アストリッドとラファエル2 Astrid et Raphaëlle 第3話 アブダクション Le paradoxe de Fermi

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アストリッドとラファエル2 文書係の事件録
(Astrid et Raphaëlle) 2021 , FRANCE

制作/FRANCE TÉLÉVISIONS、JLA PRODUCTIONS
、Be-FILMS
、RTBF (Télévision belge)
原作/
制作/Alexandre de Seguins、Laurent Burtin
プロデュース/Jean-Luc Azoulay、Jean-Sébastien Bouilloux

https://www.nhk.jp/p/astridetraphaelle2/ts/3LZ776G9GZ/

第3話 アブダクション Le paradoxe de Fermi

脚本/Alexandre de Seguins、Laurent Burtin
監督/Frédéric Berthe

【STORY】

■エプシロン社 Epsylon

夜、犬を引き付けた警備員(Benjamin Georjon)が施設内
を巡回する。
すると犬が突然吠え出し、建物内に女性が走り去るのを
目にする。
警備員は急いで室内へと駆け寄ると研究室長である
マルク・ブロディが血を流して床に倒れているのを発見。
ガラスは散乱し、施設内では異常を示す警報音が鳴り
響く。
警備員は逃げた女性がこの施設の職員の一人である
ソフィア・ルノワール(Alysson Paradis)である事を
知っていたので名前を呼んで辺りを探す。駐車場に
確認に行くと突然辺りに閃光が走る。

■犯罪現場 scène de crime

ラファエルは検事のマティアス・フォレストと男女の
関係を持ち朝を迎える。
ラファエルは自分がしたことに気まずさを覚え、
彼が寝ている間に出て行こうとする。
すると彼女のスマホが鳴り始め、フォレストのスマホ
もまた僅かな時間差で鳴り響く。
ラファエルはアルチュールからの電話で、検事には
エプシロン社で起きたことを知らせる電話で、ここは
危険物質を扱う施設だった。

■エプシロン社 Epsylon

ラファエルとアストリッドは車で現地入りする。
制服警官によって案内され殺人が起きた現場に行く。
鑑識作業はフルニエが担当しているかと思えば
ドゥラットル(Rémi Cotta)という人物が担当していた。
現場には既に検事もいた。

ラファエルはアルチュールに現状の報告を求める。
被害者はマルク・ブロディ研究室長。犯行時刻は午前4時。
見回りの警備員は現場から職員のソフィア・ルノワール
が走り去るのを目撃していた。遺体の傍にはカッターが
落ちていて傷口は一致。指紋も付着しているとして
検視医であるドゥラットルもラファエルたちに説明する。

検事はソフィアの私物と指紋の照合を求める。
彼女には前歴があるのだとし、解決には時間がかからない
であろうことを告げる。
アストリッドに気づいたことを尋ねると、“フルニエ先生
ではない”と語る。
ソフィアは行方不明で施設内を捜索中であること。
施設はすぐに閉鎖したのに二時間以上探しても見つから
ないとして、忽然と消えたことを語る。

・車の中へ

エプシロン社の駐車場に停めてある車
(車種はセアト・レオンの2020年型。バック
ライトを繋いでいるネオンライトとSのエンブレム
がやたらと派手。)
に乗り込むと二人
は事件について話し合う。アストリッドは
犯行現場で違和感を覚えたことを告げ、何かか引っかかり
ピースがハマらない事を告げる。
ラファエルは一度彼女を家へと送ろうとするが、次の
瞬間車のエンジンはエンストしてしまう。

「バッテリーがあがったのか。」

「最悪だ」と嘆くラファエルだが、アストリッドは
センタークラスタの電源はそのまま映っていることを指摘
し、原因がバッテリーではない事を指摘する。
すると次の瞬間閃光が走り、眩しさのあまりめを閉じて
目を開けるとエンジンが再度かかりはじめる。
更には車の前に血の付いた服を着た女性・ソフィアが
立っていた。

