DOC あすへのカルテ2 DOC – NELLE TUE MANI 第10話 救い Padri (Fathers)

リンク広告 テスト




DOC(ドック) あすへのカルテ2
(DOC – NELLE TUE MANI)
制作:2022年 イタリア
原作:Pierangelo Sapegno、Pierdante Piccioni

https://www.nhk.jp/p/doc-karte2/ts/LRPGKZ9NQY/

第10話 救い Padri (Fathers)

脚本/Francesco Arlanch、Viola Rispoli
監督/Giacomo Martelli

【STORY】

■ガブリエルのアパート

オーバードーズによって意識を失うガブリエル
はマッシモがすぐに駆けつけ救急に連絡する。
その結果救命士がガブリエルをカートに乗せて
すぐに病院へと運ぶ。マッシモも同乗して病院に
ついていく。

■アンブロシアーノ総合病院

朝、エリーザがやってくると受付にいたテレーザに
挨拶する。エリーザはテレーザの様子がおかしいこと
に気がつく。

「どうかしたの?」
「何が有ったの?」

・ICU

ガブリエルが自殺未遂したことを知ったエリーザは
急いで駆けつける。
その場にいたアンドレアは彼の様態は安定していて
危険は過ぎたことを聞かされる。

「目は醒ますのよね?」

その質問にテデスキは、脳にどの程度の影響が出る
かはまだわからないという。
ジュリアによると意識を失う前にマッシネと話して
いたそうだという事を聞く。マッシモによるとガブリ
エルは凄く混乱しており、このような言葉を言って
いたのだという。

「彼らは幸せだ。僕は逃げた。それとマイナスだ」

「彼らとは何か」・・「それは私達のことではないか?」

エリーザは彼にマッシモとの関係をちょっと大袈裟に
言ってしまったこと。全ては当てつけのつもりだった
がその結果がこれだという。
アンドレアはそれはすべてではないのでなんとも言え
ないとし、他の言葉も発していたことの意味を考える。

「僕は逃げた」
「マイナス」

これはどういう意味なのか。
エリーザは自分が苦しめせいだというが、テデスキは
今はそれを考えずに彼が自発呼吸に戻るのを待とうと
いう。そしたら目を覚ますはず。
交代で見られるようにシフトを組もうというアンドレ
ア。現在リッカルドとアルバは休暇で居ないので
それを考慮に入れなければならない。
またダミアーノも居ないことを聞くとジュリアは意外
な顔を見せる。
エリーザはまずは私からガブリエルを見ている事を
主張する。

・テデスキとジュリア

テデスキは彼女に私が仲間と思われていないのは分かっ
ているがガブリエルの回復を祈っていることを語る。
その彼女にジュリアは一つ尋ねる。

「ダミアーノはどうして休んでいるのか?」

それは聞いていないというテデスキ。

ジュリアはすぐにダミアーノに電話を入れる。

「父のことでローマに行くことになったが急なこと
だったので連絡できなかった。すぐに戻る」

と彼女に語る。

●自販機

マッシモが水のペットボトルを購入する。
そこにテレーザがやってくると彼に一言・・

「私との約束は? 神父様」

マッシモは彼女が少し落ち着いたら話すのでそれ
まではここに居ますと告げる。

・ガブリエルの病室

マッシモは自販機で買った水をエリーザに手渡す。
エリーザはどうしてマッシモが当時彼の家に行った
のかを気にする。

「電話が有り君のことを頼まれた」
「傷つけたくなかった」

といっていた事を語る。
その後に急に電話が切れた為に様子がおかしいと
思い駆けつけたら意識の無い状態だったという。

アンドレアは”命の恩人だ”と語るもマッシモは
“神のご意思だ”と語る。

・ルチーア医師とテレーザが来る

エリーザはルチーアの元で元彼カウンセリングを
行っていたことも有り、

「心理士がもっと優秀ならば良かった」

と嫌味を言う。
それを聞いたアンドレアはガブリエルは患者だった
のかと問う。

パニック発作を起こしていたこと。
この先生の見立てによれば私と離れられないからで
“もう治った”と語っていたこと。

ルチーアはそれに対して補足説明をする。

「発作が始まったのは出発前でエリーザから離れる
時だったし治療が効いたように見えた」

しかしテレーザはその話を聞いておかしい所を指摘
する。

「発作は出発よりも随分前から始まっていた」
「新型コロナがひどかった頃、そしてエチオピアの
女性が亡くなった直後だ」

という。

ルチーアは、ガブリエルとの面談に於いて、

「その女性のことについては何も言っていなかったけ
「一度別れについて口にしたが、そのときはエリーザ
のことだと思いこんでしまった」

エリーザはこれからエチオピア協会に言って話を聞い
てくるというとマッシモもともに行くと語る。

●リッカルドとアルバ

とてもキレイな場所に宿舎が有った。
アルバは部屋を見回し素敵な部屋だと語ると、少し森
を散歩したら湖の畔でキャンドル・ディナーなんて
良いと思わないかとリッカルドに語る。しかし彼には
忘れられない週末にする為の計画が有った。

