June 11, 2013
第3話 次なる標的 Cat’s Cradle
脚本/Joseph Dougherty
監督/Norman Buckley
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モナがこれまで4人を脅す拠点としていたキャンピングカーが
無くなり、その直後モナは何者かによって首を絞められ、そ
して車に轢かれそうになる。エミリーが助けて肩を固める。
アリアは護身術を身につける為にジェイクの居る道場に通う中
彼とも打ち解けていく。トビーが「A」と取引してキャンピング
カーを動かしていたことをスペンサーに打ち明ける。トビー
は母の自殺した夜に担当した医師・パーマーの報告書が読みた
かった為のものだった。アリアの母・エラは喫茶店のオーナー
のザックと関係を続ける。フィラデルフィア州警察のゲイブが
ワイルデン殺しの捜査の為に新たに派遣されてくる。
アリソンが飼っていたオウムの”ティッピ”が電話番号を口に
していることを知る。
みんなで集まりティッピの喋る電話番号のことで話合っていた。
ハンナはウチのママはインコ(オウム)と関わりはないという。
しかしアリアはオウムはアリソンに繋がり、アリソンはワイル
デンに繋がり、ワイルデンはハンナのママや色んな人と繋がり
がある事を語る。エミリーは未だに肩が痛む為、もう一度医者
に診てもらうことを語る。
そんな中、ハンナはアリソンの母・ジェシカから色々と彼女の
私物を借りてきていた。アリソンがエミリーのノートに残した
メモはかなり役だったのでこの荷物の中にも何かが有るハズだ
という。
そんな中店にはアリアの母・エラと店主のザックが仲良くして
いる姿が有った。
アリアはみんなにジェイクが良い人であると告げる。
アリアは会話をしつつ親の恋愛が気になっていた。ママの恋愛
に嫉妬するのは変なのかと問う。
一方その頃ザックはエラにオーストリアのウィーンに城をもっ
ていることを語る。オーストリアではペーストリーが金になる
のねと語る。ザックは長くて一年間ウィーンにいくことになっ
ていた。アメリカ人の中でウィーン行きの5人の中に選ばれたの
だというザック。ザックはエラに一緒にウィーンに来ないか
と誘う。エラは「無理」だと言うと、「嫌」という返事よりは
良かったと語る。理由は子供たちのことも有るが、現実的では
ないと語る。
アリソンの私物に関してモナには知られないようにエミリーが
隠して置くことになる。モナが何故か学校を休んでいること。
エミリーは私物の中に仮面が入って居る事を知る。
ハンナはそれを見てアリソンの趣味ではないと語る。
そんな中、店にはスペンサーの姉・メリッサがやってくる。
ワイルデンが死んだからもう戻っては来ないかと思ったという
ハンナ。あの列車の中にメリッサが乗っていたこと、彼が死んだ
夜に町を出ていることから戻って来ないのが妥当な考えだと
するが、しかしこれまでの証言は全てモナから聞いたものなので
何処まで信用出来るかだという。
スペンサーはメリッサに声を掛ける。
ワシントンはどうだったのかと。かなり手応えがあり、実習の
オフィーが来るハズだという。サンフランシスコかロンドンに
行く事になるだろうと。この町でもメリッサが不在にしている間
にワイルデンの遺体がトランクの中から発見されたことを語るが
スペンサーはこの町ではもう珍しくもない光景だと皮肉る。
犯人の心当たりを尋ねるが知らないという。スペンサーはこの町
から抜け出せるチャンスなのではないかと問うと、お互いにこの
町から抜け出すチャンスかも知れないとメリッサは語る。
ハンナはケイレブと逢う。
ケイレブは父が教会の鐘を売り飛ばしたり、募金を盗んでいた
のではないかと疑ってしまった為に、父は町を出て行ってしま
ったので、ケイレブはなんとか関係修復の為に出かけていたの
である。ようやく釣り場で会うことが出来たので謝罪したこと。
そして教会の鐘をすり替えたのが別人だったことを話したのだ
という。父さんを信じて話を聞くべきだったと語ったとし、
そうしたらその後一緒に釣りを楽しんで釣った魚を食べてきたと
語る。それならばもう大丈夫だとハンナ。ハンナがアシュリーの
件で落ち込んでいるのを知り、お母さんはシロだよと声を掛ける
ケイレブ。でも警察に目を付けられる頃には「A」の手で真っ黒
にされていそうだという。ケイレブは靴の件は抜きにして、
事件の夜にニューヨークにいたのだからそれを証明すれば良い
という。
教会の掲示板には「シェイクスピアの引用で”心疚しき者は
疑いの目を向けられる”、テッド・ウィルソン牧師」と書かれて
いた。
エラはアリアにザックからウィーン行きの話を打診されたこと
を語る。アリアは行くつもりなのかと問うと、一秒程考えた
けどいかないという。しかし一年も離れていたら心配でしょと
アリアは語る。
オウムが喋っていた電話番号を調べるスペンサーだが見つかる
ことはなかった。トビーはずっとパーマー先生の報告書を見て
いるが、母の件で何が有ったのかは書いていないという。
スペンサーは「A」と取引してキャンピングカーを渡したことは
すぐにバレることだとして、他の所から知られるよりも今話した
方が良いのではないかと語る。しかしトビーはみんなに顔向け
出来ない事を告げ、前は「A」と言ったらモナだったが、今は
謎の女になっていること。しかも弱点を突いてくるところは
同じだという。スペンサーは「A」が”事実を確かめろ”と