■犯罪資料局 /
Service de Documentation Criminelle

アストリッドは職場に行くと注文していた荷物が届いて
いた。中には新しい「知恵の輪」が入っていた。

■病院 hôpital

ソフィアを病院に運んだラファエル。
彼女はベッドに横たわりヘッドホンをして音楽を聴いて
いるようだった。
看護師(Marion Brest)によると彼女はショック状態の
ままで口を開くこともないので会話出来る状況にはない
とのこと。
ヘッドホンを外そうとした際にはパニックを起こした
こと。渡したスマホは音楽しか聴けないものであること
を語る。

・回想シーン souvenir

ベッドで横になり音楽を聴く男性・バンジャマン・
コスタ (Octave Balikdjian)。そこに5歳のラファエル
がやってきて兄の横に寝そべる。兄は妹にヘットホン
を渡して音楽を聞かせる。

・現代

ソフィアの母(Claudie Arif)が病院に駆けつける。
待合室のソファに座っていたラファエルに何が有った
のかを尋ねる。

「上司のマルクの殺害の疑いがある」

と説明する。

■パリ警察署 / commissariat de Police

ニコラとラファエルは現状を報告し合う。
ソフィアは未だにショック状態から抜け出せていない事。
駐車場の妙な体験のことをエプシロン社に聞いてくれ
たか?と尋ねると、社側は電気がショットしただけだと
いう。しかしラファエルは腕を見せると、ショットで
腕が日焼けしたような状態になるか?と問う。
国の下請け企業なので何処まで情報開示してくれるか
分からないが、当時の警備員は聴取に応じてくれるの
だという。
ラファエルは話を聞くのでニコラたちにはヴァンサン・
ダヴィッド(Viktor Vincent)について調べる様頼む。
ソフィアが病院でSIM CARDを取り上げられる前にスマホ
でメッセージを送っていた人。

「彼らが戻った」

と書かれていた。

・取調室

警備員から話を聞く。
「現場から逃げたのは本当にソフィアなのか。」
そして追いかけた末に「何処で見逃したのか」を問う。
すると見失ったのは駐車場だという。
「最近施設で変わったことは無かったのか」と尋ねる。
警備員は何もないとするが彼にはラファエルと同じ
“日焼けしたような”が有った。
この一週間は天気が悪かったのに不自然であることを
指摘すると、警備員の男は日焼けではなく湿疹だと
言い張る。首が怖いのかも知れないがここだけの話に
するので信用して話して欲しいというが、男は一貫
して話す事は何もないと語る。

■犯罪資料局 /
Service de Documentation Criminelle

書庫で調べものをしているアストリッドの元にラファエル
がやってくる。
今朝寄ったのに来ていなかったことを指摘する。
寝坊したのか? しかしアストリッドは買い物をしていた
と答える。アストリッドのルーティンで考えれば月曜日が
買い物の日なのに何故水曜日なのか。
彼女は買い物は水曜日に変更したとし、その理由を説明
するが・・・

【感想】

政府が関与する研究所”エプシロン社”の研究室で、
そこを管理する研究室長マルク・ブロディがカッター
ナイフで首元を切られて殺害される。
警備員によって目撃されたのはこの会社で働く女性
のソフィア。
しかし肝心のソフィアは現場から消え去り施設の閉鎖後
2時間以上も見つからずにいた。
ソフィアが見つかるまでの間にラファエルたちは
奇怪な現象を目にすることになる。

ドラマの序盤でアストリッドが以下の単語を口にする。
「アブダクションabduction」・・誘拐、略取の意味。

5、6年前にアブダクション(原題はDevil’s Gate)と
いう名前の映画が放映されたことも有るし、原題その
まんまにしてabductionというタイトルの作品も有る。