・「コモ湖の真珠」と呼ばれるペッージョへ。
・コマチーナ島でローマ時代の遺跡を見る。
・ケーブルカーでブルナーテの展望台へ。息を飲む
美しい眺めが有る。

せっかくこんなに綺麗な場所に来ているので一つでも
見逃したらもったいない。明日は、

・ボートに乗る
・レッコにいく。
有名な小説「いいなづけ」の舞台だ。

アルバは圧倒され、「ありがとう」と語る。

●患者・クラウディオ・モルチェッリ

両足に皮疹が出た患者・クラウディオがやってくる。
同行してきたメガネの男性は、自らを彼の友人だと語る。
アレルギーはなく薬も飲んでいないとカロリーナは
アンドレアに語る。ヒザ下に紫斑がある。どう診察
を進めるのかとカロリーナに尋ねるジュリア。
基本的な検査と皮膚生検で血管炎か調べるという。
クラウディオは力が全く出ず深刻なのかと心配して
いた。アンドレアは紫斑を見ると左右非対称である
ことを告げ足を冷水にでもつけたのか?と尋ねる。
この前、写真を撮るために川に入ったとメガネの友人
が語る。

【感想】

ガブリエルが一度に薬を大量に飲み自殺未遂を図る。
彼はパニック発作に苦しみ心理士にも診てもらって
いたが、医師にも隠していたことが有ると発覚して
いく。

宗教や信仰に繋がる流れの多さからすると如何にも
欧州っぽさを感じる。
そして親の存在が宗教やカルトの流れに連動し、
子供に対する影響力として現れるところは皮肉さを
含んで興味深い。

「天使と悪魔」
司祭と教祖。親や子はどちらに属するものなのか。

どんなに大きくなったとしても親は子供の心配を
する。しかしそれがすべての人に当てはまるとは
限らない世の中であり人生だ。

親子関係はいろんなところに有る。

・カロリーナとアニェーゼ
・ダミアーノとその父
・今回の患者親子
・里子を巡るダヴィデとアニェーゼ。

同性同士は上手くいかないことが多いと言われる
けれど、そこには自分の経験が有ってのことなの
か。
今回は親側のエゴが相当な形で目立ったけれど、
すべてが悪いとも言い切れないケースは存在する。

また家庭の事情はなかなか他人には話しづらい所が
有って問題が深刻化することも有る。

ガブリエルが彼女の死に触れたくなかったように
カロリーナがアンドレアに語る。
「私達で言うならロレンツォの死と同じだ」。
この言葉は今回の流れの一つを象徴している。

他人よりも良い生活をしていればそれは何も感じ
ないかもしれないし、敢えて他人に見せつけるか
のようにしてマウントを取っては優越感に浸ろうと
するものも居る。
そこには物質的なものだけでなく、心理的なものが
含まれており、虚しいけれど優越感に浸ることに
よって自我を保とうとする。

人間関係はガラスの様に壊れやすい一面がある。
本音でぶつかるのは関係が壊れる可能性があることに
対して発言には勇気がいるし、他人に迷惑をかける
ときもある。

今回はいろんな要素が満載だったけど、やはり
人を見ていると「喜怒哀楽」が至るところで散見
していて、今泣いたカラスがやっぱり泣いたり笑った
りして忙しいドラマだなと思わさせられた。

●言葉は受け取り方によって強くも弱くもなる

他人への言葉の強さを発揮するのはエリーザが代表的
だが、彼女のその強さは逆に彼女の内面の弱さと
背合わせとして存在している。
多分それは誰にでもあるもので、上述した自我を
保つための自衛手段の一つかもしれない。

コロナ禍に於いて病院は常に国民からのパンチ
ドランカーの如く打たれ続ける。司祭も同様だ。

コロナ禍の状況が特別な悲劇を生んだように順応
性は人それぞれ。環境が違うからね。
弱さを感じるのは人の生死に関わってくるものが多い。
救いを求めたい心は例外なく誰にでもある。

その時にあなたの傍に誰か話を聞いてくれる人は
居ますか?

