マスケティアーズ パリの四銃士 The Musketeers 第7話 魔女にされた伯爵 A Rebellious Woman

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第7話 魔女にされた伯爵 A Rebellious Woman

監督/Richard Clark 脚本/James Payne

【ストーリー】

フランスのルイ国王とアンヌ王妃が馬車で通ることを知り、市民たち
は沿道に集まりフランス万歳を唱えて一目みようと多数が集まって
いた。
テレーズとフルール、そしてコンスタンスもその群衆の中で王妃たち
が来るのを見て居た。
ルカ・セスティーニ神父も馬でローマからやってくる中、突然泥棒が
彼のバッグを盗もうとしていた。国王の場所を先導していた銃士隊
と親衛隊の中でも銃士隊のアトスが真っ先にその泥棒に気がついて
対処に当たる。戦い強盗の一人を倒すがバッグは盗まれてしまう。
ルカはカバンはもう良いと語る。
一方テレーズが突然群衆の中から飛び出して王妃の馬車に対して
向かって行く。コンスタンスは一体何をする気かとするが、テレーズは
馬車にぶつかって吹き飛ばされる。トレヴィルは国王や王妃に
馬車の中に居てくれというと銃士隊たちが対処する。
コンスタンスは中に入れてくれとして知り合いだと語る。
彼女はテレーズ・デュボアだと語るとダルタニアンは彼女は何をする
つもりだったのかと問う。テレーズは何か手紙を持っていたが何の
ことだか分からなかった。コンスタンスは一緒に来ていたフルールに
対してこれが何か分かるかと問おうとするが、彼女の姿が居なくなって
いることに気がつく。

名家のニノン・デ・ラロック女伯爵は、女性のためのサロンを持って
いた。そこでニノンは女性たちの前で今は輝かしい「発見の時代」
だとし、ガリレオは木星の衛星を観測したこと。人類は始めて天体
の動きを理解するに至ったこと。人の体も同じように、心臓はポンプ
で血液を勢いよく循環させているという。

新時代・女性の役割は何か。

父親たちは女性が学ぶのに反対し、女性は繊細だからと言うだろう
と。皆さんは自ら教育を求めて欲しいとし、男ではなく神に与えられた
命だとし、人生を精一杯生きるのがキリスト教徒の務めだという。
そんな中テレーズが亡くなったということがニノンにも伝わる。

ルイはあの女性は私を殺そうとしたのかと問うが、トレヴィルは
王妃に嘆願書を渡そうとしていたみたいだという。貧しく身寄りのない
娘でそれで女性の教育を求めたようだという。枢機卿は無学の者に
これは書けない事を告げ、内容は問題だが文章はマトモだという。
女性の教育が問題なのかというアンヌ王妃。枢機卿は然るべき教育は
良いがこれは教会と国家の権威に対する攻撃だという。
そんな中、ニノン・デ・ラロック伯爵がやってくる。
ルイは光栄だというと、ニノンは悲劇の顛末を伺いに来たと語る。
そなたの知り合いなのかという枢機卿に対して、あの子は暴徒では
ないとし私の使用人の娘で、利発で聡明な子だという。学びの場を
与えていただけだとすると、使用人の子に学びの場なんて必要かと
いうルイ。教育が過ぎたようだという枢機卿。これを王妃に渡そう
として命を落としたのだという。それを書いたのは私だというニノン。
トレヴィルは王妃に渡す様に言ったのはあなたなのかと問うと王妃は
優しいので我々の主張も理解してくださると言っただけだという。
ルイはニノンに対して散歩でもしないかと誘うが、今はそんな気分
ではないので遠慮しておくという。私を袖にしたのか・・あの女伯爵
はこの社会の法律や慣習は自分には関係ないと思っているという
枢機卿。

枢機卿は海軍を刷新するには金が必要だが国庫にその金がないと
いう。あの女は膨大な資産があるとしミレディに対して取り込めるか
と語る。ミレディは彼女の前では私は裕福な寡婦ラ・シャペル夫人と
して接しているとし、慈善事業で有名だと語る。何か陥れる材料を
探せとし、娘達への肩入れに良からぬ下心がないかをと。ミレディは
それを聞いて男が考えそうだとしてそんな証拠はこの世に存在するか
と語る。金を出させるか破滅させるか・・全財産をむしり取るのだ
と語る。

コンスタンスはパリで一人ではぐれてしまったフルールのことを心配
する。お父さんになんと言えば良いのか・・フルールは夫の従兄弟の
娘さんだという。ポルトスはテレーズのことは知っていたのかと問う
と、一ヶ月前に知ったという。ラロックという女伯爵が目に書けていて
読み書きを教えていたとすると、使用人をよくしようとする貴族は
大勢いるというダルタニアン。しかし程度が違うのだとし、テレーズ
はギリシャ語、ラテン語、星のことも教わっていたという。フルール
も通っていたがそれを隠してたというコンスタンス。