別の意味では「仮説的推論」とある。

仮説も推論も似たような意味だけど、それらが組み
合わさって断定的決断をしていくことへの違和感は
ぬぐい切れない。

今回のサブタイトルと合わせて考えるとその単語の意味
も合点がいく。

「Le paradoxe de Fermi /フェルミのパラドックス」
気難しいサブタイトルだけれど、その意味は、

“宇宙人が存在する可能性の高さと、現実的にそれを
見たものはなくその証明は困難であることを意味する
もの”とある。
パラドックスはよく見かけるワードだがフェルミとは
それを提唱した物理学者エンリコ・フェルミの名前だ。

宇宙人はAlien。昔の日本の空港の外国人入国審査
ロビーにはAlienという文字が有り問題になったこと
が有るが、日本人にとっては余程外国人を見る視線は
エイリアンに見えたのだろうか。
宇宙人というワードを紐解けば価値観がまるで違い、
理解しがたい言動をするという印象が有る。

刑事ドラマや法廷ドラマの基本の多くはフェルミの
パラドックスと同様の論理が成り立つことがあるの
ではないか。
限りなく犯人に近い者が居て、限りなく有罪である
事は自明の理だと思ってみても、
それを証明できなければ決して有罪になることはない。

普通は検事が刑事にその確証/証拠を求めるものだが、
このドラマの中では全くの逆の方向性を見せている。
如何にして検事がダメなのかが分かる。

また人の心も同様にフェルミのパラドックスの様な
ものを有している。
冒頭からラファエルはフォレスト検事と関係を持って
しまうが、それがいけないものだと分かりつつ、
心と体はなかなか一致しない。

そんな制御の難しい状況の中、世の中では自分も
信用できない事も多いのに他人を信用しなければなら
ない時が有る。「信用」とは何か。これまでにも何度
となくこのドラマでは問いかけて来るものだ。

そして何よりも今回の回想シーンの中に起きている
ドラマは終盤まで誰だか分からない風に作ってある。
少し勘の良い人ならば気が付くがそれがラファエルの
記憶で有り、ソフィアの過去に通じるものがあるので、
より固執した流れがあるのだろうと思ってみていく
ことになる。

■事件・捜査に関して

ドラマでは政府施設そのものが隠ぺいし捜査に
障壁があるものの、科学捜査によってきちんと証明
していく流れとなっている。
勿論すべてが納得するようなものではなかったけれど
ね。

ソフィアが彼を殺害したとは思わなかったけれど
彼女の消え方と現れ方はまさによく分からない。

現場で鑑識していたのはフルニエではなく、
Dr.ドゥラットル。

また警備員やラファエルたちが現場の駐車場にいた
際にそれぞれ不自然な波動のようなものが起きる。
日焼けのようにして、現場にいたものには傷跡が
残るが、ある意味その場に居合わせたもの同士の
烙印みたいなものを押された格好で、アリバイを
崩す流れに利用される。

●殺人事件

・被害者はエプシロン社の研究室長マルク・ブロディ。
・犯行時刻は午前4時。

●現場の証拠

・スタッフの一人、ソフィア・ルノワールが犯行時刻
に現場から逃走するのが目撃されている。
・現場に落ちていたカッターナイフが凶器。
(指紋が付着。後にソフィアのものと一致)
・普通は襲われた側に防御創があるものだが、急所
を一気に切られていること。

●鍵を握るソフィアという人物

今回はソフィアが何者なのかということに尽きる。
見つかった時には突然血の付いたドレスを着ていた。
病院に運ばれるがショック状態で口を利くことも
できない為に捜査が長引くことは必至。