●真実の賞味期限 / タイムリミット。

映画やドラマだと、「真実の告白」が当の本人意外
から伝わってしまうと途端にすごい勢いでその相手
に不信感を与えるシーンは数多くで見られる。

例え違う形で真実を知ることになろうとも、そこまで
怒ることかなと思うことも有るし、そういう
展開をドラマの中で見ているからか、「一刻も早く
話したほうがいいよ」と心の中で思ったりもする
シナリオは多い。しかしシナリオは意地悪なもので
告白しようとすれば邪魔が入り、タッチの差で相手
が別の人から伝わってしまうのがドラマだ。

● ガブリエルの言葉の意味は?

彼がマッシモとの会話の中で話した言葉の意味を
探る展開がある。
また心理士のルチーアも知っている情報を共有した。
これはエンリコが

言葉は以下のものだ。

「彼らは幸せだ。僕は逃げた。それとマイナスだ」

“彼ら”
“僕は”
“マイナス”

この言葉の意味・真相を探るような流れとなる。

・”彼ら”とは私達のこと(内科の仲間)ではないかと
して可能性を当てはめていく。

・”僕は”逃げたわけだが、何から逃げたのか。

結果としてはいろんな事から逃げている。
コロナ禍に於ける医師の業務も陰性を陽性に
書き換えをしている。
エチオピアの帰国も同様だ。
それに付随する形でナティネットとの婚約も破棄
した格好で、彼女の死に対する罪悪感も抱えていた
ようだ。

・”マイナスだ”
何がマイナスなのか。宗教絡みの流れが多く、
「カルマ」的にはマイナスなことをしている感じ
はするけど・・。結果として彼はコロナの無症状
感染だとされていたけど、自らそれを記載して
逃げようとしていたみたいだ。

◆ナツィネットとの関係

エリーザがエチオピア協会で話を聞いてくる。
電話で済ませることは出来なかったのかは謎。
彼女はガブリエルの婚約者/許嫁だった。
婚約を破棄した罪悪感。更にミラノの彼に会いに
来たことによってコロナに感染したと思っている。

しかしその話を聞いても納得が行かない人は居る。
アンドレアは時系列を探っていく。

「何故発作が起こったのは緊急事態の後だなんて
嘘をついたのか」

◆真実

司祭の襟をつけてガブリエルの病室に来るマッシモ。
どうして自殺を図ったと電話でわかったのかという
アンドレアの質問にマッシモは語る。

「聞けイスラエルよ」
聖書の中の言葉を彼は語っていた。
とにかく話を聞けというもの。
立派な司祭ではないが人の話は聞くことにしている。

先日のアンドレアが踊ったものが偶然のようで必然
だったようなもののように見えてくる。

● マッシモはついに話す。

・PART 1

屋上でのエリーザとマッシモの会話。
わざわざ紙コップの水を持っていったのは意図して
かけられる為のものなのか。神父だけに・・(<-意味不明)

「罪悪感なんて馬鹿げている」
「馬鹿げていない。許しを乞うの勇気がいる。
軽蔑されると思ったんだろうね」

「僕は聖ボスコ教会の司祭だ」

水をかけられたマッシモ。

「マッシモはクソ野郎だった」
「助言する。手加減してやれ。君の攻撃は強すぎる」

・PART 2

エリーザが話を聞いてくれなくなった為に地下駐車場
で待ち伏せして一分だけ話を聞いてほしいと頼む。
医者は当時400人の医療スタッフの死を目にしてきて
アニェーゼが怖くなったことと同様に、マッシモも
過去に司祭に戻った際に棺に囲まれた生活を送って
いたことが描かれたことがある。
誰もがあのときは話を聞いてもらいたくて、聞き役に
徹したものでも、自らの気持ちを同時に語りたいもの
が居たことを忘れてはならない。人間の強さ・弱さ
とはそんなもんだ。

マッシモは神様の仕打ちに怒りを覚えていた。
人への信頼を失った時に出会ったエリーザの存在。
互いに助け合えればよかったのだろうけど、変に
身分を話せなかった為に問題がこじれてしまった。

