背負っていることも有りそんなミーガンに対して
「逃げ出したら何一つよくならない。踏ん張ろうぜ!」と語っていた。

■チャーリー先生

・フィボナッチ数列

過去にも取り上げられたことが有ったけど、数字だけを見てフィボナッチ
数列だと判明するところは流石。しかも二つの数列を見て足りない部分
かがあるとしてそれを補完し、欠けている部分が電話番号になっている
ことを言い当てた。しかしこの犯人の男、誰かに送ったメッセージなの
か。チャーリーが居るという前提がないとなかなか今回のような計画的
事件というのはタイミングからして難しいように思うんだけど・・

・数字のグリッドと自然と数字の関係

「4」は根源的な数で、四元素や4つの季節。
「7」は霊的なものの完成の象徴、スペクトルの7色、7つの曜日
「1」は統一のシンボル。そこから始めよう。

そう言った数字に神秘的な意味があることをチャーリーは嫌う。
ただフィボナッチ数列や黄金比などは認めているとして反論されていた。

チャーリーはそこに神の意志が存在することは信用したくないのだと
いうこと。

・熱力学

膨張の問題をガラスキから課題に出されたアランがチャーリーに質問
に来た。橋の上で水が凍結するとどうなるか。
数式を見る限り橋の上に路面に塩をまくのは無意味であるということが
示されており、30年間も都市計画課でそれを行ってきたアランとしては
納得していない感じだった。

・数え上げ組み合わせ論

電話長の中から犯人のゲマトリア基準に合う人物をより分けていく
作業に使われた。アミタが考案したもの。

■殺人事件

・マタイ伝28章・新約聖書

“常にあなたがたと共に”と描かれて殺されていた。
そこで始めて十二使徒を殺している事が分かる。

使徒アンドリューは張り付け
使徒ペテロは十字架
使徒タダイは首をはねられた。

使徒ヨハネは3週間生かされた (ジョン・ラーナー・36歳)
使徒ナサニエルはムチで撃たれて死亡 (ナサニエル・グリーン・24歳)

・数秘術のゲマトリア

次はユダの番だとして調べることになる。
マシュー、マーク、ルーク、ポールは何万人もいるということでしぼる
のは難しいとしていたけれど、イエス(jesus)はそれぞれ数字に置き換
えられるとして、8 200 70 400 200 = 888になるという。

文字を数字として意味を読み取ることがあるとするが、チャーリーは
数秘学ではなく「小数の強法則」によればどんな数字にも意味を
読み取ることが可能だと反論していた。

被害者の電話を足してみるとどれも26になるとし、26が指し示すものは
エホバ。ヘブライ語で神のことで、そうやって電話帳の中からターゲット
を選んでいたのではないかということに。

・数秘術に対するアランの知識

アイザック・ニュートンは聖書を数字で読み解いて終末の日を割だそう
としていたという。答えは2060年だということ。

ラリーは数字と宗教を一緒くたにしたくないが、聖アウグスティヌス曰く
「数字とは真理の証拠として神の人に与えたもうた普遍的な言語なり」
としてチャーリーに解いていた。

■容疑者は次々と変わる

ジャレドが犯人だとされた。色んな目撃証言で首に十字架とイバラの冠
のタトゥーがある人物で、サクシニルコリンとアコニチンを盗める
立場にいた人物だから。
ジャレドは可愛い妹がいるのになんでこんな事をするのかって感じ。
「自ら命を絶つのは重い罪」だとして説得していた。

■ヴィア・ドロローサ

イエスが最後に歩いた道だということで、被害者のホットゾーンを
このLAの土地に見立てて殺害を行っていた様子。
その間に色々とウンチクが有ったけど、なんだったかよく分からない。
犯人はタトゥー店の男。彼を逮捕するが更に裏があり、メアリーを
殺害したということで、一度疑ったポーターが狙撃を行っていたという
オチが用意されていた。

・ポーター役のSharif Atkins

「ホワイトカラー」でクリントン・ジョーンズFBI捜査官役で登場して
いた彼が結果として、狙撃の事件に関しては彼が行っていた様だ。
結局彼は捕まらず・・・

■使用された曲

■出演者

ドン・エップス (Rob Morrow) FBI捜査官
チャーリー・エプッス (David Krumholtz) 数学者
アラン・エップス (Judd Hirsch) 父
デビッド・シンクレア (Alimi Ballard) FBI捜査官
ラリー・フラインハート (Peter MacNicol) 物理学者
アミタ・ラマヌジャン (Navi Rawat) 学生
メーガン・リーブス (Diane Farr) FBI捜査官
コルビー・グレンジャー (Dylan Bruno) FBI捜査官

リズ・ワーナー (Aya Sumika) FBI捜査官

ジョン・コーコラン (Graham McTavish) タトゥー店オーナー、犯人
クレイ・ポーター (Sharif Atkins) 元海兵隊員、メアリーの彼
ルイーズ・エズモンド (Lena Georgas) サッドの妻
ジャレド・パー (Nathan Baesel) 性犯罪で服役、動物安楽死のシェルター
ジャニーン・パー (Lois Atkins) ジャレドの妹
アレックス・トロウブリッジ (Andrea Roth) 宗教学・哲学の教授
メアリー・ベラスコ (Erica Munoz) 29歳、実は最初の被害者
— (Richard Wharton) ホームレスマン
ピーター・グーズマン (David DeSantos) 証券アナリスト、2人目
サッド・エズモンド (John Balma) 3人目、アタマを切断
ナサニエル・グリーン (Michael Balsley) 34歳、建築師、ムチで打たれる
ジョン・ラーナー (Mark Doerr) 36歳、教師も生きたまま熱傷
— (Genia Nunez) FBI Forensic Agent
アンドリュー・チャン () 1人目
トマス・バリオス () ジャレトのタトゥー

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