言っていたことを告げると、母はナースステーションで鍵を
盗んで鍵を開けて飛び降りたのだろうと語る。スペンサーは
事実を確かめるのであればラドリー病院に行ってみないかと
語る。
ハンナはアシュリーが働く銀行まで逢いに行く。
ニューヨークにいた件をさりげなく尋ねるが、ずっと研修だった
のでホテルに缶詰だったという。何か買い物をしたりレストラン
にはいかなかったのかと問うと、金曜日にミュージカルに行った
という。上映していたのは”エニシングゴーズ”だという。
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アリソンの持ち物の中にマスクが入っていた。
型はアリソンの顔型のもので、制作者がヘクター・ライムだと
いうことでそこを尋ねる。
ヘクターの工房はワイルデンが殺害されたのは同じトーチ湖の
向こう岸に有るということ。工房ではホラー映画の小道具を
作っているという。
ヘクターと逢うと、エミリーがメドゥーサのイメージにピッタリ
だとして顔の形を取らせることを条件にアリソンのマスクのこと
を話してくれた。
アリソンはネットでのモデル広告の募集を見てきたもので、
当時ジャンヌ・ダルクをイメージするマスクの制作をしようと
していたこと。アリソンがイメージぴったりだったので型を
採ったが、その型は破棄していること。
しかし工房の奧にはなんとメリッサの型まで存在していた。
■アリア
アリアは前回から付き合い始めたジェイクとの関係を模索する。
茶店では相変わらず、デカフェ・ノンファット・アイスモカを
オーダー。これを注文すると大人になった気がするのだとか。
一緒に家で映画「三つ数えろ」を見ることに。
映像ではローレン・バコールとハンフリー・ボガートのワンシーン
が写っていたけど、フィルムノワール好きのアリアに対して
ジェイクは白黒映画がどうも合わないようだ。
価値感が合うか知りたいというアリア。
しかし価値感が合いすぎると帰って退屈だと言われ確かにその通り
だと納得させられていた。
またシーズン4になって初めて母・エラが出たかと思えば、
ザックと共にオーストリア行きの話が持ち上がる。
エラは現実的ではないとしながらも、アリアとしては是非冒険して
欲しいという思いが有り、寂しい時を過ごす事になるかも知れない
現実との間で複雑な感情に揺れる。
「恋愛は楽じゃない。胸を焦がすのだから・・。望みを否定すべき
ではなく行くべきだ」と。
「A」からアリアに向けて、「意地悪ママは一度に一人ずつ退治する」
とメールが有ったこともある意味ではアリアとしては母に危険が
及ばないようにする為とか有ったのかな。
スペンサー抜きで三人でマスク制作の工房に行った際にアリアが
後ろでにハンマーを持っているところがちょっと滑稽だった。
でもなんでいつも夜遅くにこの子たちは行動するんですかね。
学校があるにしてももう少し早くに行けば良いのに・・・
■スペンサー
今回はスペンサーは色々と忙しい流れだった。
先ずはトビーと共にトビーママの死の真相を探る為にラドリー病院
に侵入。モナと協力していた際に身につけたテクニックで余裕で
潜入可能。
トビーはやっぱり母は東側の窓から飛び降りたとするが、スペンサー
は窓を覗いた際に、3、4mの屋根の傘がついていることも有り、
亡くなることはないのではないかと推察。
まだまだこの件では別の真相が隠されていそうだということで、
トビーと「A」と仲間との間で揺れることになりそうだ。
そしてティッピが歌っていた電話番号の件では今の所進展無し。
メリッサが帰宅したことで、ちょっぴり緊張感が走った。
姉妹の中でこれだけ不信感の芽生える関係ってどうなんだろうね。
「余所の家庭も私たちのようにソリが合わない。でも私たちは
似すぎているのが問題。」
「以前あなたに聞かれたわね、一人しか守れないとしたら姉は、
あなたと愛する人のどちらを選ぶのか。」
■ハンナ
ハンナの元にケイレブが戻ってくる。
やはりケイレブは父親との和解の為に奔走していたのか。
ハンナの母・アシュリーがワイルデンを殺害したのではないか
として彼女が心配していることを知り、ケイレブがまた動き出す。
ハンナには弁護士に相談するのも一つの手ではないかと告げ、
心配を払拭する為にはアシュリーがニューヨークにいたことを証明
すれば良いということを聞く。
ハンナは一人で銀行にいき、アシュリーからニューヨークでの
ことを聞き出そうとする。ミュージカルに行ったとのことだけど
贈られてきた花束のメッセージカードには「ミュージカルはつまら
なかった」と書かれていたので、これが意味するのは彼女が行って
いないことを示唆するものだったのか?なんだかよく分からない。
でもハンナとしては行ってないと感じたようで、ローズウッド警察
のパムに相談に行ったのか、彼女のデスクの前にいくも不在。
警察署の奧にはホワイトボードでワイルデンを巡る人間関係が
写真付きで書かれていることを知る。撮影しようとしたところで
ゲイブに止められてしまった。でもゲイブは結構人物関係を把握して
いる感じだった。
一方ケイレブはハンナの父・トムの元を尋ねる。
トムの後妻の連れ子・ケイトを転校させてしまった手前ハンナと
しては逢いに行きづらかったのか。
ケイレブはトムに対してハンナが不安に思っていることを告げる
と、トムはアシュリーがあの日金を借りに来たこと。
そして銃を勝手に持ち帰ったことを語っていた。ワイルデンから
金を強請られていたということなのだろうか?