その会話の手段はインターネットだった。
ネットが悪く言われることも有るが、救われることも
示したよき例だった。

●将来に対する不安

これが一番の核心的なものなのか。
将来が不安だからこそ出来る内に地盤を築こうとする。
それが良い道だと考えて選択するも、自分の本意では
ないところでその選択が動いているものと知った時に
人はどのように感じるのか。

・ガブリエル

将来に対して悲観するものが有ったのかもしれないし、
その辺はまだ分からない。人の死の無情さにマッシモ
同様に参っていたのは確かだ。

・リッカルド

彼は色々と計画を立てる。
それは恋人との旅行の計画だけでなく将来に対する
ことも含まれる。
アルバと居るのに今後展開していくであろう仕事人
との会話。悪い話ではないのだけど、色々と自分
だけで決めずに付き合っている相手に話しても問題
があるとは思わない。寧ろ何故話さないで自分だけで
決めてしまったのだろうか。

・アニェーゼ

娘の将来を考えて行動した。この辺は息子を失った
という過去が作用している可能性もある。
そもそもカロリーナは何を目指したかったのだろうか?

・ダヴィデ

アニェーゼが自分との間に心が離れていることを
理解しもがいている。
里子の親としての関係だけが二人をつなぎとめて
いることを理解していて、マヌエルもまた彼女を
母親とは認めていないところもある。

【患者】

● ガブリエル・キダーネ

救命士によってアンブロシアーノ総合病院に運ばれて
くる。その事実を知らずに過ごしていた面々だけど
中でも朝、悠長な感じで出社したエリーザにとって
はショックが大きいだろう。

初期の段階では「脳にどの程度の影響があるか」
議論の的になり、自発呼吸が出来るようになれば
回復する可能性は限りなく高くなるという。

彼が意識を失う前の言動には様々な謎があるが
その辺は他の項で記載する。

・エンリコとルチーア

ガブリエルの症状についてエンリコは既に知って
いた。アンドレアは激怒していたが、エンリコと
しては医者と患者の守秘義務があると正論を語る。

。自発呼吸トライアル

一度目は失敗した。
二分で低酸素血症になったという。

コロナで肺を痛めているのか、鎮静剤でそれが悪化
しているのか。

・肺のCT検査

ガブリエルの肺の映像を見る。
検査技師の男性は以前にロレンツォが病気になった
時の代役的医師だったよね。
「スキルが足りないから見抜けなかった」
みたいに激怒されていたことが有ったけどね。

この検査表を見ると、検査したのは2021年11月24日
検査の対象であるガブリエルの年齢らしきものを見る
と、1972年6月1日とあるけど、彼はもうそんな年齢
なのか?
2つの肺のCTのカルテを見比べていたよね。

・結果

当時の採血を改めて検査で調べる。
感染した医者はモニターするために採血されていた
ので冷凍庫に残っている。
その結果、彼は「無症状感染」ではなく、感染して
いないのに書き換えをして事実を捻じ曲げていた。
誰もが戦っていたのに逃げようとした。
「マイナス」の意味は「(コロナの)陰性」であり、パーティー
での集まりを見て自分を恥じて押しつぶされてしま
ったものだった。

● クラウディオ・モルチェッリ

患者 : クラウディオ
両親・近親者 : 母親は既に他界。父はモデナに
美食の帝国、パスタのトルテリーニで財を築いて
いる。しかし息子は父とは会いたくないとしている。
同行者 : 謎のメガネの男が同行。

両足に皮疹が出ている患者。
アレルギーはなく、薬も服用していない。
膝下に紫斑があるのを発見。

基本的な検査と皮膚生検を行い血管炎の可能性を
見つけようとする。

紫斑は左右非対称であり、足を冷やして出来たもの
なのかを尋ねる。川に入って写真を撮ったことが有る
との証言から二次性の血管炎、
「クリオグロブリン血症」の可能性を語る。
血液検査で確定診断が出来るもの。

・メガネの友人の不審な行動

これ以上は力になれないとして彼は帰ってしまう。
そして患者のクラウディオに対して言葉を残して
いく。
「君が話せば”危険が及ぶ”」
「何も言わないと”約束する”」

・検査の結果

足の皮疹が出来た原因はやはり【クリオグロブリン血症
III型】だと判明。肝臓へのウイルス性感染で9割は
【C型肝炎】から起こる。

肝炎の状態を確認しなければならない。
感染は主に血液を介してだけ起こる為に、あの”友人”
とは恋人なのかと尋ねる。
注射器、ピアスの道具を共有していないのかを聞くも
それを否定される。