ルカ・セスティーニ神父は枢機卿の元へ。
非公式な訪問だという。枢機卿はルスとは神学校時代に一緒に通った
長年の友人だとルイ国王にも紹介する。
国王はルカはあの酷いパンフレットを書いたイエズス会の司祭かとし
確か「教皇の絶対的権力は教会だけでなく俗世間でも国家君主のそれ
に勝るとの主張で教皇に刃向かう君主に追放、もしくは処刑になって
然るべき」と書いていたという。国民が文字を読めなくて良かったと
いうルイ。トレヴィルはルイに対してフルール・ボーダンという娘が
行方不明になっていることを報告。今朝亡くなった娘の友人で、ニノン
が居場所について何か知っていると思うという。彼女のサロンに通い
心酔していたみたいだというトレヴィル。枢機卿は彼女の行為を
辞めさせないといけないと語り、酷い噂があるという。ニノンは由緒ある
一族の出だとし穏便に計らいたいというルイに枢機卿は寛大すぎる
と避難する。

銃士隊はフルールを探しニノンのサロンへと向かう。
陛下の命で来たというアトスに対して、ニノンは男っぷり、憂いを帯びた
顔が魅力的だが心が空っぽなだけかも知れないと失礼な言葉を語る。
ここは学問の場であり、女同士が安心して学べるのは男の不躾な
目がないからだという。フルールが居なくなり家族が心配していること
を語ると、嫁がせて一生家庭に縛り付けて起きたいのでしょと語ると
彼女はここには居ないと語る。ポルトスはニノンのブローチを見て
何か意味があるのかと問うと、これはミソサザイだとし、カゴの中で
飼えない鳥のことで、「希望と自由」の象徴だという。アラミスはご自身
の夢と野望の象徴ではないのかと疑う。あなたの信念よりもフルールの
居場所だというアトス。居ないと答えたハズだというニノン。
それならば部屋を調べても構いませんねと語ると、「悲しみを
抱えているからそんな魅力的な影を持つのか」として正直に答えれば
調べさせるという。アトスは誰にでも人に見せない秘密と感情がある
のでそっとしておいてもらいたいと語る。

■概要

国王と王妃が馬車で城に戻る途中に車道に飛び出してきた一人の女性
テレーズ。国王の命を狙う刺客かと思われたが、倒れた彼女は一通の
手紙を手にしていた。コンスタンスによると彼女はテレーズだとし、
フルールと共にラロックのサロンで勉強している女性だという。
彼女が手にしていた紙は貧しい女性たちにも教育の場を与えて欲しい
とする陳述書で、優しいアンヌ王妃ならばその意図を汲んでくれる
と思った故の行動だった。ラロックは自らの巨万の富を女性の教育の
場に当てており、都合良く男性たちの言いなりになる人生に異議を
唱える人物だった。奇しくもその時ローマからはイエズス会の司祭
のセスがやってきていた。司祭は教皇こそ存在こそ教会や国家的権力
を上回るということで、カトリック教徒のフランス国王に対して圧力
をかけてくる。フランスがスウェーデンと手を結ぶことや異教徒が
勢力を増してくることに快く思っていないものたちは、それを止める
為に密かに行動を起こして牽制し有っていた。

■感想

宗教対立こそまさに欧州に於ける歴史を語るに外せないところが
あるのだろうね。
教皇の存在と国王の存在・対立の構図はまさに日本に於ける朝廷と
将軍の関係みたいなものが有り、比叡山延暦寺を煙たがる織田信長
時代のことを想像させる。

女権論/フェミニズムの思想などが本格化されるまでには相当先の
時代にまで進まないとならないので、このドラマのような1600年代
ではまだまだ男性にとっては認めることの出来ない権利・主張として
一蹴されていたのだろう。

このドラマの前に放送していた「ダウントン・アビー」は貴族の話
ではあるけど、それでも1900年代になっても女性の権利がなかなか
認知・確立されないものとしてもどかしさを感じる中で、戦争によって
社会基盤が不安の中で少しずつ社会の中で確立されていくものとして
描かれていたものなので、国中の女性全体の後押しがないと難しそう
だ。

■不条理

枢機卿が不当な手段でニノンを潰して金を得ようとしている。

ニノンが女性たちを唆して国王の転覆を謀っていることを主張するのか
と思いきや、枢機卿たちはニノンが女性を監禁して、彼女が黒魔術を
使っていると主張しだして、突然の魔女裁判となる。

フランスと言えば、何と言ってもジャンヌ・ダルクがかつて異端児と
されて処刑されたことがあるので、ベースにはそういうエピソードを
踏襲しているのかも知れない。

そもそも裁判自体、公平なものとは言えず、ポルトスがかつて殺人罪
に問われた時には目の前に遺体や凶器が有ったのでまだしも、
今回の件はまさに不条理そのもの。

ジャニーズ事務所が新しく出てくる男性グループをテレビ界
から閉め出すようにしてテレビ局に無言の圧力をかけているかの
ようにして、正しい競争の原理が働いていない。

■偽善、平等

そもそも神の名をかたるのもおぞましいものたちばかりがカトリック教徒
の重鎮だったり、神学校で学んだものだったりする辺りが実に滑稽だっ
た。ただ枢機卿は自分の死を前にして、自分は地獄行きは確実。
「これまでの悪行を上回る徳をまだ積めていない」と語る姿が有る。