ソフィアには母親が居る。病院に駆けつけていた。
その母親もまた真実を隠していた為になかなか
事件のあらゆる可能性を見つけ出すことは出来ずに
いる。

更にソフィアが少しずつ口を開いて言葉を語りだした
際に彼女の言葉はどれだけ信用できるものなのか。
問題なのは薬物依存症の治療施設にいたこと。

・ヴァンサン・ダヴィッド

ソフィアのスマホを取り上げる直前に連絡を取って
いた人物。メッセージには

「彼らが戻った」

ニコラが調べると彼はUFO研究家で「宇宙人に
誘拐された被害者の会」の会長という肩書きもある。

レストランで今夜アブダクション経験者の集会が
ある。

・過去に二度も失踪している。

1度目は12歳の時のこと。失踪2日後にショック状態
で発見される。
2度目は5年前。
3度目は今回の出来事。時計が6時間ずれていた。

ラファエルは(時計が)イカレてるという言葉を使い、
その言葉は下品であることを指摘。

●事件中盤

アストリッドが何処かに電話したかと思えばなんと
フルニエだった。

フルニエは元軍医で、特殊部隊に同行して診療を
していた経験が有る。ドゥラットルとの違いを述べ、
実験施設での被害者を殺したのがプロの殺人者の
仕業であることを説明する。

「犯人は訓練を受けた人物」
つまり傭兵のテクニックを有している人物だ。

「宇宙人に誘拐された被害者の会」にも出席して
話を聞くことになる。

真実を言っても陪審員を信用しない。だから体験者
動詞としか話さない。
そんな会に出席している人たちは、社会的肩書きも
ある程度高いものを持っている。一人は自動車会社
の幹部だとしていたし、自治会で助役を務めている
もの。ホテルの料理長など・・

・エプシロン社

この会社が開発しているEMPを使った兵器・
電磁パルス兵器。
瞬間的に強いパルス状の電磁波を発して電子機器
を破壊したりする。破壊力は通常の電磁パルス兵器
の20倍とのこと。
それが放たれた瞬間、閃光と同時に施設に容易に
入ることが出来た。

・事件当夜何が?

ソフィアは施設の荷受け担当者。
受け取り伝票があり、ブロディの死の5分前に荷受け
したサインがある。
最後に来て新たな人物が浮上した。
施設に荷物を運んだジャン・シャルパンティエという
運転手。彼にも警備員やラファエルにも刻まれて
いる閃光時の火傷跡がついている。

アブダクションを経験したとするものの原因は多種多様。
集団ヒステリー、PTSD(心的外傷後ストレス障害)。
多くの被害者は幼少期にそれらを患っていて、心の傷
がある。近親相姦、レイプ、いじめ、虐待・・

ラコンブという研究員はそれらを研究していて、話を
引き出した流れは殆どが催眠による年齢回帰療法に
よるもの。

・セルビア語

モリムテ! ネモイメポヴレディティ! ウポモーチ!

ソフィアが取り調べの過程でパニくった際に出て来た
言葉。幼少期の記憶。

セルビアをキーワードに調べていくと、シャルパン
ティエが2009年に結婚して苗字を変えてフランス姓
になっているが元はセルビア国籍だったことが判明。
元の名前はミロラド・メディッチ
「スカラベ」と名乗る民兵組織の元構成員として
虐殺に加担している。

ソフィアは養子。ボスニア・ヘルツェコビア出身。
旧ユーゴスラビアのスレブレニツァの街の出で、
そこでは第二次世界大戦後に欧州でも最悪だと
される虐殺事件が起きてムスリムの男性8千人が
殺されている。

ボスニア紛争の戦争犯罪者と当時の被害者がフランス
の地で偶然出会ってしまった。

ソフィアは彼が戦争犯罪者だと気が付き、彼も気が
付かれたことに気が付いた格好だった。

■その他

●買い物は水曜日にします

アストリッドはこれまで月曜日が買い物だったが
変更された。タナカの店の商品の仕入れは火曜日だ
ということだが、先日の中で彼の甥が水曜日に働いて
いる。
アストリッドにとって「愛」という感情が生まれる
のか。

●「ゴディアスの結び目 / Gordian Knot」

『手に負えないような難問を誰も思いつかなかった
大胆な方法で解決してしまうことのメタファー
「難題を一刀両断に解くが如く」(英: to cut the Gordian knot )
として使われる』

(wikipediaより引用)