アンドレアによるとだいぶ前に感染していた可能性
を指摘する。

アンドレアは患者の父親・サヴェリオと会いたいと
いう。同じ父としての連帯感に訴える。

・父親からの情報

一緒にいた眼鏡の男はカルト教団の指導者/教祖だった。
裕福な家庭の子を狙って近づく。苦境に漬け込んで
親から引き離す。息子は母親を亡くした後だった。

教祖は常々「記憶は捨てて今を生きろ」と語っていた。
星印みたいなシンボルのタトゥーをいれていた。

クラウディオを調べてみれば腕に手彫りのタトゥーが
あり針の消毒が不十分が故に感染源がここにある
と考える。

・逃亡

隙を突いて患者は病室から抜け出した。
教団の場所は誰にも分からない。
戻ったら急いでフィブロスキャン検査肝生検をし
肝炎のステージの見極めをしなければならない。

・川沿いで発見

二人の救命士によって運ばれてくる。
川沿いで漁師が見つけたもの。
肺炎の急性憎悪となる。

教団にいくも結局そこは空っぽだった。

【その他】

●リッカルドとアルバの関係の行方

アルバとのデートの為に病院を休暇した。
コロナでなかなか休みが取れなかったことも有るが、
アルバは母親と死別し、そしてコロナ禍の忙しい
病院からは母親の療養の為に離れていたことも有り
コミュニケーションが圧倒的に不足している。

更にアルバが居ない病院ではリッカルドとカロリーナ
の関係が近づいているのではないかとする嫉妬心と
現実的な問題もある。

そして突拍子もない流れの中で突然出てきたリッカル
ドの「街角診療」(Street Health)の話。
アンドレアがコロナ禍が過ぎ去った後にも公園診療
をしていたことがあるし、それに手伝っていた事も
あるのでそれで目覚めたのかな。

・小説「いいなづけ / I Promessi sposi」(1827年)
(Alessandro Manzoniの長編小説)

「街角診療」はダミアーノの「個人診療」の流れと
対照的に映る。病院の゛公的医療」を信用しているか
居ないかどうか。

●ジ・アニェーゼ。

アニェーゼにとっては審判の日だった。
彼女が抱えている問題が全て剥がされる。

A) 親子面談

ソーシャルワーカーのレンティーニの元に、
アニェーゼとダヴィデ、そしてマヌエルの三人で
会って家庭の状況を聞かれる。

“あなたたちの関係”を尋ねられた際には、どのあなた
たちなのかが分からない始末。
夫婦の関係のことを聞かれた訳だが、ダヴィデが
「順調です」と語ったのに対してアニェーゼは同調
するように無難に「同じです」と語った。

これがまたダヴィデの癪に障る。

二人の関係を現在繋ぎ留めているのが里親の役割だけ。

B) 裁判所 (IVSTITIA)

アンドレアが証言に行くと三人の男性検事らしき
人物から事情を聞かれる。一人1つずつ質問される。

「調査対象と元夫婦関係でなくともそのように熱弁
をふるいましたか?」

「病院運営に市場を持ち込んでいるという印象を
受けたことはありますか?」

「第一志望の病院が研修医として受け入れることを
既に決めていた。ところがそれをティベリ院長が
何らかの方法でひっくり返した」

●親子対面

・ダミアーノと父

ローマの公園で鳩に餌を与えるダミアーノの父に会い
に行く息子。ダミアーノの父はローマの病院で
勤続30年の看護師長だった。
コロナのせいで理不尽な目に有ったとしている。

麻酔が必要な患者が居たが麻酔医が居なくて彼が
麻酔を打つ。助けたい気持ちで医師にしか許されて
いない麻酔を看護師が打ってしまった。
その結果裁判にかけられることになる。

日本でも救命士にどれだけ医療的なことをさせるか。
看護師にもどれだけの領域まで医療の分野に踏み込み
させるのかはよく議論になることだけど、麻酔は
量が難しいと言われているので難しいかもしれないね。

しかしカルーソは彼の父親を無罪にする為の証人を
見つけているようで、ダミアーノに対して前回の
エピソードの中で、ロレンツォに関する秘密に
していた入院前の診断書を渡すことだった。
2020年2月付の診断書。