ドラマ「リベンジ」に於ける悪の枢軸のコンラッドでさえ、死ぬと分か
った時には最後は穏やかに・・とばかりの態度を示していたので、人の
死生観に於ける価値観には興味深い有って、本来の性格なり心情が吐露
されたりするんだろうね。

ニノンでさえもアトスから指摘されていたが、彼女は元々富豪であり、
町の貧しい女性たちとは境遇が違う事を告げ、彼女の主張の為に犠牲
になったテレーズの遺体を見せに行った。人の平等は死んで始めて平等に
なるんだろうね。

■裏切り

何と言っても裏で手を引いていたのは、ミレディであり、そしてルカ
だった。ミレディはニノンを裏切る為に接近しては、聖十字修道院での
裁判では全く違う主張を行った。女性たちにクスリを飲ませて
気がつくと裸にされていて、呪文と呪いの言葉が聞こえたと語っていた。

ルカは神学校で一緒だった枢機卿にプレゼントと称して渡した
「パドヴァの聖アントニオの膝の骨」をプレゼントし、その中に毒を
仕込んでいた。毒の効き目が相当時間が経過しての事だな。

ルカからバッグを盗んだ強盗も同様の死に方をしている為に、犯人が
誰なのかを付き止めていく。

■ルイが馬鹿で良かった

ルイ国王は相変わらず馬鹿っぽい。
気に入っているニノンを助ける為に自白すれば極刑にはしないとして
殺すことは避けた。そのお陰で時間稼ぎになったし、結局ミレディは
自白しないとあなたの教え子たちを共謀罪で殺すと脅していたけど、
別の計画でニノンから金をむしり取っていた。

命を助けるとはいえ、ホント不条理に金を奪い取ってしまうところは
中国政府とやっていることは同じだな

■恋愛ネタ

・ニノンとアトス

アトスとニノンは短い間だったけど気を許す関係になっていた。
最初はニノンがアトスにキスしていた。女性が思う行動を取っても
良いとする彼女の主張通りの行動を取っていた。
別れる時にはあなたならば信じられたようなことを語っていた。
邪魔なものは国外に追放するという短絡的な方向で処理するパターン
が多いな。

・アラミスとアンヌ王妃

この二人も恋心が芽生え有っているのだっけか。
ニノンからは「兵士なのに愛を解いて、不実な癖に女性を大事にする」
と指摘されていたけどね。
アラミスはアンヌからもらった十字架を処刑されそうになるニノンに
渡していたときには、アンヌが思わず嫉妬してしまっていたけど、
最後は戻って来た。

・ダルタニアンとコンスタンス

最後に彼はコンスタンスがフルールの父親に説得して結婚させない
ようにしたことを知っていた。

「こんなよく出来た人は他には居ない。きっとフランスイチの情の
深い女性だ。」
「愛している理由を全部言おうか?」
「あこがれの人」
「今なんと言ったのか」
「あこがれの人」
「そこじゃないって馬鹿」

カトリック教徒がどれだけ不貞・姦通罪に寛容なのか知らないけど、
なんだか凄いことになりつつありますね。

■使用された曲

■出演者

アラミス (Santiago Cabrera) 銃士、剣の腕、色男
アトス (Tom Burke) 銃士、リーダー、剣の一番の使い手
ダルタニアン (Luke Pasqualino) 銃士を志す青年
ポルトス・デュ・ヴェロン (Howard Charles) 銃士、パワー、情熱

トレヴィル (Hugo Speer) 銃士隊長
コンスタンス・ボナシュー (Tamla Kari) 下宿屋の女主人
ジャック・ミシェル・ボナシュー (Bohdan Poraj) コンスタンスの夫
ルイ13世 (Ryan Gage) フランス国王
アンヌ王妃 (Alexandra Dowling) フランス王妃
カーディナル・リシュリュー (Peter Capaldi) 枢機卿 “アルマン”
ミレディ・ド・ウィンター (Maimie McCoy) 謎の女

フルール・ボーダン (Alice Sanders) コンスタンスの夫の従兄弟
テレーズ・デュボア (Hannah Sharp) 女妃に嘆願書
ルカ・サスティーニ (John Lynch) 神父、ローマのイエズス会
ニノン・デ・ラロック (Annabelle Wallis) 女伯爵
— (Brian Pettifer) Poupart
— (Christian Jenner) Red Guard
ロバート・ボーダン (Richard Hawley) フルールの父
— (Mark Williams) 病理学者

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