●刑事訴訟法75条から78条

予備捜査の間主導するのは検事であるというもの。

●刑事よりも被疑者が何を信じているかが重要だ

過去にラファエルが捜査に於ける信念・信条の一つ
としてニコラに行った言葉。

●信頼はリスクを伴う

アストリッドがウィリアムに忠告した話だけど、
それを今回アストリッドからソフィアに肩入れし
すぎているラファエルに語って聞かせた。

●目から水分が溢れました

何度か見ているラファエルの回想シーン。
捜査が進んでいくと共にその回想シーンに於ける過去
の事象も同時に進んでいく。事件にかかわる内に
「ある人」を思い出しそして涙したところをアストリ
ッドは目にしてそれを指摘した。

更に彼女はこんなことも言っている。

「ラファエルが悲しんでいても助けられない。自分が
異星人のようです」
「困った時に助け合うのが良い友達だ」

悲しみの消化の仕方は人それぞれなのだろう。
自助会でのマックスは悲しい時には放って置いて欲しい
としていた。

「助けようとしないのが一番助かるよ」

●ラファエルとフォレストの関係は?

フォレストの方がラファエルに振られた格好だが、
当時のラファエルは流れからして兄がODこと
オーバードールズで亡くなった頃じゃないのかな。
学校を辞めたとしていたけれど、彼女は進路を変えて
警察学校に行っただけだという。
彼女がフォレストに不満を持っているとしたら、
自分の価値観に合わないことは認めないということ
みたいだ。

●今回の回想シーン

ラファエルと兄のパンジャマン・コストのシーンが
描かれたものだった。
彼は1974年12月1日生まれ。死亡したのは2003年3月4日。
(29歳)

アストリッドもラファエルを心配するあまり彼のこと
を調べていた。

ラファエルはアストリッドに早く打ち明けるべきだ
った事を口にする。

更にフォレストと体の関係を2回も持ってしまった事。

「それがバンってくっついた。2回」
「2回ですからバンバンですね」

●余談だが・・

フランス語の名前の読み方が難しい。

Benjamin = バンジャマン
Delattre = ドゥラットル
Charpentier = シャルパンティエ

【SOUNDTRACKS】

・The Angel by DeLaurentis

【出演】

アストリッド・ニールセン (Sara Mortensen) 犯罪資料局・文書係
ラファエル・コスタ (Lola Dewaere) 刑事・警視
ニコラ・ペラン (Benoît Michel) 刑事
カール・バシェール (Jean-Louis Garçon) 刑事・警視正
アラン・ガイヤール (Geoffroy Thiébaut) 犯罪資料局・局長
アンリ・フルニエ (Husky Kihal) 監察医
アルチュール・オンギャン (Meledeen Yacoubi) 警部補

ジュリアン・フレデリック (Julien Frédéric) 鑑識課
エステバン・アセギャ (Vincent VARINIER) 鑑識課
マティアス・フォレスト (Hubert Delattre) 検事

バンジャマン・コスタ (Octave Balikdjian) 兄、回想
(Marion Brest) 看護婦
ウィリアム・トーマス (Jean Benoit Souilh) 社会力向上クラブ
マックス (Clément Lagouarde) 社会力向上クラブ
アリス (Lizzy Brynn) 社会力向上クラブ、メガネ女性
ブリワ (Clément Langlais) 社会力向上クラブ

(Vincent Chaumont) エイリアングループの男
(Mylène Wagram) エイリアングループの女
ソフィア・ルノワール (Alysson Paradis) エプシロン社荷受け係
ソフィアの母 (Claudie Arif) 実は養母
ドゥラットル・レジスタ (Rémi Cotta) 鑑識

(Benjamin Georjon) エプシロン社の警備員
ジャン・シャルパンティエ (Gary Grines) 運送会社・運転手
(Pierre-Marie Schneider) エプシロン社の責任者
クローディアス・ラコンブ (Nicolas Simon) 宇宙人拉致説研究
ヴァンサン・ダヴィッド (Viktor Vincent) UFO研究家

マルク・ブロディ () 研究室長
ミロラド・メディッチ 民兵組織「スカラベ」= シャルパンティエ

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