「内科全員がそれを知りながらみんなで隠していた」

・クラウディアとサヴェリオ

今回の患者と父親の関係。
心が弱っている時こそその隙間に入り込む蛇のような
カルトの存在がある。
息子とのコミュニケーションが少なかった為に
色々と誤解が有った面もある。
母親の死についてはファンティ家の子供のように
なってしまったし、父親として仕事人間になって
いたのは妻の死のこともあるし、会社を守るために
戦ってきていたのだろう。
その父親から息子とメガネの男(オクタグラム教団の
指導者)のことを聞く。

本名すら名乗らないカルト教団の指導者。

●元カノ元カノ元カノに対する視線

「鮫鮫鮫」みたいなタイトルだけど、元カノとは
アニェーゼ、ジュリア、アニェーゼのことで、
アンドレアとの深い関わり合いの時系列を抜き出した
ものだ。

アンドレアは裁判の証言の準備を一緒に行うとして
アニェーゼを自宅に招いた。
ジュリアは至るところで鋭い目で相手のことを見る。

「視線」という意味では病室でマッシモが司祭だと
知るテレーザが彼の目を見て話していたのが印象的。

・証言の準備

「備品の調達」「安全対策」「人員管理」「優先順位
の再調整」

そのうちの何を責められるのか。
ちょっと沈んだ雰囲気の際にアンドレアが冗談を言っ
て彼女を笑わせる。

「カットだ。緊急事態の間、君のヘアカットは
酷かった。聞かれたら正直に”酷かった”と言うしか
ない」

●人はうわ言で比喩は出ない

ガブリエルがマイナスだと言った理由について話した
言葉の意味を考えていた時にアンドレアがカロリーナ
に対して言った言葉。

●病院が訴えられすぎる

こんなに訴えられたり疑われたりすれば、医師として
もやりづらい。どんなにコンプライアンスを設けた
としてもそれをすり抜けてくる。ケースバイケース

また別のものは興味深いことを述べる。

「ここは病院なのに時々法定にいる気分になる」

【SOUNDTRACK】

・Firestones by Tony Brubdo / Nico Brundo
・Breathe
・Nothing but you
・Kryptonite

・I’ll Find you in the dark
・Need you right now
・Changed at all

【CAST】

アンドレア・ファンティ (Luca Argentero) 元内科医長
ジュリア・ジョルダーノ (Matilde Gioli) 医師、アンドレアの恋人
アニェーゼ・ティベリ (Sara Lazzaro) 外科医、元アンドレアの妻
マルコ・サルドーニ (Raffaele Esposito) 内科医長、秘密を持つ

エンリコ・サンドリ (Giovanni Scifoni) 精神科医
*ロレンツォ・ラッザリーニ (Gianmarco Saurino) 内科医
リッカルド・ボンヴェーニャ (Pierpaolo Spollon) 医師、アンドレア慕う
アルバ・パトリツィ (Silvia Mazzieri) 研修医
エリーザ・ルッソ (Simona Tabasco) 研修医
ガブリエル・キダーネ (Alberto Boubakar Malanchino) 研修医

テレーザ・マラルディ (Elisa Di Eusanio) 看護師
カロリーナ・ファンティ (Beatrice Grannò) アンドレアの娘
チェチーリア・テデスキ (Alice Arcuri) 感染症科
ウンベルト・カルーソ (Massimo Rigo) 事務長

*ゾエ (Virginia Bernardini) 看護師 il piccolo
エドアルド・ヴァレンティ (Gaetano Bruno) 外科医
ダミアーノ・チェスコーニ (Marco Rossetti) 医者
Dr.ルチーア・フェッラーリ (Giusy Buscemi) 心理士

ダヴィデ (Simone Gandolfo) アニェーゼの現在の夫
マッシモ・ジェンティーレ (Lorenzo Frediani) 聖ボスコ教会司祭
マヌエル (Virgilio Mongelli) 里子
*コスタンツァ (Alessia Giangiuliani)  秘書

サヴェリオ・モルチェッリ (Federico Vanni) クラウディオの父
クラウディオ・モルチェッリ (Alex Lorenzin) クリオグロブリン血症
(Paolo Giovannucci) ダミアーノの父
ダニエーレ (Enzo Saturni) ローマの病院
(Vittorio Ciardo) 首席検事
(Ivan Zerbinati) オクタグラム教団の教祖

レンティーニ (Paola De Crescenzo) 社会福祉士/里子里親の調査観察員
放射線技師 ()
ナツィネット・ベケレ / Natsinet Bekele

スポンサーリンク
レンタグル大336

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レンタグル大336