それとも銀行での横領の件がバレたのだろうか?
いずれにせよ今の所アシュリーは限りなくクロに近い人物。
最後に浴槽にお湯を張っているアシュリーの姿はなんだか
危険な雰囲気が出ていたな。
■エミリー
未だに肩の痛みが取れない。
バーガス医師の元を尋ねると、X線とMRIの検査をして専門家に
送ったという。痛み止めとしてヒドロコドンを処方しようかと
問われるが副作用が酷いので・・と思わず過去に飲んだことが
あるようなことを話してしまう。
医師は母親のパムに連絡。
パムは学校にまでいきエミリーに問い詰め、私がかつて処方して
もらっていた薬が七錠以上無くなっていることを指摘される。
なんとその後ファミリーサービスから連絡が有り、パムが娘を
虐待している疑いをもたれている事を知る。
虐待のパターンに類似していること。
肩の怪我、胃潰瘍での入院、警察沙汰、父が家にはいないこと。
「A」がママを通報したとみんなにメールした。
■その他
・革手袋の人物
レゴードでDRY BONESの曲を流しながらエミリーのレントゲン写真
を見ていた。それを持っているというのはやはり医師が「A」の
仲間として利用されているのか。元々「A」は医療従事者なのか。
これまで協力的だったレンが医者だったけど、関係はあるのかな。
レン役のJulian Morrisは、現在のところNHKBSで放送中の
「Once Upon a Time」でフィリップ王子役を演じているけど、
出演していないのと同じようなものか。
■使用された曲
・Secret
Performed by The Pierces
・Out of My Head
Performed by Digital Daggers
・Far From Yesterday
Performed by Amy Stroup
・Don’t Ever Want To Be Found
Performed by The Rubens
・Trace Me Back
Performed by Trent Dabbs & Amy Stroup
・Dry Bones
Performed by The Delta Rhythm Boys
スペンサー・ヘースティングス (Troian Bellisario) マジメ生徒
ハンナ・マリン (Ashley Benson) 母子家庭
アリア・モンゴメリー (Lucy Hale) 娘、父の浮気を見てしまう
アシュリー・マリン (Laura Leighton) ハンナの母
エミリー・フィールズ (Shay Mitchell) 水泳部、レズ
アリソン・ディローレンティス (Sasha Pieterse) 失踪者
エズラ・フィッツ (Ian Harding) 英文学の教師
(生徒)
モナ・ヴァンダーウォール (Janel Parrish) ハンナと連む生徒
トビー・カバノー (Keegan Allen) スペンサーの彼、大工
ケイレブ・リバース (Tyler Blackburn) 転校生、携帯を改造
ペイジ・マッカラーズ (Lindsey Shaw) 水泳部生徒
(保護者)
メリッサ・ヘースティング (Torrey DeVitto) スペンサーの姉
パム・フィールズ (Nia Peeples) エミリーの母、警察署に勤務
トム・マリン (Roark Critchlow) エラの元夫、アリアの父
ジェシカ・ディローレンティス (Andrea Parker) アリソンの母
ガブリエル(ゲイブ)・ホルブルック (Sean Faris) フィラブルティア州警察
ジェイク (Ryan Guzman) マーシャルアーツの先生
ザック (Steve Talley) 喫茶店のオーナー、エラの彼
ヘクター・ライム (Jed Rees) トーチ湖の向こう岸のホラー映画小道具制作
Dr.ロバート・バーガス (Joseph Zinsman) エミリーの主治医